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2023年2月17日

脳梗塞「再発」男女別の危険因子

2023  1月  韓国


脳梗塞の危険因子としては、高齢、糖尿病、高血圧、脂質異常症、喫煙、心房細動、などが知られている。

その再発率は、1年で3-25%、5年では10-53%と報告されている。

初回発症での男女に特有の危険因子は報告されているものの、再発危険因子の男女のちがいに関する研究はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2021年12月2日

Neurology誌:脳卒中の「再発後」の1年10年死亡率

2021  11月  デンマーク


脳卒中患者の再発リスクと死亡リスクを、初回患者と再発患者についてくわしくしらべてみたそうな。

2019年6月4日

脳卒中と認めてもらえない女性 JAMA Neurol.


Sex Differences in Presentation and Outcome After an Acute Transient or Minor Neurologic Event - Acute Coronary Syndromes
2019  5月  カナダ

重症度が中レベル以上の脳卒中のばあい症状のでかたが男女でことなることがしられていて、麻痺や言語障害といった典型症状は女性ですくない。

のちの機能回復度や生活の質も女性で低い傾向がある。

いっぽう脳梗塞患者の半数以上をしめる軽度または一時的な脳卒中の男女差についてはあきらかになっていない。

軽い神経症状の患者は最終的にその3分の1が脳卒中類似症状(stroke mimic)と分類されるという。

そこで軽度の脳卒中患者の入院時症状とその後の男女差を大規模にしらべてみたそうな。



2013-2017 複数の大学病院で、軽いもしくは一時的な脳虚血症状をしめす患者について、
その診断結果(脳梗塞 or 類似症状)および90日後の再発や死亡をフォローしたところ、



次のことがわかった。

・70歳前後の患者1648人を対象とした。

・MRIを撮っていても、女性が脳梗塞と診断される割合は相対比0.88で男性よりも低かった。

・しかし90日時点での再発や死亡のリスクに差はなかった。

・入院時の症状(局在 or 非局在)にあきらかな男女差はなかった。

軽い脳卒中では入院時の症状が男女おなじであっても女性のほうが類似症状とみなされることがおおかった。再発リスクに男女差がなかったことからこれら類似症状扱いされた女性は2次予防指導をうける機会を逸したと考えられる、


というおはなし。
図:脳卒中類似症状



感想:

女性は片頭痛や精神ストレスで病院にかかることがおおいため「またか...」と思われてしまうことが理由ではないか、と言ってる。
じつは脳卒中でなかった割合 in Japan

2017年9月13日

禁煙が脳卒中の再発を予防するはほんとう?


Smoking cessation and outcome after ischemic stroke or TIA
2017  9月  アメリカ

脳卒中による死亡はアメリカで5番目、世界では2番目におおく その12-37%にたばこの喫煙が関係している。

いちど脳卒中を経験した再発リスクの高い患者は禁煙することが望ましいと考えられており、アメリカ心臓協会のガイドラインでは推奨度トップの「ClassⅠ」に分類されている。

しかしそのエビデンスレベルは「C」であり、じつは明らかな根拠がない。

そこで禁煙による脳卒中の再発予防効果を 多くの被験者で確かめてみたそうな。


脳梗塞やTIAを経験した男女3876人について、喫煙状況、脳卒中や心筋梗塞の再発、死亡を約5年間フォローしたところ、


次のことがわかった。

・発症時、28%が現在喫煙者だった。

・その後 42%が禁煙した。

・禁煙者のうち5年間に再発または死亡したケースは15.7%で、禁煙しなかった場合は22.6%だった。

5年間のランダム化比較試験により脳梗塞やTIAの後の禁煙で 再発リスクがあきらかに下がることがわかった、


というおはなし。
図:禁煙の脳卒中再発予防効果

感想:

喫煙の影響って、脳梗塞とくも膜下出血でちがうのかな。
禁煙で脳動脈瘤の破裂を防げるのか?

2019年8月28日

運動しすぎ→心房細動→脳梗塞で死ぬ?Circulation誌


Long-Term Incidence of Atrial Fibrillation and Stroke Among Cross-Country Skiers- Cohort Study of Endurance-Trained Male and Female Athletes
2019  8月  スウェーデン

よくトレーニングを積んだアスリートは心房細動リスクが高いことがさいきんの研究であきらかになってきた。いっぽう低強度の運動は心房細動の予防効果があることから 心房細動と運動はU字型の関連にあると考えられる。

心房細動は脳梗塞のリスク要因の1つでもある。

高いレベルの持久力トレーニングを積んだアスリートの心房細動および脳卒中リスクについてはよくわかっていないので 男女別にくわしくしらべてみたそうな。



30-90キロのクロスカントリーレースを1つ以上こなしたスキーヤー208654人と、非スキーヤー527448人について、心房細動と脳卒中の発生をフォローしたところ、



つぎのようになった。

・女性の心房細動リスクはスキーヤーが低く、大会成績によらなかった。

・男性の心房細動リスクはスキーヤーと非スキーヤーで変わらなかったが、
大会成績優秀者に限定するとリスクが高かった。

・脳卒中リスクは男女ともにスキーヤーが低く、心房細動があるほうがリスクが高かった。

・心房細動がある場合、スキーヤーの脳卒中リスクは非スキーヤーにくらべ27%低く 死亡リスクも43%低かった。

クロスカントリースキーヤーの心房細動リスクは女性は低く、男性は大会成績優秀者でのみリスクが高かった。スキーヤーの脳卒中リスクは男女ともに低かったのでこれまでとおり「運動は脳卒中予防に良い」、


というおはなし。

図:アスリートの心房細動と脳卒中リスク



感想:

運動しすぎて脳梗塞になる心配はまずないってことか。
スポーツやってた脳卒中患者は再発しないのか?

