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2023年5月12日

未破裂脳動脈瘤の症状と治療後の改善

2023  4月  アメリカ


未破裂脳動脈瘤は一般人口の3.2-6%に見られ、その91%は無症状であり、別件の画像診断で偶然に発見されることがおおい。

脳動脈瘤の破裂はおおきな医療負担となり約50%の症例が発症から3ヶ月以内に死亡している。

したがって早期の発見と治療が重要であるが、脳動脈瘤に関連した症状のおおくは非特異的であるため診断が困難である。

そこで、未破裂瘤の関連症状と治療後の改善率についてくわしくしらべてみたそうな。

2024年9月27日

喫煙の意外な事実:脳動脈瘤の成長には影響なし?

2024  9月  アメリカ


喫煙がさまざまな健康リスクを引き起こすことはよく知られているが、未破裂脳動脈瘤に対する影響についてはあまり議論されていない。

未破裂脳動脈瘤とは、まだ破裂していない状態の脳動脈の瘤のことであり、破裂すれば命に関わるくも膜下出血を引き起こすリスクがある。

そこで、喫煙が未破裂脳動脈瘤の成長に与える影響を、喫煙者と非喫煙者の間でくわしくしらべてみたそうな。


2019年8月2日

脳動脈瘤がふくらむ2つの目安


A systematic review and meta-analysis of risk factors for unruptured intracranial aneurysm growth
2019  7月  中国

脳動脈瘤は成人の3%にみつかるという。

未破裂の脳動脈瘤へのクリップやコイル手術はおおきなリスクをともなう。

通常は動脈瘤を画像検査でフォローして、成長しているようなら破裂の可能性が高いとして治療の対象とする。

動脈瘤の成長の要因として、高血圧、性別、年齢、くも膜下出血歴、動脈上の位置、サイズ、形状、喫煙、多発動脈瘤、などが考えられるがじつはよくわかっていない。

そこで、これまでの研究のメタアナリシスから未破裂脳動脈瘤が成長するリスク要因をあきらかにしてみたそうな。

2025年1月5日

破裂するのは動脈瘤じゃない!赤ワインが守るくも膜下出血の秘密

2024  11月  中国


脳動脈瘤(脳内血管の異常な膨らみ)は、破裂してくも膜下出血を起こすと命に関わる重篤な疾患である。

そこで遺伝情報を活用したメンデルランダム化解析を用い、生活習慣が脳動脈瘤リスクにどのように影響するかをくわしくしらべてみたそうな。

2024年1月2日

家族歴が脳動脈瘤破裂を防ぐ?最新研究が描く驚きの結論

2023  12月  中国


未破裂脳動脈瘤(UIA)の有病率は2.3%~3.2%で、その年間破裂率は1.4%という。

UIAの破裂リスクは、民族、位置、高血圧、年齢、くも膜下出血の既往、瘤のサイズ、にもとずくPHASESスコアで推定できるが、限界がある。

そこで、破裂のさらなるリスク因子をあきらかにするべくメタアナリシスをこころみたそうな。

2019年7月11日

「喫煙で脳動脈瘤が破れる」は勘違い


Association of single and multiple aneurysms with tobacco abuse- an @neurIST risk analysis
2019  7月  スイス

未破裂脳動脈瘤は成人の3.2%にあるとされ、画像診断技術の進歩により発見されるケースは増加傾向にある。

これら未破裂脳動脈瘤をすぐに治療するべきか経過観察するべきかはおおくの要因にかかっている。その1つは喫煙と考えられる。

これまでの研究のメタアナリシスでは、喫煙習慣は 改善可能なもっともおおきなくも膜下出血のリスク要因であることを示唆している。

しかし最近では喫煙と脳動脈瘤の破裂との関連を示さない報告がいくつかでてきた。


そこで、スイスの未破裂脳動脈瘤のデータベース @neurIST をもちいて喫煙と脳動脈瘤の形成そして破裂(くも膜下出血) との関連を大規模にしらべてみたそうな。



次のことがわかった。

・未破裂脳動脈瘤の1410人を一般人30万人とくらべたとき、喫煙者率は脳動脈瘤患者で高かった。(56.2% vs. 51.4%)

・喫煙は脳動脈瘤の存在とあきらかに関連し、多発性脳動脈瘤とも関連していた。

・喫煙の期間と多発性脳動脈瘤リスクとに関連がみられた。

・しかしくも膜下出血をおこした(破裂)患者での喫煙者率は未破裂患者のそれと同じだった。

喫煙は脳動脈瘤の形成に関連していた。しかし喫煙で脳動脈瘤の破裂リスクが上がるわけではなかった。喫煙期間が長いと多発性脳動脈瘤になりやすかった


といういおはなし。

図:脳動脈瘤の破裂リスクと喫煙



感想:

MRIが普及して未破裂脳動脈瘤をフォローできるようになったからこその知見だな。

2023年8月1日

未破裂脳動脈瘤、スクリーニングは必要か?

2023  7月  オランダ


くも膜下出血患者の第一度近親者(first-degree relative:親、兄弟、子)に対しての未破裂脳動脈瘤のスクリーニング(健康な人への検査)は有効であると考えられている。

しかし未破裂脳動脈瘤がみつかった患者の第一度近親者に対してもそのスクリーニングが有効であるかどうかは不明である。

そこで、未破裂脳動脈瘤患者の第一度近親者に対するスクリーニングの効率と破裂のリスク、QoLにおよぼす影響をあきらかにするべくくわしくしらべてみたそうな。

2018年3月9日

脳に動脈瘤がいくつもできる人の特徴


Risk Factors for and Clinical Consequences of Multiple Intracranial Aneurysms
2018  3月  ドイツ

脳動脈瘤は健康な成人の3.2%にみられ そのほとんどは症状がない。

このうち脳動脈瘤が複数個ある者の割合は 調査によりおおきくことなり 2-45%のひらきがある。

彼らの特徴をあきらかにするべく、これまでの研究をまとめてみたそうな。


複数脳動脈瘤に関係する論文を厳選してデータを統合 再解析したところ、


次のことがわかった。

・脳動脈瘤患者86989人をふくむ174の論文がみつかった。

・これら全体で複数の脳動脈瘤がある者の割合は20.1%だった。

・複数脳動脈瘤の関連要因として、女性、高齢、高血圧、喫煙、脳動脈瘤の家族歴 があげられ、

・彼らは新規の脳動脈瘤ができやすく、そのサイズが大きくなりやすかった。

・複数脳動脈瘤が出血するリスクは日本と韓国でのみ高かった。

女性、高齢、高血圧、喫煙、家族歴が複数脳動脈瘤のおもなリスク要因で、しかも彼らの脳動脈瘤は大きくなりやすかった、


というおはなし。
図:脳動脈瘤家族歴と複数脳動脈瘤リスク

感想:

やっぱファミリーの問題なんだな。↑

脳動脈瘤は次から次へとできてしまうの?

2021年10月16日

くも膜下出血経験者に新たな瘤が見つかる頻度

2021  10月  韓国


脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血の生存率が改善しているため、新規の(de novo)脳動脈瘤がみつかる例も増えてきている。

そこで、新規脳動脈瘤がみつかる患者の特徴と頻度、成長と破裂に関係する因子をくわしくしらべてみたそうな。

2019年4月15日

脳動脈瘤は歯周病のせい


Periodontitis and gingival bleeding associate with intracranial aneurysms and risk of aneurysmal subarachnoid hemorrhage
2019  4月  フィンランド

頭蓋内の動脈瘤は成人の2-3%にみられる。脳動脈瘤が破裂する率は年間10万人あたり10人ほどで非常にまれである。また 未破裂の脳動脈瘤が存命中に破裂する率は29%という。

いっぽうくも膜下出血の死亡率は40%と高く、
さらに 治療法とされるクリップやコイル塞栓術によって死亡または重度の障害を負う率は5-7%にもおよぶ。

要らぬ治療を避けるためにくも膜下出血のリスクを正しく評価する方法が求められている。

これまで動物実験では炎症によって脳動脈瘤が誘導されることがわかっている。また人の脳動脈瘤の壁から口腔内バクテリアのDNAが検出されている。
そして歯周病と腹部大動脈瘤との関連もあきらかになっている。

そこで、歯周病が脳動脈瘤の形成と破裂にも関連するものか、くわしくしらべてみたそうな。



未破裂脳動脈瘤の42人と破裂脳動脈瘤の34人、および年齢 性別のマッチするコントロール70人について歯周病の有病率をしらべた。

つぎに高血圧や喫煙 飲酒などのリスク要因を抱えた別の5170人についてくも膜下出血を13年間フォローして、口腔内検査をくわえて関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・脳動脈瘤患者の歯周病の有病率は92%で、歯肉ポケット6mm以上の重度の歯周病は49%にみられた。

・とくに歯肉出血が歯列の7割以上の範囲で見られる場合、脳動脈瘤があるオッズ比は34.4倍だった。

・くも膜下出血のリスクは、歯3本以上におよぶ重度の歯周病の場合22.5倍、7割以上の範囲で歯肉出血がある場合は8.3倍に及んだ。

歯周病と歯肉出血は脳動脈瘤の形成および くも膜下出血とあきらかな関連があった、


というおはなし。
図:歯周炎とくも膜下出血率


感想:

よく読むと、未破裂脳動脈瘤へのクリップやコイルでくも膜下出血を防げるとするまともなエビデンスはないんだってね。
わかってたけど。


炎症には腸内細菌も関わっていて、、
Hypertension誌:脳動脈瘤は腸内細菌のせい
歯周病を治療すればくも膜下出血を防げるのだろうか?
歯周病と脳内出血の因果関係は

2023年12月9日

良好な転帰の裏に隠れた真実:くも膜下出血の心の闘い

2023  12月  韓国


mRSや Glasgow outcome scale, Barthel Index をもちいて評価すると、くも膜下出血患者の3分の2は良好な転帰をしめす。しかし、これらの指標では情緒的、認知的な健康をあつかうことができず、必ずしも患者のQoLを反映していない可能性がある。

そこで、「良好な転帰」に分類される動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)患者の健康関連QOL(HRQoL)を理解し、関連要因を明らかにするべくくわしくしらべてみたそうな。

2020年2月6日

3mm以下の微小脳動脈瘤の手術成績


Safety and efficacy of treatment of very small intracranial aneurysms
2019  9月  ポーランド

診断技術の進歩により微小脳動脈瘤を破裂するまえに見つけ出すことができるようになった。

これら微小脳動脈瘤をじっさいに治療する場合の方法と結果、合併症についてさいきんの結果をくわしくしらべてみたそうな。

2019年9月2日

未破裂瘤手術の合併症率と致命率 JAMA Neurol.


Procedural Clinical Complications, Case-Fatality Risks, and Risk Factors in Endovascular and Neurosurgical Treatment of Unruptured Intracranial Aneurysms: A Systematic Review and Meta-analysis
2019  3月  オランダ

未破裂脳動脈瘤は一般人の3%にみつかり、画像診断技術の進歩であらたに発見される未破裂脳動脈瘤の数は増加傾向にある。

脳動脈瘤が破裂するとくも膜下出血になる。このときの平均年齢は60歳で 致命率はおよそ35%である。

未破裂脳動脈瘤を治療することでくも膜下出血を防ぐことができると信じられている。

その方法には 血管内治療(endovascular treatment:EVT)と神経外科治療(neurosurgical treatment:NST)がある。

EVTはコイルやフローダイバーターを、NSTはクリッピングを指す。

これらの治療には合併症のリスクが伴うため 未破裂脳動脈瘤の治療は破裂リスクと治療合併症のリスクとのバランスで決定される。

これら合併症のリスクを評価したメタアナリシスは2013年が最新で、当時はEVTが少なくNSTと区別して評価していなかった。

そこで、EVTとNSTをわけてそれら合併症率と致命率についてのメタアナリシスをあらためて試みたそうな。

2023年9月22日

年齢別の脳動脈瘤:破裂リスクはどう変わる?

2023  9月  アメリカ


患者の年齢は動脈瘤破裂のリスクを決定する重要な因子である。

しかし、動脈瘤の形態が年齢層によってどのように異なるかについてのデータは限られているので、

年齢層別の脳動脈瘤の形態学的特徴を大規模にしらべてみたそうな。

2023年11月23日

未破裂脳動脈瘤治療の新局面:鍵穴手術でうつ改善!

2023  11月  日本


日本では、脳ドックのMRIにより健常人の未破裂脳動脈瘤の発見が容易になった。

しかし、動脈瘤の発見は患者のQOLに大きく影響し、不安や抑うつ感情を引き起こす。

そこで、脳ドックにより発見されたこれらの動脈瘤に対する標準的クリッピング術と鍵穴(keyhole)クリッピング術との神経学的、放射線学的、および認知心理学的転帰の違いをくわしくしらべてみたそうな。

2019年5月11日

Stroke誌:家族性脳動脈瘤は破れやすいのか?


Comparison of Rupture Risk of Intracranial Aneurysms Between Familial and Sporadic Patients
2019  3月  オランダ

家族性脳動脈瘤は、第一近親者(両親または子)の2人以上に脳動脈瘤がみつかる場合を指す。未破裂脳動脈瘤に占める家族性の有病者率比は、家族性でない場合(散発性)の3.4倍という。

さらに2009年の報告では家族性の破裂率は散発性の17倍におよぶという。
しかしこの報告は患者の選択方法におおきな偏りがみられるので、

オランダ人について家族性脳動脈瘤の破裂率をくわしくしらべてみたそうな。



1994-2016に未破裂脳動脈瘤がみつかった患者について、
その後のくも膜下出血の発生をフォローしたところ、



次のことがわかった。

・家族性の62人に91個の未破裂脳動脈瘤がみつかった。散発性の412人に542個の未破裂脳動脈瘤がみつかった。

・家族性は散発性にくらべ動脈瘤のサイズが小さく、低リスクな場所に位置していることがおおかった。

・破裂率は家族性の場合、未破裂動脈瘤100個中 年間0.77。散発性では未破裂脳動脈瘤100個中 年間0.51だった。

家族性の未破裂脳動脈瘤が破裂するリスクは散発性のそれよりもわずかに高い程度だった、


というおはなし。
図:家族性の未破裂脳動脈瘤の破裂リスク


感想:

これ↓おもいだした。
Stroke誌:家族性脳動脈瘤は破れるサイズもおなじ?

2024年4月12日

脳動脈瘤治療の大転換: 驚愕のシフトと再破裂リスクの真実

2024  4月  フィンランド


破裂または未破裂の脳動脈瘤に対する治療法は、過去20年間で外科的治療(クリッピング)から血管内治療(コイリング)へと移行してきた。

そこで、ヨーロッパの大規模な神経血管センターでこの移行がどのように起こったかをくわしくしらべてみたそうな。

2023年9月8日

脳卒中の闇を暴く!非動脈瘤性SAH治療の不都合な真実!

2023  9月  イタリア


非外傷性くも膜下出血(SAH)は脳卒中全体の5%を占める。

そのおおくは脳動脈瘤の破裂によるもので、他に動静脈奇形などを含む。

そこで、動脈瘤性および非動脈瘤性のくも膜下出血に関する過去10年間の傾向をくわしくしらべてみたそうな。

2024年8月24日

脳動脈瘤が統合失調症を防ぐ!?最新研究が明かす因果関係

2024  7月  中国


脳動脈瘤は、脳内の血管壁が膨らんでできる病変であり、破裂すると命に関わる深刻な状態を引き起こす。

しかし、未破裂のままであっても、患者に大きな精神的負担を与えることが知られている。

過去の観察研究では、脳動脈瘤を持つ患者がうつ病や不安障害などの精神疾患を発症しやすいとされてきたが、統合失調症との関連性については一貫した結論が得られていない。

そこで、メンデルランダム化(MR)解析を用いた研究を紹介し、脳動脈瘤と統合失調症の因果関係についてくわしくしらべてみたそうな。

2019年10月20日

小さくても破れやすい脳動脈瘤の位置は


Differences in Size between Unruptured and Ruptured Saccular Intracranial Aneurysms by Location
2019  10月  アメリカ

未破裂脳動脈瘤をフォローしたおおくの研究から、瘤のサイズがおおきくなるほど破裂リスクも高くなることがわかっている。

しかし臨床シーンでは思いのほか小さい瘤の破裂も観察されていて、サイズのみが破裂の決定要因ではないことが示唆されている。

いっぱんに後方循環系の瘤のほうが前方循環系のそれよりも危険と考えられているがより詳細な位置での破裂リスクはあきらかになっていない。

そこで未破裂と破裂の脳動脈瘤の位置ごとの最大サイズがことなるものか くわしくしらべてみたそうな。

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