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2024年12月24日

昼寝が脳卒中リスクを高める!?〇〇分以上の昼寝でリスク23%増

2024  12月  中国


脳卒中は主要な死因および障害の原因であり、その予防は重要な公衆衛生課題である。

そこで、脳卒中リスクへの「長時間昼寝」の影響についてはエビデンスが限られているのでくわしくしらべてみたそうな。

2024年11月1日

がんばりすぎは逆効果!?脳卒中リハビリにおける『休息』の驚異的パワー

2024  10月  アメリカ


脳卒中は、歩行やバランスの取り方など、日常的な動作に大きな影響を及ぼす。

多くのリハビリプログラムは、この失われた機能を取り戻すためのトレーニングを提供しているが、トレーニングを「どれだけ続けるか」にだけ重点を置くのではなく、より効果的な方法が求められている。

そこで、脳卒中経験者がリハビリトレーニングだけでなく、その合間に取る「休息」の重要性をあきらかにするべく、新しい歩行パターンの学習と定着においてくわしくしらべてみたそうな。

2024年9月3日

昼寝が痛みを引き起こす!?脳卒中後の首痛に関連する意外なリスクとは?

2024  8月  中国


脳卒中後に肩の痛みや中枢性痛(CPSP)が一般的に見られるが、首(頸部)や腰の痛みも多くの患者に現れる症状である。

しかし、中国の脳卒中患者における頸部痛と腰痛の有病率と、それに関連する要因については十分にわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2024年8月31日

寝ている間の脳卒中?いびきの恐るべき影響

2024  5月  中国


睡眠は私たちの健康にとって不可欠な要素であり、心血管疾患(CVD)や心血管代謝リスク因子(肥満、2型糖尿病、高血圧など)に対しても大きな影響を与えることが知られている。

特に、睡眠の質やパターンの違いがこれらのリスク因子や疾患とどのように関連しているかについて、多くの研究が行われている。

そこで、観察研究とメンデルランダム化(MR)研究を組み合わせた最新の包括的レビューをもとに、短時間睡眠、不眠症、昼寝、いびきなどの睡眠特性が脳卒中や冠動脈疾患(CHD)とどのように関連しているかをくわしくしらべてみたそうな。

2024年6月17日

昼寝が命取りに!高血圧者は要注意の新発見

2024  6月  中国


高血圧は脳卒中を引き起こす大きな要因である。

これまでの研究では、昼寝と脳卒中との関連性が指摘されている。

しかし、高血圧患者における昼寝時間と脳卒中発症との関連性についての研究は不足しているのでくわしくしらべてみたそうな。

2024年1月12日

昼寝で脳卒中リハビリ加速!夢で学ぶ驚異の効果

2023  9月  ブラジル


睡眠は、脳卒中後の神経リハビリテーションに重要な臨床的意味を持つ。

そこで、脳卒中患者の神経リハビリテーションに不可欠な因子としての睡眠(昼寝を含む)を系統的にくわしくしらべてみたそうな。

2023年11月28日

週末キャッチアップ睡眠が脳卒中を予防?意外な時間数!

2023  11月  中国


週末に平日の不足した睡眠を補う「週末キャッチアップ睡眠」は、肥満や高血圧、インスリン感受性に影響することが報告されている。

そこで、週末キャッチアップ睡眠と脳卒中など心血管疾患との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2022年8月5日

2021年4月23日

昼寝と脳卒中のメタアナリシス

2021  4月  中国


昼寝は世界中のおおくの地域で一般的であり、日常生活の中で重要な位置を占めてきた。

近年、昼寝の健康効果が注目されてもいる。

そこで、昼寝と脳卒中との関係を再評価し、脳卒中予防のための生活習慣作りに役立てるため メタアナリシスをこころみたそうな。

2020年11月17日

nature.com:日本人の睡眠の質と脳卒中

2020  11月  日本


睡眠時間と脳卒中など心血管疾患との関連をしめす報告がおおくある。しかし一貫した結論は得られていない。

そこで、睡眠の質の主観的指標として 安眠度(restfulness)と心血管疾患との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2020年11月2日

nature.com:起床時脳内出血の頻度

2020  10月  スペイン


睡眠から目覚めたときに脳梗塞に気づく「起床時脳梗塞」は脳梗塞患者の8-25%に見られるという。

いっぽう脳内出血は覚醒中に起きると考えられてきたため「起床時脳内出血」の調査はほとんどない。

そこで、起床時脳内出血の頻度と特徴をくわしくしらべてみたそうな。

2020年8月26日

発症まえの睡眠時間と脳卒中後うつ

2020  5月  アメリカ


睡眠障害とうつは脳卒中患者によく見られるが、脳卒中後うつにおける睡眠の役割についてはほとんど知られていない。

そこで、脳卒中まえの睡眠時間と、脳卒中から90日後のうつとの関連をくわしくしらべてみたそうな。

2020年6月30日

睡眠時間、昼寝、脳卒中との関連

2020  5月  アメリカ


睡眠時間と脳卒中リスクについてのこれまでの研究では、7-8時間の睡眠を標準として 両者はJ字型の関係をしめすことがわかっている。

しかしこれら研究のおおくは欧米のものである。アジア人の、とくに高齢者についてはよくわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2020年3月13日

脳卒中になる昼寝の長さと頻度


Association of daytime napping with incident stroke in middle-aged and older adults- a large community-based study
2020  3月  中国

睡眠障害と脳卒中とは関連があるという。

また、昼寝をすると冠動脈疾患での死亡率が下がるという報告があり、ストレス緩和メカニズムが考えられている。

さらに、長時間の昼寝は糖尿病やメタボリックシンドロームのリスクを上げるという報告もある。

昼寝と脳卒中との関連の研究はいくつかあるが一致した結論は得られていない。

そこで、昼寝の時間や頻度と脳卒中リスクとの関連を住民ベースに大規模にしらべてみたそうな。

2019年12月21日

Neurology誌:夜の睡眠と昼寝時間と脳卒中


Sleep duration, midday napping, and sleep quality and incident stroke- The Dongfeng-Tongji cohort
2019  12月  中国

睡眠時間は短くても長くても脳卒中リスクが高くなるとする報告があり、その関係がJカーブなのかUカーブなのか結論がでていない。

また脳卒中の種類との関係もあきらかでない。

さらに昼寝時間との関係および その組み合わせ効果や睡眠の質、睡眠時間の変化についてもよくわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。

2019年4月17日

脳卒中をまねく昼寝の特徴


Association of daytime napping with incident cardiovascular disease in a community-based population
2019  3月  中国

これまで昼寝と糖尿病やメタボリックシンドロームとの関連はあきらかにされてきた。しかし脳卒中をふくむ心血管疾患との関連についてはいまだ一致した見解が得られていない。

この理由として昼寝の定義のあいまいさが考えられる。そこで、昼寝を頻度と長さで分けて心血管疾患との関連をくわしくしらべてみたそうな。



平均年齢63の男女4170人について、
昼寝習慣についてアンケートをとり、

心血管疾患(心臓死、うっ血性心不全、心筋梗塞、脳卒中、狭心症など)を11年間フォローして関連を解析したところ、



次のようになった。

・この間に914人(21.9%)が心血管疾患になった。

・心血管疾患の有病率は、昼寝が定期的(週に5回以上)かつ長い(30分以上)ばあいには34.5%、定期的かつ短い(30分未満)は28.4%、不定期が22.4%、昼寝なしは16.6% だった。

・定期的かつ長い昼寝の心血管疾患リスクは昼寝なしの1.403倍だった。

毎日の長い昼寝は脳卒中など心血管疾患のあきらかなリスク要因だった、


というおはなし。
図:昼寝時間と脳卒中リスク


感想:

ごはんがおいしくていっぱい食べるとどうしても眠くなっちゃうんだよ。

かならずしも昼寝がいけないわけではない↓。
脳卒中をふせぐ昼寝時間がわかった

2019年4月4日

リハビリをうながすための睡眠介入方法


Systematic Review Investigating the Effects of Nonpharmacological Interventions During Sleep to Enhance Physical Rehabilitation Outcomes in People With Neurological Diagnoses
2019  4月  アメリカ

脳卒中後のリハビリ訓練で学習した運動感覚は数時間から数週間かけて記憶として固定される。

この記憶固定に睡眠が重要な役割をはたしていると考えられるいっぽう、脳卒中患者のおおくは睡眠障害を経験する。

睡眠中にはたらきかけ運動感覚の記憶固定をうながす有効な方法がみつかればそれはリハビリ法としても期待できるはずである。

そこで、これまでの研究から非薬物的に脳損傷患者の睡眠に介入する呼吸療法や脳刺激療法についてシステマティックレビューをこころみたそうな。



関連する論文タイトル2287件を厳選して101件についてフルテキストを精査し 9件の研究に絞った。



次のことがわかった。
・脳卒中患者等を対象とした 持続陽圧呼吸療法:CPAP(continuous positive airway pressure )に関するRCT論文のみがみつかった。

・長期に外来患者をフォローしたものもあったが、

・効果測定の方法が障害、身体活動、社会参加など研究ごとにおおきくことなっていた。

・しかし早期の脳卒中の回復に有効であるとする研究も複数みられた。

・具体的リハビリ方法やCPAPの順守率についての情報が欠けていた。

脳卒中患者の睡眠に介入できる非薬物療法としてCPAPのみがリハビリをうながす効果をしめしていた。今後きたいできる方法として睡眠中のTMS、tDCS、リズム聴覚刺激や、嗅覚刺激で記憶固定をはかるTMR(Targeted Memory Reactivation)のエビデンスが散見される、


というおはなし。
図:CPAP



感想:

