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2019年12月9日

脳梗塞を防ぐ最適な拡張期血圧は


Relationship between diastolic blood pressure and the first ischaemic stroke in elderly patients with hypertension
2019  12月  中国

中国では年間200万人があらたに脳卒中をおこし、そのうちの69.6%が脳梗塞という。

血圧と脳卒中との関係は J字カーブを描くとする報告があるいっぽうこれを否定する報告もある。

とくに高齢者の拡張期血圧と脳卒中との関連についての報告がすくないのでくわしくしらべてみたそうな。

2019年12月8日

心房細動と認知症 メタアナリシス


Association Between Atrial Fibrillation and Dementia- A Meta-Analysis
2019  11月  台湾
心房細動は不整脈の原因の1つでその有病率は上昇傾向にある。

心房細動と認知障害との関連は数多く報告されているが、これまで想定されていた以上に複雑で、たとえばライフスタイル(運動 喫煙 アルコール)、心臓代謝(肥満 高血圧 糖尿)、病態生理学的(全身性炎症 小血管病 脳低灌流)要因や血栓形成が関わってくる。

心房細動と認知症との関連をあきらかにするべくメタアナリシスを試みたそうな。

2019年12月7日

Neurology誌:不眠症の3症状と脳卒中 50万人調査


Insomnia symptoms and risk of cardiovascular diseases among 0.5 million adults
2019  11月  中国

不眠症は睡眠の質が低下した状態でメンタルの病気とされる。中国では15-69歳の35.7%が睡眠の質に問題を抱えているという。

不眠症と脳卒中など心血管疾患との関連を示すエビデンスが増えてきた。

不眠症の3つの症状、
入眠と睡眠維持の困難(difficulties in initiating or maintaining sleep:DIMS)
異常な早起き(early morning awakening:EMA)
日中への障害(daytime dysfunction:DDF)、

は それぞれ別の病理的メカニズムを反映している可能性があるので、症状ごとの心血管疾患リスクを大規模にしらべてみたそうな。

2019年12月6日

飽和脂肪酸と脳卒中リスクの用量関係


Dietary saturated fat intake and risk of stroke- Systematic review and dose-response meta-analysis of prospective cohort studies
2019  10月  中国

脳卒中で死亡する原因の43%は食事の問題であるとする報告がある。

とくに脂肪の影響はおおきいと考えられ、脂肪酸の種類とその構成比率が重要である。

飽和脂肪酸は肉、チーズ、バター、全脂肪乳に、
不飽和脂肪酸はオリーブ油、亜麻仁油、魚油、くるみ、ピーナッツにおおく含まれる。

現在の食事ガイドラインでは心血管疾患予防の観点から飽和脂肪酸の摂取を全カロリーの10%未満に抑えるよう指導している。

しかしこれまでの研究のおおくは飽和脂肪酸と脳卒中との関連について一致した結論がえられていない。

これをたしかめるべく最新の研究をふくめたメタアナリシスを試みたそうな。

2019年12月5日

くも膜下出血の頭痛と生存率


Warning headache correlates survival rate in aneurysmal subarachnoid hemorrhage
2019  10月  台湾

くも膜下出血のグレード判定方法にはいくつかある(Hunt and Hessscale, Fisher scale, WFNS)。たとえグレードがわるくても積極治療により半数ちかくが回復良好に至るという報告もある。

突然の強い頭痛や激しい嘔吐、局所神経症状、けいれん発作などはくも膜下出血の警告症状とされているが、これらと予後との関係はあきらかになっていない。

そこでくも膜下出血の警告症状と死亡率、その関連要因についてくわしくしらべてみたそうな。

2019年12月4日

【祝】365日x10年間 連続更新

今日は脳卒中記念日で ブログを始めた日でありETの日でもある。
毎年この日は自分語りにだけつかう。


ブログ歴がまる10年(脳卒中歴は11年)になった。
この間一瞬だった。

たまに読み返すと書いた記憶がほとんどない記事がいくつもあっておどろく。
認知症の前段階だろうか。


キーワード「脳卒中」をアブストラクトに含む論文の出版ペースがこの10年で倍になり、さいきんでは1日50件以上がチェック対象になった。

なんの評価基準にも乗らないどうでもいいことを ただ「自分がそうしたい」という理由だけで続けてこられてちょっとうれしい。

とはいうものの あと5年は続かない自信がある。その理由とは、、、
図:脳卒中記念日

2019年12月3日

情報処理速度の低下 4年後の


Slowed Information Processing Speed at Four Years Poststroke- Evidence and Predictors from a Population-Based Follow-up Study
2019  11月  ニュージーランド

