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2014年7月23日

ピラティスは脳卒中リハビリに使えるのか?


Feasibility and outcomes of a classical Pilates program on lower extremity strength, posture, balance, gait, and quality of life in someone with impairments due to a stroke.
2014  7月  アメリカ

ピラティス・メソッドには脳卒中患者の歩行、バランス、姿勢を改善できる可能性がある。

9ヶ月間におよぶピラティス訓練を ひとりの患者に試してみたそうな。


通常のリハビリに併行して、ピラティス訓練を週2回のペースで9ヶ月間行った。

その結果、

・バランス、下肢筋力、QoLの改善がみられた。

・姿勢や歩行スピードに変化はなかった。


今回の結果がピラティスによるものとは断言できないが、脳卒中リハビリの役に立ちそうなことはわかった、


というおはなし。



感想:

いままで一度も耳にしたことがなかったが、「ピラティス」で検索すると意外にもたくさんのページがヒットする。

ひとことで言うと 「道具を使うヨーガ」 かな。

2014年7月22日

イラク人も脳卒中パターンが同じなんだなぁ


Risk factors and 30-day case fatality of first-ever stroke in Basrah, Iraq.
2014  5月  イラク

脳卒中の主な要因と致命率を調べてみたそうな。


2008年、バスラの病院での脳卒中患者225人について、入院後30日間フォローし 脳卒中のもとになった要因と死亡率を調査した。


次のようになった。

・平均年令は64、56%が男性だった。

・脳梗塞が84%、脳内出血が16%、クモ膜下出血が0.4%だった。

・主なリスク要因は、高血圧症66%、家族歴32%、虚血性心疾患29%、喫煙28%、糖尿病28%、TIA、心房細動、心不全の順だった。

・30日間の致命率は23%だった。


脳卒中には脳梗塞が多く、高血圧、家族歴、喫煙、糖尿病などが主なリスク要因だった。致命率も西洋諸国と大差はなかった、


というおはなし。




感想:

数字だけ見ると 近所のことと区別がつかない。

2014年7月21日

子供は脳梗塞よりも脳出血が多い


Risk Factors and Imaging Characteristics of Childhood Stroke in China.
2014  7月  中国

子供の脳卒中の特徴について調べてみたそうな。

患者データベースから2002-2011の子供の脳卒中事例を抽出した。


次のことがわかった。

・478人の子供が脳卒中で入院した。そのうち229人が脳梗塞、249人が脳出血だった。

・脳梗塞、脳出血いずれも男児が60%以上を占めていた。

・脳卒中の主な原因は、もやもや病が脳梗塞で 動静脈奇形が脳内出血だった。

・片麻痺と頭痛がおもな症状だった。

・脳梗塞では内頚動脈と中大脳動脈が関連するケースが多かった。

・脳内出血で計8人が亡くなった。


子供の脳卒中では脳梗塞よりも脳出血が多かった。それらの多くは動脈の病気に由来するものだった、


というおはなし。


 Beijing Tiantan Hospital
この病院

2014年7月20日

ヨーガでリハビリはどんな効果があるのか


Randomized controlled trial of yoga for chronic poststroke hemiparesis: motor function, mental health, and quality of life outcomes.
2014  6月  オーストラリア

慢性期脳卒中で片麻痺の患者への ヨーガの効果を調べてみたそうな。


22人の患者をヨーガグループとヨーガなしグループに分けて10週間のヨーガ訓練前後での身体機能および心理面での評価を行い比較した。


次のことがわかった。

・ヨーガは客観的には運動機能改善効果はほとんど確認できなかった。

・しかし、主観的な運動機能上のQoL改善と、主観的な回復程度の改善が著しかった。

・ヨーガグループでは記憶関連QoLスコアが非常に高かった。

・またヨーガ参加者の不安レベルが臨床的有意に低下した。


慢性期脳卒中患者のヨーガはメンタルヘルスと生活の質の改善に良さそうである、


というおはなし。


この研究者のニュース映像



感想:

