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2020年4月19日

nature.com:認知 身体機能の低下からの脳卒中


Cognitive and physical impairment and the risk of stroke - A prospective cohort study
2020  4月  オランダ

脳卒中経験者およそ3分の1は認知障害を経験し、半数は日常生活動作に困難が生じる。

これら認知、身体機能の低下は脳卒中になるまえに9-14%の患者で見られるという。

また、認知、身体機能の低下は血管ダメージの蓄積を意味するとも考えられる。

さらに血管ダメージの病理的種類によって、影響する機能もことなる。たとえば、動脈硬化は実行機能に影響し、アミロイドβは記憶に関連する。

そこで、認知、身体機能の各ドメインのスコア低下が脳卒中リスクとどのように関連するものかくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月18日

コロナ時代のリハビリ戦略 "Take Charge"とは


Taking Charge after Stroke- A randomized controlled trial of a person-centered, self-directed rehabilitation intervention
2020  4月  ニュージーランド

脳卒中リハビリテーションでは 現在おもに特定課題について訓練を繰り返す方式がとられている。しかし大規模なランダム化比較試験では患者の自立やQoLを高めるとするエビデンスは得られておらず、別の効果的な方法が求められている。

"Take Charge"(自分で責任をもつ)リハビリは、自己決定理論(Self Determination Theory)にもとづき 退院後の脳卒中患者が自らの管理のもとにリハビリをすすめる方法である。

すでに Maori and Pacific Stroke Study (MaPSS)では統計学的に高い有意性をもった結果が得られている。

そこで、非Maori、非Pacific を対象とした、 Take Charge のより規模のおおきい介入実験(Taking Charge after Stroke :TaCAS)をこころみたそうな。

2020年4月17日

脳卒中などへの糞便移植の成果


Fecal Microbiota Transplantation in Neurological Disorders
2020  3月  オランダ

神経疾患と腸内細菌叢との関連を示す研究がおおくあり、腸内細菌叢の改変が治療戦略となりうるとを示唆している

糞便微生物移植(FMT:Fecal microbiota transplantation)は、現在、最も効果的な腸内細菌叢への介入であり、クロストリジオイデス ディフィシル(Clostridioides difficile)感染症の再発対策として用いられている。

神経障害患者に対するFMTの適応を評価するために、FMTに関するこれまでの文献をまとめてみたそうな。

2020年4月16日

認知機能べつ異常率 回復率


The Occurrence and Longitudinal Changes of Cognitive Impairment After Acute Ischemic Stroke
2020  3月  中国

脳卒中の予後に認知機能障害が密接に関連していることを示すエビデンスが増えてきている。

中国人患者で、急性脳梗塞後のことなる時期での認知機能障害の発生と程度変化をくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月15日

蛋白質エネルギー栄養障害と運動機能


Preventing protein-energy malnutrition after cortical stroke enhances recovery of symmetry in forelimb use during spontaneous exploration
2020  4月  カナダ

脳卒中のあと "蛋白質エネルギー栄養障害"(PEM:protein-energy malnutrition)がよくみられる。

PEMは嚥下障害や意識低下、うつ、上肢の麻痺などによっておきやすくなる。PEMはまた高死亡率、機能回復不良とも関連している。

そこで、PEM予防による脳卒中の前足機能、梗塞サイズ、への改善効果を動物で実験してみたそうな。

2020年4月14日

ジャガイモは脳梗塞の原因なのか?


