元2025 8月 アメリカ
脳卒中のあと、長い時間がたってからでも運動やリハビリが役に立つのかどうかは、よくわかっていなかった。
多くの研究は新しいリハビリ法を試すときに「実際の治療」と「普通のケア」を比べるが、普通のケアを受けた人たちがどれくらい良くなるかについては、はっきりとした数字が示されていなかった。
そこで、過去の試験で「コントロール群」と呼ばれる普通のケアを受けた人たちだけを集めて、腕の動きがどのくらい変化するかをくわしくしらべてみたそうな。
元2025 8月 アメリカ
元2025 6月 中国
元2025 5月 中国
元2025 3月 韓国
元2025 2月 イギリス
元2024 1月 ベルギー
元2022 11月 中国
元2022 10月 中国
元2021 1月 パキスタン
元
"Remind-to-Move" Treatment Enhanced Activation of the Primary Motor Cortex in Patients with Stroke
2020 2月 香港
元
Bilateral motor priming for post stroke upper extremity hemiparesis- A randomized pilot study
2019 10月 アメリカ
・CAHAIスコアの改善度にはグループ間であきらかな差はみられなかった。
・FMUEでは両手準備運動グループが有意にすぐれた改善を示し、介入前後で10ポイント向上していた。(コントロールは4.4ポイントの向上)
・半球間抑制の持続性も両手準備運動グループであきらかにおおきかった。
両手をパタパタ動かしてからリハビリすると左右の脳がシンクロしてどうのこうの…
両手準備運動をすると脳が刺激されて上肢リハビリが加速することが判明!
ランセット誌:ロボット上肢リハビリ まっっったく効果ない
元
Comparison of bilateral and unilateral upper limb training in people with stroke- A systematic review and meta-analysis
2019 5月 中国
・被験者842人を含む21のランダム化比較試験がみつかった。
・片手訓練にくらべて両手訓練はFMA-UEスコアがあきらかに優れていた。
・しかしWMFTの完遂率および WMFT,ARAT,BBTの機能パフォーマンスの点では有意な差は確認できなかった。
元
Effectiveness of the Bobath concept in the treatment of stroke- a systematic review
2019 4月 スペイン
・15の臨床試験がみつかった。
・ボバースコンセプトは他のアプローチにくらべ、下肢の運動機能、バランス、日常生活動作 の点でなんら優れた点はなかった。
・上肢について CI療法よりはやや効果的だった。
課題指向型訓練 いくらやっても役には立たない
元
A systematic review of physical rehabilitation interventions for stroke in low and lower-middle income countries
2018 12月 アイルランド
・被験者2115人を含む62の研究がみつかった。大半はインドのものだった。
・内訳は、上肢関連が26件、下肢22件、その他14件だった。
・研究の質的には、強7件、中16件、弱39件と分類でき、
・全体として身体リハビリテーションにより患者の回復が促された。
・特にエビデンスレベルが高かったものは、CI療法とミラーセラピーによる上肢リハビリおよび、
・運動イメージ訓練による歩行リハビリだった。
・次いで、立ち上がり訓練(sit-to-stand training)でのバランス改善効果だった。
元
Short-term Efficacy of Hand-Arm Bimanual Intensive Training on Upper Arm Function in Acute Stroke Patients: A Randomized Controlled Trial.
2018 1月 中国
・上肢機能FMAスコアは 52 vs. 44 でHABITグループがあきらかに高く
・ARATスコアも 35 vs. 33 でHABITグループが高く、運動誘発電位も高かった。
JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
急性期脳卒中患者へのCI療法は?
元
Clinician perspectives on cross-education in stroke rehabilitation.
2017 7月 カナダ
・全体をとおして浮かび上がったテーマは「受け入れがたいけど有望」である。
・これには3つの段階があって、
(1)従来のリハビリは麻痺手を強制使用させる考え方にもとづいている。・健常な手を訓練するクロスエデュケーションについて患者や家族、医療関係者に理解を得るための資料が必要と考えられた。
(2)麻痺が重度で強制しようのない患者には従来法は無力である。
(3)クロスエデュケーションは従来法に簡単に追加できる。
元
Does Task-Specific Training Improve Upper Limb Performance in Daily Life Poststroke?
2016 12月 アメリカ
・加速度計記録の上肢パフォーマンスに 有意な変化はまったく確認できなかった。
・上肢の機能評価ARATスコアの改善は加速度計の記録に反映しなかった。
・もとの上肢能力や訓練量によらずなんの変化もなかった。

(11月)コクランレビュー:反復課題訓練 エビデンスない
(7月)訓練繰り返すほど良くなると思ってたら そうでもなかった
(2月)JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
元
Cardiovascular fitness is improved post-stroke with upper-limb Wii-based Movement Therapy but not dose-matched constraint therapy.
2016 2月 オーストラリア
・両グループともに上肢機能が改善した。
・最高心拍数はWiiグループで33%増加し、心拍回復速度は40%速くなった。
・CI療法グループでは最高心拍数が高く心拍回復速度も速かったが、向上はなかった。
・訓練中の歩数はWiiテニス時で88%、Wiiボクシング時では21%増加したが、
・CI療法ではほとんど動いていない状態のままだった。
・6分間歩行距離はWiiグループで8%、CI療法グループで4%延びた。
・Wiiを使った上肢リハビリは心肺機能に明らかな改善があった。
・一方 CI療法は心臓血管系に対し強いストレスになっていただけだった。

Wiiリハビリの効果をCI療法と比較してみた
元
The effects of very early mirror therapy on functional improvement of the upper extremity in acute stroke patients.
2015 11月 トルコ
・一連の治療後、両グループで有意な改善の差はなかった。
・ミラーセラピーグループに有害事象はなかった。

元
Constraint-induced movement therapy for upper extremities in people with stroke.
2015 10月 イタリア
・被検者1453人を含む42件の研究が見つかった。
・各研究の被験者数は29人前後と少なく、どれもデータの偏りを除けなかった。
・11の研究では痙縮や疼痛などの障害がやや改善したが従来型リハビリに比べ有意な差ではなかった。
・28の研究でCI療法直後に 上肢の運動機能が有意にやや改善した。
・3つの研究では数カ月後までフォローしていたが、優れた効果はまったく観察されなかった。
Wiiリハビリの効果をCI療法と比較してみた
課題指向型訓練 いくらやっても役には立たない