元2025 7月 スウェーデン
脳卒中は、長期間にわたって心身の状態に影響を及ぼすことが知られている。
特に、脳卒中後の疲労、うつ、認知障害は、患者の生活に大きな負担を与える合併症である。
しかし、これらの症状が、脳卒中発症から数年経過した段階でどの程度発生し、どのように重なり合うのかについては、十分な調査が行われてこなかった。
そこで、スウェーデンの脳卒中後3〜4年の患者に焦点を当て、これらの神経精神学的合併症の有病率と相互関係をくわしくしらべてみたそうな。
元2025 7月 スウェーデン
元
Post-stroke fatigue and daily activity patterns during outpatient rehabilitation- An experience sampling method study
2020 1月 オランダ
元2022 6月 スウェーデン
元
Trajectories of fatigue among stroke patients from the acute phase to 18 months post-injury: A latent class analysis
2020 4月 ノルウェー
元2020 11月 スウェーデン
元2024 7月 中国
元2022 6月 オーストラリア
元
2020 5月 ノルウェー
元2021 5月 ノルウェー
元
Temporal Associations between Fatigue, Depression, and Apathy after Stroke: Results of the Cognition and Affect after Stroke, a Prospective Evaluation of Risks Study.
2017 10月 オランダ
・患者の49%が脳卒中後疲労で、26%がうつ、9%がアパシーだった。
・疲労患者はうつレベルが高く かつ持続していた。
・うつ患者はもともと疲労度も高かった。
・当初のアパシースコアと疲労には関連はなかった。
・疲労スコアの12ヶ月間の変化はうつスコアとアパシースコアの変化と相関していた。
元2023 6月 スウェーデン
元
Health-Related Quality of Life and Fatigue After Transient Ischemic Attack and Minor Stroke
2019 1月 スペイン
・強い疲労感をうったえる率は 65.2% vs 23.5%(コントロール)で、
・さらに非常に強い疲労の率は 20.7% vs. 4.5%(コントロール) だった。
・認知機能スコアは、24.1 vs. 27.3 であきらかに低かった。
・疲労スコアが高い者のQoLはあきらかに低かった。
・疲労スコアと認知機能スコアに関連はなく、認知機能スコアはQoLに関連しなかった。

元
Post-stroke fatigue is associated with impaired processing speed and memory functions in first-ever stroke patients.
2014 8月 フィンランド
・発症3ヶ月後時点で、疲労ありグループは33人、疲労無しグループは100人だった。
・疲労のある患者は無しの者に比べ6ヶ月後でも思考処理速度、記憶力が劣っていた。
・疲労とウツ症状は関連していた。
・思考処理速度と記憶力の低下はウツ症状が解決したのちも続いていた。
・疲労があると2年後時点での復職率が低かった。
元
Self-Reported Fatigue Predicts Incident Stroke in a General Population
2020 3月 イギリス
Fatigue after stroke: manifestations and strategies.
2011 10月 デンマーク
・通常の生活で経験する疲労 ととを、明らかに区別して感じていることがわかった。
・脳卒中後に現れたスペシャルな疲労
元2024 11月 イギリス
元2020 8月 ノルウェー
Fatigue impact scale demonstrates greater fatigue in younger stroke survivors.
2012 9月 カナダ
・36.8%が脳卒中後の疲労を経験していた。
・そのうち59.5%は疲労が最悪の症状であるとしていた。
・年齢が若いほど疲労の頻度、持続時間、重症度が大きかった。
・若いほど疲労が認知機能、心理社会的機能に影響があった。
・疲労の半数はウツとは無関係に起きた。
元
Fatigue in children with perinatal stroke- clinical and neurophysiological associations
2019 6月 カナダ
・およそ半数がいまだに疲労を経験していた。疲労は周産期脳卒中を経験したこどもに珍しくなく、麻痺のない側の手の運動パフォーマンスにつよく影響していた。また対側脳半球からの同側性投射の興奮性と疲労が関連していた、
・麻痺のない方の手の運動パフォーマンス(Box and Blocks Test, grip strength)が麻痺手よりもつよく疲労スコアと関連していた。
・損傷脳と対側の脳半球から麻痺手への同側性投射が残存するばあい、その経路の興奮性が疲労度の低さに関連していた。
・疲労スコアは年齢、性別、AHAスコアと関連がなかった。
元
Exploratory Longitudinal Cohort Study of Associations of Fatigue After Stroke.
2015 2月 イギリス
・6,12ヶ月時点で、疲労認定された患者の歩数は有意に少なかった。
・いずれの時期においても、疲労度高めの患者は歩数が少なく、ウツや不安、眠気が強く、QoLが低かった。
・1ヶ月時点で歩数が少ない患者はその後の疲労度も高かった。