元2025 8月 オーストラリア
高血圧は脳卒中を含む主要な心血管疾患の最大の危険因子の一つである。日常生活で容易に実践できる身体活動として「歩くこと」は有望であるが、具体的にどの程度の歩数や歩行強度が脳卒中リスクの低下と関連するかについては、これまで十分なデータがなかった。
そこで、加速度計で計測した客観的な歩数データを用い、高血圧者における歩数・歩行強度と主要心血管イベント発症リスク(特に脳卒中)との関連を明らかにするべくくわしくしらべてみたそうな。
元2025 8月 オーストラリア
元2020 11月 日本
The use of pedometers instrokesurvivors: are they feasible and how well do they detect steps?
2012 3月 イギリス
・歩くスピードが秒間0.5m未満だと歩数計が歩数検知しなかった。
・秒間0.5m以上で歩行しても歩数計は実際の歩数より少なくカウントした。
・20秒間歩行で平均6歩のズレ、6分間歩行で平均32歩のズレが生じた。
元2021 3月 アメリカ
元
Feasibility and outcomes of a community-based, pedometer-monitored walking program in chronic stroke: a pilot study.
2014 4月 アメリカ
・全員が歩数計を装着することができた。
・91%は歩数を自ら読むことができた。
・80%はこのプログラムに満足していた。
・有害事象はなかった。
・測定項目の全体的に大きな変化はなかった。
・病状と歩行可能距離に若干の変化があった。
・歩数増加と身体機能のへの関心の強さが関連していた。
元2025 5月 日本
元
"Stepping Up" Activity Poststroke: Ankle-Positioned Accelerometer Can Accurately Record Steps During Slow Walking.
2015 8月 カナダ
・腰での歩数カウントは、速度域0.8-0.9m/s を除き10%以上のエラーがあり、
・特に0.3-0.5m/s の低速度域ではカウントゼロになる被検者が少なくなかった。
・足首での歩数カウントは、速度域0.4-0.9m/s でエラー率10%以下だった。
元2024 11月 フランス
元2025 7月 カナダ
元2023 12月 アメリカ
元
Predictive impact of daily physical activity on new vascular events in patients with mild ischemic stroke.
2014 11月 日本
・4年前後の追跡期間中に脳卒中などの血管障害が34件起きた。
・これら血管障害が起きたグループは、そうでない者に比べ日々の歩数が少なかった。
・他の要因(年齢、体重、血圧、別の病気など)に関わらず1日の歩数が血管障害の可能性をよく反映していた。
・1日あたり6025歩を基準にしたときに血管障害の差がもっとも顕著になった。

元脳卒中経験者は再発予防と機能回復を促すために運動をこころがけることが望ましい。しかし現実はじっと座っている時間が長い。
Activity monitors for increasing physical activity in adult stroke survivors
2018 7月 オーストラリア
元2022 12月 スウェーデン
元
Exploratory Longitudinal Cohort Study of Associations of Fatigue After Stroke.
2015 2月 イギリス
・6,12ヶ月時点で、疲労認定された患者の歩数は有意に少なかった。
・いずれの時期においても、疲労度高めの患者は歩数が少なく、ウツや不安、眠気が強く、QoLが低かった。
・1ヶ月時点で歩数が少ない患者はその後の疲労度も高かった。
元
Accuracy of Two Activity Monitors in Detecting Steps in People With Stroke and Traumatic Brain Injury.
2013 9月 アメリカ
元
Physical activity profiles and sedentary behaviour in people following stroke: a cross-sectional study.
2015 5月 イギリス
・1日あたりの歩数は 4035 vs. 8394 で脳卒中経験者は非常に少なかった。
・睡眠を含むじっとしてる時間は、20.4 vs. 17.5 で脳卒中経験者が長かった。
・脳卒中経験者の歩行はいつもマイペースで健常者に比べ非常に遅かった。
元
Consumer-Based Physical Activity Monitor as a Practical Way to Measure Walking Intensity During Inpatient Stroke Rehabilitation
2017 8月 カナダ
・Fitbit Oneの測定値はSAMのそれと ほぼ一致した。
・その誤差は歩行スピードで異なり、0.4m/s未満では10.9%、0.4-0.8m/sでは6.8%、0.8m/sより速いと4.4%だった。
元
Use of Accelerometer-Based Feedback of Walking Activity for Appraising Progress With Walking-Related Goals in Inpatient Stroke Rehabilitation: A Randomized Controlled Trial.
2015 1月 カナダ
・両グループ共に歩行時間や歩数の増加は見られなかった。
・しかしフィードバックしたグループでは歩調が著しく増加していた。
・よく調べるとフィードバックグループで 歩行速度が高くなり、歩行周期の変動性は低下していた。
[歩数]の関連記事
・1日あたりの歩数が増えるほど、高血圧、脳卒中、ガン、ウツが減った。
・歩行時間や歩行強度は健康パラメータにあまり関連がなかった。
・この間に患者の上下肢の運動機能は著しく向上した。
・PTの時間を含め、毎日の歩数も増えた。
・しかし歩数の増加は主に、入院時に歩くことができず車椅子だった患者で起きた。
・健常人の毎日の歩数は脳卒中患者の17倍であった。
・PTの時間も通して上肢の運動回数は増えなかった。