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2026年9月30日

くも膜下出血、瘤発見、即手術――その流れに根拠はあるのか

元
2026  8月  アメリカ


くも膜下出血(SAH)が疑われても、最初のCTで出血が見つからないことがある。

その場合、従来は腰椎穿刺(LP)で髄液に血液が混じっていないかを調べてきたが、近年はCT血管造影(CTA)で動脈瘤を探す方法も使われている。

ただしLPは「本当に出血したのか」を調べる検査であり、CTAは「動脈瘤などの血管病変があるか」を調べる検査である。似ているようで、見ているものは違う。

そこで、CTで異常が見つからなかったSAH疑い患者に対し、LPとCTAをどう使い分けるべきかを整理してみたそうな。

2026年9月26日

予後を悲観し、臓器提供へ――くも膜下出血医療に潜む利益相反

元
2026  9月  ベルギー


重い脳の病気で亡くなる患者のなかには、医学的には臓器提供ができる可能性があっても、移植コーディネーターに紹介されないまま亡くなる人がいる。

そこで、低酸素性虚血性脳症、外傷性脳損傷、くも膜下出血(SAH)でICUに入院し、その後亡くなった患者を対象に、「臓器提供候補なのに紹介されなかった患者」がどのくらいいるのか、また、どのような患者で紹介漏れが起こりやすいのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月18日

くも膜下出血のクラゾセンタンは本当に安全なのか――体液貯留を測らず『中止率8.3%』を語る

元
2026  8月  日本


クラゾセンタンは、くも膜下出血後の脳血管攣縮を予防する薬として日本で2022年から使用されている。

しかし肺水腫や低血圧などの全身性副作用があり、途中で中止せざるを得ない患者もいる。

そこで、実臨床でどのような患者がクラゾセンタンを中止しやすいのか、また中止とその後の転帰との関係をくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月15日

ARUBA後も手術を続けた脳外科医たち――選び抜いたAVM手術の成績は良好?

元
2026  9月  アメリカ


未破裂脳動静脈奇形(AVM)では、ARUBA試験により保存的治療が介入治療より安全とされた。

一方、ARUBAでは手術・塞栓術・放射線治療がまとめて評価され、顕微鏡手術単独の成績は十分に検討されていなかった。

そこで、現代の顕微鏡手術が保存的治療より良い成績を示すかを検証してみたそうな。

2026年9月12日

くも膜下出血の動脈瘤は本当に塞ぐべきなのか――「早期治療ほど良い」が崩れた系統的レビュー

元
2026  9月  ブラジル


動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)では、動脈瘤を「できるだけ早く」クリップやコイルで閉鎖することが推奨されている。

しかし、発症から治療までの時間が本当に死亡や機能予後を改善するのかは、はっきりしていない。

そこで、治療時期と臨床転帰の関係を系統的に検討してみたそうな。

2026年9月6日

動脈瘤は本当に塞ぐべきなのか?――『瘤なしSAH』が突きつける不都合な事実

元
2026  9月  ブラジル


くも膜下出血(SAH)の約15%では、血管撮影を行っても動脈瘤などの原因血管病変が見つからない。

こうした非動脈瘤性SAHには、中脳周囲に限局するPSAHと、動脈瘤性SAHに似たびまん性出血を示すNPSAHがある。

そこで、この2群で重症度、合併症、転帰がどのように異なるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月28日

軽症患者を速攻で眠らせる――『死亡72%減』をうたう日本発くも膜下出血研究の危うさ

元
2023  10月  日本


動脈瘤性くも膜下出血では、破裂した動脈瘤からの再出血が致命的となることがある。

そこで、患者が救急室に到着した直後に全身麻酔を行う「即時全身麻酔(iGA)」によって、入院後の再出血や死亡を減らせるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月27日

「治療しないと92%死亡」の正体――くも膜下出血“非治療群”のカラクリ

元
2026  8月  デンマーク


動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)の院内死亡率は、これまで7.1~24.1%と報告されてきた。しかし「院内死亡」の定義や観察期間は研究ごとに異なり、治療を受けた患者だけを対象とした研究も多いため、実際の死亡率を評価することは難しい。

そこで、デンマーク全国のほぼすべてのaSAH患者が登録されるデータベースを用いて、脳神経外科への初回入院中の死亡率と、その関連因子をくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月25日

意識清明で搬送された42歳日本人女性が3か月後に死亡――ステントが血管壁を突き破っていた

元
2026  7月  日本


内頸動脈のblood blister-like aneurysm(BBA:血豆状動脈瘤)は、血管壁が非常にもろく、くも膜下出血を起こしやすい特殊な病変である。

近年はステント併用コイル塞栓術などの血管内治療が行われるようになったが、重篤な合併症も問題となる。

こんかい、治療後しばらくしてステント端から致死的な血管破裂を起こした症例を、剖検所見からくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月21日

長生きできる脳内出血、再発する脳内出血――そして語られない危険因子

元
2026  8月  台湾


脳内出血はひとまとめにされがちだが、原因や出血する場所によって、その後の経過はかなり違う可能性がある。

たとえば、高血圧による深い場所の脳内出血と、脳動静脈奇形や動脈瘤などが関係する非高血圧性の脳内出血では、長期の生存率や死因も異なるかもしれない。

そこで、脳内出血を原因や再発の有無で分け、その後の生存率や死因を最長15年間くわしくしらべてみたそうな。 

2026年8月19日

ランセット誌:くも膜下出血の手術に効果はなかった!――日本が無視する1965年のRCT

元
1965  4月  イギリス


くも膜下出血の原因となった脳動脈瘤は、手術で治療したほうがよいのだろうか。

現在では「破裂した動脈瘤は治療する」という考え方が当たり前になっているが、1960年代には、そもそも手術によって患者の予後が本当に良くなるのかが問題になっていた。

