~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

検索キーワード「ヨーグルト」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示
検索キーワード「ヨーグルト」に一致する投稿を関連性の高い順に表示しています。 日付順 すべての投稿を表示

2025年8月8日

脳卒中を防ぐのは“発酵”の力──効いたのはヨーグルトだけだった!

2025  7月  中国


脳卒中は、死や重度の後遺障害を引き起こす深刻な疾患であり、個人と社会に大きな負担を与えている。食事を含む生活習慣の改善は、脳卒中予防の鍵となる。その中で発酵乳製品、特にヨーグルトは腸内環境を整える食品として知られており、脳と腸の相互作用「脳腸軸」を通じて脳卒中リスクに影響を与える可能性がある。

しかし、これまでの研究では発酵乳製品と脳卒中との関連について一貫した結果が得られておらず、特にアメリカ国内の大規模データに基づいた検証が不足していた。

そこで、発酵乳製品の摂取が脳卒中リスクに与える影響を明らかにするため、全国規模の健康栄養調査データを用いてくわしくしらべてみたそうな。

2018年2月25日

高血圧のヨーグルト脳卒中予防効果は


Regular Yogurt Intake and Risk of Cardiovascular Disease Among Hypertensive Adults.
2018  2月  アメリカ

乳製品をおおくとると血圧が改善され脳卒中などの心血管疾患リスクがさがるという報告がすくなくない。

しかし高血圧とヨーグルトに特化した脳卒中研究はほとんどないのでしらべてみたそうな。


男性医療従事者と女性看護師を対象にした疫学研究研究から血圧の高いサンプルをそれぞれ18232人、55898人抽出してヨーグルトの摂取頻度と心血管疾患経験との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・ヨーグルト摂取頻度と心筋梗塞や脳卒中のリスクは逆相関にあった。

・ほとんど摂らないグループにくらべ週2回以上摂るグループの脳卒中などのリスクは男性で21%、女性では17%低かった。

・定期的なヨーグルトにくわえDASHダイエット(国が推奨する高血圧予防の食事)を組み合わせるとさらにそのリスクは下がった。

血圧の高い男性や女性は週2回以上ヨーグルトをとり健康的な食事を心がけると脳卒中など心血管疾患リスクを下げることができる、


というおはなし。
図:ヨーグルトの脳卒中予防効果

感想:

ヨーグルトは良さげなイメージだけが先行していて、いつも「ほんとうか?」と思う。

[ヨーグルト]の関連記事

2019年3月17日

脳梗塞を防ぐに最適な乳製品は


Substitutions between dairy products and risk of stroke- Results from the EPIC-NL cohort
2019  2月  デンマーク

高血圧予防のための食事ガイドライン DASH(Dietary Approaches to Stop Hypertension)ダイエットでは全脂肪の乳製品を控えて低脂肪のそれをすすめている。

その後の改訂DASHの試みでは全脂肪乳製品を勧めて同程度の効果を得ている。

さいきんの18の研究のメタアナリシスでも全脂肪乳製品の使用が脳卒中リスクを下げるという結果が得られている。

またチーズなどの発酵乳製品が脳卒中リスクをさげるという報告も得られている。

そこで、乳製品の種類と脳卒中リスクとの関連を大規模にしらべてみたそうな。



デンマークの男女36886人に食事アンケートをおこない脳卒中の発生を15年間フォローした。

乳製品は、ミルク、バターミルク、ヨーグルト、チーズ、バターのそれぞれについて全脂肪と低脂肪の区別をして、カロリーを揃えた量で置換解析をおこなった。



次のことがわかった。

・この間に884人が脳卒中になった。

・全脂肪ヨーグルトの代わりに低脂肪ヨーグルトを摂ると脳梗塞リスクは2.58倍になり、

・全脂肪ヨーグルトを他の乳製品の代わりに摂ると脳梗塞リスクは0.33-0.36倍になった。

・脳出血との関連はまったくみられなかった。

全脂肪ヨーグルトは脳梗塞予防の観点から他のいずれの乳製品よりもすぐれていた、


というおはなし。

図:全脂肪ヨーグルト


感想:

全脂肪乳にふくまれるリノール酸および ヨーグルト菌がプロバイオティクスに適していることの2つが理由ではないか、と言ってる。

2017年3月30日

脳卒中を防ぐヨーグルトの量がわかった


Consumption of Yogurt and the Incident Risk of Cardiovascular Disease: A Meta-Analysis of Nine Cohort Studies.
2017  3月  中国

乳製品と脳卒中など心血管疾患との関連についてまとめた研究はあるが、ヨーグルトに特化したものはまだない。

これまでの研究からヨーグルトの摂取量と心血管疾患との関連をしらべてみたそうな。


関係する研究を厳選し データを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・全体として、ほとんど摂らないグループに比べもっとも多く摂るグループの心血管疾患リスクには差がなかった。

・しかし摂取量が1日あたり200gを超えるグループに限定すると心血管疾患リスクは明らかに低く、

・より多く摂るほどそのリスクはさらに低くなった。。
ヨーグルトは毎日200g以上摂ると心血管疾患の予防効果が期待できる、


というおはなし。
図:ヨーグルト摂取量と脳卒中リスク

感想:

200グラム、、ありえない量ではないな。

[ヨーグルト]の検索結果。

2025年11月28日

脳卒中リハビリの成果が変わる―回復を加速させる腸内細菌の育て方

2025  11月  ナイジェリア


脳卒中の後遺症には、手足の麻痺や歩行障害といった身体機能の問題だけでなく、抑うつや不安などの気分の問題、さらには記憶力や判断力の低下といった認知面の障害も多くみられる。
運動リハビリは回復に役立つことが示されているが、それだけでは十分ではない場合がある。

近年、腸内細菌と脳の働きが互いに影響し合う「腸‐脳相関」が注目されている。脳卒中により腸内細菌のバランスが崩れ、炎症や回復の遅れにつながる可能性が指摘されており、腸内環境を整えるプロバイオティクスにより回復が促される可能性がある。

しかし、運動とプロバイオティクスを組み合わせた場合の効果はこれまで十分に調べられていなかった。そこで、両者を併用することでより大きな改善効果が得られるかをくわしくしらべてみたそうな。

2018年10月1日

ランセット誌:乳製品の脳卒中予防効果


Association of dairy intake with cardiovascular disease and mortality in 21 countries from five continents (PURE)- a prospective cohort study
2018  9月  カナダ

乳製品はこれまで 飽和脂肪酸をおおく含むというそれだけの理由で摂取を最小限にするよう勧められてきた。

乳製品には他の不飽和脂肪酸や腸の働きを整えるプロバイオティクスもおおく含まれていて、そのトータルの働きを見直す研究成果がつぎつぎと得られている。

しかしこれら研究のおおくは欧米のものに偏っているので広く大規模にしらべてみたそうな。


5大陸21カ国の35-70歳の住民136384人を対象として、
食事アンケートを行い、牛乳、ヨーグルト、チーズ、バターの摂取頻度をしらべ、
心血管疾患(心筋梗塞、脳卒中、心不全)の発生を9.1年間フォローして関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・この間に5855件の心血管疾患があった。

・乳製品をまったく摂らない場合と比べて1日2回以上摂る場合の心血管疾患リスクは0.78倍で、とくに脳卒中では0.66倍だった。

・心筋梗塞とのあきらかな関連は見られなかった。

・乳製品の種類別ではチーズとバターとの関連が弱かった。

・地域によらずこれら同様の関連がみられた。

乳製品をおおく摂ると心血管疾患リスクが低下した。とくに脳卒中リスクがおおきく下がった、


というおはなし。
図:乳製品摂取頻度 地域 心血管疾患リスク

感想:

これ↓思い出した。
高血圧のヨーグルト脳卒中予防効果は

脳卒中になりやすいミルク なりにくいミルク

脳卒中を防ぐヨーグルトの量がわかった

乳製品は脳卒中的にアジア人にもいいの?

脳卒中を防ぐミルクとチーズの量が明らかに

2024年10月11日

脳卒中リスクを上げない超加工食品とは!意外な食べ物が健康に貢献?

