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2012年7月16日

昼間ウトウトしている高齢者は やっぱり脳卒中になりやすい


Daytime Sleepiness and Risk of Stroke and Vascular Disease: Findings from the Northern Manhattan Study (NOMAS).
2012  7月  アメリカ



高齢者の日中の眠気と脳卒中との関連を調べてみたそうな。



平均年齢74、白人、黒人、ヒスパニックの計2088人について、


眠気のレベルを3つに分類して、5年間追跡調査した。




次のことがわかった。

・44%が日中の眠気なし。

・47%が少し眠くなる。

9%が眠くてしょうがない、
だった。



解析の結果、

日中眠くてしょうがない人々の脳卒中危険率は、

眠気なしに比べ3倍だった。




昼間ウトウトしている高齢者は、

いつ脳卒中になってもおかしくないことがわかった



というおはなし。






感想:

自分は高校生の頃から、昼間いつも 眠かった。


この数日は 夜 蒸し暑くて眠れないため、 昼間ひどく眠い。



過去の記事
昼間 ウトウトしている高齢者は脳卒中になりやすい


2012年7月15日

セックスを強制させられていた女の子は、将来きっと 脳卒中になることが明らかに


Physical and Sexual Abuse in Childhood as Predictors of Early Onset Cardiovascular Events in Women.
2012  7月  アメリカ



女性の子供の頃の性的虐待体験と

脳卒中との関連を調べたそうな。




25-42歳の女性看護師を対象とした7万件近くの医学調査データから、

脳卒中、心筋梗塞になったケースを抽出し、

子供の頃の虐待体験との関連を解析した。




次のことがわかった。

・脳卒中が251人、心筋梗塞が262人いた。


・これらのうち、ひどい身体的虐待が9%セックスの強制が11%あった。


ひどい身体的虐待を受けていた場合、

脳卒中を含む心血管系疾患になる危険率は

そうでない場合の5割増しになった。


セックスを強制されていた場合、

心血管系疾患の危険率は6割増しになった。




子供の頃に虐待を受けていた女性は将来、

若くして脳卒中になりやすいことがわかった




というおはなし。






感想:

オドロイタ。

なぜ虐待がこんなに多いのか?

なぜ脳卒中になるのか?

なぜこんな研究をしようと思ったのか?



いじめ体験と脳卒中も関連がありそうな気がしてきた。

2012年7月14日

年齢別 脳梗塞 予防戦略


Age- and Gender-Specific Prevalence of Risk Factors in Patients with First-Ever Ischemic Stroke in China.
2012  6月  中国




脳梗塞になる要因を性別、年代別に調べてみたそうな。



1027人の脳梗塞患者の医療記録について、

発症年齢別に

・50歳未満

・50-80歳未満

・80歳以上

の3グループに分けて解析した。





次のことがわかった。

・女性は全体的に脳梗塞の発症年齢が高く、

 多くが糖尿病や心臓病を併せてもっていた。


・50歳未満の脳梗塞患者は喫煙、飲酒率がとても高く、

 高血圧の家系が多かった。


・80歳以上の脳梗塞患者は家系要因に依らず、

 多くは心臓に原因がある場合が多かった。


・3グループ共に高血圧と糖尿病が多かった。







若いうちは遺伝要因に注意し、

50過ぎたら生活習慣を改め、

80までいったら脳梗塞など気にせずに好きにしなさい



というおはなし。

2012年7月13日

室内禁煙法は脳卒中予防になるのか?


Association of indoor smoke-free air laws with hospital admissions for acute myocardial infarction and stroke in three States.
2012  6月  アメリカ




室内禁煙法の導入によって

脳卒中の発生に影響があったかどうか調べたそうな。



フロリダ、ニューヨーク、オレゴンの3つの州について、

1990-2006の脳卒中および急性心筋梗塞での入院件数の推移を解析した。




次のことがわかった。

・急性心筋梗塞の入院率はフロリダで18.4%、ニューヨークで15.5%減少した

・脳卒中の入院率は、フロリダで18.1%減少した。

・2003年に禁煙法が導入されたフロリダ、ニューヨークに比べ、

 当時、禁煙法部分導入のオレゴンでは入院率の減少は確認できなかった。






室内禁煙法を導入することで受動喫煙が減り、

脳卒中も減ることがわかった。


この調子で禁煙をもっともっと厳しくしましょう



というおはなし。




禁煙法導入州2010
室内禁煙法導入州

2012年7月12日

手のスプリントと忍者の手甲はよく似ていると思う


Hand splinting for poststroke spasticity: a randomized controlled trial.
2012  7月  トルコ




脳卒中後の手の痙縮対策にスプリント(固定具)

が役に立つかどうか調べてみたそうな。




39人の患者を

・手のひら側にスプリントを着ける

・手のの側にスプリントを着ける

・スプリントなし

の3グループに分けて経過を観察した。





その結果、

手の痙縮の程度を評価する

・筋緊張の観察スコア

・筋肉の電気生理学的計測値

・他動関節可動域

のいずれの点においてもグループ間で有意な差は見られなかった。






手にスプリントを着けるのは勝手だけど、

これで何かが良くなる などと期待しないように ね



というおはなし。





ハンドスプリント
強くなった気がする効果は期待できる。

2012年7月11日

イメージトレーニングで片麻痺の 立つ、握る 動作が速度アップ↑


Motor imagery practice for improving sit to stand and reaching to grasp in individuals with poststroke hemiparesis.
2012  7月  イスラエル




運動イメージトレーニングが脳卒中リハビリに与える影響

について調べてみたそうな。




13人の慢性期脳卒中片麻痺患者について、


2グループに分けて、それぞれ


・座位から立位への動作

・手を伸ばして物をつかむ動作


イメージトレーニングを15分間、週に3回×4週間行った。



そののち、

グループ間でトレーニング内容を入れ替えて 再度、4週間イメトレした。




これらイメージトレーニング前後での各動作に要する時間、速度 等を計測した。





結果は、

運動イメージトレーニングにより、


・起立動作にかかる時間が著しく短縮した。

・両足間の体重分布には変化がなかった。

・到達把持の平均、最大速度が大きく向上した。






慢性期脳卒中患者の運動イメージトレーニングは

実際の動作に良い影響を与えることがわかった



というおはなし。

2012年7月10日

脳のこのあたりにダメージを受けて無気力になってしまった女性


Rapid-onset Apathy May Be the Only Clinical Manifestation After Dorsal Striatum Hemorrhagic Lesion: A Case Report.
2012  7月  イタリア



脳卒中患者のアパシー(無気力)は、

認知障害、機能障害、ウツにもつながり得る

よくある症状の1つである。



ある70歳の女性が、

右脳の被殻、尾状核、内包近辺に出血を起こしたあと突然アパシー状態になった。


彼女は、脳卒中になるまでは精神的にまったく問題はなかった。



脳卒中後の精神学的検査で

ウツや他の神経心理症状を伴わない

重度の運動、認知、感情的無気力状態にあることがわかった。



このケースから、


人が物事に興味を持って取り組む際の

意志、感情を制御する 脳の背側線条体へのダメージが

アパシー症状のきっかけになっていることが推測できる、


というおはなし。




線条体 (wikipediaより) の位置

線条体線条体








感想:

まさにこの辺りに出血の直撃を喰らって、

人生ヤル気無し状態をリアルタイムに体験してきた者としては、

とても関心のある内容である。

2012年7月9日

メタボ脳卒中患者には厳しく接しないとリハビリ成果があがらない


How does metabolic syndrome affect the functional ambulation in stroke patients?
2012  7月  トルコ



メタボリックシンドロームが脳卒中リハビリに及ぼす影響を調べてみたそうな。



337人の脳卒中患者と、同年令の健常な220人について、

メタボリックシンドロームの有無と歩行能力を計測し、関連する要因と共に解析した。



次のことがわかった。

メタボリックシンドロームの割合は、
 
 健常人:33%、脳梗塞患者:60%、脳出血患者:68% だった。


メタボリックシンドロームがあると歩行能力の回復が著しく低かった。


・拡張期血圧、メタボリックシンドローム、年齢、が

 脳梗塞患者の歩行能力の回復と関連があった。






メタボの脳卒中患者は歩行能力が回復しにくいので

しっかりとリハビリさせましょう



というおはなし。

2012年7月8日

温度刺激治療で麻痺脚が動いた


The effectiveness of thermal stimulation for the moderately to severely paretic leg after stroke: serial changes at one-year follow-up.
2012  7月  台湾




急性期脳卒中患者の麻痺脚への

温度刺激治療の効果について調べてみたそうな。



脚に麻痺のある脳卒中患者30人について、

温度刺激グループ

・比較グループ

に分けた。


通常のリハビリに加えて、

温度刺激グループには

麻痺脚を温めたり冷やしたりする刺激を繰り返す治療を

週に5回 ×6週間 施した。


4週、6週、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月後の回復状態を確認した。




次のことがわかった。

・両グループ共に治療前は病状は同じだった。

温度刺激治療後に下肢の運動機能が大きく向上した。

・特にバランス能力が改善が大きかった。

・この改善効果は3ヶ月後にも見られた。

・しかし 6ヶ月後にはほとんどの改善効果が消失していた。






急性期脳卒中患者の麻痺肢への温度刺激治療は

3ヶ月程度なら効果が持続することがわかった



というおはなし。



関連文献:

Facilitation of Sensory and Motor Recovery by Thermal Intervention for the Hemiplegic Upper Limb in Acute Stroke Patients






感想:

過去のこんな記事を思い出した。


超先端医療:足湯で脳卒中麻痺が改善する

キンキンに冷やした腕でリハビリがはかどる



2012年7月7日

癲癇(てんかん)になりやすい脳卒中の種類とその割合


The incidence rate of post-stroke epilepsy: A 5-year follow-up study in Taiwan.
2012  6月  台湾


どんな種類の脳卒中で てんかんが起きやすいのか調べてみたそうな。



健康保険データベースから

4126人の脳卒中患者と同性同年令の24756人の健常人データ

を抽出し、脳卒中の発生からてんかんまで、最長5年間追跡調査した。




次のことがわかった。


脳卒中患者のうち

・72%が脳梗塞

・15%が脳出血

・2%がクモ膜下出血だった。


・健常人に比べ脳卒中患者のてんかん危険率は12倍だった。

・脳卒中患者の2.6%が5年以内にてんかんを発症した。

てんかんの割合は、脳出血>クモ膜下出血>脳梗塞、の順で多かった。






脳卒中患者はてんかんになる危険性が極めて高く、

脳梗塞よりも脳出血患者がなりやすいことがわかった



というおはなし。



てんかんビデオ


2012年7月6日

3年も経つのになぜヨダレが垂れるのか…たまに


Changes in oro-facial function and hand-grip strength during a 2-year observation period after stroke.
2012  6月  スイス




脳卒中後の口腔顔面機能の低下について調べてみたそうな。



31人の脳卒中入院患者と

健常人21人について、


・咀嚼(そしゃく)能率、

口唇力

・咬合力、

・咀嚼筋厚、

・握力

の変化を2年間追跡調査した。




次のことがわかった。


・脳卒中患者の咀嚼能率、口唇力は健常人に比べ著しく低下した。

・握力が左右の手で大きく異なることに比べ、咬合力の左右差はほとんどなかった。

・咀嚼筋の厚さは当初減少したものの、大きな左右差にはならなかった。






脳卒中後、お口まわりの能力は、

手が痺れるのとは異なるタイプの影響を受けることがわかった



というおはなし。





感想:

これは関心がある。



当初、左の顔面が大きくゆがんで、

ヨダレが垂れる日々がつづいた。


比較的早くにヨダレが垂れないようにはできたが、


現在もなお 顔左半分の皮膚感覚は弱く、


・ガムを噛んでいると唇の左端を一緒に噛んで、血が出る。

・左鼻の穴から出る鼻水に気づかずに 口に流れ込む様子を他人に指摘される。

・食事中、ご飯粒が口の左端からはみ出ていることがある(らしい)。

・ごくたまに、気を抜くと口の左側からヨダレが垂れる。



特に不便ではないので、大きな悩みではないが少し気になっては いる。

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