認知障害は脳卒中経験者の35-70%におきる。そのなかでも情報処理速度( Information Processing Speed:IPS)の低下は急性期患者の70%におよぶという。

IPSの低下は認知障害の他の側面にもおおきく影響し、数字モダリティー検査(Symbol Digit Modalities Test:SDMT)のスコアによく反映されると考えられている。

IPSの低下をもたらす要因と長期の有病率についての調査はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2019年12月2日

認知or運動の機能障害 神経科医が選ぶシナリオは


Self-perceptions on cognitive versus motor disability among neurologists
2019  11月  アメリカ

修正ランキンスケール(modified Rankin Scale:mRS)は脳卒中患者の機能回復度の評価によく用いられる。

0-6のスケールがあって、0は無症状、6は死亡をあらわす。
通常、0-2または0-3を「回復良好」とし4-6を「回復不良」と評価する。

たとえば介助なし歩行ができず 認知機能に問題ない場合、mRSは4の回復不良となる。

いっぽう運動機能にはまったく問題なくて 認知障害のために会社をクビになった場合でも、mRSは2となり回復良好とされる。

神経科医が患者に治療法をすすめる際には、臨床試験の結果から「回復良好」となりうる手段をえらぶことになるが、かれらが認知機能と運動機能のどちらに価値を見出しているのかによってはその意味するところがかならずしも患者と一致しなくなる。

そこで神経科医たちの価値観をしらべてみたそうな。

2019年12月1日

小児脳卒中と「心の理論」


Pediatric Stroke Impairs Theory of Mind Performance
2019  11月  アメリカ

小児期に脳卒中を経験した者の50-60%は長期にわたり運動 認知 行動に問題を抱えるという。

しかしこれまで社会認知(social cognition)機能についての研究はほとんどなかった。

心の理論(Theory of Mind:ToM)は他者の信念や意志を推し量り関係を構築する能力を指し社会認知機能の1側面をなす。

自閉症スペクトラムや外傷性脳損傷、ADHD、認知症でToMの障害がみられるとする報告がある。

そこで小児脳卒中経験者のToMについて健常者とくらべてみたそうな。

2019年11月30日

コイル vs. クリップのメタアナリシス


Endovascular coiling versus surgical clipping for aneurysmal subarachnoid hemorrhage- A meta-analysis of randomized controlled trials
2019  10月  中国

くも膜下出血の85%は脳動脈瘤の破裂によるもので、その治療措置としてクリッピングがゴールドスタンダードであったが、かならずしも満足のゆく結果がえられていない。

その代わりにコイリングが行われるようになってきた。クリッピングとコイリングを比較した大規模臨床試験ISAT(2002年)では7年後の自立率はコイルがすぐれていたものの長期の再出血リスクはコイリングが高いという結果だった。

実際のところはどうなのか、これまでの研究をメタアナリシスしてみたそうな。

2019年11月29日

クリップ vs. コイル 認知機能対決


Cognitive outcome after surgical clipping versus endovascular coiling in patients with subarachnoid hemorrhage due to ruptured anterior communicating artery aneurysm
2019  11月  ベルギー

前交通動脈の動脈瘤(ACoA)はめずらしくなく、くも膜下出血の35%はACoAの破裂である。

ACoAのくも膜下出血では記憶や実行機能の認知障害がおきやすいことはわかっている。

くも膜下出血の再出血予防治療としてクリッピングがある。近年ではマイクロカテーテルで瘤を塞ぐコイリングが代わりにおこなわれることがふえた。

そこで、ACoAのくも膜下出血での認知機能を健常者と比べた場合と、クリッピングとコイリングの患者同士で比べた場合とでくわしくしらべてみたそうな。

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