睡眠はだいじなんよ。
ビデオを観て昼寝するだけのリハビリとは

眠っている間にリハビリがすすむオフライン運動学習とは

リハビリの合間のお昼寝は大切 → 訓練がはかどるゾ

2018年12月21日

昼寝リハビリの効果を検証


Can Daytime Napping Assist the Process of Skills Acquisition After Stroke?
2018  11月  ドイツ

脳卒中患者の運動学習は機能回復のための重要なテーマの1つである。

これまで夜間の睡眠のあとにつよい運動学習効果があらわれることがわかっている。日中の睡眠についても同様の効果が若年者や高齢者でも報告されている。

脳卒中患者についても日中の睡眠で運動学習がすすむものか、実験してみたそうな。


慢性期脳卒中患者30人について、
昼寝時間が a)なし、b)10-20分、c)50-80分 の3グループにわけた。

麻痺手をつかった視覚運動課題を計3セッションおこない、各前後でパフォーマンスを評価した。
セッション1と2の間に昼寝を、2と3の間に夜間睡眠をはさんだ。
睡眠状態は脳波をもって確認した。

その後、健常者30人の非利き手についても同様の実験をおこない比較した。


次のようになった。

・患者の運動パフォーマンスはセッションごとに向上したが、途中の睡眠による効果はまったくみられなかった。

・健常者との比較についても同様で、昼寝の効果はみられなかった。

運動課題のあとの1回の昼寝によるパフォーマンス向上効果は確認できなかった、


というおはなし。

図:昼寝の脳卒中リハビリ効果

感想:

実験室で「さぁ昼寝してください」って言われても眠れるかね? 脳波的には眠っていてもいつもの眠りではないわな。

これおもいだした。↓
ビデオを観て昼寝するだけのリハビリとは

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2018年11月11日

脳卒中をふせぐ昼寝時間がわかった


Joint effect of less than 1 h of daytime napping and seven to 8 h of night sleep on the risk of stroke
2018  5月  中国

いっぱんに昼寝は とくに高齢者にとって健全なライフスタイルの1つと考えられている。

これまでの研究から昼寝時間がながいと心血管疾患リスクが上がるとするメタアナリシスがある。

しかし脳卒中に限定して昼寝との関連をしらべた研究はほとんどないので大規模にやってみたそうな。


20-74歳の7887人を約5年間フォローしたところ、


次のことがわかった。

・昼寝なしで夜間の睡眠が7-8時間にくらべて、昼寝1時間以上では脳卒中リスク1.94倍、夜間睡眠9時間以上だと脳卒中リスクは2.24倍だった。

・さらに昼寝なし夜間睡眠7時間未満では 脳卒中リスクは2.61倍、

・昼寝1時間以上でかつ、夜間睡眠が7時間未満、7-8時間、8-9時間、9時間以上での脳卒中リスクはそれぞれ 2.16、2.36、2.41、3.37倍になった。

昼寝なしか1時間未満で夜間睡眠7-8時間のとき脳卒中リスクは低くかった。昼寝1時間以上かつ夜間睡眠9時間以上または昼寝なしか1時間以上でかつ夜間睡眠7時間未満のとき脳卒中リスクがもっとも高かった、


というおはなし。

図:脳卒中予防に適した昼寝時間


感想:

上の図がわかりやすい。

ゼロでも1時間以上でも良くないので、ちょっと昼寝するのがいいみたい。

2018年6月11日

rTMS治療中に居眠りしていた脳卒中患者の末路


Sleep during low-frequency repetitive transcranial magnetic stimulation is associated with functional improvement in upper limb hemiparesis after stroke
2018  6月  日本

経頭蓋反復磁気刺激(rTMS)が脳卒中患者の運動機能の改善に期待できる、とする報告がおおくある。

経験的に rTMS治療中にウトウトと眠ってしまう患者ほど回復が良さそうだったので、眠気レベルの指標としての bispectral index (BIS)を測定して回復度との関連をくわしくしらべてみたそうな。


15日間のrTMS治療入院中、1日2回のrTMSセッションの直前と刺激中でのBISの低下度ΔBISを測定した。

この平均値が10以上を睡眠グループ、10未満を覚醒グループとして
Fugl-Meyer assessment (FMA)
Action Research Arm Test (ARAT)
との関連を解析した。

rTMSは対側の運動野に1ヘルツの刺激を20分間与えた。

BISは脳波の解析にもとずく簡便な睡眠深度測定法である。


次のようになった。

・睡眠グループ7人と覚醒グループ6人を対象とした。

・FMAスコアの改善度にグループ間のちがいはなかった。

・しかしARATスコアは睡眠グループがすぐれていて、

・ΔBISとARATスコアの改善度にあきらかな相関がみられ、ΔBISが15をこえるあたりからARATスコアが急激に向上した。

rTMS中の睡眠が上肢機能の改善を促すのかも、、、


というおはなし。
図:BIS変化分とARATスコアの相関

感想:

眠りは脳の可塑性をうながす。だから目をひんむいてリハビリがんばる人よりも眠ってばかりの怠け者のほうがじつは回復がいい。
ビデオを観て昼寝するだけのリハビリとは

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