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2014年8月14日

カップラーメンを週2回以上食べる女性が脳卒中になりやすい理由について


Can Instant Noodles Lead to Heart Disease, Diabetes and Stroke?

Instant noodle intake and dietary patterns are associated with distinct cardiometabolic risk factors in Korea.
2014  8月  アメリカ

アジア人はラーメンをよく食べる。

そこでインスタントラーメンの摂取頻度と脳卒中との関連を調べてみたそうな。


19-64歳の韓国人1万人あまりを対象としたアンケート調査から、


次のことがわかった。

・インスタントラーメンを多く摂るグループでは肥満、コレステロール、中性脂肪が高く、

・週に2回以上食べる人の心血管代謝症候群(脳卒中の原因になる)リスクは1.7倍になった。

・この傾向は女性にのみ見られた。

・その原因としてスチロール製容器に含まれるビスフェノールAのエストロゲン様作用が考えられた。


インスタントラーメンをよく食べる女性は脳卒中になりやすいであろう、


というおはなし。
カップラーメン 脳卒中


感想:

ええっ、 塩分が原因じゃないの!? って思った。

2014年8月13日

脳卒中になるとそれまでの倍の速度でボケる


Association of Cognitive Functioning, Incident Stroke, and Mortality in Older Adults.
2014  8月  アメリカ

認知機能の低下と脳卒中のなりやすさ、死亡率の関連を調べてみたそうな。


65歳以上、7217人の白人、黒人について3年ごとに長期に追跡調査した結果、


次のことがわかった。

・全体の16% 1187人が脳卒中になった。

・もともと認知機能スコアが低かった者は脳卒中のなりやすさが1.6倍だった。

・脳卒中のあと、認知機能の低下速度は脳卒中まえの約2倍になった。

・これらの傾向は黒人で顕著だった。

・認知機能の低下をともなう脳卒中患者の死亡リスクは高かった。


認知機能の低い高齢者は脳卒中になりやすかった。しかも脳卒中後 認知機能の低下がより速くなり、死亡リスクも上昇した、


というおはなし。


感想:

脳卒中後の認知機能低下速度が2倍ってとこがユニークなんだな。

2014年8月12日

痙縮は脳の可塑性で治るのか


Functional Brain Correlates of Upper Limb Spasticity and Its Mitigation following Rehabilitation in Chronic Stroke Survivors.
2014  7月  アメリカ

脳卒中後の痙縮と脳機能活動との関連を調べてみたそうな。


発症6ヶ月以降の慢性期脳卒中患者23人について手の運動学習、痙縮リハビリを週5日x12週間行った。

この前後で、痙縮度、触覚、手の動作中の脳機能MRIを測定した。


次のことがわかった。

・痙縮が強いほど、運動機能は低下し感覚も弱かった。

・リハビリによって上肢の痙縮と運動機能が改善した。

・リハビリ前、痙縮が強いほど損傷脳側の視床で脳機能活動が高かった。

・痙縮が緩和するにしたがい反対側の一次運動野、感覚野周辺の活動が高まり、運動機能も変化した。


損傷側と反対の脳半球が慢性期脳卒中患者の筋緊張コントロールに関係していそうである、


というおはなし。

脳機能画像


感想:

痙縮って通常 反射がどうのこうので片付けられてしまうけど、もとはといえば脳に原因があるわけで、ダメージを負ったとは言っても脳と手が完全に無関係になったわけではない。

ちょうど いい検査機も入ったし「いっちょ脳を調べてみよか?」 という話と理解した。


これおもしろかった
痙縮の神経機構-再 訪

2014年8月11日

運動と緑茶の神経保護効果を確認した


Memory deficits and oxidative stress in cerebral ischemia-reperfusion: Neuroprotective role of physical exercise and green tea supplementation.
2014  7月  ブラジル

脳梗塞による認知、記憶の障害は依然おおきな問題である。

脳梗塞に遭っても神経ダメージが最小になる生活習慣があるかもしれない。

そこで運動や緑茶の神経保護効果を調べてみたそうな。


80匹のネズミについて運動や緑茶サプリメントを摂る習慣を8週間継続させたのち、人為的に脳を30分間虚血状態にしてその後血流を再開した。

運動、緑茶、虚血手術、の組み合わせ毎に8グループに分け、学習記憶能力と脳組織変化を調べた。


次のことがわかった。

・脳虚血によって学習、記憶機能に障害が起きた。

・海馬と前頭前皮質に活性酸素が増加した。

・運動や緑茶習慣のあったグループで神経保護効果が観察できた。


運動や緑茶の両方もしくは一方を8週間継続することで脳虚血後の認知障害が減り、抗酸化酵素の働きが維持されるなどの神経保護効果を観察できた、


というおはなし。

感想:

この数ヶ月間、いまさらながらに 毎日 抹茶を飲んでいる。

2014年8月10日

Stroke誌:カイロや整体院で首をボキボキッってやるやつ あれ脳卒中のもとかもよ


Cervical Arterial Dissections and Association With Cervical Manipulative Therapy
2014  8月  アメリカ

アメリカ心臓協会が、「カイロプラクティックや整体師による頚椎操作が脳卒中のきっかけになるかも知れない」 と言い出したそうな。


その指針によると、

・首を急に曲げたり回したりする操作が頸動脈解離を起こす可能性がある。

・もともと頚動脈解離気味の人は首に痛みを感じるためカイロプラクターを訪れる可能性が高く、なおさら危険である。

・詳しい研究の数は少なく、頚椎操作と脳卒中との因果関係は実はよくわかっていない。

・治療に携わる者は、こういった可能性を患者に事前に伝えるべきだろう、


というおはなし。

図:カイロプラティックの頚椎操作で脳卒中


これ(ボキボキッ)



