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2025年11月18日

心房細動の抗凝固薬、脳梗塞を防げず大出血だけ増やす――14万人研究の衝撃

2025  11月  アメリカ


心房細動(AF)は高齢者に多い不整脈であり、血栓による脳梗塞を起こす危険が高いと言われている。そのため、血を固まりにくくする薬(経口抗凝固薬)が一般的に処方されてきた。

しかし、現実の医療現場において、初めて抗凝固薬を処方した場合に本当に脳梗塞を減らす効果があるのか、そして出血の危険がどれほど増えるのかは、これまで十分に明らかではなかった。

そこで、高齢者の大規模データを用いて、その実際の影響をくわしくしらべてみたそうな。

2025年9月1日

食の砂漠に住むということ──心房細動患者に4倍の死のリスク

2025  8月  アメリカ


心房細動(AF)は世界で最も多い不整脈(の原因)であり、脳梗塞の大きな危険因子である。薬や生活習慣で予防することはよく知られているが、実は「住んでいる場所」も健康に影響するのではないかという疑問があった。

とくにアメリカで問題になっているのがフードデザート(food desert)である。これは「新鮮な野菜や果物を売るスーパーが近所になく、コンビニやファストフードに頼らざるを得ない地域」のことを指す。

こうした環境に暮らすと、栄養の偏りや生活習慣病が増えることが知られているが、心房細動患者にどれほど影響するかははっきりしていなかった。そこで、フードデザートに住む心房細動患者の脳梗塞や死亡のリスクをどのくらいなのかくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月20日

原因不明の脳梗塞を追え!ESUSは“隠れた病気のサイン”だった

2025  7月  ルーマニア


脳梗塞のなかには、通常の検査をしても明らかな原因が特定できないものがある。このようなケースは「塞栓源不明の脳塞栓症(ESUS)」と呼ばれてきた。

従来は、心房細動や卵円孔開存といった隠れた塞栓源が多いのではないかと考えられ、抗凝固薬による治療が有効なのではないかという期待があった。

その効果を確認するべくこれまでの研究をまとめてみたそうな。

2025年7月6日

血をサラサラにしても意味がない?──ESUS脳梗塞に抗凝固薬はほとんど無力だった現実

2025  7月  アメリカ


原因不明の塞栓性脳卒中(ESUS)は、いろいろな原因で血のかたまりが飛んできて起こる脳梗塞であるが、どの薬が効くのかははっきりしていない。

最近の大きな研究では、抗凝固薬が抗血小板薬より特に優れているという結果は出ていなかった。

そこで、現実の医療現場のデータを使って、ESUSの患者に対して抗血小板薬と抗凝固薬のどちらが良いのかを、考えられる原因ごとにくわしくしらべてみたそうな。

2025年6月30日

運動が健康を壊す──エリートアスリートの心房細動と脳卒中リスク

2025  6月  オーストラリア


心房細動(AF)は脳卒中の重要な原因のひとつであり、その予防は脳卒中リスク管理において極めて重要である。一般的に心房細動は高血圧や糖尿病、高齢などが危険因子とされるが、近年、過度の持久系スポーツ歴が心房細動のリスクを高めるとの報告が相次いでいる。

特に「元エリートアスリート」という集団が、一般人と比較してどの程度リスクが高いのか、またそれが遺伝によるものか、環境(運動負荷)によるものかを明確にするべくくわしくしらべてみたそうな。

2025年6月27日

学歴が心房細動を防ぐ、その因果ルートとは

2025  6月  中国


心房細動(AF)は脳卒中の重大な危険因子であり、特に塞栓性脳梗塞の主な原因のひとつである。これまでの観察研究では、社会経済的地位(SES)、とくに教育レベルがAFの発症率と関係していることが報告されてきた。

しかし、それが「因果関係」なのか、それとも単なる「相関」にすぎないのかはわかっていなかった。つまり、「教育そのもの」がAFのリスクにどう影響しているのか、またその過程でどんな要素が関係しているのかが不明だった。

