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2026年1月25日

3人に1人に起きる“無症候性”脳出血は本当に無害だったのか?

2026  1月  中国


血管内治療(EVT)は、太い血管が詰まった脳梗塞に対して高い確率で血流を再開させる治療である。しかし、血管が開いても必ずしも後遺症が軽くならない例が少なくなく、「再開通しても回復しない」ことが問題になっている。

これまで注目されてきたのは、症状が悪化する明らかな脳出血(症候性脳内出血)であった。一方、画像では出血があるが症状の悪化を伴わない「無症候性脳内出血」は、臨床的にあまり重要でないものとして扱われてきた。

しかし最近の研究では、この無症候性出血も長期予後に悪影響を与えている可能性が示唆されている。そこで、EVT後に見られる無症候性脳内出血が、本当に「問題ない所見」なのかを、大規模試験のデータを用いて検証してみたそうな。

2026年1月22日

脳卒中研究は誰のものか――アメリカ主導と“血栓回収バブル”の気持ち悪さ

2024  11月  中国


脳卒中は命に関わるだけでなく、後遺症も重く、世界中で大きな問題になっている病気である。

研究論文も非常に多いが、「どの国や研究機関が中心なのか」「どんなテーマが今注目されているのか」「これから何が重要になりそうなのか」を全体として整理した情報は意外と少ない。

そこで、よく引用されている重要論文をまとめて分析し、脳卒中研究の流れを一望できるようにしてみたそうな。

2026年1月20日

軽い脳梗塞にtPAは毒?──高齢者で見えた治療が害になる証拠

2024  7月  ノルウェー


80歳を超える高齢者の脳梗塞に対して、血栓を溶かす治療(rt-PA)は有効とされてきたが、実際の診療現場では必ずしも試験通りの効果が出ていない可能性がある。

とくに症状の軽い脳梗塞では、この治療が本当に得なのかははっきりしていない。

そこで、80歳以上の患者について、発症時の重さ(NIHSS)によって血栓溶解が短期の回復にどう影響するかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年1月18日

時間拡張血栓溶解はロシアンルーレットより危うい― 奇跡は1%、死亡増加は70%の結論

2026  1月  アメリカ


脳梗塞の血栓溶解療法は、発症から4.5時間以内であれば効果があることが確立している。一方、最近はMRIやCTなどの詳しい画像で「まだ助かりそうな脳」を選べば、発症時刻がはっきりしない場合や4.5時間を過ぎた場合でも治療できるのではないか、という期待が広がってきた。

しかし、これまでのメタ解析は「良くなったか・ならなかったか」という単純な分け方で評価しており、生活の質がどれくらい本当に良くなるのか、またその効果や危険性がどの程度の確率で起こるのかを十分に示していなかった。

そこで、患者の生活の質を反映した指標とベイズ統計を用いて、4.5時間を過ぎてからの血栓溶解療法が本当に意味のある治療なのかをあらためてくわしくしらべてみたそうな。

2026年1月14日

脳卒中は本当に“時間との戦い”なのか? ――医療者の“脳卒中恐怖症”の正体

2026  1月  ナイジェリア


脳卒中は世界的にみて主要な死亡原因・要介護原因であるが、実際の医療現場では「難しそう」「自信がない」「関わるのが怖い」と感じる医療者が少なくない。

このような心理的な壁は、神経内科全般に対する恐怖(neurophobia)と同様に、脳卒中領域に特化したものとして「strokophobia(脳卒中恐怖)」と呼ばれている。

そこで、このstrokophobiaが医学生や研修医だけでなく、看護師、救急隊員、一般臨床医、さらには患者家族や政策立案者にまで広く存在し、その結果として診断や治療が遅れ、予後を悪化させている可能性についてまとめてみたそうな。

2026年1月9日

成功したはずの血栓回収が、なぜ回復につながらないのか

2025  12月  中国


脳底動脈閉塞(BAO)は重症になりやすい脳卒中であり、現在は血栓回収を中心とした血管内治療(EVT)が標準となっている。ただし、治療中に血管が細く残ったり、再び詰まりそうになった場合に行われる「救済的血管形成やステント留置(RAS)」が、本当に患者の回復に役立っているのかははっきりしていない。

そこで、EVTを受けたBAO患者において、RASが機能予後や安全性にどのような影響を与えるのか、さらに動脈硬化が原因の場合とそうでない場合で結果が違うのか、バルーン単独とステントを使う方法に差があるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年12月31日

ペナンブラがないのに血管内治療が効くと思っていた?――大梗塞で見えてきた現実

2025  12月  中国


最近、脳のダメージがすでに大きい脳梗塞(large core)でも、血管内治療(EVT)が効く場合があることがわかってきた。しかし、実際には良い回復が得られる人は多くない。

脳梗塞では、すでに完全に壊れた部分(虚血コア)と、その周りにある、まだ回復できる可能性のある部分が混在している。これまで、梗塞が小さい患者では、この「助かる可能性のある部分」がどれだけ残っているか(灌流ミスマッチ)が、治療を決めるうえで重要とされてきた。

一方で、すでに梗塞が大きい患者でも、この灌流ミスマッチが治療の効果に関係するのか、また発症から時間がたった場合に影響が変わるのかは、よくわかっていなかった。

そこで、脳のダメージが大きい脳梗塞患者を対象に、灌流ミスマッチと発症からの時間が、血管内治療の効果とどう関係するのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年11月20日

血管内治療の勘違い 再開通率を競っても患者は救えない

2025  11月  中国


急性の頭蓋内動脈閉塞は、重い障害や死亡につながる可能性が高い病態である。発症後できるだけ早く血管を開通させることが、予後を良くするために重要と考えられてきた。

しかし、再開通の治療時間に間に合わなかった患者や、血栓溶解療法や血管内治療を受けない患者の中には、自然に血流が戻る例が少なくないことが知られている。

この自然再開通が、実際に患者の回復に役立つのかどうかは明確ではなかったので、その予測因子と結果をくわしくしらべてみたそうな。
 

2025年11月5日

なぜこんなに褒められるのか──血管内治療という名の時代の寵児

2025  8月  パキスタン  


脳の血管がつまって起こる脳梗塞(急性虚血性脳卒中)のうち、およそ3割は太い血管が詰まる「大血管閉塞(LVO)」というタイプである。これは重い後遺症や死亡につながる危険が高い。

血管内で血栓を取り除く治療(EVT)は、発症から90日までの短期的な回復を助けることが知られているが、「その効果が長く続くのか」「安全なのか」についてはよく分かっていなかった。

そこで、発症から90日を過ぎたあとでもEVTの効果や安全性が続くのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年11月4日

「血栓を溶かせば救われる」は嘘だった──テネクテプラーゼ神話の崩壊

2025  10月  カナダ


軽い脳梗塞の患者に対して、血栓を溶かす薬を使うべきかどうかは、長く議論されてきたテーマである。

特に、言葉が出にくい、手足が少し動かしにくいといった、生活に支障のある症状(いわゆる「障害」)を持つ場合には、治療で回復が見込めるのではないかという期待があった。

そこで、軽症であっても障害のある人に、テネクテプラーゼ(tenecteplase)という血栓溶解薬を使う意味があるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年10月31日

血栓は増えず、出血は黙殺──医学論文がつくる安心の幻想

2025  10月  カナダ


脳の血管が詰まって起こる急性虚血性脳卒中では、発症後90日以内に再び脳卒中を起こすリスクが最も高いことが知られている。

しかし、そのリスクが再灌流療法(血の流れを再開させる治療)によって変化するのかどうかは、これまで明確でなかった。

そこで、再灌流療法を受けた人と標準的な内科治療を受けた人を比較し、発症から90日以内に再発する脳卒中や、心筋梗塞や肺塞栓などの血栓性イベントがどのくらい起こるかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年10月24日

女性に多いのに、回復は男女で同じ?――くも膜下出血の治療パラドックス

2025  9月  ドイツ


くも膜下出血(SAH)は、脳の中の血管(動脈瘤)が破れて起こる病気で、女性のほうが男性より2倍以上多いことが知られている。

これまでの研究では「女性の方が重症になりやすい」「脳の血流が悪くなるDCIを起こしやすい」と言われてきたが、結果はまちまちだった。

そこで、「本当に男女で違いがあるのか?」「もしあるとしたら、どの段階(発症・治療・回復)で差が出るのか?」を、650人の患者データをもとにくわしくしらべてみたそうな。

2025年10月22日

治療は早いほど良い──その常識、くも膜下出血には通用しない

2025  9月  オーストラリア


くも膜下出血(aSAH)の原因となる脳動脈瘤は、再破裂すると致命的になりやすいため、できるだけ早く治療して瘤を閉じることが大切とされてきた。
しかし、「どのくらい早く行うのが最も良いのか」については、これまで十分な根拠がなかった。

アメリカ心臓協会(AHA)やヨーロッパ脳卒中学会(ESO)のガイドラインでは「24〜72時間以内の治療」が推奨されているが、これは専門家の合意によるものであり、科学的に裏づけられたものではない。

そこで、発症から6時間以内(超早期)、12時間以内(早期)、24時間以内(標準)の3つのタイミングで動脈瘤を治療した場合の結果を比較し、再出血、機能回復、死亡率にどのような違いがあるかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年10月19日

深部脳出血、減圧開頭に光? それとも“都合のいい演出”?

