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2015年8月24日

若い人が高血圧を防ぐためにできること


Lifestyle and Risk of Hypertension: Follow-Up of a Young Pre-Hypertensive Cohort.
2015  7月  中国

健康的な生活習慣で若者が高血圧になるのを防げるか調べてみたそうな。


20-45歳で糖尿病や脳卒中歴のない前高血圧状態(収縮期120-130,拡張期80-89)の男女について、

身長、体重、運動頻度、飲酒頻度、睡眠時間を調査し、4.7年間フォローした結果、


次のことがわかった。

・この間に 1009人のうち182人が高血圧(140/90以上)になった。

・BMIカテゴリが "標準"に比べ "過体重"、"肥満"では高血圧リスクはそれぞれ1.83倍、2.62倍だった。

・睡眠時間が1日8時間以上に比べ6-8時間では高血圧リスクは0.40倍だった。

・運動と飲酒の習慣は高血圧と有意な関連が見られなかった。


前高血圧状態にある人は、体重と睡眠時間に注意すれば高血圧症を防げるかも、


というおはなし。

生活習慣と高血圧リスク

感想:

睡眠時間は睡眠障害が原因だろうから簡単には変えられない。運動も酒も関係ないとすると、できることあまりないな、、

2015年8月23日

女性は血圧がたいして高くなくても脳内出血を起こす


Hypertension as a Risk Factor for Haemorrhagic Stroke in Females.
2014  11月  インド

脳内出血と高血圧との関連を女性について調べてみたそうな。


脳内出血であることがCTで確認できた女性患者100人について調査し 男性と比較した結果、


次のことがわかった。

・高血圧は脳内出血の最大のリスク要因だった。

・高血圧の患者割合は男性の61%に対し 女性では47%だった。

・女性患者の血圧測定値は収縮期、拡張期ともに男性よりも明らかに低かった。

・女性患者の多くは過体重だった。


高血圧は脳内出血の一番のリスク要因であり、女性の場合、男性よりも低い血圧で脳内出血を発症していた。女性にはより慎重な血圧コントロールが必要かも、


というおはなし。

グラフ:血圧脳内出血女性


感想:

はじめて耳にするはなし。ホントかよって感じ、、

2015年8月22日

ホンダの歩行アシストロボット 脳卒中で試した結果、、


Effects of a wearable exoskeleton stride management assist system (SMA®) on spatiotemporal gait characteristics in individuals after stroke: a randomized controlled trial.
2015  8月  アメリカ

ホンダが開発したウェアラブル外骨格ロボット、Stride Management Assist (SMA:リズム歩行アシスト)を脳卒中経験者で試してみたそうな。


発症から1年以上経つ脳卒中経験者50人に課題志向型の理学療法訓練を行った。

1回45分間の訓練を18セッション行った。

半数にはSMA装置を着けた。

訓練前および3ヶ月後までフォローして、歩行パラメータを3次元的に解析した。


次のことがわかった。

・両グループともに歩行パラメータが明らかに改善した。

・グループ間で有意な差は見られなかったものの、

・SMAグループでは麻痺側の歩幅が広くなり、高速歩行時の非対称性が小さくなった。


脳卒中経験者にホンダのSMAを着けて訓練することで、通常のリハビリより多くの歩行パラメータが改善した、


というおはなし。


Stride Management Assist


感想:

この記事↓の続報ってこと。
HONDAが歩行アシスト装置の臨床試験を開始! なぜかシカゴで

重量2.8kgの圧倒的な軽さとシンプルなデザインは 「使ってみよう」、、って気にさせる。

3年間のリース契約で月額4万5000円!!!(2015/07/21)

2015年8月21日

脳卒中になりやすい労働時間がわかった ランセット誌


Long working hours and risk of coronary heart disease and stroke: a systematic review and meta-analysis of published and unpublished data for 603 838 individuals
2015  8月  デンマーク

労働時間と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


過去の複数の研究データを統合し、再解析したところ、


次のことがわかった。

・ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアから25の研究を厳選した。

・平均7.2年間追跡した 52万人1722件の脳卒中データが得られた。

・標準的な労働時間 35-40時間/週 に比べ、55時間以上の労働では脳卒中リスクが1.33倍になった。

・労働時間と脳卒中リスクには用量関係があり、時間が増えるほどリスクが上がった。

・冠動脈疾患についても調べたが 労働時間との関連は弱かった。


長時間労働者は脳卒中に注意を払うべきであろう、


というおはなし。

労働時間と脳卒中
労働時間と脳卒中リスク


感想:

じゃ労働時間は少ないほどいいのかな?と思ってグラフみると、週35時間未満ではリスク急増してる。これは仕事がない厳しい生活状況の反映と考えられる。

2015年8月20日

"軽い脳卒中" が検索されるのはどんな時?


