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2014年1月31日

太極拳リハビリは転倒が少なく安全


The Effect of Tai Chi on Physical Function, Fall Rates and Quality of Life among Older Stroke Survivors.
2014  1月  アメリカ

太極拳の脳卒中リハビリ効果を検証してみたそうな。


平均年齢70、発症後3年の脳卒中経験者145人を次の3グループに分けた。

*太極拳:53人
*筋トレ柔軟体操:44人
*普通のリハビリ:48人

太極拳は1回1時間×週3回×12週間行った。


次のようになった。

・各訓練期間中に転倒した人数は、太極拳グループでは他のグループの3分の1だった。

・太極拳と筋トレ柔軟体操グループでは有酸素持久力が大きく向上した。


太極拳と筋トレ柔軟体操は有酸素持久力を高めかつ容易に実践可能なリハビリ法だった。とくに太極拳は転倒回数も少ないのでよりオススメである、


というおはなし。


この研究者が行っている太極拳教室のシーン(4:30-)

2020年8月29日

太極拳は運動以外にもいいの?

2020  8月  中国


脳卒中後の運動機能以外の障害(認知、うつ、睡眠など)にたいする太極拳の効果をあきらかにするために、これまでの研究のシステマティックレビューおよびメタアナリシスをこころみたそうな。

2018年5月17日

太極拳の転倒予防効果は?


Does Tai Chi improve balance and reduce falls incidence in neurological disorders? A systematic review and meta-analysis
2018  5月  香港

太極拳は中国武術の1つで300年の歴史がある。円をえがくようにおおくの関節を動かすスムースな動作が、神経症状を示す患者のバランス能力の改善と転倒予防によいと考えられている。

そこでこれまでの研究をシステマティックレビューしてみたそうな。


神経疾患患者への太極拳と、バランス能力および転倒を評価した研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・被験者720人を含む10件の研究がみつかった。

・これらのうち7件はパーキンソン病患者で3件が脳卒中患者を対象としていた。

・パーキンソン病での タイムアップアンドゴーテストで評価するバランス能力は、なにもやらない場合よりは改善していたが 他の運動療法に比べるとあきらかな改善はなかった。

・太極拳により転倒事例はパーキンソン病 脳卒中ともにあきらかに減少していた。

・脳卒中でのバランス能力は他の運動療法にくらべあきらかな改善はなかった。

太極拳はパーキンソン病や脳卒中でのあきらかな転倒予防効果があった、


というおはなし。
図:太極拳

感想:

中国のどこかの公園みたいに大勢にまぎれて見よう見まねで太極拳やってみたい。

そとでひとりでやる勇気がないから。

[太極拳]の関連記事

2019年2月22日

太極拳が右脳に良い証拠


Effects of Tai Chi on Cerebral Haemodynamics and Health-related Outcomes in Older Community Adults at Risk of Ischaemic Stroke: A Randomized Controlled Trial
2019  2月  中国

太極拳はゆっくりとした連続動作と呼吸や脳内イメージを組み合わせた運動法で、脳卒中のリスク要因を改善できるとする報告もおおく期待されている。

このメカニズムを調べるべく、大規模なランダム化比較試験をおこなったそうな。


脳卒中リスクがあって運動習慣のない55-75歳の170人について、
太極拳グループと比較グループにわけた。

太極拳は1回60分間x週5回x12週間おこなった。
比較グループは通常の生活をつづけてもらった。

12週間後と24週間後に超音波を使った脳内の血流動態測定および血漿成分検査をおこなった。


次のことがわかった。

・12週間後、太極拳グループで右の前大脳動脈の流速および血管抵抗性があきらかに改善し、

・さらに右の中大脳動脈の流速もあきらかな改善をしめした。

・左の動脈流速に変化はなかった。

・また、太極拳グループでは中性脂肪、空腹時血糖値やホモシステインレベルが低下し、

・バランス能力も改善した。

脳卒中リスクのある高齢者への12週間の太極拳エクササイズには 脳内の血行動態や血漿パラメータおよびバランス能力の改善効果が期待できる、


というおはなし。

図:



感想:

なぜ右脳の血流ばかりよくなるのかについての考察がみつからなかった。

そういうものなのか?

