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2025年12月12日

血管内治療中の攣縮で予後悪化、その予防薬は日本だけ未承認

2025  12月  ドイツ


脳の太い血管がつまったときに行う血管内治療(カテーテルで血栓を取りにいく治療)は、いまや標準治療になっている。

ところが、その手技の途中でときどき起こる「血管攣縮」(血管がキュッと細く締まってしまう現象)が、どのくらい患者の予後を悪くしているのかは、はっきりしていなかった。

また、攣縮が起きたときにカテーテルから直接ニモジピンという薬を流すと本当に効果があるのかも、十分なデータがなかった。そこで、「どんな人に攣縮が起こりやすいのか」「攣縮が起こるとその後の生活の質や死亡にどれくらい影響するのか」「攣縮に対するニモジピン動注は役立つのか」をひとまとめにくわしくしらべてみたそうな。

2025年12月11日

アスピリンも、代替薬も効かない?再発予防“サラサラ薬”治療の限界が露わに

2025  12月  アメリカ


アスピリンをきちんと飲んでいたのに脳梗塞を起こしてしまう人は少なくない。このような場合、医療現場では「アスピリンが効かなかったのなら、別の抗血栓薬に変えたほうがよいのではないか」という考え方が一般的である。

しかし、薬を変えることで本当に再発が減るのかについては、これまで十分に整理されていなかった。

そこで、この疑問に答えるため、アスピリン内服中に脳梗塞を発症した患者で薬剤変更がどれほど意味を持つのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年12月10日

脳内出血の手術、ほんとうに必要なのか? STICH 以降に揺れる“血腫除去”の真実

2025  11月  中国


脳内出血(ICH)に対して血腫を取り除く手術は、STICH や STICH II といった大規模試験で効果がはっきり示されず、長いあいだ積極的には行われてこなかった。

しかし近年、体への負担を減らした「低侵襲手術(MIS)」が登場し、条件をしぼれば効果があるのではないかという研究が増えてきている。

そこで、これまでの手術成績をまとめて比較し、「結局どの手術がどこまで役に立つのか」をくわしくしらべてみたそうな。

2025年12月9日

異常率が高すぎる――コロナが脳に残す痕跡とその不可解な沈黙

2025  10月  中国


COVID-19 は当初、主に肺の病気として知られていたが、近年は脳や神経にも大きな影響を与えることがわかってきた。

とくに、脳卒中につながりうる血管障害や白質のダメージ、微小出血などの報告が増えている。しかし、それらがどの程度の頻度で起こるのか、全体像ははっきりしていなかった。

そこで、COVID-19 患者や回復者の脳画像データを幅広く集め、脳がどのように影響を受けているのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年12月8日

未破裂脳動脈瘤の「予防手術」は本当に必要か──10人に1人が重い障害を負う現実

2025  12月  


未破裂の脳動脈瘤は、破裂するとクモ膜下出血を起こし、命に関わる非常に危険な状態になる。そのため、破裂する前に治療するべきかどうかを判断するときには、「自然に破れる確率」と「治療自体のリスク」の両方を比べる必要がある。

しかし、これまで一般に広まっていた手術リスクの数字は、一部の専門施設や優れた術者によるデータに偏りがちで、世界全体の実情を反映しているとは言いにくかった。特に開頭クリッピングは「昔より安全になった」と語られてきたが、その裏付けとなる大規模データは不足していた。

そこで、世界20施設・3705例という大規模な国際データを用いて、未破裂脳動脈瘤の予防的手術が現在どれほど安全なのかを実際の数値としてしらべてみたそうな。

2025年12月7日

パンデミック収束後の罠:日本人男性に起きたコロナ後のくも膜下出血

2025  9月  日本


COVID-19は、感染後に血管が弱くなる、炎症が続く、血が固まりやすくなるといった影響は依然として報告されている。

その中でも、脳の動脈が裂ける「動脈解離」がCOVID-19と関連して起きるケースは非常に少なく、特に前大脳動脈A1部での解離は極めてまれである。

そこで、COVID-19回復期の患者に重症のくも膜下出血が発生した例を通して、見落とされがちな“感染後の脳血管リスク”をくわしくしらべてみたそうな。

2025年12月6日

脳動脈瘤の本当の恐怖は“説明”から始まる。最新研究が示した心理ダメージ

2025  12月  ハンガリー


未破裂の脳動脈瘤は、ほとんどが無症状のまま見つかる。一方で、破裂するとくも膜下出血になり重い後遺症を残すこともあるため、多くの人が「やがて破裂するのでは」と不安を抱きがちである。

しかし、破裂した人と、破裂していない人の心の状態や生活の質が実際にどう違うのかは、これまで十分に調べられてこなかった。

そこで、両者を同じ基準で比較し、心理面や認知面が生活の質にどのようにつながっているのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年12月5日

心房細動の進行を止める薬はすでに存在したのか――糖尿病薬メトホルミンが見せた意外な“心臓保護力”

2025  12月  デンマーク


心房細動は脳梗塞の主要な原因であり、一度起こると心房の性質が変わり、発作が続きやすくなることが知られている。

この「心房リモデリング」が進むほど、脳梗塞の危険は高くなるため、リモデリングの進行を抑える方法が求められてきた。

最近、糖尿病薬メトホルミンが炎症や代謝の乱れを整える作用を持つことから、心房細動の起こりやすさに影響する可能性が指摘されている。
しかし、リモデリングそのものを長期間おさえられるかどうかは、まだはっきりしていなかった。

そこで、人間に近い特徴を持つ馬を使い、メトホルミンが心房細動の進行をどこまで抑えられるかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年12月4日

2025年12月3日

ワクチン接種者を除外した理由──COVID後の脳梗塞リスクは本当か?

2025  11月  スウェーデン


COVID-19のあと、心臓や脳の病気になるリスクがどれくらい続くのか、特に入院を必要とした重症例と軽症例で差があるのかは、これまで十分に分かっていなかった。

そこで、スウェーデン全国のデータを用いて、COVIDのあとに心臓と脳血管の病気、そして死亡のリスクがどのように変化するかを長期にわたってくわしくしらべてみたそうな。

2025年12月2日

再発は減る、でもボケる?──降圧薬が脳に与えるもう一つの代償

2025  11月  中国


急性期脳梗塞に対して降圧治療をいつ開始するべきかについては、いまだ明確な基準が定まっていない。

特に、治療の開始時期が発症後の認知機能に与える影響は十分に検証されていない。

そこで、降圧治療の早期開始と遅延開始による認知機能の違いをくわしくしらべてみたそうな。

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