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2021年10月2日

Stroke誌:脳内出血患者が亡くなるほんとうの理由

2021  9月  アメリカ


脳内出血患者の入院時の意識レベルの障害は、転帰や生命維持治療の差し控え決定(withhold life-sustaining treatment:WOLST)にも影響する可能性がある。

そこで、入院時の意識レベルと死亡率、WOLSTとの関連について、多施設間で大規模にしらべてみたそうな。

2023年7月20日

尊厳死法の衝撃!脳卒中患者への影響は?

2023  7月  韓国


韓国では、終末期患者に対する延命医療の中止を合法的に決定できる法律(尊厳死法)が2018年2月から施行されている。

医療上の無益が予想される場合に延命医療の差し控えや撤回を希望する患者や家族が増加している。

そこで、急性脳卒中患者に対する尊厳死法後の状況をひとつの病院においてくわしくしらべてみたそうな。

2024年1月20日

高収入地域の驚愕:脳内出血後の死亡率とエリート意識

2024  1月  アメリカ


脳内出血(ICH)後の死亡は一般的である。

近隣の社会経済的地位(nSES)は、臨床転帰に影響を及ぼす重要な健康の社会的決定要因(SDoH)である。

そこで、nSESを含むSDoHが、脳内出血患者における生命維持治療の中止(WLSTs)と死亡率の違いに寄与しているかどうかをくわしくしらべてみたそうな。

2022年12月6日

昏睡し回復見込みなしの日本人脳卒中患者が復職する割合

2022  11月  日本


脳損傷で昏睡になった患者の長期予後については情報が少ない。

なぜならおおくの国ではほとんどの患者が生命維持装置を外され死亡するからである。

したがって彼らの回復予測の精度は不明である。

日本では神経疾患患者の生命維持を中止することはまれなので、脳卒中で回復見込みなしと診断された患者の長期転帰をくわしくしらべてみたそうな。

2019年8月17日

くも膜下出血患者が死に至るほんとうの理由


Why do poor grade subarachnoid hemorrhage patients die?
2019  8月  オランダ

重症くも膜下出血は致命率がとても高い。しかし患者が死去(demise)したほんとうの理由についてはじつはよく知られていない。

これをオランダとカナダの患者データからくわしくしらべてみたそうな。

2023年12月23日

くも膜下出血治療:マイノリティは実験動物

2023  12月  アメリカ


動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)治療における人種的・社会経済的格差を調査し、治療と転帰への影響を明らかにするべくくわしくしらべてみたそうな。

2015年9月16日

重症の脳卒中で延命治療を中止すると何日で死んでしまうの?


Comparing withdrawal and non-withdrawal of life-sustaining treatment among patients who died from stroke.
2015  9月  ノルウェー

脳出血のおよそ3分の1、脳梗塞の3-9%の患者は院内で死亡する。

重症で回復の見込みが無い場合、家族と相談のうえ水分や栄養補給を含めたすべての延命治療を中止する場合がある。

そこで、延命治療中止後なん日くらいで患者が死亡するものなのか調べてみたそうな。


ヘルシンキ大学病院 2006-2011の脳卒中入院患者2506人の医療記録から、該当する事例を抽出して 解析したところ、


次のことがわかった。

・50人の重症患者で延命治療が中止された。

・中止から死亡するまでの日数中央値は4日で、

・4分の1が1週間以上生存した。

・高齢、男性、高CRP、脳出血の患者は中止後はやくに亡くなった。


延命治療中止後1週間、患者の4分の1は生存していた、


というおはなし。

図:延命治療
最長でも11日間、、


感想:

ときどき、「2週間意識なかった」とか言ってるブログ見かけるんだけど、延命治療してなかったら干からびてしんでるんだよね、、

2025年1月19日

高所得層がくも膜下出血治療を諦める時

2025  1月  アメリカ


動脈瘤性くも膜下出血(aneurysmal subarachnoid hemorrhage, aSAH)は、突然の発症と重篤な影響を持つ脳卒中の一種である。

治療の選択肢には、生命維持治療(life-sustaining treatment, LST)が含まれるが、WLST
(withdrawal of life-sustaining treatments)は、生命を維持するための人工呼吸器や薬物療法、栄養補給などを中止することを指す。

これは患者の予後が厳しい場合や、本人の意志や家族の希望がある場合に選択される重要な医療判断である。この決定に社会経済的地位(socioeconomic status, SES)がどのような影響を与えるかについては十分に明らかではないのでくわしくしらべてみたそうな。

2012年8月31日

【お迎えが来てるかも】延命治療はしないでください


Early stroke mortality, patient preferences, and the withdrawal of care bias.
2012  8月  アメリカ