2011年9月29日

PTの時間に太極拳教えてくれたらよかった


Community-based Yang-Style Tai Chi is safe and feasible in chronic stroke: a pilot study.
2011  9月  アメリカ



脳卒中リハビリへの太極拳の応用について調べたそうな。


50歳以上、発症後3ヶ月以上の脳卒中患者について、

週3回の楊式太極拳トレーニング(50分/回)に12週間参加させた。


その結果、


途中脱落する者もほとんど無く、

転倒や体調を崩す者もいなかった。


回復具合も悪くなく、参加者の満足度は非常に高かった。




理学療法の代わりに太極拳はいいかも、

というおはなし。



楊式太極拳




感想:

これは現場に取り入れて欲しい、と思う。


科学的根拠に乏しいという点では

促通理論とドッコイドッコイだけど


太極拳にはとても長い歴史がある。

2019年3月5日

理学療法とADLのアンブレラレビュー


Subacute stroke physical rehabilitation evidence in activities of daily living outcomes: A systematic review of meta-analyses of randomized controlled trials
2019  2月  スペイン

脳卒中のリハビリテーションの主軸は理学療法であると考えられている。

脳卒中の理学療法について、これまでおおくの研究がなされてきたがメタアナリシスのメタアナリシスであるアンブレラレビューはわずかしかないうえに古い。

そこで、理学療法の最近の治療法もふくめてくわしいアンブレラレビューをこころみたそうな。



複数のレビュワーにより 亜急性期の脳卒中の理学療法について、
日常生活動作ADLを評価したランダム化比較試験RCTのメタアナリシスを厳選した。

データを統合 再解析して、
標準化平均値の差:Standardized mean differences (SMD)と統計学的異質性を評価したところ、



次のようになった。

・被験者13787人を含む314のRCT、21種類(ロボット、スリング、Nintendo Wii、tDCS、灸、鍼、CI療法、mCI療法、仮想現実、FES、繰り返し訓練、両手訓練、拡張現実、イメージ訓練、電気鍼、太極拳、水中訓練、ミラー療法、rTMS、サーキット、末梢電気刺激)の介入方法についての55のメタアナリシス論文がみつかった。

・仮想現実、CI療法、拡張現実、tDCS と理学療法の組み合わせでは異質性の低いわずかながらの改善効果がみられた。

・灸、太極拳、鍼(はり)はもっとも高い効果が得られていたが、異質性が高かった。

・これらのなかで鍼と理学療法の組み合わせのみが勧められるレベルにあった。

おおくの種類の介入方法が理学療法との組み合わせで試されてきているものの、ADLの改善を裏付ける質の高いエビデンスはいずれの方法でも得られていなかった、


というおはなし。

図:理学療法のアンブレラレビュー


感想:

なぜ鍼のようにまったく異なる信念体系の成果が しれっと理学療法の手柄にされているのか、不思議におもい しばらく考えて気がついた。

理学療法というのは理学療法士の指導のもとでなにかしらの体のエクササイズを行うことを指していて、

体に電気をながしながらでもいいし、
踊りながらでもいい、
おなじ動作をひたすら繰り返すだけでもいい、
鏡をみながらでもテレビゲームやりながらでもいい、

もちろん鍼をさしたあとでもいい、

そこに理学療法士がいて体をうごかしたらそれはもう「すべて理学療法」なのである!!!


ようやく理学療法のなんたるかについて理解できた気がしている。

2023年2月5日

鍼 電気 磁気刺激 のたぐいは効くの?

2022  10月  中国


脳卒中後の運動機能障害にたいする伝統中国医学および西洋医学のリハビリテーション技術の効果をくらべるべく、

ネットワークメタアナリシスをこころみたそうな。

2018年4月14日

心身運動の脳卒中リハビリ効果


Effects of Mind-Body Exercises for Mood and Functional Capabilities in Patients with Stroke: An Analytical Review of Randomized Controlled Trials.
2018  4月  中国

脳卒中患者のおよそ3分の1は日常生活動作に困難を生じる。

理学療法などいくつものリハビリ方法が提案されてはいるがコストや時間を浪費するばかりで成果があがらない。

さらに脳卒中患者はうつ 不安 睡眠障害といったメンタルヘルスの問題も抱えがちである。

きんねん太極拳や気功 ヨガといった "心身運動"(Mental Body exercise)が ゆっくりとした動作と筋肉ストレッチ リラクゼーション 呼吸法 集中力 の訓練を低コストかつ楽に実践することができるものとして とても人気がでてきている。

そこで脳卒中リハビリでの心身運動の効果を検証するべくメタアナリシスをおこなったそうな。


データベースからこれまでの関係する研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・16のランダム化比較試験がみつかった。

・心身運動で日常生活動作と移動能力があきらかに改善し、うつレベルも低下した。

心身運動をリハビリメニューに加えることで脳卒中患者のうつ 日常生活動作 移動能力を改善できそうである、、


というおはなし。
図:心身運動の脳卒中ADL改善効果

感想:

太極拳とかヨガにはながい伝統があるぶん情報が豊富で、あるべき状況をイメージしやすい。

いっぽう、、
日本の理学療法士はどういう根拠に基づいて仕事をしているのか?

