~ 6000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

2012年2月4日

日照量の少ない土地に住むと脳卒中になる


Lower sunlight exposure may increase stroke risk
CNNヘルス

Sunny Skies Linked to Lower Stroke Risk
WebMD

2012  2月  アメリカ



今週のニューオリンズでの脳卒中国際会議にて、

日照量と脳卒中との関連を調べた発表があったそうな。


16000人について5年間、半年置きに

心血管系疾患の有無を追跡調査した。

また、彼らの住む地域について、NASAが開発した

人工衛星を利用した手法を用いて日照量を推定した。



その結果、

・この間に351件の脳卒中があった。

・日照量が平均より下回る地域では

脳卒中の発生率が6割増になった。






このような結果の背景には

ビタミンDの関与が考えられる、



というおはなし。

2012年2月3日

全身振動トレーニングの脳卒中リハビリ効果について


No specific effect of whole-body vibration training in chronic stroke: a double-blind randomized controlled study.
2012  2月  スウェーデン



全身振動トレーニングの脳卒中リハビリ効果

について調べてみたそうな。


31人の慢性期脳卒中患者について、

全身振動トレーニングを週に2回、6週間行った。

1回のセッションとして、

25ヘルツ60秒の振動刺激を12回与えた。


比較グループを設け、振動の幅を10分の1以下にした。


トレーニング後、

膝の筋力、バランス、歩行能力等について評価した。



その結果、

ほとんど振動を与えなかったグループに比べ、

改善程度に差はみられなかった。



全身振動トレーニングは脳卒中リハビリの

役に立ちそうもないことがわかった、


というおはなし。




感想:

昔、こういう装置が非常に流行っていた。

写真:全身振動トレーニング


追記:
粗大ゴミ? 全身振動刺激はリハビリにならないと判明

全身振動トレーニングって結局どうなのよ?

2012年2月2日

ダイエットコーラを毎日飲むと脳卒中になることが判明


Diet Soft Drink Consumption is Associated with an Increased Risk of Vascular Events in the Northern Manhattan Study.
2012  1月  アメリカ

Diet soft drink a day increases heart attack, stroke risk: study

ダイエットコーラと脳卒中との関連を調べたそうな。


2564人(男性36%、平均年齢69、白人20%、黒人23%、ヒスパニック53%)

についてダイエットコーラまたは普通のソーダ類の

摂取量を、10年間追跡調査した。


この間に、591件の脳卒中を含む心血管系疾患が起きた。


身体特徴、嗜好、食習慣などを考慮に入れて

解析した結果、

・毎日1回以上ダイエットコーラを飲む人は

まったく飲まない人に比べて

脳卒中などの心血管系疾患になる率が4割増しになった。


ダイエットコーラを飲む頻度が週に6回以下、または

普通のソーダ類を飲む人にはこのような関連は見られなかった。

ダイエットするのも命がけ、


というおはなし。
図:ダイエットコーラと脳卒中リスク


感想:

ダイエットコーラを飲むとほぼ確実に下痢するので私は飲まない。

そういえば、1年くらい前にこんなのがあった。↓
毎日のダイエットコーラでカロリーオフ! → 脳卒中で入院

2012年2月1日

鯖(サバ)を食べる女性は脳卒中になりにくい


Dietary fats and dietary cholesterol and risk ofstrokein women.
2012  1月  スウェーデン



食事から摂る脂肪とコレステロール

の脳卒中との関連を女性について調べたそうな。



49-83歳の女性34670人を10年あまり追跡調査した。



・この間に1680件の脳卒中があった。

内訳:脳梗塞1310件、脳出血233件


・オメガ3脂肪酸の摂取が多いと脳卒中が起きにくかった。


・コレステロールの摂取が多いと脳卒中になりやすかった。


・その他の脂肪酸、αリノレン酸、オメガ6脂肪酸などと

脳卒中との関連は見られなかった。




オメガ3脂肪酸を多く含む食品を摂る女性は

脳卒中になりにくいことがわかった、


というおはなし。




感想:

ω-3脂肪酸(wiki)
によると

"栄養学的に必須なω-3脂肪酸は、α-リノレン酸(ALA)、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)である"
とある。

αリノレン酸は効果がないから、

残るはEPAとDHA

これらは

魚油食品、タラ、ニシン、サバ、サケ、イワシ、ナンキョクオキアミから得られる。

2012年1月31日

昼間 ウトウトしている高齢者は脳卒中になりやすい


Excessive daytime sleepiness and vascular events: The Three City Study.
2011  10月  フランス




日中とても眠くなってしまう人の

脳卒中になりやすさを調べてみたそうな。



65歳以上の7000人について、

5年間追跡調査した。



この間に122人の脳卒中が発生した。


日中とても眠くなることがよくあると答えた

人は約18%いた。


解析の結果、

・日中とても眠くなる人の脳卒中になりやすさ

はそうでない人の2倍ほどだった。


・この関連は高血圧症の無い人にみられた。






日中とても眠くなる高齢者は脳卒中に

なりやすいことがわかった、


というおはなし。


写真:日中うとうとする高齢者

2012年1月30日

この慢性疲労感は身体が動かないことが原因ではないようだ...


