元2025 11月 エジプト
「ストレスがたまると脳卒中になりやすい」ことは、多くの人が何となく知っていることである。しかし、これまでの研究には
・ストレスと「うつ病」がごちゃまぜになっている
・研究ごとの人数や期間がバラバラで、全体像がわかりにくい
という弱点があった。
そこで、
・うつ病の人をできるだけ除いて、「ストレスそのもの」の影響を確かめること
・たくさんの研究をまとめて、「どれくらい脳卒中リスクが上がるのか」をあらためて数字で示すべく、
メタアナリシスをこころみたそうな。
元2025 11月 エジプト
元2025 9月 スウェーデン
元2024 10月 スウェーデン
元2024 1月 中国
元2022 9月 ノルウェー
元2022 7月 アメリカ
元2022 3月 スウェーデン
元2020 11月 デンマーク
元2020 10月 スウェーデン
元
Positive Correlation between Left Hemisphere Lesion and Erectile Dysfunction in Post-Stroke Patients
2019 2月 インドネシア
・患者うちわけは、左脳損傷35人、右脳損傷39人で、勃起不全あり38人、勃起不全なし36人だった。
・弱いながらも統計学的有意に左脳損傷と勃起不全に関連が認められた。
脳のここをやられると勃起不全になる
脳梗塞の位置と勃起不全(ED) について
元
Marital status and risk of cardiovascular diseases: a systematic review and meta-analysis
2018 6月 イギリス
・被験者200万人を含む34の研究が見つかった。
・非婚者の心血管疾患リスクは配偶者がいる者の1.42倍で、
・冠動脈疾患や脳卒中による死亡リスクもあきらかに高かった。
・同様に離婚者では冠動脈疾患リスクが高く、
・パートナーと死別した者については脳卒中リスクのみが高かった。

元
Married, unmarried, divorced, and widowed and the risk of stroke.
2018 3月 デンマーク
・1000人あたりの脳卒中年間発生率は、結婚中1.96、非婚1.52、離婚2.36、死別5.43 だった。
・年齢 性別 収入などを調整した脳卒中リスクは、結婚中にくらべて 離婚でのみあきらかに高く、男性1.23倍、女性1.10倍だった。
元
Association between marriage and outcomes in patients with acute ischemic stroke.
2018 2月 中国
・1220人が独身で、10898人が既婚者だった.
・既婚者にくらべ独身グループの1年後の総死亡率は、25.3 vs. 12.3%、再発率 28.5 vs. 18.2%、障害率 61.7 vs. 42.6% で、いずれもはっきりと高かった。
元
Impaired Recognition of Emotional Faces after Stroke Involving Right Amygdala or Insula.
2018 2月 アメリカ
・右脳損傷患者は健常者にくらべポジティブな感情もネガティブな感情も認識する精度があきらかに低かった。
・とくに右脳の扁桃体と島皮質前部に損傷のある患者は怒りと喜びの識別スコアがはっきりと劣っていた。
・右脳の扁桃体と島皮質前部をふくむトータルの損傷体積が個々の感情識別エラー率と関連していた。

元
Pre-stroke employment results in better patient-reported outcomes after minor stroke: Short title: Functional outcomes after minor stroke.
2017 1月 アメリカ
・患者の主観的問題数は 11.7 vs. 6.9、負担度は 26.5 vs.12.3 でいずれも軽症脳卒中グループが高く、軽症脳卒中患者の発症直前の就労状況が予後に反映していた。現役労働者だった患者は年齢や重症度によらず主観的な回復が良かった、
・うつ、疲労の程度も高かった。
・これらは脳卒中患者の重症度や教育歴、収入、結婚歴と関連は無かったが、
・発症前に現役労働者だった場合には全カテゴリについて良好な回復を報告していた。
・この関連は他の要因を考慮にいれても変わらなかった。
元
Divorce Linked to Increased Stroke Risk
2017 6月 デンマーク
・52%は結婚していて、9%が独身、13%が離婚、26%が配偶者と死別していた。
・結婚している場合にくらべ、独身、死別での脳卒中リスクにはほとんど差はなく、
・離婚した場合でのみあきらかなリスク上昇があった。
・このとき男性が脳卒中リスク1.23倍、女性は1.11倍だった。

元
Changes in the living arrangement and risk of stroke in Japan; does it matter who lives in the household? Who among the family matters?
2017 4月 日本
・世帯構成に変化がない場合にくらべ、1人増減したときの脳卒中リスクは男性で1.11倍、女性1.15倍になった。
・特に配偶者を失った場合の男性の脳梗塞リスク、女性の脳出血リスクの上昇が顕著だった。
・世帯構成に親が加わった場合の男性の脳卒中リスクに変化はなかったが、女性は1.49倍になった。
・配偶者の喪失と新メンバーの追加が重なった場合、男性のリスク上昇はなくなる一方、女性の脳卒中リスクは1.58倍にさらに上昇した。
配偶者と離婚や死別のあとになる脳卒中の種類は
元
The evaluation of sexual function in women with stroke.
2017 3月 トルコ
・性機能スコア(性的興奮、性欲、膣潤滑、性的満足、オルガスム、性的疼痛)は全体的に 健常者にくらべ低かった。
・うつスコアは高く、脳卒中グループの60.8% 健常者グループの9.8%がうつだった。
・うつスコアが高いと性機能スコアが明らかに低かった。
・要介助度、重症度、年齢、結婚期間、子供の数がおおいと性機能スコアは低かった。
・側頭葉損傷とその左右の違いは性機能スコアと関連しなかった。
・性機能スコアと教育歴に正の相関があった。
元
Gender-based differences in mortality and complementary therapies for patients with stroke in Taiwan.
2017 1月 台湾
・脳卒中関連の入院患者12万人、外来患者62万人の記録がみつかった。
・脳卒中死亡率と医療コストは男性が高く、特に50歳未満で顕著だった。
・既婚女性は既婚男性よりも死亡率があきらかに低かった。
・西洋医学に鍼や漢方薬を組み合わせることに女性のほうが明らかに好意的だった。
・伝統中国医学を組み合わせたほうが西洋医学のみよりも死亡率が低かった。