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2026年9月8日

脳梗塞も脳出血もシロスタゾール?――“血液サラサラ薬”の意外な実力

元
2026  9月  台湾


脳内出血では、血のかたまりである血腫が脳を圧迫するだけでなく、赤血球が壊れたあとの物質も脳を傷つける。そのため、血腫をできるだけ早く片づけることが重要である。

近年、脳脊髄液や老廃物を首のリンパ節へ流す「硬膜リンパ管」が、血腫の除去にも関係していることがわかってきた。

シロスタゾールがこの硬膜リンパ管を増やし、脳内の赤血球の除去を促すことがわかっている。ただしシロスタゾールは抗血小板薬でもあるため、脳出血を悪化させる心配がある。

そこで、通常の臨床に近い量のシロスタゾールを飲ませたとき、血腫の除去と回復を助けながら、出血を悪化させないかをくわしくしらべてみたそうな。

2021年7月19日

アジア人の再発予防に適した抗血小板薬は

元
2021  5月  韓国


抗血小板療法は非心原性脳梗塞やTIA患者の再発予防によく用いられる。

しかし、推奨される薬の種類はほとんどが欧米人の臨床試験結果に基づいている。

アジア人は欧米人よりも動脈硬化性の狭窄や小血管閉塞の頻度が高い。
小血管閉塞のおおさはまた、脳出血を起こしやすいことを意味する。

そこで、アジア人に適した抗血小板薬の種類をあきらかにするべく、メタアナリシスをこころみたそうな。

2026年4月29日

クラゾセンタンは効かないのではない――役に立たないだけ?

元
2026  4月  日本


くも膜下出血のあとに起きる「遅発性脳虚血(DCI)」は、その後の回復や後遺症に大きく関わる重要な問題である。これまでは、脳の太い血管が細くなる「血管攣縮」が主な原因と考えられてきた。

しかし近年、血管攣縮を減らしても、必ずしも患者の予後がよくなるわけではないことがわかってきた。つまり、くも膜下出血後の脳障害は、血管攣縮だけでは説明できない可能性がある。

クラゾセンタンは、血管を強く縮めるエンドセリンという仕組みを抑える薬である。海外試験では血管攣縮を減らしたが、機能予後の改善ははっきりしなかった。一方、日本ではニモジピンを使わない条件でクラゾセンタンの有効性が報告され、実際の臨床データも集まりつつある。そこで、日本のデータをもとに、クラゾセンタンの役割と今後の併用療法の可能性を整理してみたそうな。

2024年7月28日

くも膜下出血治療に革命!クラゾセンタンがもたらす未来

元
2024  7月  イタリア


動脈瘤性クモ膜下出血(SAH)に関連する脳血管攣縮と遅発性脳虚血(DCI)の管理は、脳神経外科において重要な課題であり、これらの予防と治療は患者の神経学的転帰に大きな影響を与える。

従来、ニモジピンが主流の薬物療法であったが、その短い半減期や薬物相互作用、低血圧などの副作用により最適とは言えない。

この状況を改善するために、エンドセリン受容体拮抗薬であるクラゾセンタンが注目されているそうな。

2025年10月13日

日本発・クラゾセンタン論文、AIの判定は「要注意」。信じてはいけない理由。

元
2025  10月  日本


くも膜下出血(aSAH)は依然として重い後遺症を残す病気であり、とくに発症後に起こる遅発性脳虚血(DCI)が問題である。

世界的にはニモジピンがDCI予防に使われているが、日本では未承認であるため、これまでファスジルやシロスタゾール、スタチンが代わりに用いられてきた。

2022年に登場したクラゾセンタンは、脳血管攣縮を抑える新しい薬として期待されている。
そこで、クラゾセンタンの使用が実際に予後を改善するかどうかを、日本の複数施設データを用いてくわしく検証してみたそうな。

2021年7月26日

再発予防によい抗血小板薬の組み合わせ

元
2021  7月  韓国


脳梗塞後の再発予防に抗血小板薬が用いられる。

このときの抗血小板薬の種類と組み合わせの効果の違いはよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2023年9月13日

血管攣縮(れんしゅく)治療の現実と裏側

元
2023  8月  フランス


動脈瘤性くも膜下出血後の血管攣縮と遅発性脳虚血は、患者の死亡と神経学的転帰不良と関連している。

そこで、血管攣縮と遅発性脳虚血をターゲットとしたすべての治療戦略の有効性をネットワークメタアナリシスでくわしくしらべてみたそうな。

2025年6月4日

くも膜下出血の本当の敵は誰だ──DCIというスケープゴート

元
2025  5月  日本


くも膜下出血(aSAH)は、命に関わることも多いタイプの脳卒中で、助かっても重い後遺症が残ることが多い。そのなかでも、発症から数日たってから起きる「遅発性脳虚血(DCI)」が、回復をじゃまする大きな原因になっている。

これまでDCIは「血管が縮むこと(血管攣縮)」が原因と考えられていたが、それを抑えても良くならない人が多い。だからこそ、DCIのほんとうの仕組みや、それに効く治療法をくわしくみなおしてみたそうな。

2025年1月23日

日本人へ警告!サラサラ薬の新常識、用量は半分が正解?