そこで、教育・知能・認知能力・所得・職業という5つの要素がAFの発症にどれだけ関係しているのかを、メンデルランダム化(MR)という手法を使ってくわしくしらべてみたそうな。

2025年6月25日

抗凝固薬で命を守るつもりが…脳内出血&効果ゼロの衝撃

2025  6月  中国


心房細動(AF)は最もよく見られる不整脈のひとつで、特に脳梗塞のリスクを大きく高める。抗凝固薬(OAC)はその予防に欠かせないが、OACの服用中に脳内出血(ICH)が起こると、命に関わる深刻な事態になる。

脳内出血を起こした人のおよそ5人に1人がOAC使用者であり、その後にOACを再開すべきかどうかは非常に難しい判断となっている。医師によって方針が分かれる理由のひとつは、はっきりした根拠が少ないからである。

そこで、ICH後のAF患者にOACを再開することの安全性と効果を、信頼性の高い臨床試験(RCT)の結果をまとめて検証してみたそうな。

2025年6月14日

【注意】運動後の冷たい飲み物が“心房細動”の引き金に?

2025  6月  アメリカ


心房細動(AF)は脳卒中の大きな原因のひとつであり、日々の生活の中で発作を引き起こすきっかけを見つけることは、予防や対策にとってとても大切である。

これまで、冷たい飲み物や食べ物がAFのきっかけになるという話は一部で知られていたが、きちんと調べられた研究はほとんどなかった。

そこで、「cold drink heart(CDH)」と呼ばれるこの現象について、どんな人が体験しているのか、そして冷たいものを避けることでどのくらい発作を減らせるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年6月6日

脳卒中は防げた。でも命は守れなかった──減量DOACの意外な結末

2025  5月  日本


日本人の心房細動患者に対しては、しばしば標準的な指針より少ない量のDOAC(直接経口抗凝固薬)が処方されている。これは、体格の小ささや出血リスクを考慮した「減量投与」として行われているが、その効果と安全性に関する科学的根拠は乏しい。

特に、脳卒中や全死亡リスクとの関係は明確でなく、減量が有害か有益かの判断が困難である。そこで、日本人心房細動患者におけるDOAC減量投与の臨床アウトカムを、標準投与と比較してみたそうな。

2025年3月24日

高身長は得か損か?脳卒中予防の陰で高まる心房細動リスク

2025  3月  イギリス


身長は健康に多面的な影響を与えることが知られている。これまでの観察研究では、身長が高いほど心血管疾患や脳卒中のリスクが低いとされてきたが、その因果関係の正体は明らかでなかった。

特に「子どもの頃に背が高いこと」が、その後の脳卒中リスクにどのように関与するのかを、直接的な影響(直接効果)なのか、それとも大人になっても背が高いという継続性によるもの(間接効果)なのかを区別してくわしくしらべてみたそうな。

2025年2月21日

抗凝固薬の真実!100人に1人しか救えないのに、大出血リスクと釣り合うのか?

2025  2月  タイ


心房細動(AF)は脳卒中の大きなリスク要因であり、その予防には抗凝固薬(血液を固まりにくくする薬)が推奨される。しかし、どの薬が本当に効果的で安全なのかは重要な問題である。

そこで、アジア人のAF患者を対象に、ワルファリンと新規経口抗凝固薬(NOAC)の臨床的な有益性を比較し、どちらが脳卒中予防に適しているかをくわしくしらべてみたそうな。

2024年11月15日

都会の緑が健康の鍵!?心電図異常を抑えるグリーンパワー

2024  10月  中国


都市部で暮らす多くの人にとって、緑地は日常生活において貴重な癒しの場所だ。これまでの研究で緑地がストレス軽減や健康に好影響を与えるとされてきたが、具体的に心電図(ECG)異常に焦点を当てた研究が少なかった。

そこで、中国全土の大規模データを用いて、緑地への曝露が心電図(ECG)異常、つまり心臓の初期的な不調のリスクを低下させる可能性があるかをくわしくしらべてみたそうな。