2025  10月  スイス


深部の脳内出血(intracerebral hemorrhage:ICH)は、命に関わることが多く、たとえ助かっても重い後遺症が残ることが多い。

これまでのSTICH試験では、血のかたまり(血腫)を取り除く手術は、内科的治療と比べて明らかな効果がなかった。

しかし「減圧開頭術(decompressive craniectomy:DC)」は血腫を取らずに、頭の骨を外して脳の圧を下げる方法であり、別のメカニズムで助けられる可能性がある。
SWITCH試験では、この減圧開頭術によって「死亡または重度の障害(mRS 5–6)」が13%ほど減ったという結果が出ていた。

ただし、その効果が出血の場所(被殻だけなのか、内包や視床まで広がっているのか)によって違うのかは分かっていなかったので、出血の場所ごとに減圧開頭の効果をくわしくしらべてみたそうな。

2025年9月29日

“あの注射”の後に残る不調──脳卒中との意外な関係

2025  9月  ルーマニア


COVID-19感染後に長く続く症状は「Long COVID」と呼ばれ、疲労や呼吸困難だけでなく、神経学的な不調も多く報告されている。

脳卒中は世界的に主要な死因・後遺症原因であり、COVID-19との関連性も指摘されてきた。しかし、Long COVIDを有する患者が脳卒中で救急外来を受診した場合、その症状や治療成績がどのように異なるのかについては十分に明らかにされていない。

そこで、Long COVIDの既往が脳卒中救急診療に与える影響をくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月18日

くも膜下出血=動脈瘤の常識が崩れる日

2025  8月  オランダ


くも膜下出血(SAH)の大部分は動脈瘤破裂によるものとされているが、その約15%は非動脈瘤性(nSAH)である。

nSAHはさらに、perimesencephalic SAH(PMSAH)と non-perimesencephalic SAH(NPSAH)に分類される。PMSAHは脳幹周囲に限局した出血であり、静脈起源と考えられていて予後は良好とされている。一方でNPSAHは出血の広がりが大きく、動脈性出血を反映していると考えられ、予後は不良である。

そこで、この二つの病型を比較し、その臨床経過や転帰にどのような差があるかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年7月7日

無保険者に開かれた“実験室”──血栓回収術の裏メニュー

2025  7月  アメリカ


アメリカでは、毎年およそ80万人が脳卒中を起こしており、そのうち約9割が「虚血性脳卒中」である。最近では、血管の中の血栓を取り除く「血栓回収療法(MT)」という治療法が広く使われるようになり、発症から24時間以内であれば高い効果があることがわかってきた。

しかし、治療の結果は「人種」や「性別」、「地域の経済状況」など、社会的な背景によっても左右されることが知られている。なかでも「保険に入っているかどうか」が治療の結果にどう影響するかは、これまであまり研究されてこなかった。

そこで、脳卒中の患者において「保険の有無」が血栓回収療法後の経過にどう関わるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年6月8日

血管内治療で死亡率2倍──脳外科医の“誘い文句”に注意せよ

2025  6月  アメリカ


虚血性脳卒中は、世界中で多くの人の命や生活の質に影響を与えている。血管内治療(EVT)は、発症してすぐの虚血性脳卒中に対して効果があるとされているが、実際にこの治療を受けられるのは大血管が詰まっている一部の患者に限られている。

アメリカではEVTを使う機会が増えているものの、短期的・長期的な結果についての情報はまだ少ない。そこで、EVTを受けた脳卒中患者での実際の使われ方や、入院中の経過がどうだったかを全国データからくわしくしらべてみたそうな。

2025年6月4日

くも膜下出血の本当の敵は誰だ──DCIというスケープゴート

2025  5月  日本


くも膜下出血(aSAH)は、命に関わることも多いタイプの脳卒中で、助かっても重い後遺症が残ることが多い。そのなかでも、発症から数日たってから起きる「遅発性脳虚血(DCI)」が、回復をじゃまする大きな原因になっている。

これまでDCIは「血管が縮むこと(血管攣縮)」が原因と考えられていたが、それを抑えても良くならない人が多い。だからこそ、DCIのほんとうの仕組みや、それに効く治療法をくわしくみなおしてみたそうな。

2025年5月19日

血栓回収後63%が再発──すべて患者のせい

2025  4月  アメリカ


血栓回収療法(thrombectomy)は、急性期脳梗塞の治療として広く普及してきた。特に、90日以内の神経学的改善を主要評価項目とした臨床試験では、高い有効性が示されている。

しかし現実には、その後の再発や死亡といった慢性期アウトカムについての十分なデータは少なく、治療効果が過大評価されている可能性もある。

そこで、90日以降の実臨床における転帰を長期的にくわしくしらべてみたそうな。

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