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2010年12月14日

rTMSは高価なのでtDCSで妥協してみたらなかなか良かった


Bihemispheric brain stimulation facilitates motor recovery in chronic stroke patients.
2010 11月 アメリカ



tDCS( transcranial direct current stimulation:経頭蓋直流電気刺激)という
頭に弱い電流を流す刺激法と作業療法を併用したところ、
慢性期脳卒中患者の上肢機能が著しく快復した、というお話。


この方法は頭に貼り付ける電極の極性を選ぶことで、
障害側の脳を活性化し、その反対側の脳を抑制することができる
というなんとも都合の良い効能を持っているらしい。



rTMS(磁気刺激療法)に比べ
仕組みが簡単なぶん実験しやすいとは思うけれど、

頭に電気を流せば問題が解決するだろう、
というあまりにシンプルな発想法に少し不安を覚える。

そういう考え方嫌いじゃないけど…

経頭蓋直流電気刺激で脳卒中元気

2010年12月13日

久しぶりにコーヒーでも飲んで頑張っちゃおうかな →脳卒中で救急車


Increasing coffee intake 'doubles stroke risk'
2010 12月 アメリカ


400人あまりの脳卒中患者についてコーヒー摂取との関連を
調べたそうな。


その結果、普段あまりコーヒーを飲まないひとが
コーヒーを飲むとその後1時間は脳卒中リスクが2倍に高まることがわかった、
とのこと。


カフェインを含む紅茶やコーラで同様のことになるかは不明。



自分も直前に
ブラックコーヒーを飲んで仕事がんばってた記憶がある。

Coffee and acute ischemic stroke onset: the Stroke Onset Study.

2010年12月12日

前兆付き偏頭痛の女性は脳梗塞にめっぽう強い


Women with migraine with aura have better outcomes after stroke
2010 11月 アメリカ


28000人の女性について13年間あまり調査した結果、
前兆を伴う偏頭痛を経験していると、
脳梗塞になってもほとんど障害が残らないことがわかった、とのこと。


前兆があることが重要で、

「奇妙な光が見える」「嫌なにおいがする」「頭の中が混乱する」
そういうものらしい。




Migraine and Functional Outcome From Ischemic Cerebral Events in Women.


2010年12月11日

太っちょ日本人男性は脳梗塞リスクかなり大


Body mass index and stroke incidence in a Japanese community: the Hisayama study.
2010  11月 日本


2400人あまりの日本人について12年間追跡して、
BMI(体重/身長2)と脳卒中のとの関連について
調べたそうな。


血圧、糖尿病、コレステロール、喫煙、アルコール等の
要因を考慮にいれてもなお、

BMIの高い男性ほど激しく脳梗塞になりやすい

という事実が明らかになった、とのこと。


女性についてはこのような関連はなく、
また、脳内出血についてもBMIとの関連は見られなかった。



2010年12月10日

非流暢性失語なら経頭蓋磁気刺激(rTMS)にまかせてください


Improved language performance subsequent to low-frequency rTMS in patients with chronic non-fluent aphasia post-stroke.
2010 12月 オーストラリア



非流暢性の失語症患者6人に、
1Hzの磁気刺激を1日あたり20分、10日間与えたそうな。


2ヶ月後の検査で、ネーミング、発語、ヒアリング能力が
偽(にせ)の刺激を与えたグループに比べ、
かなり改善していたとのこと。


これって使えるかもね、 という内容。



磁気刺激治療で失語症改善

2010年12月9日

やっぱり ひとり暮らしはつらい… (;_:)


Quality of life after stroke: a prospective longitudinal study.
2010 12月 アメリカ



脳卒中後の生活の質(QOL)に与える要因を
調べたそうな。

136人の脳卒中経験者と136人の健常人を
長期にわたり追跡 比較した。



当然のことながら脳卒中経験によってQOLは下がるのだけれども、

特に、一人暮らしという条件が重なると、
うつになる危険性が格段に高くなることがわかった、

という内容。


2010年12月8日

アンタイノゴAセラピーで慢性期脳卒中治療の可能性


Researchers reverse stroke damage by jumpstarting nerve fibers
2010 12月 アメリカ


Nogo-Aというタンパク質があって、
神経の腕が伸びるのを抑える働きを持っている。

この働きを抑える抗体を使うことで
脳卒中で損傷した神経組織に新たに神経の
つながりができて
長い間失われていた機能が回復できることを
ネズミの実験で確認した、という話。


anti-Nogo-Aセラピーというそうな。


現在、脊髄損傷患者での試験も行われているとのこと。

2010年12月7日

ぽっちゃりタイプは脳卒中でも死なない


Association Between Obesity and Mortality After Acute First-Ever Stroke. The Obesity-Stroke Paradox.
2010 12月 ギリシャ



肥満と脳卒中後の生存率との関係について調べたそうな。

脳卒中患者約2800人を10年間あまり追跡した結果、

脳卒中直後、最初の週での生存率は、
標準体重の患者よりも、太り気味、肥満患者の方が高く、

10年後の生存率も同様に、
肥満:53%
太り気味:47%
標準体重:42%

と、  太っているほうがずっと高かった。

デブは脳卒中で死なない

なぜかはわからない。

2010年12月6日

アメリカ人の入院日数 少なすぎてオドロイタ


Stroke in young adults.
2010 12月 アメリカ



アメリカのヤングアダルト(18-44歳)の脳卒中事情。

脳卒中患者全体の5%を占めていて、
そのうち5%が死亡する。

平均在院日数が、

・脳梗塞:5日間
・クモ膜下出血:12日間
・脳内出血:11日間


であった。




最初我が目を疑ったが、
アメリカ人の入院期間の短さはよく知られたはなしのようだ。

アメリカ人の脳卒中後の平均在院日数の短さ
さすがダイ・ハードの国。

2010年12月5日

腕の重さを感じさせないエクソスケルトンリハビリマシン


Gravity Compensation of an Upper Extremity Exoskeleton
2010 11月 フランス




上肢リハビリを支援する外骨格(エクソスケルトン)ロボット装置
を開発したそうな。

車椅子に取り付けて使用する。
これを肩から腕に装着すると腕の重さを感じなくなり
療法士がいなくてもリハビリができるようになるんだとか。

exoskelton.png
のちのモビルスーツ

2010年12月4日

脳卒中はどんなに軽くてもかなり落ち込む


Subtle Problems in Activities of Daily Living after a Transient Ischemic Attack or an Apparently Fully Recovered Non-disabling Stroke.
2010 11月 オランダ



一過性脳虚血発作(TIA) または無障害脳卒中(non-disabling stroke)を経験して
入院してもリハビリを必要とせず、
3日以内に全回復した患者のその後を追跡したそうな。


6ヶ月後の時点で およそ半数の元患者で
日常生活動作(ADL)や生活の質(QoL)が低下し、
不安や抑うつの問題を抱え、
結局なんらかのリハビリが必要になった、
という内容。





きっと精神的に参っちゃうんだと思う。

本番のシビアな脳卒中になる危険性が非常に高いことが証明された
わけだから、たとえいまは障害がなくても
想像力でどんどん悪いシミュレーションをしてしまう。


自分も退院直後は脳卒中経験者の生存率の調査
ばかりして落ち込んでいたのを思い出す。

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