2024年11月4日

安静時心拍数80超えが命を縮める—心房細動患者の死亡リスク倍増の真実

2024  10月  中国


心房細動(AF)は、脳卒中リスクを大幅に高めることが知られているが、AFを持つ患者にとって安静時心拍数(RHR)がどのように死亡リスクに影響するかは、はっきりとわかっていなかった。

死亡リスクを軽減するための具体的な心拍数の目標値を明確にするべく、くわしくしらべてみたそうな。

2024年11月3日

ネガティブ思考が心房細動を引き寄せる!?最新研究が明かす因果関係

2024  10月  中国


心房細動(AF)は、脳卒中や心不全の原因ともなる不整脈であり、生活の質や健康に深刻な影響を及ぼす。

近年、うつや不安といったネガティブな感情が心血管疾患と関連することがわかり、心房細動にも影響を与えているのではないかという考えが注目されている。

しかし、これまでの研究では、こうした感情が直接的に心房細動を引き起こすのか、それとも単なる相関関係に過ぎないのかが明確でなかった。

そこで、因果関係を明らかにするために、ネガティブな感情と心房細動の遺伝的関係からくわしくしらべてみたそうな。

2024年8月2日

衝撃!新型抗凝固薬DOACの実力:再発予防に失敗し出血リスクが増大!

2024  7月  ブラジル


原因を特定できない塞栓性の脳梗塞(ESUS)患者における直接経口抗凝固薬(DOAC)の有効性および安全性については、依然としてあきらかになっていない。

そこで、ESUS患者を対象にDOACとアスピリンを比較した無作為化比較試験(RCT)について、PubMed、Embase、Cochrane Libraryで系統的に検索してメタアナリシスをこころみたそうな。

2024年7月29日

因果関係!リウマチ性関節炎が心房細動リスクを劇的に高める

2024  7月  中国


リウマチ性関節炎(RA)は慢性の全身性自己免疫疾患であり、心房細動(AF)のリスクを増加させることが観察研究で示されている。

しかし、これらの関連が因果関係に基づくものかどうかは明らかではないので、

メンデルランダム化(MR)解析法を用いて、東アジア人集団におけるRAとAFの因果関係をくわしくしらべてみたそうな。

2024年7月21日

驚愕の事実:グリーンランドの心房細動が10倍に急増!最新研究が示す隠れたリスク

2024  3月  デンマーク


心房細動は脳梗塞、認知症、心不全などのリスクを増加させるので、早期発見が重要である。

グリーンランドでは脳梗塞が多く、心房細動の危険因子(高齢、肥満、高血圧、飲酒など)の割合は増加している。

そこで、グリーンランドの首都ヌークの人々を対象に、3~5日間の連続ホルター記録を用いて心房細動の有病率をくわしくしらべてみたそうな。

2024年7月2日

喫煙は心房細動の原因だった!?

2024  6月  中国


喫煙は血管の老化を早める。

また、心房細動は脳卒中を引き起こすことがある。

そこで、喫煙と心房細動との「因果関係」をメンデルランダム化(MR)解析でくわしくしらべてみたそうな。


2024年7月1日

新型抗凝固薬の光と影:脳卒中予防と致命的出血リスクの狭間

2024  6月  中国


直接経口抗凝固薬(DOAC)は心房細動(AF)患者の脳卒中リスクを低減するが、命にかかわる重篤な出血リスクも増加させる。

DOACによるベネフィットが発生するまでの時間(TTB: time to benefit)と、有害事象が発生するまでの時間(TTH:time to harm)は十分に定量化されていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2024年6月11日

ガイドラインの盲点:リップサービスに終わる患者の声と抗凝固療法の現実

2024  5月  イギリス


臨床ガイドラインでは、患者の「選好」を考慮することがますます強調されている。

患者の選好が実際にどの程度考慮されているかを評価するために、特に心房細動(AF)管理に焦点を当て、NICE(国立医療技術評価機構)のガイドラインをくわしくしらべてみたそうな。

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