脳卒中の早期死亡率は病院治療の質

を大きく反映していると考えられている。



この院内死亡率の差が治療技術に依るものなのか、

患者やその家族の延命治療への考え方の違いに依るものなのか

を調べてみたそうな。




2009年度のある病院での脳梗塞患者の死亡率を調査したところ、


・37件の死亡またはホスピスへの転院があった。


・そのうち36件は患者もしくは家族による延命治療の中止決定のあとに起きていた。


・3人個々の血管神経の専門家によると、これら早期死亡例のうち ある程度の件数は

 もし患者や家族が延命治療を希望すれば、30日以上死亡を遅らせることができたとしている。






どうやら早期死亡例の4割程度は

患者本人や家族による延命治療拒否が原因と考えられる




というおはなし。





感想:

おとといNHKで似たような話をやっていたので興味を持った。

クローズアップ現代 「天国からの“お迎え”~穏やかな看取(みと)りとは」

以下引用
『死を間近に、この世にいない人間を見るという“お迎え”現象について、医師と社会学者による日本初の学術調査が進んでいる。自宅で看取(みと)られた人の4割が“お迎え”を体験し、そのうちの8割が死への恐れや不安が和らぎ、穏やかに看取られていった。一方、「生」を求める過剰な延命治療は、患者が「死」と向き合う妨げになっていることも分かった。いかにより良く生き、自然な死を迎えるか、医療現場の取り組みを見つめる。』


2022年7月14日

くも膜下出血のあとの遅発性脳虚血の時期

2022  7月  ドイツ


遅発性脳虚血(脳梗塞)はくも膜下出血後の転帰を決定する主な要因のひとつである。

これまで遅発性脳虚血は血液分解物による血管攣縮(れんしゅく)が原因と考えられてきたが、さいきんは血液脳関門の破綻、微小血栓症、自動調節能の喪失による多因子的概念として理解されている。

そこで新たな考え方に基づく遅発性脳虚血の発症のタイムラインをくわしくしらべてみたそうな。

2020年7月11日

脳内出血 入院を急ぐ理由はなかった

2020  6月  スペイン


脳内出血のばあい、その診断と治療のタイミングが予後におおきく影響するかどうかは実はよくわかっていない。

そこで、脳内出血の発症から高度な治療のできる包括的脳卒中センター(comprehensive stroke centre)へ入院するまでの時間と回復度との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2025年11月17日

脳梗塞は、血圧を上げると助かる—その理由に世界が驚愕!

2025  11月  韓国


急性期の脳梗塞では、発症後に神経症状がさらに悪くなる「早期神経学的悪化(END)」がしばしば起こり、患者の予後を大きく悪化させる重要な問題である。

しかし、END が起きたあとにどのような治療を行うべきかについて、統一された基準は確立しておらず、現場の医師によって対応が分かれているのが実情である。

そこで、END に対して実際にどのような治療が行われているのかを調査し、それぞれの方法が神経症状や回復にどのような影響を与えるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2020年9月23日

開頭減圧術の効果 くも膜下出血

2020  9月  中国


外傷性脳損傷や広範囲の脳梗塞による頭蓋内圧の亢進は脳幹を圧迫して生命をおびやかす。この状況にたいして開頭減圧術(decompressive craniectomy)が勧められているが長期的な治療効果は確認されていない。

そこで、脳動脈瘤破裂のくも膜下出血(aSAH)への開頭減圧術の短期 長期の治療効果をくわしくしらべてみたそうな。

2025年3月10日

脳動脈瘤の破裂に大腸菌が関与!?腸内細菌が脳を脅かす新事実

2025  2月  ブラジル


脳動脈瘤の破裂は、生命を脅かす危険な状態であり、その原因の解明が急務である。近年、腸内細菌や口腔内細菌が全身の血管に影響を及ぼす可能性が指摘されている。

動脈瘤の発生や破裂の背景には慢性炎症が関与していると考えられており、腸内環境や口腔内の細菌がどのように影響を及ぼすのかが注目されているので、破裂脳動脈瘤の動脈壁に存在する細菌DNAの有無をくわしくしらべてみたそうな。

2013年9月2日

【蘇生措置拒否指令】 先生、妻はこのまま逝かせてあげてください


Sex Differences in the Use of Early Do-Not-Resuscitate Orders After Intracerebral Hemorrhage.
2013  8月  アメリカ

一般に、病気の急性期に蘇生措置(延命治療)拒否指令がでる割合は女性の方が多い。

脳内出血患者については良く知られていないので調べてみたそうな。


2006から2010に脳卒中センターに入院した脳内出血患者データを見なおして、入院24時間以内に出された蘇生措置拒否指令と性別との関連を解析した。


次のようになった。

・372人の脳内出血患者データが対象となった。

・22%の患者に蘇生措置拒否指令が出た。

・蘇生措置拒否指令の対象には、女性のほうが男性の3倍以上なりやすかった。

・他の病院から転院して来たケースでは蘇生措置拒否指令が出ることは少なかった。


脳内出血患者の家族が、入院後すぐに延命治療を拒否するケースは女性患者で多くなりがちだった、


というおはなし。



感想:

なぜなのかな。

以前の記事をおもいだした。
【蘇生措置拒否】脳卒中患者はどう扱われるのか?