2024  9月  アメリカ


脳卒中は再発リスクが高く、食生活の改善が重要であることが広く知られている。

特に、超加工食品(UPF)の摂取が脳卒中リスクに与える影響が注目されている。

そこで、アメリカの3つの大規模なコホート研究と、国際的な研究のメタ分析を通じて、UPFと脳卒中リスクの関係をくわしくしらべてみたそうな。

2021年10月25日

牛乳と脳卒中の因果関係

2021  10月  オランダ


牛乳の摂取量がおおいほど、脳卒中リスクがわずかに低くなることが報告されている。

しかしこの因果関係はあきらかになっていない。

操作変数解析に一塩基多型を媒介させた、いわゆるメンデルランダム化解析で因果関係の有無をたしかめてみたそうな。

2025年1月11日

食べるだけで脳卒中予防!愛媛で見つかった奇跡の食品とは?

2025  1月  日本


脳卒中は、予防可能な生活習慣病の一つであり、その発症を減らすことが健康寿命の延伸に直結する。

特に日本のような高齢化社会では、日常的な食生活が脳卒中リスクに与える影響を知ることが重要である。

そこで、愛媛県大洲市で26年間にわたって行われた大規模調査の結果を基に、脳卒中リスクと食生活の関係をくわしくしらべてみたそうな。

2019年6月5日

脳卒中での腸内細菌の変化


Dysbiosis of the intestinal microbiota in neurocritically ill patients and the risk for death
2019  5月  中国

重症筋無力症やパーキンソン病、脳卒中などの神経疾患と腸内細菌との関連が指摘されている。

また腸内細菌の多様性が失われる「ディスバイオシス」が死亡リスクと関連するという報告もある。

そこで、脳神経の疾患患者の腸内細菌の構成の変化と死亡リスクとの関連をくわしくしらべてみたそうな。

2024年2月9日

朝食で避けるべきシリアル:脳卒中をまねく意外な罠!

2024  1月  中国


観察研究では、穀類の摂取が脳卒中など心血管疾患(CVD)のリスク低下と関連することが示唆されている。

しかし、その因果関係は明らかではない。

そこで、主な穀物摂取源であるシリアルおよびその種類別のCVDリスクとの因果関係をくわしくしらべてみたそうな。

2016年5月28日

脳卒中を防ぐミルクとチーズの量が明らかに


Dairy Consumption and Risk of Stroke: A Systematic Review and Updated Dose-Response Meta-Analysis of Prospective Cohort Studies.
2016  5月  オランダ

牛乳やチーズなど乳製品の摂取量と脳卒中リスクとの関連を調べてみたそうな。


関連する過去の研究を厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・762414人を対象にした29943件の脳卒中事例を含む18の研究が見つかった。

・全体的に 1日に200g牛乳摂取量が増えるごとに脳卒中リスクが7%低下した。

・この関連は東アジア人であきらかだった。

・チーズの摂取も脳卒中リスクの低下に関連があった。

・ヨーグルトやバターと脳卒中リスクとの関連はなかった。

・1日に牛乳125gとチーズ25gがリスク低下にもっとも効果的な組み合わせだった。

乳製品のうち牛乳とチーズは摂るほど脳卒中リスクが低下した、


というおはなし。

図:ミルクと脳卒中リスク

感想:

ヨーグルト効果なしはショックだわ。

2024年4月18日

チーズが救う命!肉の脂から乳製品へのシフトで脳卒中リスクが激変⁉

2024  4月  イギリス


観察データから、肉類の飽和脂肪酸(SFA)を乳製品に置き換えた場合の脳卒中をふくむ心血管疾患(CVD)発症率の低下が報告されている。

しかし、肉の種類別SFAおよび種類別乳製品とのCVDリスクの関連は不明なので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年1月20日

nature.com:乳製品と脳梗塞のメタアナリシス

2021  1月  デンマーク


乳製品はその種類(牛乳、ヨーグルト、チーズ、バター)により動脈硬化性の心血管疾患との関連が異なる可能性がある。

そこで、各乳製品摂取量と心血管疾患との関連を、これまでの研究のメタアナリシスからしらべてみたそうな。

2021年11月30日

日本人の牛乳と脳卒中

2021  11月  日本


牛乳にはカリウム、カルシウム、マグネシウムが豊富に含まれており、これらは血圧を下げる効果が報告されている。

日本での牛乳摂取は戦後に学校給食ではじまった比較的あたらしい食習慣であり、欧米にくらべてその消費量はかなり少ない。

脳卒中リスクとの関連性も報告されてはいるが欧米のものがほとんどである。

そこで、日本人について牛乳摂取頻度と脳卒中発症率との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2012年4月24日

脳卒中を予防する乳製品の特徴とは


Dairy Consumption and Risk of Stroke in Swedish Women and Men.
2012  4月  スウェーデン




乳製品の摂取と脳卒中との関連を調べたそうな。



74961人の健常人について

食生活アンケートを行い、

脳卒中の発生を10年間追跡調査した。



この間に3159件の脳梗塞、

583件の脳出血、347件のその他脳卒中が発生した。



解析の結果、

低脂肪乳製品を多く摂る人は脳卒中リスクが1割以上低くかった。

・この関連は全脂乳製品、ヨーグルト、チーズ、クリームなどでは見られなかった。






乳製品を選ぶ時は "低脂肪" にしましょう、


というおはなし。




感想:

どうも納得がゆかない。

じぶんは低脂肪乳はうまいと思わないし、

お腹を壊し易い印象を持っている。

こんなものがよいはずがない、と思う。


Yahoo知恵袋より

低脂肪乳というのは脱脂粉乳にクリームと水を混ぜて作ったもので本来の牛乳とは違...

低脂肪牛乳ってあまり良くないと聞いたのですが・・・・ 本当のところどうなのでし...



2024年10月7日

因果関係!脳卒中後の機能回復を促す栄養素があきらかに

2024  9月  中国


脳梗塞後の回復にはさまざまな要因が影響するが、食事から摂取される抗酸化物質がその一つである可能性がある。

抗酸化物質は、細胞を酸化ストレスから守り、回復を促進する働きがあると言われているが、その効果が脳梗塞の機能的な回復にどの程度影響を与えるかについてはまだはっきりしていない。

そこで、ビタミンCなどの食事由来の抗酸化物質が脳梗塞後の長期的な回復にどのような「因果関係」を持つかをくわしくしらべてみたそうな。

2023年11月17日

排便頻度が脳を制御?衝撃の研究結果!

2023  11月  アメリカ


健康な人の腸管運動パターンと認知機能との関連についてはほとんど知られていない。

腸内細菌叢がこの関連に寄与している可能性がある。

そこで、排便(bowel movement)パターンと認知機能との関連および腸内細菌叢の役割をくわしくしらべてみたそうな。

2023年6月8日

微生物が描く脳卒中後うつの解消

2023  6月  中国


健康に有益な生きた微生物を摂取する「プロバイオティクス」はいくつかの精神関連疾患を改善することが示されているが、

脳卒中後うつとの関連はあきらかになっていないので実験してみたそうな。

2019年7月21日

脳卒中後の腸内細菌を長期観察


Persistence of Gut Microbiota Dysbiosis and Chronic Systemic Inflammation After Cerebral Infarction in Cynomolgus Monkeys
2019  6月  中国
腸脳軸(gut–brain axis)は免疫システムを介した腸と脳の双方向コミュニケーションを意味する。

脳卒中を経験すると腸内細菌の多様性やそれらの生成物、炎症因子のバランスがおおきく崩れるディスバイオシス(dysbiosis)がみられるという報告がふえている。

しかしこれら研究のおおくはネズミをつかった実験でしかもフォロー期間が短いためヒトへの解釈には制約がおおきい。

霊長類をつかえば免疫システムや遺伝構造、食事形態、神経系、消化管構造がヒトに近くネズミよりも参考になる。

そこでサルをつかって長期に腸内細菌叢の変化をしらべてみたそうな。

ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *