2012年7月8日

温度刺激治療で麻痺脚が動いた

元

The effectiveness of thermal stimulation for the moderately to severely paretic leg after stroke: serial changes at one-year follow-up.
2012  7月  台湾




急性期脳卒中患者の麻痺脚への

温度刺激治療の効果について調べてみたそうな。



脚に麻痺のある脳卒中患者30人について、

・温度刺激グループ

・比較グループ

に分けた。


通常のリハビリに加えて、

温度刺激グループには

麻痺脚を温めたり冷やしたりする刺激を繰り返す治療を

週に5回 ×6週間 施した。


4週、6週、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月後の回復状態を確認した。




次のことがわかった。

・両グループ共に治療前は病状は同じだった。

・温度刺激治療後に下肢の運動機能が大きく向上した。

・特にバランス能力が改善が大きかった。

・この改善効果は3ヶ月後にも見られた。

・しかし 6ヶ月後にはほとんどの改善効果が消失していた。






急性期脳卒中患者の麻痺肢への温度刺激治療は

3ヶ月程度なら効果が持続することがわかった
、


というおはなし。



関連文献:

Facilitation of Sensory and Motor Recovery by Thermal Intervention for the Hemiplegic Upper Limb in Acute Stroke Patients






感想:

過去のこんな記事を思い出した。


超先端医療:足湯で脳卒中麻痺が改善する

キンキンに冷やした腕でリハビリがはかどる



2012年7月7日

癲癇(てんかん)になりやすい脳卒中の種類とその割合

元
The incidence rate of post-stroke epilepsy: A 5-year follow-up study in Taiwan.
2012  6月  台湾


どんな種類の脳卒中で てんかんが起きやすいのか調べてみたそうな。



健康保険データベースから

4126人の脳卒中患者と同性同年令の24756人の健常人データ

を抽出し、脳卒中の発生からてんかんまで、最長5年間追跡調査した。




次のことがわかった。


脳卒中患者のうち

・72%が脳梗塞

・15%が脳出血

・2%がクモ膜下出血だった。


・健常人に比べ脳卒中患者のてんかん危険率は12倍だった。

・脳卒中患者の2.6%が5年以内にてんかんを発症した。

・てんかんの割合は、脳出血>クモ膜下出血>脳梗塞、の順で多かった。






脳卒中患者はてんかんになる危険性が極めて高く、

脳梗塞よりも脳出血患者がなりやすいことがわかった
、


というおはなし。



てんかんビデオ


2012年7月6日

3年も経つのになぜヨダレが垂れるのか…たまに

元

Changes in oro-facial function and hand-grip strength during a 2-year observation period after stroke.
2012  6月  スイス




脳卒中後の口腔顔面機能の低下について調べてみたそうな。



31人の脳卒中入院患者と

健常人21人について、


・咀嚼(そしゃく)能率、

・口唇力、

・咬合力、

・咀嚼筋厚、

・握力

の変化を2年間追跡調査した。




次のことがわかった。


・脳卒中患者の咀嚼能率、口唇力は健常人に比べ著しく低下した。

・握力が左右の手で大きく異なることに比べ、咬合力の左右差はほとんどなかった。

・咀嚼筋の厚さは当初減少したものの、大きな左右差にはならなかった。






脳卒中後、お口まわりの能力は、

手が痺れるのとは異なるタイプの影響を受けることがわかった
、


というおはなし。





感想:

これは関心がある。



当初、左の顔面が大きくゆがんで、

ヨダレが垂れる日々がつづいた。


比較的早くにヨダレが垂れないようにはできたが、


現在もなお 顔左半分の皮膚感覚は弱く、


・ガムを噛んでいると唇の左端を一緒に噛んで、血が出る。

・左鼻の穴から出る鼻水に気づかずに 口に流れ込む様子を他人に指摘される。

・食事中、ご飯粒が口の左端からはみ出ていることがある(らしい)。

・ごくたまに、気を抜くと口の左側からヨダレが垂れる。



特に不便ではないので、大きな悩みではないが少し気になっては いる。

2012年7月5日

脳卒中後、肩の痛みがなかなか治まらない人の特徴

元
Left-Sided Hemiparesis, Pain Frequency, and Decreased Passive Shoulder Range of Abduction Are Predictors of Long-Lasting Poststroke Shoulder Pain.
2012  6月  スウェーデン