2025年7月5日

“EVTこそ正義”は幻想?日本の場数信仰に潜む危うい現実

2025  7月  日本


脳卒中は今でも世界的に大きな死因のひとつである。最近では血栓回収療法(EVT)やtPA静注療法(IV rt-PA)という治療法が進歩し、死亡率は下がってきている。ただ、これらの治療は「時間との勝負」であり、設備と経験がそろった病院で早く治療を始めることが大事である。

よく「患者数が多い病院ほど治療がうまい」と言われるが、EVTとIV rt-PAのどちらがよりこの影響を受けやすいのかはよくわかっていなかった。

そこで、日本におけるEVT導入期に、治療件数と30日以内の死亡率にどんな関係があるかをくわしくしらべてみたそうな。

2017年10月2日

重症脳卒中患者の予後精度


Predictive accuracy of physicians' estimates of outcome after severe stroke.
2017  9月  オランダ

脳卒中患者の半数以上が2年内に死亡または重度の障害を抱える。

また 院内で死亡するケースのおおくは医師が延命治療を引き揚げたあとに起きる。それゆえ終末期の判断には患者の正確な回復度の予測が必要となる。

そこで発症後間もない重症脳卒中患者の 医師による予後の精度を検証してみたそうな。


くも膜下出血を除く 脳梗塞または脳内出血の発症4日時点での重症患者(BI<6/20)について、
複数医師による6ヶ月後の死亡、生活自立度、QoLの予測と、
じっさいの6ヶ月後のフォロー結果を比較したところ、


次のようになった。

・平均年齢72、60人(脳梗塞30人)の患者を対象とした。

・6ヶ月時点で30人の患者が死亡した。

・生き残った30人のうち1人は死亡すると予想されていた。

・死亡予測された15人のうち14人はほんとうに死亡した。

・回復不良(mRS>3)と予測された46人のうち4人は回復良好だった。

・QoL低予測の8人中5人およびQoL高予測の18人中14人はそのとおりになった。

重症脳卒中患者の担当医師たちによる6ヶ月後の死亡 回復不良予測は正確ではなかった。QoLにいたってはもっと不正確だった、


というおはなし。
図:重症脳卒中患者の予後予測の精度

感想:

上の図の青棒と赤棒がハズレ。死亡予測ですら半数を外している。

実は回復しそうな患者には悪しめの予測(上図の赤棒)が告げられる。これをセルフハンディキャッピングという。

2025年4月18日

シャントやドレーンは本当に効くの?臨床試験後の“物語づくり”を暴く

2025  4月  ドイツ


くも膜下出血(aSAH)のあとには、よく「水頭症」という合併症が起こる。このうち、自分の力だけでは脳脊髄液(CSF)をうまく排出できず、ずっと人工的なシャント(管)に頼らないといけない状態を「シャント依存」と呼ぶ。

シャント依存になると、回復がむずかしくなることがある。以前のEARLYDRAIN試験では、早めに腰のほうからCSFを抜く「腰椎ドレナージ(LD)」が予後に良い影響を与えるかもしれないと示された。しかし、LDによってシャント依存が減るのか、またシャント依存が本当に回復に悪いのかは、はっきりしていなかった。

そこで、EARLYDRAIN試験のデータを使ってこの点をくわしくしらべてみたそうな。

2025年7月11日

脳梗塞の血管内治療──成功しても4割が死亡

2025  7月  中国


「大梗塞」は、広い範囲の脳にダメージを与える非常に重いタイプの脳梗塞である。
最近は、カテーテルで詰まった血管を開ける「血管内治療(EVT)」が大梗塞でも行われるようになってきた。

しかし、この治療で血管が開いても、半分近くの患者は寝たきりや死亡となり、「無益再疎通」と呼ばれている。

そこで、大梗塞の患者において血管内治療を受けたあと、どのくらいの人が無益再疎通になっているのか、
また、どのような患者がそのリスクを高く抱えているのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年11月4日

「血栓を溶かせば救われる」は嘘だった──テネクテプラーゼ神話の崩壊

2025  10月  カナダ


軽い脳梗塞の患者に対して、血栓を溶かす薬を使うべきかどうかは、長く議論されてきたテーマである。

特に、言葉が出にくい、手足が少し動かしにくいといった、生活に支障のある症状(いわゆる「障害」)を持つ場合には、治療で回復が見込めるのではないかという期待があった。

そこで、軽症であっても障害のある人に、テネクテプラーゼ(tenecteplase)という血栓溶解薬を使う意味があるのかをくわしくしらべてみたそうな。

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