元
2025  1月  中国


脳卒中の再発予防には、抗血小板薬の使用が重要だ。しかし、抗血小板薬は血栓を防ぐ効果がある一方で、出血リスクを伴う。

このバランスをどう取るかは、脳卒中経験者にとって大きな課題である。

そこで、低用量の抗血小板薬が標準用量と比較してどのような効果やリスクがあるのかをメタ解析でくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月20日

MRIでラクナ発見→一生サラサラ薬? その常識に根拠はあるのか

元
2026  7月  韓国


MRIで白質病変(WMH)やラクナ、微小出血などの脳小血管病(cSVD)が偶然見つかることは珍しくない。

こうした所見は将来の脳卒中リスクと関連するため、脳卒中や心筋梗塞などの動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)の既往がない人にも、抗血小板薬が経験的に処方されることがある。

しかし、無症候性のWMHやcSVDに対して抗血小板薬が初回脳卒中を予防できるかは明らかではない。そこで、ASCVD既往のない人を対象に、抗血小板薬の使用と脳卒中発症との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2025年9月11日

日本人医師が明かす──くも膜下出血死亡の本当の原因は“血”ではなく“手術”?

元
2025  9月  日本


脳血管攣縮は、ふつうは「くも膜下出血」がきっかけで起こる合併症として知られている。これが起こると脳の血流が悪くなり、後遺症につながりやすい。

破れていない動脈瘤(未破裂動脈瘤)を手術でクリップしたあとに血管攣縮が起こることは、ほとんどないと考えられてきた。だが実際には報告例が少なく、詳しい経過や治療の効果はあまり分かっていない。

今回、未破裂動脈瘤のクリップ治療後に血管攣縮が起きたそうな。

2025年12月12日

血管内治療中の攣縮で予後悪化、その予防薬は日本だけ未承認

元
2025  12月  ドイツ


脳の太い血管がつまったときに行う血管内治療(カテーテルで血栓を取りにいく治療)は、いまや標準治療になっている。

ところが、その手技の途中でときどき起こる「血管攣縮」(血管がキュッと細く締まってしまう現象)が、どのくらい患者の予後を悪くしているのかは、はっきりしていなかった。

また、攣縮が起きたときにカテーテルから直接ニモジピンという薬を流すと本当に効果があるのかも、十分なデータがなかった。そこで、「どんな人に攣縮が起こりやすいのか」「攣縮が起こるとその後の生活の質や死亡にどれくらい影響するのか」「攣縮に対するニモジピン動注は役立つのか」をひとまとめにくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月22日

くも膜下出血治療に異変?クラゾセンタンが効く“隠れた患者層”とは

元
2025  8月  日本


くも膜下出血(aSAH)では、脳血管れん縮(スパズム)が遅れて起きて脳梗塞や機能障害につながることが大きな問題である。

クラゾセンタン(エンドセリン受容体拮抗薬)は、過去の臨床試験で「血管れん縮を減らす」効果は見せてきた。
しかし「最終的な生活の自立度(mRSなどの機能予後)」の改善は一貫して示されず、国際的には効果が疑問視されてきた。

一方で日本の実臨床では「効いているのでは?」と感じられる症例もあり、なぜRCTと現場の感覚が食い違うのかが課題であった。
そこで、従来の平均値比較ではなく「一人ひとりの予後予測と実際の転帰を比べる」という新しい枠組み(PAOE)を用い、クラゾセンタンが本当に役立つ患者層を明らかにしようとしてみたそうな。

2026年8月30日

クラゾセンタン治療中のくも膜下出血患者が悪化?――ファスジル追加の本当の理由

元
2026  8月  日本


くも膜下出血では、発症後の脳血管攣縮が脳梗塞や転帰悪化につながる。

日本では従来ファスジルが広く使われてきたが、2022年からクラゾセンタンも使用可能になった。両者は作用機序が異なるため、実臨床ではクラゾセンタンにファスジルを追加することがある。

そこで、この併用に本当に上乗せ効果があるのかをくわしくしらべてみたそうな。

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