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2026年7月2日

砂糖入りコーヒーは血圧を上げない。しかし健康効果は消える

2026  6月  中国


コーヒーやお茶は、心血管病リスクを下げる可能性がある飲み物としてしばしば語られてきた。しかし過去の研究では結果が一致していない。

その理由のひとつとして、砂糖や甘味料を入れて飲む習慣が十分に考慮されてこなかった可能性がある。

そこで、無糖のコーヒー・お茶と、甘味付きのコーヒー・お茶を分けて、脳卒中を含む心血管病リスクとの関係をくわしくしらべてみたそうな。

2026年7月1日

「早期リハビリが効いた」は本当か?脳卒中の自然回復を“治療効果”に見せる論文の罠

2026  6月  中国


脳内出血は、運動機能だけでなく、認知機能や感情面にも長期的な影響を及ぼす疾患である。発症後に認知障害、うつ、不安を経験する患者は少なくない。

これまでの研究では、出血量、出血部位、脳萎縮、病前の認知機能など、発症前または発症時点の要因に注目するものが多かった。しかし、発症後のリハビリテーションの経過が、その後の認知障害や感情障害にどう影響するかは十分に明らかではなかった。

そこで、脳内出血後1年間のリハビリテーション軌道が、長期的な認知障害、うつ、不安にどのように関係するかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月30日

脳動脈瘤を塞いでも、くも膜下出血は防げない

2026  6月  日本


未破裂脳動脈瘤のクリッピングは、くも膜下出血を予防する目的で行われる。

しかし、治療して瘤を閉じても、その後に新しい動脈瘤ができたり、残された未治療瘤が大きくなったりする可能性がある。

予防的治療である以上、手術直後の成績だけでなく、長期的にどのくらい新生瘤や未治療瘤の増大が起きるのかを知る必要があるのでくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月29日

治療しないくも膜下出血は、なぜ予後がいいのか

2026  6月  オランダ


くも膜下出血というと、多くは脳動脈瘤破裂が原因として語られる。しかし実際には、出血しているのに原因となる動脈瘤が見つからない「非動脈瘤性くも膜下出血」も存在する。

このタイプは、動脈瘤性くも膜下出血に比べて予後がよいとされ、とくに中脳周囲型では「良性」と説明されることが多い。

しかし、本当に長期的にも問題が少ないのかを長期追跡し、機能予後、復職、生活の質、残存症状をくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月28日

脳死まで1日──心停止くも膜下出血と臓器提供の不穏な関係

2026  6月  フランス


動脈瘤性くも膜下出血は、突然死に近い形で発症することがある。

なかでも院外心停止を起こした場合、その後にどれだけ神経学的に回復できるのかはよくわかっていなかった。

そこで、院外心停止を伴った動脈瘤性くも膜下出血の患者について、6か月後の転帰を臓器提供可能性もふくめくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月27日

血栓溶解を受ける患者の3割は軽症脳梗塞──その治療、本当に必要だったのか

2026  6月  シンガポール


軽症の脳梗塞に対して、血栓を溶かす治療をすぐに行うべきかどうかは、長く議論されてきた問題である。

脳梗塞では「早く血流を戻す」ことが重要とされる。しかし、症状が軽い患者にまで一律に静注血栓溶解療法(IVT)を行えば、本当に利益があるのか。むしろ出血などの害が増えるのではないか。

そこで、Doheim らによるRCT限定メタ解析(https://doi.org/10.1212/wnl.0000000000213863)を取り上げ、この問題を整理してみたそうな。

2026年6月26日

4Hz・5Hzのバイノウラルビートは、脳卒中後の脳を再調律するのか

2026  6月  イラン


多発性硬化症では、ストレスへの反応や、自律神経の回復が乱れやすいと考えられている。ストレスがかかると、体内ではコルチゾールというホルモンが変化し、心拍や自律神経にも影響が出る。

バイノウラルビートは、左右の耳に少し違う周波数の音を聴かせることで、脳や体の反応を変える可能性がある音刺激である。安全で、体に傷をつけない方法なので、ストレスをやわらげる手段として注目されている。

そこで、多発性硬化症の人で効果があるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月25日

リハビリ室に通う意味はあるのか:脳卒中上肢麻痺と遠隔リハの現在地

2026  6月  中国


脳卒中後には、多くの患者で上肢の運動障害が残る。上肢の麻痺やこわばり、感覚障害、運動制御の低下は、日常生活の質を大きく下げる。

従来のリハビリは、病院や施設に通う必要があり、時間・場所・医療資源の制約を受けやすい。そこで、インターネット、ビデオ通話、スマート機器、ウェアラブル機器などを使った遠隔リハビリが注目されている。

しかし、脳卒中後の上肢機能に対して、遠隔リハビリがどの程度有効なのかは十分に整理されていなかった。そこで、ランダム化比較試験に限定して、遠隔リハビリの効果を系統的に評価してみたそうな。

2026年6月24日

“治療された患者”だけで語る進歩:くも膜下出血20年史の落とし穴

2024  11月  アメリカ


動脈瘤性くも膜下出血の治療は、この20年で大きく変化してきた。従来のtriple-H療法や抗線溶療法の位置づけが見直され、破裂動脈瘤に対する治療も、開頭クリッピングから血管内治療へと比重が移ってきた。

また、米国では人口の高齢化も進んでおり、患者の重症度や背景も変化している。

そこで、米国の全国入院データを用いて、自然くも膜下出血の発生、治療方法、転帰が2001年から2020年にかけてどう変わったかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月23日

再開通信仰にだまされるな:軽症脳梗塞と血栓溶解の落とし穴

2026  6月  カナダ


脳梗塞では、詰まった脳の血管が再び通ること、つまり再開通することが、回復のよさと強く関係すると考えられている。

しかし、症状が軽い脳梗塞でも、実際に脳の血管が詰まっている場合、その血管が開くかどうかで、その後の回復にどれほど差が出るのかは十分にわかっていなかった。

そこで、軽症脳梗塞の患者で、治療後に血管が再開通したかどうかと、早期および90日後の回復との関係をくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月22日

クラゾセンタンは本当に効いたのか?『RECOVER研究』の正体は“後ろ向き解析”

2026  6月  日本


動脈瘤が破れて起こるくも膜下出血では、その後に脳の血管が細くなる「脳血管攣縮」や、それに続く脳の血流不足が問題になる。

クラゾセンタンは、この血管攣縮を防ぐ目的で使われる薬である。しかし、どの患者にも同じように役立つとは限らない。

そこで、クラゾセンタンの効果が患者の体格や重症度によって違うのかをくわしくしらべてみたそうな。

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