脳卒中後の肩の痛みが長引く人の特徴を調べてみたそうな。



脳卒中後 肩の痛みを訴える男女58人について、

発症から4ヶ月後、16ヶ月後の肩の痛み、関節可動範囲などを調べた。



次のことがわかった。

・4ヶ月時点で肩の痛い人の72%は16ヶ月後にも痛みが続いていた。

・16ヶ月後も肩の痛みが続いていた人の特徴は、

左片麻痺、常に肩が痛い、関節の外転可動域が狭い、だった。





脳卒中発症後4ヶ月時点で 肩が痛い患者の多くは

1年以上経っても肩が痛く、


特に 左片麻痺患者は痛みが続く傾向があることがわかった
、


というおはなし。
図:肩が痛い特徴



感想:

自分は左の片麻痺。


当初の肩の激しい痛みは、4ヶ月時点でも充分に痛かったけれど、

1年経たずにいつの間にかほとんど気にならないレベルになっていた。



けど、就寝時だけは、いまだに

左肩を下にして寝ると肩が痛くて眠れない。


右向きはOK

2012年7月4日

超高齢者の脳卒中と ウツの関係

元

The prevalence of stroke and the association between stroke and depression among a very old population.
2012  5月  スウェーデン




超高齢者の脳卒中とウツとの関連を調べたそうな。



複数の市町村に住む80歳以上の601人について、

面談を行い病歴やウツの程度を調査した。




次のことがわかった。


・脳卒中経験者の割合は21.5%だった。

・脳卒中経験者のウツの割合は50.4%で、

・脳卒中経験のない者のウツの割合は34.3%だった。

・これらウツ症状の者の多くは抗うつ薬治療を受けていなかった。







超高齢者の脳卒中経験率は高く、

彼らの多くにはウツ症状があるが

薬物治療は受けていないことがわかった
、


というおはなし。

2012年7月3日

脳卒中になったらやめるべき たったひとつのこと

元
Prognostic Significance of Smoking in Patients with Acute IschemicStrokewithin 3 Months of Onset.
2012  5月  日本



脳卒中の予後が良い患者の特徴を調べてみたそうな。



脳梗塞患者のデータベースから660人分の記録を抽出し、

3ヶ月後の回復が良かった人と悪かった人とに分けた。




各患者の医療情報と回復の良し悪しとの関連を解析したところ、


・入院時の神経症状が重くなくて、

・脳梗塞も大きくない、

・非喫煙者、


であった場合に回復が良かった。



ひょっとして 脳卒中になったらタバコをやめると

早く回復できるかもしれない
、


というおはなし。

2012年7月2日

脳卒中に鍼治療が効くメカニズムを解明

元
Acupuncture regulates the glucose metabolism in cerebral functional regions in chronic stage ischemic stroke patients----a PET-CT cerebral functional imaging study.
2012  6月  中国



脳卒中患者に鍼治療が効く理由を調べてみたそうな。



脳梗塞患者43人について、

・ツボTE5(Waiguan)を鍼刺激するグループ

・なにもしないグループ

・偽の針刺激 or ツボからズレた位置を刺激するグループなど

に分けて、


それぞれの脳の糖代謝の状態をポジトロンCTで検査した。




その結果、

ツボTE5を鍼刺激しているときにのみ、

脳の特定箇所の糖代謝が活発化していることがわかった。


この反応が脳卒中の回復に役立っているのかも知れない
、



というおはなし。


TE5 外関

2012年7月1日

ひだり脳卒中患者の転倒リスクは4倍

元

In-Hospital Predictors of Falls in Community-Dwelling Individuals Following Stroke in the First Six Months After a Baseline Evaluation: A Prospective Cohort Study.
2012  6月  トルコ




