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2021年6月29日

サラサラ薬使用者で脳内出血の末路

2021  6月  オランダ


抗血栓薬使用の有無は脳内出血後の転帰に影響を与える。

しかし、抗血栓薬の種類ごとの影響についてはエビデンスがすくないので、くわしくしらべてみたそうな。

2021年9月6日

脳内出血に心房細動が増えている理由

2021  9月  フランス


脳内出血は脳卒中全体のわずか15%を占めるに過ぎないが、脳卒中に関連する死亡の半数を占めているという。

経口抗凝固薬(OAC)は脳内出血の主な原因の1つであり、心房細動患者に使用されることから、脳内出血患者には心房細動がよく見られる。

そこで、脳内出血患者における心房細動を有する頻度と経時的傾向、転帰についてくわしくしらべてみたそうな。

2025年1月14日

脳内出血の最新発生率と死亡率—そして語られぬ原因とは!?

2024  12月  オランダ


脳内出血は、脳内の血管が破れて出血する症状であり、脳の機能を著しく損ない、死亡率や後遺症の負担が高い疾患である。この疾患は、全ての脳血管疾患の中でも特に破壊的であり、患者の生活の質や社会的負担に大きな影響を与える。

過去の研究では、脳内出血の発生率や死亡率が地域や経済状況によって異なることが示されているが、これらのデータは近年の治療や予防戦略の進展を十分に反映していない。

そこで、過去15年間にわたる脳内出血の発生率、1カ月死亡率、機能的予後について、最新のデータを包括的に分析し、年齢、性別、国の経済レベルとの関連を明らかにするべくメタアナリシスをこころみたそうな。

2023年3月7日

脳内出血の6割はサラサラ薬使用者で悪転帰

2023  3月  ノルウェー


脳内出血の血腫拡大は、最初の3時間に起こるので早期の血圧管理が注目されている。

近年、高齢化により抗血栓療法併用者が増加していることから、入院直前血圧と抗血栓療法の有無が脳内出血転帰に及ぼす影響をくわしくしらべてみたそうな。

2025年10月3日

脳梗塞を防いだはずが…サラサラ薬が招く“出血地獄”

2025  10月  アメリカ


慢性硬膜下血腫(まんせいこうまくかけっしゅ)は、高齢者に多くみられる病気である。頭の中にじわじわ血がたまって脳を圧迫し、物忘れや歩行のふらつき、認知症に似た症状を起こすことがある。

その大きな原因のひとつが、脳梗塞や心臓病の予防に使われる「血液サラサラ薬(抗血栓薬=AT)」である。こうした薬は必要な人には大切だが、本当に必要かどうか曖昧なまま処方され続けている場合もある。

そこで、慢性硬膜下血腫で治療を受けた人の中で「不要な抗血栓薬」がどれくらい使われていたのかをくわしくしらべてみたそうな。

2020年1月24日

脳内出血の半数以上が抗血栓薬を使っていた


Mortality in patients with intracerebral hemorrhage associated with antiplatelet agents, oral anticoagulants or no antithrombotic therapy
2020  1月  イタリア

脳内出血は脳卒中の10-15%を占め、短期死亡率は30%と高い。

血腫の体積と拡大速度、位置、脳室への進展が死亡リスクとして知られている。

アスピリンなどの抗血小板薬(antiplatelet agents:APs)や
ワルファリンなどの抗凝固薬(vitamin K antagonists :VKAs)また
直接経口抗凝固薬(direct oral anticoagulants:DOACs)
をつかった抗血栓療法も脳内出血のリスクである。

たとえばVKAs使用患者の脳内出血率は年間0.3-0.6%で致命率は45-50%といわれ、これら抗血栓薬の使用は予後をも悪化させると考える者もいる。

そこで、脳内出血患者について発症前の抗血栓薬使用の有無と短期死亡率との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2017年9月17日

血液サラサラのおくすりで脳内出血が急成長する


Ultra-early hematoma growth in antithrombotic pretreated patients with intracerebral hemorrhage.
2017  9月  スペイン

抗凝固薬が脳内出血の血腫増大におよぼす影響についてはよく研究されているいっぽう、抗血小板薬のそれについては じつはよくわかっていない。

そこで、抗血栓薬治療の有無と脳内出血の予後におおきく関係する「超早期の血腫増大」との関連をくわしくしらべてみたそうな。


発症時刻のあきらかな脳内出血患者について最初のCTまでの時間(h)で血腫体積(mL)を割った値を「超早期血腫増大(uHG)」と定義した。

発症前の抗血小板薬、抗凝固薬の使用の有無と、24時間、3ヶ月後の死亡率との関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・197人の脳内出血患者のうち25.4%が抗血小板薬(おもにアスピリン)、18.8%が抗凝固薬を使用していた。

・uHGの中央値は、抗血小板薬使用者で19.7mL/h、抗凝固薬使用者では16.2mL/h、非使用者は8.4mL/h だった。

・uHGは 24時間死亡者では42.1mL/h 、3ヶ月死亡者は28.0mL/hで、生存者の3.9mL/hよりずっと高かった。

・脳内出血の重症度や元の状態を考慮に入れるとuHGは3ヶ月以内に死亡するあきらかな要因の1つだった。

抗血栓薬治療をうけていた脳内出血患者の超早期血腫増大スピードは非常におおきく、高死亡率の理由と考えられた、


というおはなし。
図:抗血栓療法の脳内出血の血腫増大スピードと死亡

感想:

上の表、脳内出血死亡患者にしめる「血液サラサラのおくすり」使用者が20/24=8割って高すぎね?
脳内出血の半数以上が抗血栓薬を使っていた

[抗血小板薬 脳内出血]の関連記事

2020年9月14日

血液サラサラ脳内出血の反転治療とは

2020  7月  スウェーデン

脳内出血は経口抗凝固薬(OAC)治療のもっとも深刻な副作用の結果でもある。

しかしOACの使用が脳内出血の転帰に及ぼす影響はあきらかになっていない。

ガイドラインではOACによる効果を反転させる治療(reversal therapy:ビタミンKとプロトロンビン複合体4種を与えるなど)がエビデンスが弱いながらも推奨されている。

そこでOACによる脳内出血患者について、OAC反転治療の有無と90日生存率との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2021年7月30日

nature.com:抗血小板薬で再発予防のカラクリ

2021  7月  台湾


脳梗塞の再発予防に抗血小板薬のアスピリンがよく用いられる。

アスピリンにより脳梗塞の再発を46-53%減少できるという報告がある。

いっぽうで、再発しやすい患者というのはそれ以前に、たとえば脳出血などの脳血管疾患で死亡しやすいとも考えられる。

その場合、脳梗塞の再発率の低さは、別の脳血管疾患での死亡率の高さを物語っている可能性がある。

これを確かめるべく、初回脳梗塞から脳血管死に至るまでの、脳梗塞の再発の有無および抗血小板薬の有無との関連を長期にくわしくしらべてみたそうな。

2021年9月16日

Stroke誌:脳内出血後の長期のおもな死因

2021  9月  ノルウェー


脳内出血後の長期の生存率にかんするデータは乏しいので、

過去20年間の脳内出血患者の5年死亡率の傾向をくわしくしらべてみたそうな。

2021年7月8日

サラサラ薬のんでるとコロナ罹っても血栓できないの?

2021  6月  スペイン


新型コロナウイルス感染症COVID-19は、おもに呼吸器症状の疾患であるが、血液凝固系や血小板活性の変化により脳などに静脈血栓塞栓症が高率に見られるという。

その治療法のひとつとして抗凝固薬の投与が勧められている。

そこで、COVID-19発症以前に予防目的で抗凝固療法を受けていた患者の転帰について、くわしくしらべてみたそうな。

2024年1月18日

衝撃報告!脳卒中再発予防薬の服用、副作用のはざまで

2024  1月  シンガポール


脳卒中の再発は、初発の脳卒中よりも障害や死亡率が高い。

しかし、脳卒中二次予防薬の服薬順守(アドヒアランス)は最適とはいえないことが報告されている。

そこで、急性脳梗塞後の降圧薬,抗血小板薬,スタチン系薬剤の服薬アドヒアランスを評価し,各薬剤別の非服薬行動に関連する因子をくわしくしらべてみたそうな。

2023年6月7日

DNAが語る:脳梗塞と微小脳出血の因果関係

2023  6月  中国


画像診断の進歩により、脳梗塞患者のおおくが微小脳出血をともなっていることがわかっている。

微小脳出血は、動脈や毛細血管からの赤血球の漏出によって生じる小型円形領域としてMRIで検出される。

これまで脳梗塞と微小脳出血との因果関係についてはあきらかになっていないので、メンデルランダム化解析をこころみたそうな。

2023年12月31日

【緊急警告】アスピリン、東アジア人には高リスク?

2023  9月  韓国


近年、アスピリン使用はベネフィットよりも出血リスクの増加が問題視されている。

とくに、東アジア人は脳出血罹患率が高いため、アスピリンの脳梗塞予防効果は限定的であることが示唆されている。

そこで、東アジア人と欧米人とで、低用量アスピリンのベネフィットと有害性をメタアナリシスでくわしくしらべてみたそうな。

2020年12月13日

抗血小板薬 あたまぶつけると脳出血

2020  11月  アメリカ


抗血小板薬は心血管治療にますます用いられるようになってきている。

頭部外傷を受けた患者における急性および遅発性の頭蓋内出血のリスクについては、これまで限られた研究しかおこなわれてこなかった。

そこで、抗血小板療法を受けている患者での頭蓋内出血のリスクと関連因子についてくわしくしらべてみたそうな。

2023年3月4日

心房細動の死因 脳出血>>脳梗塞だった

2023  3月  タイ


心房細動患者にたいして脳梗塞を予防するために経口抗凝固薬(OAC)が日常的に処方されている。

しかしアジア人の抗凝固薬の使用は、命にかかわる大出血の発生率上昇と関連するという報告がある。

そこで、抗凝固薬を使用する心房細動患者の死因をくわしくしらべてみたそうな。

2025年7月6日

血をサラサラにしても意味がない?──ESUS脳梗塞に抗凝固薬はほとんど無力だった現実

2025  7月  アメリカ


原因不明の塞栓性脳卒中(ESUS)は、いろいろな原因で血のかたまりが飛んできて起こる脳梗塞であるが、どの薬が効くのかははっきりしていない。

最近の大きな研究では、抗凝固薬が抗血小板薬より特に優れているという結果は出ていなかった。

そこで、現実の医療現場のデータを使って、ESUSの患者に対して抗血小板薬と抗凝固薬のどちらが良いのかを、考えられる原因ごとにくわしくしらべてみたそうな。

2017年5月31日

血液サラサラの薬で認知症予防


New Study Shows Delayed Use Of Blood Thinners For Atrial Fibrillation Increases Risk Of Dementia
2017  5月  アメリカ

不整脈が脳卒中のリスク要因であることはよくわかっている。この治療には抗血小板薬や抗凝固薬が用いられるが 必ずしもすぐに実施されるわけではない。

治療の遅れが認知症リスクを高くすることがわかったそうな。
今月12日の国際不整脈学会での発表。


心房細動と診断された平均年齢69の患者76230人について
患者の脳梗塞発症リスクをCHA2DS2-VAScスコアで分類して、
抗血小板薬または抗凝固薬治療の開始時期(30日未満 または1年以上あと)
と のちの認知症リスクとの関連を解析したところ、


次のようになった。

・血液サラサラ治療がおくれると認知症リスクは 脳梗塞リスクが低いグループで30%、脳梗塞リスクが高いグループで136%高くなった。

・治療開始までの時間と認知症リスクとは比例関係にあった。

心房細動と診断されたら一刻もはやく血液サラサラ治療をはじめることで認知症を避けることができるかも、


というおはなし。
図:血液サラサラ

感想

「血液サラサラ」って耳当たりのいい表現だけど、「出血ブシャー」と裏表にあることをみんなわかってるのかな。

脳内出血の半数以上が抗血栓薬を使っていた

2020年1月20日

脳梗塞が原因で心房細動が起きる


Exploring the causal pathway from ischemic stroke to atrial fibrillation- a network Mendelian randomization study
2020  1月  中国

心房細動は不整脈が持続する状態をさし、脳卒中や認知症の原因と考えられている。

脳梗塞で心房細動のある患者の約半数は脳梗塞の発症後に心房細動が発見されている。さらにその半数は心房細動発作が30秒未満しか続かない。

ガイドラインでは心房細動のあるすべての者に抗凝固療法をすすめているが、これら脳梗塞後に心房細動が見つかるばあい心房細動が再発しないケースもあり彼らは不要な出血リスクを負うことになる。

これまでの研究から脳梗塞が心房細動のリスク要因の1つであることはわかっているが、その因果関係はあきらかになっていないので、これをあきらかにするべくメンデルランダム化解析をこころみたそうな。

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