感想:

柔道で首絞められて気を失うことは何度もあったけど、上のビデオみたいに相手に完全に身を委ねた状態でひねられるのは恐ろしくて絶対にやられたくない。

2014年8月9日

急性期患者に幹細胞治療やってみた


Intra-Arterial Immunoselected CD34+ Stem Cells for Acute Ischemic Stroke
2014  8月  イギリス
造血幹細胞を使った脳梗塞治療を人で試してみたそうな。


発症後7日以内のかなり重症の脳梗塞患者5人について、患者自身の骨髄から幹細胞を採取、選別し、血管内カテーテル経由で脳の梗塞部位に送った。

2014年8月8日

アパシー患者の脳の体積を測ってみた


Delayed atrophy in posterior cingulate cortex and apathy after stroke.
2014  8月  日本

脳卒中後、アパシー(無気力)症状のある患者の脳の体積変化を調べてみたそうな。


20人の脳卒中患者と14人の健常者について、脳全体のMRIを2回 撮影した。

1回めは亜急性期で、2回めはその6ヶ月後。

ボクセル単位形態計測(VBM)という客観性の高い解析手法で脳各部位の灰白質体積を計測し、患者の神経精神症状との関連を解析した。


次のことがわかった。

・後帯状皮質の体積の著しい減少があった。

・この体積減少程度と患者のアパシースコアとの間に強い関連があった。


発症6ヶ月後の脳卒中患者の脳の後帯状皮質の萎縮が確認できた。体積減少が大きいほどアパシー症状も強かった。因果関係があるのかもしれない、


というおはなし。
後帯状皮質
後帯状皮質


感想:

ホント やる気がでない。

こうすれば明らかに状況が良くなるとわかっていても、あえて しない。

脳が縮んじゃったのかな、、、

2014年8月7日

若年脳卒中経験者の17年後の死亡率が明らかに


Long-Term Mortality After First-Ever and Recurrent Stroke in Young Adults.
2014  7月  フィンランド
50歳未満で脳卒中になった患者が17年以内に死亡する割合を調べたそうな。


15-49歳で脳梗塞になり、発症後30日間以上生き延びた患者970人について10年前後追跡調査したところ、


次のことがわかった。

・この間に152人 (15.7%) が死亡した。

・17年後まで推定すると死亡率は23%になった。

・この死亡率は同年齢層 一般人の7倍に相当した。

・132人(13.6%)が再発を経験しており、

・再発した患者の死亡リスクは再発前の17倍に上昇した。


若年脳卒中経験者は再発で死亡する可能性がとても高い。再発予防策が必要である、


というおはなし。

脳卒中再発の生存率


感想:

意外に長生きしてる感。 若いから?脳梗塞だから?


これ思い出した。
脳内出血経験者が13年後も生きている割合が判明

2014年8月6日

考え事をしながら歩くと転倒しやすい理由


Effects of dual task on turning ability in stroke survivors and older adults.
2014  7月  イギリス

歩行の方向転換能力は転倒しないために不可欠である。

脳卒中経験者に注意負荷(二重課題)を与えた状況での歩行パターンを 健常者と比較してみたそうな。


平均年令64、発症後5年前後の脳卒中経験者17人および同年齢の健常者15人について、
歩行中の90度の方向転換動作を、連続引き算(注意負荷)をさせながら測定した。


次のようになった。

・両グループともに、注意負荷のある状態での方向転換動作は、全体的に時間がかかり、内側の脚で支える時間も伸びた。


注意をそらされながらの方向転換動作時の片脚時間の延長は、脳卒中経験者および高齢者に共通の生体メカニズムであり 転倒する要因の1つと考えられる、


というおはなし。


感想:

過去の似たような記事を思い出した。
歩きながら話すと歩幅が狭くなる脳卒中患者は転びやすい

注意負荷を与えたときの歩き方の特徴

2014年8月5日

仕事のストレスと脳卒中死亡率の関係


No association found between cardiovascular mortality, and job demands and decision latitude: Experience from the Västerbotten Intervention Programme in Sweden.
2014  7月  スウェーデン

仕事の要求度、裁量度と脳卒中など心血管疾患死亡率との関連を調べてみたそうな。


40代、50代、60代の男女を長期的に追跡調査した結果、


次のことがわかった。

・仕事の要求度、裁量度と心血管疾患死亡率との関連は見られなかった。

・むしろ教育格差と死亡率との関連が明らかになった。


社会経済格差は仕事ストレスへの対策では埋められそうにない。別の関連要因を探さなくては...


というおはなし。


感想:

とても関連ありそうなんだけどな。

おなじスウェーデンの記事を思い出した
ストレスと脳卒中

2014年8月4日

肩にテーピングは効果あるの?


Shoulder strapping for stroke-related upper limb dysfunction and shoulder impairments: systematic review.
2014  7月  イギリス

脳卒中のあとの肩のテーピング効果について調べてみたそうな。


データベースから関連する過去の研究を厳選し、データをまとめて見なおしてみたところ、


次のことがわかった。

・計340人の脳卒中患者を対象にした8つの研究が見つかった。

・テーピングは、上肢機能の改善と肩の脱臼や痛み軽減を目的に、

・主に発症1ヶ月以内の片麻痺患者に適用された。

・その詳しい方法や成果は研究ごとにおおきく異なった。

・肩の痛みの始まりを遅らせそうではあるが効果の結論は出ていない。


片麻痺患者への肩テーピングの効果はよくわかっていない。しかし害はほとんどなさそうなので慎重に試してみてはどうかな、


というおはなし。




感想:

まえの記事を思い出した。
肩の痛み対策にテーピングを試してみた


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