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2020年3月6日

アチアチひんやり療法の脳活動


Immediate effects of noxious and innocuous thermal stimulation on brain activation in patients with stroke
2020  2月  台湾

温熱刺激(thermal stimulation)はシンプルかつ実用的治療手段として脳卒中リハビリにも用いられている。

痛いくらい(noxious)の温熱刺激が健常者の前運動野に可塑的変化をもたらすという報告がある。

これを脳卒中患者についても確認するべく比較実験をこころみたそうな。

2020年3月5日

運動イメージ訓練とスローファイブ(Slow-5)


Motor Imagery Training After Stroke Increases Slow-5 Oscillations and Functional Connectivity in the Ipsilesional Inferior Parietal Lobule
2020  2月  中国

運動イメージ訓練(Motor Imagery Training)やメンタルプラクティスは実際の身体活動をともなわない認知機能上のリハーサル訓練であり、通常の脳卒中リハビリに組合せるとより効果的であるとする報告が数おおくある。

そのメカニズムとして、運動野をふくむ前頭-頭頂ネットワークの機能再編が考えられている。

こんかい、シンプルかつデータ再現性の高い「安静時fMRI」で観測できる灰白質由来のシグナル "Slow-5"(0.01-0.027Hz)に着目して、脳卒中患者での運動イメージ訓練の効果についてランダム化比較試験をこころみたそうな。

2020年3月4日

HALリハビリのRCT やはり残念だった


A randomized controlled study incorporating an electromechanical gait machine, the Hybrid Assistive Limb, in gait training of patients with severe limitations in walking in the subacute phase after stroke
2020  2月  スウェーデン

脳卒中で片麻痺の患者には3ヶ月以内におおくの繰り返し訓練をほどこすことで神経可塑性がすすみ歩行機能をとりもどすことができると考えられている。

訓練量や強度を増やすための工夫の1つとして歩行支援ロボットがある。

そのうちHAL(Hybrid Assistive Limb)は患者の自発的な筋肉シグナルをトリガーとして(CVC:Cybernic Voluntary Control)あらかじめ想定しておいた体重移動をうながす動作をおこなう(CAC:Cybernic Autonomous Control)2つのシステムからなる。

これまでHALをつかった研究は比較対照群を設けないものがほとんどだったので、通常のリハビリとその効果をくらべてみたそうな。

2020年3月3日

小脳やられると怖いもの知らず暴走運転の可能性


Impairments in Emotion Recognition and Risk-Taking Behavior After Isolated, Cerebellar Stroke
2020  2月  オランダ

小脳へのダメージは運動機能の障害につながるとながらく考えられてきた。

これにくわえてさいきんでは高次の認知機能、とくに感情認識に障害が起きることがあきらかになり、「cerebellar cognitive affective syndrom:小脳性認知 情動症候群」 とも呼ばれている。

この状態の患者は「社会認知機能」に問題を抱えるとされ、たとえば他人の感情を読み取り共感する能力の欠如から自然とリスキーな状況判断をしてしまうことが考えられる。

脳卒中によるこれら社会認知機能の障害の研究は前頭葉に関してはおおいものの小脳についてはまだほとんどなされていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月2日

動物で早期リハビリ実験した結果、、、


An Animal Trial on the Optimal Time and Intensity of Exercise after Stroke
2020  2月  中国

運動は安全かつ経済的な脳卒中のリハビリ手段ではあるが、いつどのくらいの強度でおこなったら良いのかいまだよくわかっていない。

これをあきらかにするべく動物実験をこころみたそうな。

2020年3月1日

Neurology誌:ベジタリアンの脳梗塞 脳出血リスク


Vegetarian diet and incidence of total, ischemic, and hemorrhagic stroke in 2 cohorts in Taiwan
2020  2月  台湾

ベジタリアン食を実践すると血圧や血糖 コレステロールが低下して心血管疾患での死亡が減るという。

しかしベジタリアン食ではビタミンB12が不足しがちであり、これが原因でホモシステインが上昇し、脳卒中リスクを高めるという考え方がある。

さらに動物性たんぱく質には脳出血を予防する効果も期待されている。

そこでベジタリアン食と脳卒中との関係を台湾の2つの研究データからくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月29日

50歳以上の脳卒中生涯リスク


Lifetime risk of stroke in the general male population
2020  2月  スウェーデン

世界では年間1700万人が脳卒中になり、脳卒中はがん 心臓病に次いで死亡原因の3位にある。

脳卒中のうち脳梗塞は全体の78%を占めるが、ヨーロッパに限定すると85%である。脳卒中経験者の30%は日常生活動作に介助を要し、ヘルスケアコストの2-4%は脳卒中関係である。

25歳以上が脳卒中になる生涯リスクは、男性24.9%、女性25.1%という。

これらの調査はおもに特定の病院に入院してきた患者についてのもので、住民ベースに長期にフォローした研究はとてもすくない。

そこで、スウェーデンで1913年に生まれた男性855人を50歳以降に48年間フォローした研究結果をつかって脳卒中の生涯リスクをしらべてみたそうな。

2020年2月28日

脳出血直後のけいれん発作と死亡率


Acute symptomatic seizures in intracerebral and subarachnoid hemorrhage- A population study of 19,331 patients
2020  2月  ドイツ

脳卒中はてんかんのおもな原因である。

脳卒中後7日以内の発作を急性症候性けいれん発作(acute symptomatic seizure)といい、のちのてんかんのリスク要因と考えられている。

とくに脳出血では急性症候性けいれん発作は8.4-28%におこり、その後に3-12%がてんかんになるとされている。

脳出血の種類べつの急性症候性けいれん発作の頻度や死亡率についての住民ベースの報告はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月27日

Stroke誌:抗凝固薬を飲んでいた者ほど再発しやすい理由


Atrial Fibrillation-Associated Ischemic Stroke Patients With Prior Anticoagulation Have Higher Risk for Recurrent Stroke
2020  2月  日本

エビデンスの蓄積により心房細動患者への抗凝固薬の使用が徐々に増えている。

しかし抗凝固薬を使用してなお、すくなからぬ患者が脳梗塞になっていることも事実である。

これは抗凝固薬の血栓予防効果に問題がある可能性をしめしていて、薬がただしく飲まれていないか、別の生物学的要因を示唆しているのかもしれない。

もしそうなら、抗凝固薬を使用していたのに脳梗塞になった心房細動患者はきっと再発率も高いはずなので、これを検証してみたそうな。

2020年2月26日

夏時間への切り替えと心房細動


Changes in atrial fibrillation admissions following daylight saving time transitions
2020  1月  アメリカ

夏時間(Daylight saving time)は70カ国以上で採用されている。春に基準になる時刻を1時間進めて秋に戻す。

夏時間の導入時には人の概日リズムが乱れ睡眠が影響される。その結果、交通事故や労働事故が増える。

また脳梗塞や心筋梗塞もふえることもわかっている。

睡眠呼吸障害が心房細動と関連することから、夏時間の導入による心房細動への影響が考えられるのでたしかめてみたそうな。

2020年2月25日

Stroke誌:脳卒中ベルトについてさいきんの理解


Twenty Years of Progress Toward Understanding the Stroke Belt
2020  2月  アメリカ

アメリカ南東部は他の地域にくらべ 少なくとも1940年代から脳卒中死亡率が高く、1970年ころからこの地域を「脳卒中ベルト」と呼ぶようになった。

1968年の調査では脳卒中ベルトでの脳卒中死亡率は年間10万人あたり582人で、他の地域では433人だった。


脳卒中ベルトのさいきん20年間の理解状況をまとめてみたそうな。

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