元2025 2月 インドネシア
脳卒中後の片麻痺患者は、筋力の低下だけでなく、骨密度(BMD)の低下による骨折リスクの増加という問題にも直面する。
しかし、骨密度の減少がどの程度進行し、どの因子が影響を与えているのかについては、十分な研究がなされていない。特に、骨密度の減少速度やリハビリの効果についての知見は限られている。
そこで、片麻痺患者の骨密度の低下を予測する要因を明らかにするべくくわしくしらべてみたそうな。
元2025 2月 インドネシア
元2022 5月 フランス
元2024年 2月 中国
元
Upright activity and higher motor function may preserve bone mineral density within 6 months of stroke: a longitudinal study.
2018 1月 オーストラリア
・6ヶ月間で麻痺脚での骨密度が健常脚にくらべ1.5%低下した。
・自立歩行ができるようになった患者は骨密度の低下傾向がちいさかった。
・入院初期に 1日の立っている時間ではなく 立ち上がり回数の多かった患者ほど骨代謝回転が低く骨密度が減少しにくかった。

元2022 9月 日本
元
Sex differences in the association between stroke and bone mineral density in elderly Koreans: The Korean National Health and Nutrition Examination Survey, 2008-2010.
2016 12月 韓国
・男性脳卒中経験者の骨密度グループは 正常<骨質減少<骨粗鬆症の順で多かったが、
・女性脳卒中経験者には骨密度グループに偏りはなかった。
・脳卒中経験のある男性は非経験者に比べ活発な運動が少なかった。
・脳卒中経験男性は 3箇所の骨密度がいずれも低かった。
・女性では脳卒中経験の有無で骨密度に差はなかった。

脳卒中のあとに股関節骨折になる患者の割合
Bone Loss in Chronic Hemiplegia: A Longitudinal Cohort Study.
2012 6月 ブラジル
・麻痺のある腕の骨密度が著しく低かった。
・大腿骨は麻痺側、健常側で骨密度の大きな違いはなかった。
・血液凝固阻止剤、抗てんかん薬を使っている患者の
大腿の骨密度は著しく低く、これは発症時期に依らなかった。
元2024 3月 香港
元2025 1月 中国
元
Risk of fractures after stroke
2016 11月 カナダ
・3万4000人あまりの患者記録から、骨折率は脳卒中で5.7%、TIAは4.8%、健常者4.1%だった。
・脳卒中経験者の骨折リスクはTIAに比べ1.32倍、健常者の1.47倍だった。
・骨折関連要因は、高齢、女性、中等度の障害、骨粗しょう症などだった。

元2024 8月 中国
元
Passive standing as an adjunct rehabilitation intervention after stroke: a randomized controlled trial.
2015 7月 イタリア
・有害事象はなかった。
・全グループで改善がすすんだが、
・すべての指標でグループ間のあきらかな差はなかった。
骨密度の低下をふせぐ立ち上がり動作とはもしいま入院中なら、Netflixでアクション映画を観てるとおもう。
元
Falls-Related EvEnts in the first year after StrokE in Ireland- Results of the multi-centre prospective FREESE cohort study
2018 9月 アイルランド
・44.5%が転倒し、25.6%は転倒を繰り返した。
・転倒の回数は1-18回(中央値2回)で、5人が骨折した。
・転倒者の47%はすくなくとも1回屋外で転倒した。
・転倒者の10%が骨密度改善薬を摂っていた。
・生活自立度が低いまたは向精神薬を使用している者は複数回の転倒とつよく関連していた。

High Blood Pressure Accelerates Gait Slowing in Well-Functioning Older Adults over 18-Years of Follow-Up.高血圧と歩行スピードの低下との関連が
2011 3月 アメリカ
元2023 8月 中国
元
Growth Hormone Deficiency Is Frequent After Recent Stroke
2018 9月 オーストラリア
・69%の患者で成長ホルモン分泌反応が悪く、54%が成長ホルモン欠乏症と診断された。
・他の脳下垂体機能(インスリン様成長因子、コルチゾール、卵胞刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモンなど)は正常範囲にあった。