2025年6月26日

薬なしで救われた──脳卒中後の感情障害にもっとも適した療法とは?

2025  6月  中国


脳卒中のあとに気分の落ち込みや不安、怒りっぽさなどの感情の不調(PSED)がよく見られ、患者の約3人に1人が経験すると言われている。こうした状態はリハビリの妨げになり、生活の質や社会復帰にも悪影響を与え、場合によっては命に関わることもある。

薬による治療もあるが、副作用や高齢者への影響を考えると、薬を使わない方法(非薬物療法、NPI)が注目されている。ただし、これらの方法について書かれたガイドラインは内容や質にバラつきがあり、現場でどう活かせばいいのか迷うことも多い。

そこで、非薬物療法に関するガイドラインの質や内容を、わかりやすくするようくわしくしらべてみたそうな。

2016年8月4日

余暇の過ごし方で脳卒中後の認知症リスクがわかる


Relations between Recent Past Leisure Activities with Risks of Dementia and Cognitive Functions after Stroke.
2016  7月  中国

脳卒中のあと認知症になる患者は少なくない。

脳卒中の発症前にどんな余暇活動をしていた者が認知症になりにくいのか調べてみたそうな。


脳卒中患者1013人について、発症前の余暇活動をアンケートして、6ヶ月後の認知症の有無を調べ関連を解析した。

余暇活動は、

*知的活動:読書、麻雀、楽器演奏
*社会活動:教会、ボランティア
*レクリエーション:音楽鑑賞、ガーデニング
*強い有酸素運動:ジョギング、ダンス
*マインドボディ運動:ヨガ、太極拳
*ストレッチ&トーニング運動:ゆっくりウォーキング など

に分けた。


次のようになった。

・この間に88人が認知症と診断された。

・余暇時間を定期的な知的活動に使っていた患者の認知症リスクは0.36倍で、

・次いでストレッチ&トーニング運動の患者で0.37倍だった。

・脳卒中の再発患者でも同様の関連が見られた。

・より多くの活動に参加しているほどミニメンタルステート検査のスコアは高かった。

定期的な知的活動やストレッチ&トーニング運動をしていた脳卒中患者は認知症リスクが低かった。多くの活動に参加していた患者ほど認知パフォーマンスは高かった、


というおはなし。

図:余暇活動と脳卒中後の認知症


感想:

ポケモンGOが適しているかも。これまで60匹捕まえた。

2019年7月24日

バランスリハビリ レビューの質


Rehabilitation interventions for improving balance following stroke- An overview of systematic reviews
2019  7月  イタリア

脳卒中患者の3分の2は歩行に問題を生じ、3分の1は6ヶ月経っても介助なしには歩行できない。

そして自宅に退院した脳卒中経験者の70%は1年以内に転倒を経験するという。

これまで脳卒中の歩行リハビリ法としてさまざまな手段が考案されている。

それら論文についての数あるシステマチックレビューのうち バランス能力改善の観点から総括してみたそうな。

2022年2月16日

脳卒中後の代替医療率

2022  2月  ドイツ


脳卒中後のさまざまな危険因子や後遺症の治療選択肢のひとつに「代替医療」がある。

代替医療の厳密な定義はないが、心身医学(瞑想、マインドフルネス、リラクゼーション法など)、中国伝統医学(漢方、鍼など)、ホメオパシー、キレーション療法、整体、カイロプラクティックなどおおくの異なるカテゴリーが含まれる。

脳卒中経験者での代替医療の利用状況や、非脳卒中経験者との違いについての研究は少ないのでくわしくしらべてみたそうな。

2022年6月8日

伝統中国医学で脳卒中リハビリのエビデンスマップ

2022  5月  韓国


伝統中国医学は副作用が少なく低コストというメリットがある。

脳卒中の予防やリハビリテーションに用いられることもおおく、膨大な研究論文があるものの、結論には一貫性がなくエビデンスの質もよくわかっていないので、

システマチックレビューによるエビデンスマップの作成をこころみたそうな。

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