脳卒中後に転倒しやすい患者の特徴を調べたそうな。



リハビリ病院に入院中の脳卒中患者66人について

病巣の位置、運動機能、バランス能力、失禁の有無、投薬状況、

起立性低血圧の有無、認知機能、視覚、聴覚機能などを詳しく調査し、


退院後6ヶ月間に、転倒するたびに介助者から電話報告してもらいカウントした。





解析の結果次のことがわかった。


・24人(36%)の患者がこの6ヶ月間に転倒した。

・その頻度は、左脳損傷患者47%、右脳損傷患者21%だった。

・左脳損傷患者の転倒リスクは右脳損傷患者の4倍だった。

・他の要因との関連は見られなかった。







左脳を損傷した脳卒中患者は転倒に注意しましょう、


というおはなし。

2012年6月30日

空気の悪い日に脳梗塞になりやすい人の特徴

元

Short-term effects of ambient air pollution on stroke: Who is most vulnerable?
2012  5月  カナダ




大気汚染と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


5927人の救急カルテから脳卒中患者を抽出した。


二酸化窒素、浮遊物質、一酸化酸素、オゾン、二酸化硫黄

の各濃度および湿度、気温と 患者データとの関連を解析した。





次のことがわかった。

・4-9月の暖かい季節には脳梗塞と大気汚染との関連が見られた。

・特に二酸化窒素濃度の上昇と強い関連があった。

・この傾向は、脳卒中、心臓病、糖尿病の既往歴があると より顕著になった。

・脳出血、TIAと大気汚染との関連は見られなかった。






病気がちの人は

暑くて空気の悪い日は脳梗塞に注意しましょう
、

というおはなし。

2012年6月29日

脳卒中後の不安、ウツ はかなりしつこい

元

Anxiety and depression after stroke: a 5 year follow-up.
2012  6月  イギリス



脳卒中から5年後に不安やウツがどのくらいあるのか調べてみたそうな。



複数の施設の脳卒中患者220人について、

発症から2,4,6ヶ月、5年後の時点で

不安、ウツの程度を計測した。




次のような結果になった。

・5年後、不安29%、ウツ33% だった。

・6ヶ月から5年後にかけて不安、ウツが重症化していた。

6ヶ月の時点で不安、ウツの患者は、5年後も同様であることが多かった。







脳卒中後の不安やウツは珍しいことではなく、

発症後6ヶ月時点での状態が

5年後にも大きく影響していることがわかった
、


というおはなし。





感想:

似たような話があったのを思い出した。

憂うつはつづくーよ どーこま で も



2012年6月28日

脳梗塞を治す経絡秘孔が判明

元

Electroacupuncture enhances motor recovery performance with brain-derived neurotrophic factor expression in rats with cerebral infarction.
2012  6月  韓国




神経細胞の生存・成長・シナプスの機能亢進などを司る

脳由来神経栄養因子(BDNF)は、脳梗塞からの回復に

重要な役割を果たしているという。



電気鍼がBDNFの増加と機能回復に

関わっているかどうか 調べてみたそうな。




人為的に脳梗塞にしたネズミ12匹について、

一部のネズミのツボ:百会(GV20)に電気鍼治療を施し、

機能回復とBDNFおよびその受容体の検出を試みた。





結果は次のようになった。

・電気鍼治療をおこなったネズミの運動機能の回復がみられた。

・同時に梗塞側の脳半球にBDNFおよびその受容体が多く検出された。





ツボ百会への電気鍼刺激は脳梗塞ネズミの運動機能回復と

脳由来神経栄養因子の増加をもたらすことがわかった
、


というおはなし。



百会

経絡秘孔というのは本当にあるのでしょうか?(by ヤフー知恵袋)



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