2017年1月3日

腹部肥満で脳卒中 男女のちがい


Sex-related differences in abdominal obesity impact on ischemic stroke risk.
2016  12月  スペイン

肥満は心血管疾患のリスク要因ではあるが、脳血管疾患との関連については結論がでていない。

そこで腹部肥満と脳卒中との関連を男女別に調べてみたそうな。


75歳未満の脳梗塞の男女388人と同性同年齢の健常者732人について調査したところ、

次のことがわかった。

・高BMIと脳卒中リスクとの関連は、男性で予防効果が確認できた。

・腹部肥満は女性の脳梗塞のあきらかなリスク要因で、ウエスト長とウエスト身長比が関連していた。

男性のばあいBMIが高くなると脳卒中リスクは低下した。腹部肥満は女性の脳梗塞と関連していた、

というおはなし。
図:

感想:

肥満は絶対悪ではないんだな。ガイドラインでは脳卒中の再発予防のために「痩せろ」とは指導しないとある。

2023年3月18日

LGBTが脳卒中になる背景と再発しやすさ

2023  2月  アメリカ


性的ジェンダーマイノリティ(sexual and gender minority:SGM)は、LGBTに加えて生殖器や染色体レベルで多数派と異なる人々も含む考え方であり、アメリカ人口の7-8%にあてはまる。

SGMと脳卒中との関連についてはほとんど知られていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年12月21日

日本人脳卒中 20年間の重症度と転帰の傾向

2021  12月  日本


日本では脳卒中治療法として、2005年に静脈血栓溶解療法が、2010年には機械的血栓除去術が認可され広く普及した。

しかしこれらの技術的変化が長期的な視点で脳卒中の転帰に影響したかどうかはあきらかになっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2020年7月16日

軽い脳卒中と認知障害 メタボとの関係


2020  7月  中国


メタボリックシンドローム(Mets:metabolic syndrome)は認知機能障害の危険因子群でもある。

TIAや軽度脳梗塞患者での認知機能障害とMetsとの関連をくわしくしらべてみたそうな。

2025年2月20日

水・コーヒー・紅茶、たくさん飲んで脳卒中を防げるのはどれ?

2025  1月  中国


日々の飲み物が健康に与える影響は大きい。特に、脳卒中経験者にとって、心血管リスクを管理することは再発予防の鍵となる。

そこで、水、コーヒー、紅茶の摂取が心血管疾患(CVD)リスクに及ぼす影響を性差も含めてくわしくしらべてみたそうな。

2017年6月8日

日本人の脳卒中予防に適した運動量が明らかに


Daily Total Physical Activity and Incident Stroke
2017  6月  日本

身体活動量がふえると高血圧や肥満、糖尿病などが改善され脳卒中の予防効果がきたいできる。

東アジア人は西洋人にくらべ脳出血がおおいことなどから、こんかい日本人を対象に日々の運動量と脳卒中リスクとの関係をしらべ直してみたそうな。


50-79歳で健康な日本人男女74913人を2000-2012にフォローしたところ、


次のことがわかった。
・この間に 747の脳内出血、260のくも膜下出血、1206の非塞栓性脳梗塞、515の塞栓性脳梗塞があった。

・脳卒中全体、脳内出血、くも膜下出血、非塞栓性脳梗塞には日々の運動は中強度量のとき脳卒中リスクがもっとも低かった。

・塞栓性脳梗塞では運動量が多いほどリスクは低下した。

・脳出血のリスクは運動が強くなるほど高くなった。

日本人のばあい 強い運動が脳出血リスクを高めることから、ウォーキングなどの ほどほどな強度の運動が脳卒中の予防に適していると考えられた、


というおはなし。
図:運動強度と脳出血リスク

感想:

塞栓性の脳梗塞予防にはキツイ運動量がいいんだね。
図:塞栓性脳梗塞と運動量
スポーツやってた脳卒中患者は再発しないのか?

2013年1月24日

脳卒中のあとのセックスって誰に相談すればいいの?


Sexuality after stroke: patient counseling preferences.
2013  1月  アメリカ

脳卒中患者のセックスカウンセリングの需要について調べてみたそうな。


268人の脳卒中患者について匿名のオンラインアンケート調査を行った。


次のようになった。

・38人からの回答があった。

・71%がセックスを重要な問題と考えていた。

・47%が脳卒中後に性機能の低下を意識していた。

・81%は脳卒中後のセックスについての知識が不足していると感じていた。

・26.5%は退院前のセックスカウンセリングを心中で希望していた。

・60-70%がセックスカウンセリングについて好意的で、すぐに受けたいと思っていた。


多くの脳卒中患者はセックスについての問題を抱えていて、

関連する情報をとても欲している。

定期的なカウンセリングの機会を設けたらいいかも



というおはなし。
図:脳卒中後のセックスへの関心度 男女差

感想:

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だから納得。







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