筋肉や神経の話が一切でてきそうもない こういうアプローチは嫌いじゃない。

2014年7月19日

高学歴な女性ほど脳卒中になりやすい理由とは


Socioeconomic Status Inconsistency and Risk of Stroke Among Japanese Middle-Aged Women.
2014  7月  日本

日本人女性について社会経済階層と脳卒中リスクの一見矛盾した関係について調べてみたそうな。


中年女性14742人を20年間追跡し、教育歴と職の適格性および脳卒中リスクとの関連を解析した。


次のことがわかった。

・学歴にふさわしい職に就いている女性に比べ、職に対し過剰学歴の女性の脳卒中リスクは約2倍だった。

・特に 高い学歴で専門職または管理職にある女性に比べ、高学歴なのに手作業労働やサービス産業で働く女性の脳卒中リスクは3倍以上だった。


日本人女性にとって、高学歴でありながら相応しい職がない状況は脳卒中リスクになり得る、


というおはなし。




感想:

これって「努力や成果に見合った報酬が得られない状況」って言い換えることができると思う。

男性も含めどこにでも起きうる 特殊な状況とは思えないけど、なぜ女性なのか?

2014年7月18日

ナイアシン サプリメントは脳卒中予防にならないばかりかとても有害:NEJM誌


Niacin too dangerous for routine cholesterol therapy

Effects of extended-release niacin with laropiprant in high-risk patients.
2014  7月  アメリカ

これまでナイアシン(ビタミンB3)は善玉(HDL)コレステロールを増やし、脳卒中などの心血管疾患の予防効果があるとされてきた。

50-80歳のコレステロール治療を受けている2万人以上を対象とした4年間の大規模調査の結果、

・ナイアシンの投与が心血管疾患の予防に役に立たないばかりか、

・総死亡率の上昇、肝臓病、感染症増加、出血拡大、痛風、血糖上昇、糖尿病の進行など、とても有害であることがわかった、


というおはなし。



感想:

そういえばナイアシンは脳にイイという話を思い出した。
ナイアシンを摂ると脳の可塑性が加速する

ナイアシンが脳梗塞治療に有望そう

2014年7月17日

理学療法はネットの向こう側にいてもできるものなの?


Bidirectional and multi-user telerehabilitation system: clinical effect on balance, functional activity, and satisfaction in patients with chronic stroke living in long-term care facilities.
2014  7月  台湾

脳卒中患者を対象にした双方向遠隔リハビリの効果を調べてみたそうな。


3ヶ所の療養施設にいる24人の脳卒中患者について、

*遠隔での複数人同時リハビリグループ
*対面での通常の理学療法グループ

に分けて、1回50分間x週3回x4週間のバランス関連のリハビリを行い効果を比較した。

遠隔リハビリの現場にはリハビリの素人を1人アシスタントとして配置した。


次のようになった。

・両グループともにバランス機能が大きく改善した。

・バランス機能、満足度ともにグループ間で差はなかった。


遠隔リハビリは技術的にも問題はなく、従来型のリハビリと同等の成果を挙げることができた、


というおはなし。

テレリハ

感想:

理学療法って、患者に触れてなんぼのものと思ってた。

遠隔でしかも1対複数人でも成立すると証明してしまったら、べつにだれがやってもいい仕事になりはしないかい?

2014年7月16日

プッシャー現象 なぜ脳卒中患者は傾くのか


Effects of galvanic vestibular stimulation combined with physical therapy on pusher behavior in stroke patients: A case series.
2014  7月  日本


脳卒中患者の身体が麻痺側に傾く症状(プッシャー現象)を前庭感覚電気刺激(GVS)で改善できるものか実験してみたそうな。


プッシャー現象を示す脳卒中患者2人について、通常のリハビリに併行して隔週でGVSを計2週間 行った。

1週ごとに患者の傾きを複数の方法で評価した。


次のようになった。
・両患者はGVSを行った週にのみ傾きが改善した。


プッシャー現象に前庭感覚電気刺激が効くかも知れない、


というおはなし。



感想:

自分も傾くので関心を持った。

いまだに 車の運転やレースゲームをやっている最中に いつの間にか身体が左に傾いている。

座っているときに特有のことかな?とも思ったけど、瞑想中には傾かない。

1つの作業に極度に集中しているときに傾きやすい、、という印象がある。


これらの記事を思い出した。
脳卒中経験者は傾く

前庭感覚電気刺激で半側空間無視をやっつけろ!

