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2019年11月7日

Stroke誌:脂質と脳梗塞 脳出血


Association of Lipids With Ischemic and Hemorrhagic Stroke
2019  10月  中国

中国では依然として脳卒中が死亡原因の1位をしめている。

改善可能なリスク要因の1つとして総コレステロールについての報告がいくつかあるがそのほかの脂質であるLDLコレステロールやHDLコレステロール、中性脂肪についての報告はおおくない。

そこで脂質と脳卒中の種類別の関連を大規模にしらべてみたそうな。

2022年9月30日

脳出血になるLDLコレステロール値

2022  9月  中国


脳梗塞の再発予防として脂質降下薬治療が勧められている。

ガイドラインにはLDLコレステロール値の目標を 1.80mmol/L(70mg/dL)未満にするものと1.40mmol/L(55mg/dL)にするものとがある。

しかし積極的なコレステロールの低下は脳出血を引き起こす可能性が指摘されている。

そこで、80万人規模のデータをつかって、LDLコレステロール値が低いときの脳出血リスクについてくわしくしらべてみたそうな。

2019年4月13日

コレステロールと中性脂肪を下げてはいけない理由


Lipid levels and the risk of hemorrhagic stroke among women
2019  4月  アメリカ

高コレステロール血症は脳梗塞のリスク要因の1つである。いっぽう総コレステロールやLDLコレステロールが低いと脳出血リスクが高まるとするメタアナリシスがある。

さらにスタチン研究のメタアナリシスではLDLコレステロールを1mmol/L 下げると脳出血リスクが15%上昇することが示されている。

しかしこれら研究のおおくでは女性や脂質レベルのことなるサンプルの数がすくないので、大規模にくわしくしらべてみたそうな。



Women’s Health Study から女性27937人について
血中脂質(総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪)の量を測定し、

脳出血(脳内出血とくも膜下出血)の発生を20年間ほどフォローして関連を解析したところ、



次のようになった。

・この間に137人が脳出血を起こした。

・LDLコレステロールは、100-129.9 mg/dLにくらべ 70未満だと脳出血リスクが2.17倍だった。

・LDLコレステロールが130-159.9 mg/dL や70-99.9 mg/dL のグループでは脳出血のあきらかなリスク上昇はみられなかった。

・中性脂肪がもっとも低いグループはもっとも高いグループにくらべ脳出血リスクが2.00倍だった。

・総コレステロールやHDLコレステロールと脳出血との有意な関連はみられなかった。

LDLコレステロールが70mg/dL未満もしくは中性脂肪が低い者の脳出血リスクはあきらかに高かった、


というおはなし。
図:LDLコレステロールと中性脂肪と女性の脳出血


感想:

ちなみにLDLが160を超えるとくも膜下出血リスク0.66倍に下がるんだって。

じぶんの脳内出血も脂質の下げすぎが原因の1つと確信し 反省している。

2019年8月13日

脳梗塞の「回復」に適したLDLコレステロール値


Association Between Low-Density Lipoprotein Cholesterol (LDL-C) Level and Unfavorable Outcomes in Participants of Ischemic Stroke without Diabetes: A Multi-Center Retrospective Study
2019  8月  中国

脳梗塞になるリスク要因として心臓病や高血圧 脂質異常などがあげられる。

LDLコレステロールと脳梗塞の発生との関連についてはさいきん概ねあきらかになった。

いっぽうLDLコレステロールと脳梗塞からの「回復」についての調査はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

2022年12月15日

血栓溶解治療後に亡くなるコレステロールの条件

2022  12月  シンガポール


LDLコレステロールは動脈硬化による血管リスクとは関連がないとする報告がある。

脂質パラメータと脳梗塞の血栓溶解治療後の転帰との関連についてもよくわかっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2023年3月19日

LDLコレステロール高い脳内出血は死亡率が

2023  2月  中国


脳内出血は脳卒中全体の10%を占め、有効な治療法は無く死亡率が高い。

LDLコレステロールは動脈硬化に関与し脳梗塞リスクを高めることが報告されているいっぽう、脳内出血の発生に対しては保護的である可能性が示されている。

しかしLDLコレステロールが脳内出血後の死亡リスクに及ぼす影響については一貫した結論が得られていなので、メタアナリシスをこころみたそうな。

2020年12月3日

脂質レベルと脳出血リスクの用量関係

2020  10月  中国


脳出血(Hemorrhagic stroke)は世界中で健康被害をもたらし、社会的 経済的におおきな負担になっている。

脂質(コレステロールや中性脂肪)レベルが脳出血におよぼす影響についてはおおくの研究であきらかにされているが、その結論には一貫性がなかった。

そこで、脂質レベルと脳出血の関係を評価するために用量反応メタアナリシスをこころみたそうな。

2022年7月16日

LDLコレステロールの低い愛知県民は脳内出血

2022  7月  日本


LDLコレステロールが高い状態は冠動脈疾患や脳梗塞の原因になるといわれている。

これらの報告のおおくは欧米の研究によるもので、日本人についてはとくに脳梗塞との関連はあきらかになっていないので、くわしくしらべてみたそうな。

2019年6月24日

脳内出血にならないLDLコレステロール値


Low-density Lipoprotein Cholesterol and Risk of Intracerebral Hemorrhage- A Prospective Study, Systematic Review, and Meta-analysis (P18-029-19)
2019  6月  アメリカ

