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2011年12月22日

水をたくさん飲むと脳卒中にならない、はホントだった


The influence of fluid intake onstrokerecurrence - A prospective study.
2011  12月  ドイツ

一日に水を2リットル以上飲むと脳卒中予防になる、という噂をよく耳にする。

ほんとかどうか調べてみたそうな。


465人の脳卒中患者について、飲み物日記をつけてもらい、約2年間、3ヶ月ごとに訪問しては記録を回収し、同時に血液検査も行った。



結果は、

一日に水を2リットル以上飲むグループと

2リットル未満のグループに分けて評価したところ、

水をよく飲むグループでは
脳卒中の再発率は12.3%

水をあまり飲まないグループ
脳卒中再発率は16.8%

だった。


また、水をよく飲むグループでは血液が固まりにくくなっていた。



たしかに、水をよく飲むと脳卒中予防になることがよーくわかった、

というおはなし。
図:水を飲む量と生存率

2011年12月21日

経頭蓋磁気刺激治療、10年間のまとめ


French guidelines on the use of repetitive transcranial magnetic stimulation (rTMS): Safety and therapeutic indications.
2011  12月  フランス



過去10年間に経頭蓋磁気刺激(TMS)

についてのたくさんの研究が行われてきた。


これらをザッと総括してみたそうな。



TMSはすでに何千人もの健常人、病人での実施事例がある。


副作用の報告例は極めて少なく、

失神の事例がいくつかあった。


これらの失神事例は推奨閾値を超えて強い刺激を

与えた場合に起きている。


rTMSはもっと弱い刺激を用いている。


ちなみに、2009年には新たな安全基準が設けられた。



rTMSの治療効果の研究は最近のものである。


慢性疼痛、運動障害、脳卒中、てんかん、耳鳴りや精神疾患

への適用が検討されてきた。



すでにrTMSの慢性神経痛、うつ、幻聴などへの多くの臨床報告がある。


今後、刺激パラメータの最適化が進み、

さらなる臨床事例が増えることが予想される。



というおはなし。





感想:

さいきん、磁気刺激治療のはなしばかりひっかかる。

20年後が楽しみ ではある。

2011年12月20日

チーズを もりもり食べると脳卒中予防になることが判明


Delay ofStrokeOnset by Milk Proteins inStroke-Prone Spontaneously Hypertensive Rats.
2011  12月  日本



一般に乳製品の摂取量が増えると

脳卒中になりにくくなる、と言われている。


乳製品のどの成分が関連しているのかを調べたそうな。



脳卒中になりやすい高血圧ネズミを使って、


・乳製品、大豆、卵由来のタンパク質

・これらを構成する同等のアミノ酸

・バター、牛脂、ココアバター由来の脂肪



を それぞれ摂らせて観察した。



その結果、

乳製品由来のタンパク質を摂るネズミで

明らかに脳卒中の発生が遅くなった。

他の食品由来のタンパク質や、アミノ酸、脂肪では

このような効果はまったく見られなかった。



乳製品に含まれるタンパク質が脳卒中予防に

役に立つことがわかった、


というおはなし。

2011年12月19日

磁気刺激治療は重症片麻痺にも効く


Transcranial magnetic stimulation in mild to severe hemiparesis early after stroke: a proof of principle and novel approach to improve motor function.
2011  12月  ブラジル



脳梗塞で重症の上肢麻痺になった患者への

反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)の効果を調べたそうな。



脳梗塞発症後5-45日以内の患者30人について、

ダメージを負った脳と反対側の脳に

低頻度のrTMS治療を2週間にわたり10セッション施した。


比較のために偽の刺激を与えるグループも作った。



その結果、

・ほとんど全ての患者で全セッションをクリアすることができた。

・副作用はまったく見られなかった。

・上肢機能に著しい改善が見られた。

・ただし偽刺激グループでは何の改善もなかった。






rTMS治療法は重症片麻痺患者にも効果が

ありそうなことがわかった、

というおはなし。

2011年12月18日

脳卒中後うつのサポートが必要な人


The lived experience ofstrokesurvivors with early depressive symptoms: A longitudinal perspective.
2011  12月 ノルウェー



脳卒中患者のうつ経験について調べたそうな。


9人の患者に、発症後6,12,18カ月に面談して

その状況を語ってもらった。




脳卒中後の喪失感は強く、

ほとんどの患者が強い疲労や燃え尽き感を持っていた。


多くの場合、うつ経験自体が

おおきな問題になることは少なく、


時が経つにつれ、

・なんとか自分の生活を取り戻すことができる人

・障害を持って生活が一転してしまう人

・回復のために非常な努力を続けている人



に分かれてくる。




その中でも特に、

・一人暮らしの高齢者

・一家の大黒柱だった人




には特別な精神的サポートが必要と考えられた、


というおはなし。

2011年12月17日

半側空間無視が磁気刺激で治る


Theta-burst stimulation of the left hemisphere accelerates recovery of hemispatial neglect
2011  12月  イタリア



脳卒中後の半側空間無視への

経頭蓋磁気刺激治療(TMS)の効果を調べたそうな。



右脳損傷の脳梗塞患者に

左脳頭頂部への磁気刺激治療を

2週間施したところ、

行動性無視検査のスコアが16%改善した。


偽の刺激ではスコアの改善は見られなかった。




磁気刺激により亢進した左脳の活動が

抑制されたためと考えられる、


というおはなし。

2011年12月16日

あれっ 脳卒中かな? とりあへず仕事を片付けて...と


Time to presenting to hospital and associated factors in stroke patients.
2011  12月  日本




脳卒中患者の発症から入院までの時間を調べたそうな。


287人の脳卒中患者の記録を調べたところ、


・発症から入院までの時間は、だいたい12時間前後だった。


17%の患者は発症から2時間以内に到着していた。


・2時間以内に到着した患者は重症であることが多かった。








ほとんどの人は脳卒中になっても

すぐには入院しないことがわかった、


というおはなし。





感想:

自分も体調異変を感じてから入院まで

8時間以上かかっている。



仕事場から一旦 家にかえって

一眠りしてから病院に行こうと思っていたら


帰宅途中に力尽きて救急車で運ばれた。

2011年12月15日

脳梗塞後の早期移動訓練は超オススメ


Early mobilization out of bed after ischaemicstrokereduces severe complications but not cerebral blood flow: a randomized controlled pilot trial.
2011  12月  スイス



脳梗塞後の早期移動訓練と

合併症、脳血流への影響について調べたそうな。



50人の脳梗塞患者について、

移動訓練を、

・52時間後に始める:早期グループ

・7日後に始める:後期グループ


に分けて


合併症、脳血流、3ヶ月後の回復具合

を比較した。




その結果、

重度の合併症になる率は、

・早期グループ→2%

・後期グループ→8%


だった。


また、超音波装置で脳血流を調べたところ、

両グループで違いは見られなかった。


3ヶ月後の回復具合も同程度だった。




早期移動訓練は合併症も減らせるし、

大した危険もないのでお勧めかも、


というおはなし。

2011年12月14日

女性の脳卒中死亡率は男性より高いのか?


Gender Difference in Stroke Case Fatality: An Integrated Study of Hospitalization and Mortality.



2011  12月  アメリカ


脳卒中死亡率の性差について調べたそうな。


2005-2009のネブラスカの脳卒中患者15806人

について調べたところ、


入院後30日以内の死亡件数は

女性のほうが5割ほど多かった。



しかし、年齢や合併症を考慮に入れると

死亡率は男女でほとんど変わらないことがわかった、


というおはなし。

2011年12月13日

脂の乗った魚を選ぶことで脳梗塞を予防、特に女性


Fish Consumption and Ischemic stroke in Southern Sweden.
2011  10月  スウェーデン



魚の摂取と脳梗塞との関連を調べたそうな。



2469人の脳梗塞患者と

2722人の健常者について、

どんな魚をどれくらい食べていたかを

アンケート調査し、脳梗塞との関連を解析した。



その結果、

脂の乗った魚を食べると、男女共に脳梗塞の

リスクが低下し、


一方、脂の少ない赤身魚を多く食べると、

女性の脳梗塞リスクが高くなることがわかった、


というおはなし。


写真:脂の乗ったさかな

2011年12月12日

病院の営業時間外に入院すると死亡率が1.5倍


Off-hours admission for acute stroke is not associated with worse outcome - a nationwide Israeli stroke project.
2011  12月  イスラエル



営業時間外に担ぎ込まれてきた脳卒中患者の

予後の良し悪しを調べてみたそうな。



・営業時間→一般の労働時間帯

・営業時間→休日も含めた上記時間帯以外

とし、


2139人の時間患者と2688人の時間患者

について比較した。




その結果、

営業時間患者の入院中の死亡率は9%

営業時間患者は6% 

だった。



また、その後の回復程度については

ほとんど差はなかった、


というおはなし。

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