元2022 12月 オーストラリア
1950年代に開発されたボバースセラピーは長年、脳卒中リハビリテーションの主流であった。
特殊な手技によって自発的な動きが促進されるとし、セラピストによる姿勢と体幹にフォーカスした感覚入力が重視されている。
ボバースセラピーによる麻痺上肢の改善効果は、いくつかのメタアナリシスで評価が低いので、
他のリハビリ法と介入用量(時間)をマッチさせた比較をするべく、あらためてメタアナリシスをこころみたそうな。
元2022 12月 オーストラリア
NDT-Bobath method in normalization of muscle tone in post-stroke patients.
2012 12月 ポーランド
・16人(27%)で改善効果が見られた。
・1人(2%)で悪化。
・8人(13%)で微かな変化があった。
ボバースコンセプトのリハビリ効果
元
Effectiveness of the Bobath concept in the treatment of stroke- a systematic review
2019 4月 スペイン
・15の臨床試験がみつかった。
・ボバースコンセプトは他のアプローチにくらべ、下肢の運動機能、バランス、日常生活動作 の点でなんら優れた点はなかった。
・上肢について CI療法よりはやや効果的だった。
課題指向型訓練 いくらやっても役には立たない
元2020 6月 トルコ
Can physiotherapy after stroke based on the Bobath concept result in improved quality of movement compared to the motor relearning programme.
2010 11月 ノルウェー
・イメージトレーニング+サーキットトレーニング
・ボバーステクニックに基づくトレーニングのみ
元2025 2月 イギリス
元
Body awareness therapy in persons with stroke: a pilot randomized controlled trial.
2014 3月 スウェーデン
・両グループ共に歩行能力に改善があった。
・しかしグループ間で明らかな違いは見られなかった。
元
A Randomized and Controlled Crossover Study Investigating the Improvement of Walking and Posture Functions in Chronic Stroke Patients Using HAL Exoskeleton - The HALESTRO Study (HAL-Exoskeleton STROke Study)
2019 3月 ドイツ
・両リハビリ方法ともにいくつかの指標で有意な改善はみられたものの、
・いずれもあきらかな差は確認できなかった。
下肢ウェアラブルロボットのリハビリ効果
慢性期の下肢感覚麻痺の割合と転倒
元
Effect of sensory training of the posterior thigh on trunk control and upper extremity functions in stroke patients.
2017 1月 トルコ
・セッション終了後、触覚トレーニングの患者で座位での上肢前方リーチ課題のスコアが明らかにすぐれていた。
・触覚トレーニングから10日後、生活自立度の向上も確認できた。
・触覚能力にグループ間の差はなかった。