元2025 6月 アメリカ
虚血性脳卒中は、世界中で多くの人の命や生活の質に影響を与えている。血管内治療(EVT)は、発症してすぐの虚血性脳卒中に対して効果があるとされているが、実際にこの治療を受けられるのは大血管が詰まっている一部の患者に限られている。
アメリカではEVTを使う機会が増えているものの、短期的・長期的な結果についての情報はまだ少ない。そこで、EVTを受けた脳卒中患者での実際の使われ方や、入院中の経過がどうだったかを全国データからくわしくしらべてみたそうな。
元2025 6月 アメリカ
元2023 3月 ドイツ
元2022 6月 イラン
元2022 6月 中国
元2022 2月 中国
元2021 12月 メキシコ
元2021 9月 アメリカ
元2021 9月 アメリカ
元2021 4月 ドイツ
元2021 2月 アメリカ
元
Acute symptomatic seizures in intracerebral and subarachnoid hemorrhage- A population study of 19,331 patients
2020 2月 ドイツ
元
Population-Based Assessment of the Long-Term Risk of Seizures in Survivors of Stroke
2018 4月 アメリカ
・脳卒中経験者のけいれん発作率は年間1.68%で、8年間では9.27%だった。
・一般人のけいれん発作率は年間0.15%で、8年間だと1.21%だった。
・脳卒中経験者のけいれん発作は、65歳未満、非白人、脳内出血やくも膜下出血でおおかった。
元
Seizures following Intracerebral Hemorrhage: Incidence, Risk Factors, and Impact on Mortality and Morbidity.
2018 1月 アメリカ
・脳内出血患者220075人のうち11.87%にけいれん発作があった。
・脳浮腫、アルコール中毒、脳腫瘍、脳卒中歴があるとけいれん発作がおきやすかった。
・けいれん発作があったというだけで院内死亡率があきらかに低かった。

元
Incidence of seizures following initial ischemic stroke in a community-based cohort: The Framingham Heart Study.
2017 4月 アメリカ
・5.3%がけいれん発作をおこした。脳梗塞後のけいれん発作は患者のおよそ5%におきた。3分の1は脳卒中後24時間以内におき、ラクナ梗塞ではおきなかった。部分発作がもっともおおく、障害が重いほどおきやすかった、
・発生率は アテローム血栓性脳梗塞6.8%、心原性脳梗塞6.2%でほぼおなじだった。
・ラクナ梗塞ではけいれん発作はおきなかった。
・もっとも多いタイプは部分発作で けいれんを伴わないものもあった。
・3分の1は脳卒中から24時間に起き、
・半数は30日以内におきた。
・障害が重いほどけいれん発作はおきやすかった。
脳内出血のあとてんかんにならない方法
元
Poststroke epilepsy in long-term survivors of primary intracerebral hemorrhage
2017 5月 フィンランド
・患者615人のうち13.5%がてんかんを発症した。
・てんかんは最初の1年間におおく 患者の6.8%におよんだ。
・おもなリスク要因は早期のけいれん発作、皮質下の血腫だった。
・高血圧だとてんかんリスクがおよそ半分に低下した。
元
Do Early Seizures Indicate Survival of Patients with Nontraumatic Intracerebral Hemorrhage?
2015 12月 ドイツ
・10.7%(52人)の患者に平均12日以内の早期けいれん発作があった。
・けいれん発作のあった患者の入院時の神経症状は発作のなかった者に比べ軽かった(NIHSS: 7 vs. 10)。
・出血位置を除けば発作の有無で患者の特徴に違いはなかった。
・大脳皮質の出血で早期けいれん発作が多かった。
・院内死亡率は 9.6 vs. 24.0% でけいれん発作グループが低かった。
・その後の日常生活指標が良好な者とけいれん発作の有無との関連は確認できなかった。