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2023年7月30日

クロピドグレル投与:脳卒中の回復妨げる?

2023  7月  オーストラリア


クロピドグレルは世界で最も処方されている抗血小板薬の一つであり、脳梗塞予防に用いられている。

クロピドグレルはP2Y12受容体への拮抗を介して抗血小板活性を発揮する。

クロピドグレルの当初の臨床試験では考慮されていなかったことがある。

じつはP2Y12受容体は脳の免疫細胞であるミクログリアにも発現しており、この受容体が細胞損傷部位へのミクログリアの移動を促している。

ミクログリアのP2Y12受容体が阻害されると、ミクログリアは損傷部位に移動する能力を失い、必要な修復プロセスを遂行できなくなる。

この影響をたしかめるべく、脳卒中後のマウスにクロピドグレルを投与して、運動能力や認知機能の回復、生存率や体重、血管や免疫の変化についてくわしくしらべてみたそうな。

2023年7月29日

夏じゃない! 脳卒中の季節性を暴く

2023  6月  アメリカ


脳内出血の発症率の季節変動は世界中で研究されているが、一貫性がなく相反する結果が得られている。

とくにアメリカ全土における脳内出血発症率の季節変動は過去10年間報告されていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2023年7月28日

アスピリンの暗黒面:脳出血増大 JAMA

2023  7月  オーストラリア


抗血小板薬であるアスピリンは、最近の否定的な知見にもかかわらず、脳梗塞予防にあいかわらず広く使用されている。

低用量アスピリンの有効性の根拠となる臨床試験では、そのほとんどが70歳未満の集団についてのものである。

そこで、高齢者を対象とした臨床試験ASPREE(Aspirin in Reducing Events in the Elderly)でくわしくしらべてみたそうな。

2023年7月27日

脳卒中患者の不思議な幸せ:寝たきりでも満足27.2%

2023  7月  中国


寝たきり脳卒中患者の生活満足度を評価し、人口統計学的、社会的、医学的因子との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2023年7月26日

スタチン使用が脳卒中後の筋力回復を阻害?

2023  7月  日本


スタチンが筋肉の健康に及ぼす影響は十分にわかっていない。

そこで、脳卒中後のサルコペニア患者において、スタチンの使用が筋力および筋肉量の回復に及ぼす影響をくわしくしらべてみたそうな。

2023年7月25日

血栓除去術:新たな希望か隠れた危険か?

2023  7月  イタリア


大血管閉塞(LVO)による軽症の脳梗塞にたいして、

発症後4.5時間未満の静脈内血栓溶解療法(IVT)と6時間未満での機械的血栓除去術(MT)を併用した場合の患者の転帰を、

IVT単独の場合とくわしく比べてみたそうな。

2023年7月24日

追跡不能:血栓除去術の闇

2023  7月  ドイツ


カテーテルを使った機械的血栓除去術(MT)は大血管閉塞型の脳梗塞治療に適用される。

しかし現実条件下でMTを受ける患者は、有効性の根拠となった臨床試験での最適化された組み入れ基準から大きくはずれていることが少なくない。

さらに、術後90日におこなわれるフォローアップデータが欠落(Missing outcome data:MOD)している患者が 8- 20%あることも報告されている。

これらMODは治療効果を過大評価する可能性の一因でもあるので、MODのメカニズムをあきらかにするべく関連要因をくわしくしらべてみたそうな。

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