Fatigue afterstroke: a systematic review of associations with impaired physical fitness.
2012  2月  イギリス




脳卒中後の慢性的な疲労感は珍しくない。


この原因が身体障害による体力の衰えにある、

という仮説を検証してみたそうな。




論文データベースを検索して

脳卒中後の疲労感と体力、身体活動

に関する測定を行なっているものを厳選した。




候補として29件の論文がみつかり、

そのうち3件が適合した。



検証の結果、

身体活動、体力と脳卒中後の慢性疲労感

との間に関連は見られなかった、


というおはなし。




写真:fatigue

2012年1月29日

緑茶を飲んで脳卒中後遺症の対策


Green tea consumption and the risk of incident functional disability in elderly Japanese: the Ohsaki Cohort 2006 Study.
2012  1月  日本


緑茶の摂取が脳卒中などの予防と関連が

あることが報告されている。


高齢者の緑茶摂取量と身体の機能障害との

関連を調べたそうな。



日本の65歳以上の13988人について、

緑茶摂取量と身体機能障害について3年間追跡調査した。



その結果、

・この間に9.4%の人が何らかの機能障害になった。


緑茶を飲む量と機能障害になる危険率は、

緑茶をほとんど飲まない場合を1.0としたとき、

・1-2杯/日 →0.9

・3-4杯/日 →0.75

・5杯/日以上 →0.67



だった。




緑茶の摂取が身体機能障害の発生の低下と

著しい関連があることがわかった、


というおはなし。


2012年1月28日

脳卒中経験者の自殺傾向は約2倍


The association between depression, suicidal ideation, andstrokein a population-based sample.
2012  1月  カナダ




脳卒中患者がうつになったり自殺したくなったり

する程度を、普通の人と比べてみたそうな。



カナダの地域健康調査データを

再解析した結果、


・うつになる割合は、

脳卒中経験者で7.4%

普通の人で5.2% だった。



・生涯に自殺したいと思う割合は、

脳卒中経験者で15.2%

普通の人で9.4% だった。



・社会人口的要因を考慮すると

脳卒中経験者がうつになったり自殺したくなる

可能性は概ね2倍だった。



というおはなし。

2012年1月27日

退院しても4割は転倒して怪我をする


Characterizing and Identifying Risk for Falls in the LEAPS Study: A Randomized Clinical Trial of Interventions to Improve Walking Poststroke.
2012  2月  アメリカ




脳卒中後の転倒について、

調べてみたそうな。


退院して自宅住まいの発症後2ヶ月ほどの

脳卒中患者408人について、

1年間転倒状況を追跡調査した。



その結果、

36%が何度も転倒して怪我を負った。

・22%は転倒したことがあるけど怪我はなかった。

・42%は転倒したことがなかった。

・ほとんどの転倒は最初の半年ほどに起こっていた。

・ベルグバランススケール(Berg Balance Scale score)

が42点以下の患者で転倒が多かった。






歩行機能が改善していても転倒する危険性は依然残る。


歩行スピードが0.4m/sより遅い患者は

転倒で怪我を負う危険性が高い。



転倒は予測のつかない要因が多いので

注意を怠らないでね、


というおはなし。





感想:

退院して半年くらいしたころ、

自転車に乗ろうとして

派手に転んで手のひらを擦りむいた思い出。

2012年1月26日

宿命の対決:ボバースコンセプト vs CIセラピー → 僅差でCIの勝ち


Bobath Concept versus constraint-induced movement therapy to improve arm functionalcovery in stroke patients: a randomized controlled trial.
2012  1月  トルコ




ボバースコンセプトとCIセラピーのどちらが

脳卒中で麻痺した手の治療に

効果がありそうなのか実験してみたそうな。




24人の脳卒中経験者を


・ボバースコンセプトグループ と

・CIセラピーグループに分けて、


それぞれ、10日間の治療を行った。




その結果を様々な評価尺度で

計測したところ、



・両グープともに、改善程度に大差はなかった。


・しかし、麻痺手の使用頻度、動作の質の点で

CIグループの成績が若干 上回っていた。



というおはなし。






感想:

両者は思想、信条がまったく異なるもので、

同じ土俵には立てないだろう...

と思っていたけど、


どうしても対決させたかったらしい。

2012年1月25日

半側空間無視患者は治っても右側ばかり気になる


Recovery From Visual Neglect After Right Hemisphere Stroke: Does Starting Point in Cancellation Tasks Change After 6 Months?
2012  1月  フィンランド




脳卒中で半側空間無視のある患者は、

自然と右方向へ注意が偏るようになる。



この傾向の変化を発症後10日から6ヶ月後まで

追跡調査したそうな。



43人の右脳卒中患者と49人の健常人について

行動性無視検査に含まれる6つの検査を行い、

視野の関心領域の正中線からのズレの大きさを

測定、評価した。




その結果、

半側空間無視患者は、

・注意の右方への偏りが大きかった。

・半側空間無視の症状は時間が経つにつれ

 明らかに改善に向かっていった。

・そうは言っても6ヶ月後でも注意の右方偏位は見られた。






半側空間無視患者の注意の右方偏位の程度を

きちんと測定できる方法が必要ですね、


というおはなし。




半側空間無視患者の行動性無視検査の様子

ラマチャンドラン先生が出てるよ

ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *