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2013年10月21日

伝統中国医学に基づくリハビリを比べてみた


Efficacy of Integrated Rehabilitation Techniques of Traditional Chinese Medicine for Ischemic Stroke: A Randomized Controlled Trial.
2013  10月  中国

伝統中国医学に基づくリハビリの効果を調べてみたそうな。


69人の脳梗塞患者を、中国医学リハビリグループと従来型リハビリグループに分けて21日、90日後の回復程度を比較した。

伝統中国医学リハビリは、鍼灸と独自のマッサージ法を組み合わせたものである。


次のようになった。

・両グループ共に大きく改善した。

・中国医学グループで下肢の運動機能、神経症状の改善が著しかった。

・顕著な差ではないが90日時点で生活動作の自立者の割合は中国グループに多かった。


伝統中国医学リハビリはなかなか良さそうなので、より規模の大きい研究をしてみたい、


というおはなし。




感想:

ところで従来型のリハビリってなんだろう... って いつも思うんだ。



2013年10月20日

睡眠不足は自慢にならない 脳卒中のもと


Associations Between Sleep Duration and Prevalence of Cardiovascular Events.
2013  10月  アメリカ

睡眠時間と脳卒中を含む心血管系疾患との関連を調べてみたそうな。


米国全国健康・栄養調査の2007-2008のアンケート結果を解析した結果、


次のようになった。

・睡眠時間と心血管系疾患との強い関連が確認できた。

・特に、睡眠6時間未満だと脳卒中が2倍になった。

・心筋梗塞も同様だった。

・逆に睡眠が8時間を超えると冠動脈疾患、狭心症が増えた。


睡眠時間が短いと脳卒中になりやすい、

というおはなし。




感想:

とにかく睡眠不足は敵。

2013年10月19日

中年労働者の睡眠時間と脳卒中との関係について


Self-reported Sleep Duration in Relation to Incident Stroke Symptoms: Nuances by Body Mass and Race from the REGARDS Study.
2013  10月  アメリカ

中年労働者の睡眠時間と脳卒中との関連を調べてみたそうな。

45歳以上の脳卒中経験の無い 5666人について、3年間、半年ごとにアンケートを行い、脳卒中症状の有無、睡眠時間などを調査し、関連を解析した。


次のようになった。

・この間に 224人が1回以上の脳卒中症状を報告した。

・睡眠が6時間未満だと脳卒中症状のリスクが激増した。

・この関係が見られるのはBMIが標準の人のみだった。


標準体重の中年労働者は、睡眠時間が短くなると脳卒中リスクが高くなることがわかった、


というおはなし。




感想:

標準体重ってとこがおもしろい。
デブやヤセは睡眠時間が短くても平気ってことなのか?


2013年10月18日

【いますぐ実践】片鼻呼吸法で失語症が改善することが明らかに


Exploring the Benefits of Unilateral Nostril Breathing Practice Post-Stroke: Attention, Language, Spatial Abilities, Depression, and Anxiety.
2013  10月  アメリカ

ヨーガの片鼻呼吸法は注意力や記憶力アップになると言われている。

そこで、この片鼻呼吸法が脳卒中患者の失語や認知機能に影響があるか調べてみたそうな。


11人の左脳損傷の脳卒中患者(このうち6人が失語症)について、
10週間の片鼻呼吸法プログラムに参加させた前後での言語、注意、情動、認知機能を調査した。


次のようになった。

・片鼻呼吸法によって全員の不安レベルが低下した。

・失語症患者の言語能力が向上した。


片鼻呼吸法の効果がわかった。言語療法の時間に是非取り入れるべきだ、


というおはなし。



これが片鼻呼吸法だ。(2:00~)

ジャックマイヨールが潜る前におなじことをやっていた。

2013年10月17日

脳梗塞とセックス障害 意外な真相…


Impaired sexual activity in young ischaemic stroke patients: an observational study.
2013  10月  フランス

脳卒中後のセックス障害とその要因について調べてみたそうな。


60歳以下の脳梗塞患者156人に、発症1年後にアンケート用紙を郵送し、

・セックス障害:セックス機能や満足度の低下

・心理的健全度:病院不安ウツ尺度

を調査した。


次のようになった。

・67%から回答があった。

・そのうち29%がセックス障害を報告していた。

・セックス障害があると病院不安ウツ尺度のスコアも高かった。

・彼らは7:3の割合で左脳損傷が多かった。

・特にACE阻害タイプの降圧薬の使用とセックス障害との関連が強かった。


発症1年後の脳梗塞患者のおよそ3分の1がセックス障害を経験していた。
ACE阻害薬が関係しているのかも知れない、


というおはなし。
性機能障害とACE阻害薬
感想:

この結果は男女区別ないのかな?

セックス関連のテーマはアクセスも多く、需要が高い割に研究事例が滅多にない。

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2013年10月16日

脳卒中の障害はいったい何年続くのか


Estimation of the Long-Term Care Needs of Stroke Patients by Integrating Functional Disability and Survival.
2013  10月  台湾

脳卒中の種類や重症度によって、障害がどれくらい続くものなのか調べてみたそうな。


1万6千人あまりの患者を対象にした医療データを解析した。

障害の程度はバーセルインデックスで評価した。



次のようになった。

・脳卒中全体的には、軽度の障害のばあい、それが0.86年続く。

・中程度の障害は1.24年、重症になると1.34年続く。

特に心原性脳塞栓や脳内出血の場合、入浴の補助が必要になるような重度の障害が2年以上続く


というおはなし。




感想:

脳卒中って たいへんなイメージがあるわりには
こんなに短いのかな?と思った。


バーセルインデックス (pdf) だから自立しちゃうんだろうな。

2013年10月15日

リハビリは脳卒中後のウツ予防にもなる


Effects of stroke rehabilitation on incidence of poststroke depression: a population-based cohort study.
2013  9月  台湾

発症後3ヶ月以内の脳卒中リハビリの有無とウツとの関連を調べたそうな。


2000-2005年、7677人分の脳卒中患者データを解析したところ、


次のようになった。

・16.7%(1285人)が最初の3ヶ月以内にリハビリを受けていた。

・リハビリを受けた者のうち、5.8%がウツになった。

・リハビリを受けなかった者では、8.7%がウツになった。

・リハビリを受けることでウツになるリスクが47%減った。

・この効果は女性よりも男性で顕著で、特に高齢男性で大きかった。


脳卒中で入院して3ヶ月以内にリハビリを受けるとウツになるリスクが劇的に下がった。しかしこの効果は男性優位なので、女性のウツに注意しましょう、


というおはなし。



感想:

こういうことで予防できてしまうウツは本当の脳卒中後ウツとは違う気がする。

2013年10月14日

確率共鳴現象によって脳卒中で麻痺した指先の感覚を簡単に改善してしまう方法が明らかに


Remote vibrotactile noise improves light touch sensation in stroke survivors' fingertips via stochastic resonance.
2013  10月  アメリカ

触覚と運動機能を一緒にリハビリできたらすばらしい。

閾値下の指先へのノイズ刺激が触覚を強化すると言われている。(確率共鳴現象)
しかし、指先にノイズ刺激を与える場合、その装置がじゃまになって手を使うことができなくなる。

そこで、脳卒中片麻痺の指先から離れた位置に振動ノイズを与えたときの指先の触覚を調べてみたそうな。


麻痺上肢の人差し指先、親指の腹について、振動刺激中のモノフィラメント触覚テスト、2点識別覚テストを行った。

振動刺激は触覚閾値の40、60、80%で、麻痺上肢の手指、手首の背側、掌側のそれぞれ4箇所にランダムに与えた。


次のようになった。

・振動刺激によって その強度、位置に依らず 人差し指、親指ともにモノフィラメント触覚スコアが著しく向上した。

・2点識別覚スコアはたいして変化はなかった。


指先から離れた手首や手の背側への閾値下の振動刺激によって脳卒中片麻痺患者の触覚が簡単に向上した。これは確率共鳴現象によるものと考えられる。手指の感覚を改善しつつ手の動作を邪魔しない装置が作れそうな気がしてきた、


というおはなし。



感想:

たいへんきょうみぶかい。
確率共鳴は歴史が浅いせいか、wikipediaにもまだ まとまっていない。


下記リンクがわかりやすいかも。

確率共鳴の基礎的概念とその応用 (pdf)

2013年10月13日

空港の近所に住んでいると脳卒中になりやすい


Aircraft noise and cardiovascular disease near Heathrow airport in London: small area study.
2013  10月  イギリス

航空機の騒音と脳卒中リスクとの関連を調べたそうな。


ロンドンヒースロー空港周辺360万の地区住人を対象として入院率、死亡率等を解析したところ、


次のようになった。

・日中および夜間の航空機騒音が激しくなるにつれて、発症リスクも上昇した。

・日中の騒音レベルがもっとも高いエリアでは、もっとも低いエリアの住人にくらべ脳卒中リスクが1.24倍だった。

・日中騒音と夜間騒音のどちらがより影響するのかはわからなかった。

航空機騒音の激しい地区に住んでいると脳卒中になりやすいことがわかった、


というおはなし。

2013年10月12日

タバコや酒をやっていたからといって、脳卒中のあとはやくに死んでしまうわけではなかった


Prestroke Alcohol Consumption and Smoking Are Not Associated with Stroke Severity, Disability at Discharge, and Case Fatality.
2013  10月  ハンガリー


喫煙や飲酒が過ぎると脳卒中の発症リスクになることはよく知られている。
そこで、喫煙、飲酒と脳卒中の重症度、致命率との関連を調べてみたそうな。


1049人の脳卒中患者データについて、発症まえの飲酒量、喫煙量、入院時の重症度、退院時、30日後、1年後の重症度、致命率を調査し関連を解析した。


次のようになった。

・脳卒中前、24.5%が喫煙、24.7%に飲酒習慣があった。

・喫煙量、飲酒量は入院時の重症度と関連はなかった。

・退院時、30日後、1年後の致命率はそれぞれ、12.2%、16.9%、28.3%だった。

・脳梗塞患者について、飲酒習慣の有無と、30日後、1年後の致命率との間に差は見つからなかった。

・脳出血患者では、飲酒習慣があると30日後、1年後の致命率がやや高くなる傾向が見られた。

・喫煙習慣の有無は30日後、1年後ともにあまり影響は見られなかった。


発症前の喫煙と飲酒習慣は脳卒中のリスク要因であるにもかかわらず、発症後 短期的、長期的に大した影響を及ぼすものではないことがわかった、


というおはなし。




感想:

もちろん脳卒中後は両方控えるべきだと思うよ。



2013年10月11日

左手を動かすと半側空間無視が改善するしくみをしらべてみた


Effect of limb movements on orienting of attention in right-hemisphere stroke.
2013  10月  カナダ

右脳の脳卒中患者で、右半側から注意を解放する能力に欠ける症状が報告されており、これが半側空間無視と関連があると言われている。

一方で、左上肢の運動が左方への注意を促すことがわかっているがそのメカニズムは明らかでない。

そこで、左上肢運動が右脳損傷患者の注意解放力欠陥を改善するものなのかどうか調べてみたそうな。


左上肢を自発的、受動的に動かす場合と動かさない場合とで注意力検査を行った。

対象は右脳卒中患者で注意解放力欠陥のある者とない者、比較のための同年令の健常人。



次のようになった。

・注意解放力欠陥スコアは半側空間無視の重症度と関連があった。

・注意解放力欠陥は上肢の自発的、受動的運動により影響を受けなかった。

・しかし上肢運動は注意の方向を変えたり逸したりする効果はあった。

左上肢運動は注意解放力欠陥に変化をもたらすものではなく、左方注意をうながす別のプロセスに作用するのだろう、


というおはなし。
図:左手運動と半側空間無視


感想:

両者の違いがよくわからないけど、半側空間無視は奥が深そうなことはわかった。


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