元2023 4月 ベルギー
脳卒中患者の3分の1は入院時に重度の上肢障害を負う。
そのうち20%が上肢機能の改善を経験し、完全回復するのは5%のみである。
そこで、急性期、亜急性期に重度上肢障害の機能改善を目的に実施された積極的なリハビリテーションの効果についてシステマチックレビューをこころみたそうな。
元2023 4月 ベルギー
元2020 10月 イギリス
元2022 2月 フランス
元2024 5月 韓国
元
Robot assisted training for the upper limb after stroke (RATULS): a multicentre randomised controlled trial
2019 5月 イギリス
・ARATスコアであきらかな改善をしめした患者の割合は、RT44%、EULT50%、UC42%だった。
・通常ケアUCにくらべロボット支援RTと上肢集中訓練EULTはすぐれているとは言えず、
・RTとEULTにあきらかな効果の違いはみられなかった。
・深刻な有害事象は、RT15%、EULT13%、であり、UC8%よりもおおかった。
課題指向型訓練 いくらやっても役には立たない
コクランレビュー:反復課題訓練 エビデンスない
訓練繰り返すほど良くなると思ってたら そうでもなかった
JAMA誌:課題指向型訓練 やる意味ない
元2025 3月 韓国
元
Randomized Trial of a Robotic Assistive Device for the Upper Extremity During Early Inpatient Stroke Rehabilitation.
2013 12月 イタリア
・追跡期間中、運動機能、器用さ、日常生活動作いずれも両グループ間で差は見られなかった。
元2020 6月 香港
元2020 6月 ドイツ
元
Bilateral motor priming for post stroke upper extremity hemiparesis- A randomized pilot study
2019 10月 アメリカ
・CAHAIスコアの改善度にはグループ間であきらかな差はみられなかった。
・FMUEでは両手準備運動グループが有意にすぐれた改善を示し、介入前後で10ポイント向上していた。(コントロールは4.4ポイントの向上)
・半球間抑制の持続性も両手準備運動グループであきらかにおおきかった。
両手をパタパタ動かしてからリハビリすると左右の脳がシンクロしてどうのこうの…
両手準備運動をすると脳が刺激されて上肢リハビリが加速することが判明!
ランセット誌:ロボット上肢リハビリ まっっったく効果ない
元
Effects of Robot-Assisted Therapy for the Upper Limb After Stroke: A Systematic Review and Meta-analysis.
2016 9月 オランダ
・被験者1362人を含む44の研究がみつかった。
・深刻な有害事象はなかった。
・麻痺手の運動機能と筋力改善に僅かではあるが有意な効果が認められた。
・筋緊張が増える傾向があった。
・上肢の総合能力と日常生活動作上の改善はなかった。
・肩や肘、肘や手首に特化したロボットで僅かな効果が認められた。

元2023 8月 カナダ
元
Clinical non-superiority of technology-assisted gait training with body weight support in patients with subacute stroke- A meta-analysis
2019 10月 台湾
・被験者1452人をふくむ14のロボット支援研究と10の体重支持トレッドミルの研究がみつかった。
・地上歩行訓練とくらべて技術支援歩行訓練には、運動機能障害の回復、移動能力、持久力、バランス、日常生活動作、いずれについても有意な平均値差はみられなかった。
・これは体重支持トレッドミルやロボット支援別に限定しても同様だった。
・また患者のもとの歩行能力や訓練時期を3ヶ月以内にしぼっても同様に有意な差は見られなかった。
ランセット誌:ロボット上肢リハビリ まったく効果ない
HALリハビリ 期待外れだった
元2021 4月 アメリカ
元
Robotic-Assisted Gait Training Effect on Function and Gait Speed in Subacute and Chronic Stroke Population: A Systematic Review and Meta-Analysis of Randomized Controlled Trials
2019 6月 サウジアラビア
・1371の研究から9つに絞り込んだ。そのうち4件は慢性期、5件は亜急性期のものだった。
・歩行スピードの点でロボット訓練と通常訓練ではあきらかな差がなかった。
・しかし慢性期患者に限定すると効果量0.04のごくごくわずかなアドバンテージがみられた。

HALリハビリ 期待外れだった上肢も↓
ランセット誌:ロボット上肢リハビリ まったく効果ない
元2022 12月 オーストラリア
元
The Resonating Arm Exerciser: design and pilot testing of a mechanically passive rehabilitation device that mimics robotic active assistance.
2013 4月 アメリカ
・患者はすぐにこの装置に慣れた。
・関節可動域が2倍近くになった。
・運動機能スコアも上がった。
・なんの不満も起きなかった。
・効果が3ヶ月後も続いた。
元2021 12月 スイス
・介入期間中に金銭報酬群は中央値で131スイスフラン(16240円相当)を獲得した。・手の及ぶ可動域の改善はあったが、群間の差はなかった。・しかし、3ヶ月後の Box and Block Test および Fugl-Meyer上肢 のスコアが、金銭報酬群でのみ有意な改善を示した。
元
Robotic Arm Rehabilitation in Chronic Stroke Patients With Aphasia May Promote Speech and Language Recovery (but Effect Is Not Enhanced by Supplementary tDCS)
2018 10月 アメリカ
・ぜんたいとして運動性発話能力(ディアドコキネシス)があきらかに改善した。
・失語症の 意味カテゴリー語想起(Category naming)と失語症評価(Western Aphasia Battery)スコアも改善した。
・tDCSは失語症の改善度にまったく関連しなかった。
左手を動かすと半側空間無視が改善するしくみをしらべてみた
左手を動かしてあげる → 半側空間無視対策