2014年7月15日

病気の重大さをよく理解して自分で対処できると考えている患者ほど復職はむつかしい


Factors influencing return to work after aneurysmal subarachnoid hemorrhage.
2014  7月  アメリカ

クモ膜下出血は50歳前後の若年者にも影響を与えうる脳卒中の1つである。

復職は主な回復目標の1つではあるが達成率は低い。

そこで クモ膜下出血後の復職に影響する要因を調べてみたそうな。


クモ膜下出血発症後1-2年の患者134人について、病気認知(病気の重大さと自分の対処能力を見積もる認識度)および機能状態のアンケート調査を行い内容を解析した結果、


次のことがわかった。

・病気認知度が高いと復職可能性が低かった。

・高いレベルの病気認知は復職が失敗する要因だった。

・一方、結婚していることは復職が成功する要因でもあった。


クモ膜下出血患者の病気に対する認識の高さが復職の障壁になっている。復職をうながすためにはこの問題に取り組む必要があるだろう、


というおはなし。


病気認知アンケート(clickで拡大)



感想:

「目の前にこんなにも深刻な問題があって、頼りになるのは自分だけ」ってときに、のんきに通勤してる場合じゃねぇ!って考え方かな。

わかる気がする。

2014年7月14日

脳卒中患者に適した靴の形状が判明!


Changes in postural sway according to footwear types of hemiparetic stroke patients.
2014  6月  韓国

脳卒中患者の姿勢動揺と履き物との関係を調べてみたそうな。


脳卒中でリハビリ入院中の32人の患者について、

履き物別に、

A)カカトの深い靴  B)平底靴  C)スリッパ  D)素足

での開眼時、閉眼時の姿勢動揺を測定した。

靴


次のようになった。

・平底靴またはスリッパのときの姿勢動揺は、素足やカカトの深い靴を履いている時に比べ非常に大きかった。

・履き物によらず閉眼時の姿勢動揺は大きかった。


平底靴やスリッパを履いていると 素足やカカトの深い靴に比べ、立位バランスの維持がとても難しくなることがわかった、


というおはなし。



感想:

カカトが深いと足首のサポートついでに位置感覚がつかみやすくなるからではないか、と考察している。

車を運転するからペッタンコの靴ばかり履いていたけど もっと早く知りたかったな。

2014年7月13日

脳卒中になるとなんでトイレが近くなるの?


The experience of urinary incontinence in stroke survivors: a follow-up qualitative study.
2014  4月  オーストラリア

脳卒中で退院したのちに尿失禁で困っている人たちの経験を調査してみたそうな。


面談内容を主題分析したところ、


次の4つのテーマが浮かび上がった。
・トイレに行かなければならない!
→常に逼迫したトイレ需要。

・誰もアドバイスをくれなかった。
→病院ですらなにも教えてくれない。

・なにをするにも まずトイレに行かなければならない。
→仕事にならない。

・単に計画性の問題でもある。
→危機管理戦略。


脳卒中経験者の尿失禁は退院後も起こりうる問題であり、適切な知識の欠如、激しい苦悩、行動の制限といった特徴をもつ、


というおはなし。


感想:

とても強い確信があるんだけど、これはひとえに降圧薬の問題と考える。

カルシウム拮抗薬なのに飲むとほぼ1日中すごい頻尿になる。

チビリそうになることしばしばで、生活の質がはげしく下がる。

検索してもほとんど資料が出てこない。しもの話なので体験談も少ない。

ちょっと頭にきてる。o(`ω´*)o

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