Internet-based information-seeking behavior for transient ischemic attack.
2015  8月  アメリカ

近年、インターネットは健康関連情報を検索または情報発信する重要なツールとなっている。

そこで、Googleを使って一過性脳虚血発作(TIA)についての検索動向を調べてみたそうな。


次の2つのキーワード

"Transient Ischemic Attack" (一過性脳虚血発作)
"Mini Stroke" (軽い脳卒中)

について過去10年間の検索ボリュームの推移を調査したところ、


次のことがわかった。

・両キーワードに共通する明らかな検索増加ピークが3つ見つかった。

・各ピークは有名人の一過性脳虚血発作がマスコミやニュースで取り上げられたタイミングに一致していた。

・こういった出来事のあと3-7日かけて元の検索ボリュームに戻っていった。

・さらに、"Transient Ischemic Attack" の検索ボリュームは10年間でほぼ一定なのに対し、"Mini Stroke"は年々、増加傾向にあった。

・これらキーワードに関心を持つ人々は、アメリカ南東部に多かった。


脳卒中に関連したキーワードの検索ボリュームは、マスコミによる有名人の発症ニュースと連動して大きく変化した。マスコミとネットを連携させれば健康推進活動がはかどるかも、


というおはなし。

これがそのトレンドグラフ


感想:

たしかに記事タイトルに「TIA」をいれるとアクセスが少ない。
逆に「軽症」と入れるとアクセスが多い。

TIAとか一過性脳虚血発作って症状のわりに名前が大げさでわかりにくい。ほんとうにこんな診断もらっているひとがいるのだろうか??って印象。

2015年8月19日

脳卒中後ウツの治療に高気圧酸素療法を組み合わせてみた


The effects of combined hyperbaric oxygen therapy on patients with post-stroke depression.
2015  5月  中国

脳卒中後のウツは珍しいものではなく、そのうち3割ほどの患者は薬物治療でもよくならない。

そこで高気圧酸素療法を組み合わせたときの効果を調べてみたそうな。


脳卒中後ウツの患者90人を次の3グループに分けた

*フルオキセチン(抗うつ薬)
*高気圧酸素療法
*フルオキセチン+高気圧酸素療法

各々、週5x4週間治療を行いウツ改善効果を2種類の指標で比較した。


次のことがわかった。

・いずれのグループも有意に改善した。

・フルオキセチンと高気圧酸素療法を組み合わせたグループは他の2グループより改善度が高かった。


脳卒中後ウツの治療に高気圧酸素療法を組み合わせるとより効果的である、


というおはなし。

高気圧酸素療法


感想:

高気圧酸素療法の過去記事↓
高気圧酸素治療は慢性期脳卒中の記憶障害に効くのか?

高気圧酸素療法が脳梗塞患者を救う

2015年8月18日

軽症の脳卒中は病院でたら全快って考えていいの?


Balance and Gait Impairment in Transient Ischemic Attack and Minor Stroke.
2015  7月  オーストラリア

一過性虚血発作(TIA)や軽症の脳卒中は患者人数は多いもののその影響がよくわかっていない。

そこで、TIAや軽症脳卒中患者の歩行、バランス機能を調べてみたそうな。


平均年齢67、TIAおよび軽症脳卒中の患者12人と健常者12人について歩行、バランステストを行い比較した。


次のようになった。

・両グループは、身長、体重、脚の感覚、筋力、反応時間などほぼ同じだった。

・モントリオール認知評価試験スコアは 22.2 vs. 26.6 でTIAグループで低かった。

・同様に、タイムアップアンドゴーテストは 10.9秒 vs. 7.2秒、

・タイムアップアップアンドゴー2重課題は 12.3秒 vs. 8.5秒、

・フォースクエアステップテストは 10.9秒 vs. 7.2秒 でTIAグループが遅かった。

・その他、歩行パフォーマンスに関するほとんどのテストでTIAグループのスコアが悪かった。


TIAや軽症脳卒中患者は明らかな身体障害はなかったが 歩行、バランス機能が健常者よりも劣っていた、


というおはなし。


感想:

自動車運転許可もすぐに出るんだろな、、

2015年8月17日

拡張期高血圧の脳卒中リスクは


Hypertension subtypes and risk of cardiovascular diseases in a Mongolian population, inner Mongolia, China.
2015  8月  中国

高血圧の種類と脳卒中など心血管疾患のなりやすさの関連を調べてみたそうな。


中国のモンゴル族2589人について、

基礎血圧別に、

*高血圧前症、*収縮期高血圧、*拡張期高血圧、*収縮期拡張期高血圧

に分類し、約10年間フォローして心血管疾患との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・通常血圧に比べたときの心血管疾患リスクは 各々順に、
1.74, 2.00, 2.20, 4.92倍 となった。


拡張期高血圧および収縮期拡張期高血圧では 脳卒中など心血管疾患リスクが大きく上がった、


というおはなし。
図:拡張期血圧と脳卒中リスク



感想:

下の血圧が高めで気になってた。拡張期高血圧って血管にまだ弾力のある若い人がなるんだってね。

2015年8月16日

痙縮で悩む脳卒中患者を早めに見分ける方法


Early prediction of long-term upper limb spasticity after strokePart of the SALGOT study
2015  8月  ノルウェー

脳卒中から1年後の上肢痙縮の有無を予測判定できる方法を調べてみたそうな。


76人の脳卒中患者について、入院時、発症後3日、10日、4週間、12ヶ月後に肘と手首の伸筋、屈筋の痙縮の有無と程度、運動機能、関節可動域、疼痛を評価して関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・3日、10日、4週間時点で痙縮のあった者の割合は、それぞれ24%、43%、46%だった。

・12ヶ月時点で痙縮のある者は46%、重度の痙縮は29%だった。

・3日後または10日時点で感覚運動機能に問題があると1年後の痙縮はほぼ確定だった。

・発症4週間時点で痙縮が残っている患者は1年後にも重度の痙縮があった。

・発症10日時点で痙縮がある患者は 1年後になんらかの痙縮が残った。


感覚運動機能が低下しているか、または10日時点で痙縮がある脳卒中患者は1年後にも痙縮で悩んでいた、


というおはなし。


運動機能と痙縮確率


感想:

重度の痙縮にならない人は10日以降28日以内に痙縮が消えるであろうってこと。

じぶんの発症10日後を思い出してみるに、肘も手首も痙縮どころか感覚ゼロでタコの腕のようにグニャグニャだった。

2015年8月15日

脳卒中の言語障害はウェルニッケやブローカのせいではなかった!


Predominance of caudate nucleus lesions in acute ischaemic stroke patients with impairment in language and speech.
2015  8月  スウェーデン

これまで言語機能は脳皮質の限られた領域(ブローカ野、ウェルニッケ野)が支配していると考えられてきた。近年、言語プロセスは皮質下を含めたもっと複雑なシステムからなることが指摘されている。

そこで言語障害を持つ脳卒中患者の脳損傷位置を、先入観なく詳しく調べてみたそうな。


脳卒中で言語障害があり、脳の断層画像もある患者データ34人分を解析したところ、


次のことがわかった。

・言語機能を司ると考えられてきたウェルニッケ野またはブローカ野に損傷のある患者は4分1以下に過ぎなかった。

・もっとも多かった損傷箇所は、皮質下の左側尾状核および放射冠だった。


言語機能処理には皮質以上に大脳基底核の働きが重要であることがわかった、


というおはなし。
図:失語症の脳部位

尾状核 尾状核


感想:

じぶんは右の被殻出血だけど、言葉がでにくくなることが明らかに多くなった。

そのせいかわからないけど、言葉でものを考えなくなった気がする。

2015年8月14日

脳卒中 幹細胞治療のダークサイドについて


The Dark Side of the Force - Constraints and Complications of Cell Therapies for Stroke.
2015  7月  ドイツ

脳卒中の幹細胞治療の現状をまとめてみたそうな。


・幹細胞治療は脳梗塞への応用が期待されている。

・過去20年間の研究を経て、ようやく臨床試験で安全性を検証するところまでたどりついた。

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