Substitutions between potatoes and other vegetables and risk of ischemic stroke
2020  4月  デンマーク

欧米では脳梗塞予防のために野菜を豊富に含む食事を推奨している。しかしどの野菜がより有益であるかはわかっていない。

ジャガイモは根菜類に分類されるが、米や小麦とならんで主食としても広く消費されている。他の野菜とくらべてジャガイモはエネルギー密度が高く、グリセミック指数も高く栄養価は低いためジャガイモを摂ることは不健康であるとする者もいる。

そこで、ジャガイモを他の野菜と置き換えることで脳梗塞予防になるかどうか、くわしくしらべてみたそうな。

2020年4月13日

Stroke誌:体重が増えた時期と脳卒中リスク


Change in Body Weight and Long-Term Risk of Stroke and Death in Healthy Men
2020  4月  ノルウェー

肥満は脳卒中など心血管疾患のあきらかなリスク因子である。しかし肥満が独立したリスク因子なのかそれとも高血圧などの他の因子を介したものなのかはいまだわかっていない。

そのため脳卒中予防を減量にフォーカスするべきか否か結論はでていない。

いくつかの研究では人生早期での体重の増減が脳卒中リスクと関連することがしめされているが、後期のそれとの関連は一致した見解がない。

そこで、人生の早期、中期での体重の増減と脳卒中リスクとの関連をくわしくしらべてみたそうな。



40-59歳の健康な男性2014人について、
募集時と7年後に心血管系の検査を行った。

また、25歳ころの「早期」の体重変化の記録と、募集時から7年後までの「中期」の体重変化を測定した。

早期、中期の両体重変化期について、脳卒中および死亡との関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・2014人のうち、全員について早期の体重変化に関する記録がみつかった。

・人生早期について、体重が0-4.9kg増加した者にくらべ、体重増加が5-9.9kgの者では脳卒中のハザード比は1.46、体重増加が10kg以上の者では1.39、体重減少があった者では1.46であった。

・総死亡については、ハザード比はそれぞれ1.08、1.14、1.29であった。

・人生中期での体重増減には、脳卒中または総死亡のリスクに体重グループ間での有意差は認められなかった。

健康な男性では、人生早期(25歳~)の体重増減が長期的な脳卒中リスクの増加に関連しているようだった。人生中期(40歳~)での体重増減との関連はなかった、


というおはなし。

図:体重増減と脳卒中リスク



感想:

若いころに体重をめっちゃ増やすお相撲さんは命削ってるんだな。いっぽうで中年ぶとりは問題なし。
経験者の肥満の自覚と減量成果

Stroke誌:脳卒中でなお太ろうとする肥満の割合

脳卒中にならない体重 400万人調査から

2020年4月12日

小児脳卒中の年齢別の回復


Predicting Recovery and Outcome After Pediatric Stroke- Results from the International Pediatric Stroke Study
2020  3月  アメリカ

小児の脳卒中からの回復に関係する因子および年齢についてくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月11日

ニセ脳卒中の頻度と特徴


Stroke-mimics in stroke-units. Evaluation after changes imposed by randomized trials
2020  2月  フランス


脳卒中の血栓溶解治療の適応は4.5時間を超え拡張傾向にあり、機械的血栓除去術の適応時間はもっと長い。そのため治療を検討するべき患者数は増え、画像検査等にようする間接業務も増大している。

そこで、これら治療が必要のない脳卒中類似症状(stroke mimics)の患者をすばやく見分けるべく、その特徴と割合についてくわしくしらべてみたそうな。

2020年4月10日

新型肺炎COVID-19のおかげで脳卒中患者激減中


COVID-19: Are Acute Stroke Patients Avoiding Emergency Care?
2020  4月  アメリカ

COVID-19パンデミックのなか、アメリカ全土で急性脳卒中患者数の劇的な減少が相次いでいるそうな。

2020年4月9日

くも膜下出血ファミリーの最要注意人物


Higher risk of intracranial aneurysms and subarachnoid haemorrhage in siblings of families with intracranial aneurysms
2020  3月  オランダ

脳動脈瘤は成人の3%に存在する。脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血(aSAH)は家族歴がリスク要因でもある。

一等血縁者内にaSAH経験者が2人以上いるばあい、そのグループの25%にくも膜下出血や未破裂脳動脈瘤が見つかるという。

親族の種類(親、兄弟、子供)によってその関係がどのようにことなるのかについては一致した見解が得られていないので大規模にくわしくしらべてみたそうな。

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