英国の脳神経外科医McKissockらは、治療の価値を判断するには、手術を受けた患者の成績を見るだけでは不十分だと考えた。

患者の状態によって治療成績は大きく変わるためである。そこで、破裂した前交通動脈瘤の患者を、手術する群と手術しない群に無作為に分けて直接比較したそうな。

2026年8月17日

血栓回収を疑うことは「非倫理的」?――科学の上に立ちはじめた専門医たち

元
2026  7月  アメリカ


脳梗塞に対する血管内血栓回収術は、2015年以降の複数の臨床試験によって急速に標準治療となった。

しかし、治療効果が明らかになっていく途中で、「それでも治療を受けない対照群を設けて試験を続けてよいのか」という倫理的な問題が生じた。
また、重症脳卒中では患者本人が同意できないことも多く、研究参加の同意をどう扱うかも大きな課題である。

そこで過去の研究倫理に関する文献をくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月11日

動脈瘤治療が無事に終わるかで運命が決まる?――くも膜下出血の新研究

元
2026  8月  スイス


くも膜下出血では、患者の重症度を表す指標としてWFNSグレードがよく使われている。

しかし、いつ評価すると予後をもっともよく予測できるのかははっきりしていない。
発症直後は、水頭症、けいれん、鎮静、挿管、動脈瘤治療などの影響で、患者本来の神経学的な状態がわかりにくくなることがある。

そこで、WFNSを測るタイミングによって、その後の回復の予測精度がどの程度変わるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月2日

破裂動脈瘤は本当に「時限爆弾」なのか――治療しなかった患者も長期安定した半世紀前の臨床試験

元
1971  7月  フィンランド


「一度破裂した脳動脈瘤は、すべて手術すべきなのか」を確かめた半世紀まえの研究である。

1970年代当時から、状態のよい患者が手術群に選ばれ、重症患者が保存療法群に回される偏りがあったため、著者らは治療しない場合の自然経過も含めて比較する必要があると考え試験してみたそうな。

2026年7月28日

「HH5は99%助からない」は本当か?――くも膜下出血の死亡予測を覆した研究

元
2026  7月  アルゼンチン


動脈瘤性くも膜下出血では、入院時の重症度と予後の評価にHunt and Hess(HH)分類が広く用いられている。

しかし、動脈瘤治療や神経集中治療が進歩した現在でも、HH分類による死亡予測が正確であるかは明らかでない。

そこで、HH分類による院内死亡予測の精度と、退院時および6か月後の神経学的転帰をくわしくしらべてみたそうな。

2026年7月26日

ワイドネック動脈瘤にステント?――日本のくも膜下出血140例を検証

元
2026  7月  日本


破裂ワイドネック動脈瘤に対するステント併用コイル塞栓術(SAC)は治療選択肢を広げる一方、くも膜下出血の急性期には血栓塞栓性合併症や出血性合併症が懸念される。

そこで、日本の単施設における急性期SACの実行可能性と安全性をくわしくしらべてみたそうな。

2026年7月12日

くも膜下出血の「効かない高額薬」に発作予防効果?――クラゾセンタン論文の奇妙な力学

元
2026  7月  日本


脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血では、発症後にけいれん発作を生じることがある。けいれん発作は神経学的転帰を悪化させ、後のてんかんにつながる可能性もある重要な合併症である。

クラゾセンタンは、くも膜下出血後の脳血管攣縮や遅発性脳虚血を抑える薬である。
しかし、クラゾセンタンを投与された患者における入院中のけいれん発作については、十分に調べられていなかった。

そこで、クラゾセンタン投与患者における早期発作と院内後期発作の発生率をくわしくしらべてみたそうな。

2026年7月8日

タバコで脳動脈瘤が増える!それでも「塞げば安心」と言えるのか?

元
2026  7月  ドイツ


喫煙は、未破裂脳動脈瘤の形成・増大・破裂リスクを高める因子として知られている。しかし、喫煙者でなぜ破裂リスクが高くなるのか、その機序は十分に明らかではない。

そこで、喫煙が、破裂リスクを高めるとされる動脈瘤の特徴、すなわち大きさ、部位、形状、多発性と関連するかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年7月7日

認知症は「脳出血の結果」ではなく「原因」だった!?

元
2026  6月  中国


精神疾患と脳出血の関係はよく知られているが、その多くは「脳出血のあとにうつや不安、認知機能低下が起こる」という見方である。

しかし、精神疾患が脳出血のリスクを高めるのか、つまり「脳出血の前からある精神・認知の病態が出血を招くのか」は十分に調べられていなかったので、
16種類の精神疾患と脳出血の因果関係を、メンデルランダム化解析と実臨床データの両方からくわしくしらべてみたそうな。

2026年7月3日

血栓回収後のくも膜下出血――なぜ「無害」とされるのか

元
2026  6月  アメリカ


機械的血栓回収術後に、くも膜下出血がみられることがある。その頻度はおよそ4.51〜7.23%とされている。

しかし、この出血が単独でみられる場合、つまり脳実質内出血や硬膜下出血などを伴わない「孤立性くも膜下出血」が、患者の予後を本当に悪化させるのかは明確ではなかった。

そこで、機械的血栓回収術後に生じた孤立性くも膜下出血が、臨床転帰にどのような影響を与えるかをくわしくしらべてみたそうな。

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