LDLコレステロールと脳内出血リスクについて大規模にしらべてみたそうな。



脳卒中や心筋梗塞 がんでない平均年齢51の96043人について LDLコレステロール値を2年毎に9年間ほどフォローして脳内出血の発生との関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・この間に753の脳内出血がおきた。

・脳内出血リスクはコレステロール値70-99mg/dLと100mg/dL以上の範囲とでは同程度に低かった。

・70-99mg/dLにくらべ70mg/dL未満だと脳内出血リスクがあきらかに高かく、

・50-69mg/dLではリスク1.65倍、50mg/dL未満ではリスク2.69倍だった。

・過去の11の関連研究とあわせてメタアナリシスすると、LDLコレステロール値が10mg/dL減るごとに脳内出血リスクが1.03倍になった。

LDLコレステロール値が70mg/dLを下回る範囲ではその値が低くなるほど脳内出血リスクがひじょうに高くなっていった。70mg/dL以上の範囲では脳内出血リスクは低くほぼ一定だった、


というおはなし。

図:LDLコレステロールと脳内出血リスク



感想:

うえのグラフがわかりやすい。70超えてればオッケー。
コレステロールと中性脂肪を下げてはいけない理由

再発予防にベストなLDLコレステロール値は

2019年4月11日

頸動脈プラークとsdLDLコレステロール


Correlation between of small dense low-density lipoprotein cholesterol with acute cerebral infarction and carotid atherosclerotic plaque stability
2019  4月  中国

アテローム性の頸動脈硬化症は急性脳梗塞のおもな原因と考えられ、とくにプラークの安定性が鍵であるとされている。

これまで動脈硬化の数ある要因のうち、LDLコレステロールの影響がもっともおおきいと考えられてきたが、さいきんの研究ではかならずしもそうではないことがわかってきた。

LDLコレステロールは粒子の大きさや含有コレステロール量により さらに数種類に分けることができて、それらのうちとくに小粒子・高密度低比重リポ蛋白(small dense low‐density lipoprotein:sdLDL)コレステロールが いままでのLDLコレステロールよりも動脈硬化をおこす力が強いとする報告がつぎつぎとあがっている。

そこでsdLDLコレステロールと急性脳梗塞およびプラーク安定性との関連を大規模にしらべてみたそうな。



急性脳梗塞患者519人について頸動脈の造影超音波画像と狭窄度から次の3グループに分けた。

1)プラークなし:95人
2)狭窄50%未満+安定プラーク:108人
3)狭窄50%以上+不安定プラーク:316人

血液検査の結果(TC, TG, HDL-C, LDL-C, sdLDL-C)を健常者300人とくらべたところ、



次のことがわかった。

・急性脳梗塞のsdLDLコレステロールは、その量およびLDLコレステロールとの比においてあきらかに健常者よりも高く、独立したリスク要因と考えられた。

・sdLDLコレステロールの量は、不安定プラーク>安定プラーク>プラークなし、の順におおかった。

・sdLDLコレステロールを変数として不安定プラークを予測するROCカーブでは曲線下面積は0.695で、36.80 mg/dLを超えると不安定プラークと考えられた。

sdLDLコレステロールは急性脳梗塞の独立したリスク要因であり、頸動脈プラークの不安定性と正の相関があった、


というおはなし。
図:sdLDLコレステロールと急性脳梗塞


感想:

「sdLDLコレステロール」をはじめて知った。

2022年1月2日

Stroke誌:LDLコレステロール下げると脳内出血?

2021  12月  フランス


スタチンはLDLコレステロールを下げるために使用され、脳梗塞の再発予防に有効と考えられている。

しかし脳内出血リスクの上昇が懸念されてもいる。

そこでコレステロール目標値別に脳内出血リスクを評価してみたそうな。

2018年3月23日

中性脂肪は脳梗塞と因果関係になかった


Role of Blood Lipids in the Development of Ischemic Stroke and its Subtypes
2018  3月  スウェーデン

スタチン療法で脳梗塞リスクが低下することからLDLコレステロールが脳梗塞の原因であることがわかる。

しかしLDLコレステロールが脳梗塞の種類すべての原因であるかはわかっていない。

そこでLDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪について脳梗塞の各種類との因果関係をしらべてみたそうな。


185種類の脂質関連一塩基多型についてのゲノムワイド関連解析データベースをつかって、メンデルランダム化解析を駆使したところ、


次のことがわかった。

・18万人あまりのデータから16851の脳梗塞と、アテローム血管性2410、小動脈閉塞3186、心原性3427 の脳梗塞がみつかった。

・LDLコレステロールの増加は脳梗塞全体のリスク上昇と相関していて、

・種類別にはアテローム血栓性で、小動脈閉塞と心原性とは相関しなかった。

・HDLコレステロールの増加は小動脈閉塞リスクの減少と相関していた。

・中性脂肪の増加は脳梗塞全体といずれの種類にも相関しなかった。
LDLコレステロールを下げるとアテローム血栓性脳梗塞の予防になる。HDLコレステロールを増やすとラクナ梗塞予防になる。しかし中性脂肪をさげても脳梗塞に影響はない、


というおはなし。
図:中性脂肪と脳梗塞の種類

感想:

中性脂肪は脳梗塞の原因になっていないってところが新鮮だ。

2020年3月25日

LDLコレステロールを下げると脳内出血?


Significant reduction in the LDL cholesterol increases the risk of intracerebral hemorrhage- a systematic review and meta-analysis of 33 randomized controlled trials
2020  2月  中国

スタチン治療には脳内出血のリスクを高めるなどの副作用をもたらす可能性がある。

スタチン治療とLDLコレステロール値、および脳内出血リスクとの関係についてはいまだ議論の余地があるので、システマティックレビューとメタアナリシスをこころみたそうな。

2021年11月26日

LDLコレステロールを下げると脳内出血が悪化

2021  11月  中国


脳内出血の予後と脂質との関係についてはいまだ議論がある。

そこで、低密度リポ蛋白コレステロール(LDL-C)値と転帰との関連を脂質低下治療をおこなっている脳内出血患者についてくわしくしらべてみたそうな。

2018年3月8日

再発予防にベストなLDLコレステロール値は


Desirable Low-Density Lipoprotein Cholesterol Levels for Preventing Stroke Recurrence
2018  3月  日本

脂質異常の薬物治療による脳卒中の再発予防効果についてはよくわかっていない。

そこで、"スタチンによる脳卒中の再発予防研究"(J-STARS)のデータをつかって、LDLコレステロール値に着目して脳卒中の種類別に再発リスクをしらべてみたそうな。


2004-2009の脳梗塞患者1578人をフォローした記録(スタチン使用793人と非使用785人)について解析したところ、


次のことがわかった。
・LDLコレステロールレベルの平均はスタチングループで104mg/dL,比較グループで126mg/dLだった。

・脳卒中とTIAはLDLコレステロールが80-100mg/dL の範囲のときリスクが低下した。

・アテローム血栓性脳梗塞でのみスタチン使用グループであきらかなリスクの低下があった。

・脳内出血リスクはアテローム血栓性脳梗塞と同パターンで、スタチン使用でリスクが高くなるわけではなかった。

・ラクナ梗塞は100-120mg/dL の範囲でリスクが低かった。

脳卒中の再発予防にはLDLコレステロールは80-100mg/dLの範囲を目指すとよいだろう、


というおはなし。

図:LDLコレステロールと脳卒中再発リスク

感想:

もともと脂質コントロールに脳卒中再発の予防効果がほとんどないなかで、強いていえばこの辺りかな、、という結果と理解した。

じぶんはスタチンには縁がないけど、筋肉が溶けるとか副作用の評判はひどい、、
脳卒中患者が医師のアドバイスを無視するとき

2017年12月23日

LDLコレステロールが高い脳内出血患者の末路


Higher low-density lipoprotein cholesterol levels are associated with decreased mortality in patients with intracerebral hemorrhage.
2017  12月  アメリカ

脳内出血患者のLDLコレステロール値と回復の良し悪しとの関連については未だ結論がでていない。

これを詳しくしらべてみたそうな。


平均年齢62の脳内出血患者672人の記録を解析したところ、


次のことがわかった。

・発症前のスタチンの使用は回復程度に関連がなかった。

・LDLコレステロール値は血腫体積の三乗根と逆相関にあり、

・入院時にLDLコレステロールが高かったというだけで患者の血腫拡大スピードは遅く、

・院内死亡率も低く、10mg/dl増えるごとにオッズ比が0.68倍になった。

脳内出血で入院時にLDLコレステロールが高かった患者は それだけで血腫拡大が小さく院内死亡率も低かった、


というおはなし。
図:LDLコレステロールと脳内出血死亡率

感想:

平均は100mg/dlだったとのこと。110-120くらいをめざすといいんじゃないかな。

2021年11月2日

LDLコレステロールとくも膜下出血の因果関係

2021  10月  アメリカ


低密度リポ蛋白コレステロール(LDL-C)が脳動脈瘤やくも膜下出血と因果関係にあるものかどうかをしらべるために、

遺伝的に予測されるLDL-Cとの関連についてメンデルランダム化解析をこころみたそうな。

2016年3月11日

脳梗塞から脳出血へ コレステロールとの関連が明らかに


Low level of low-density lipoprotein cholesterol is related with increased hemorrhagic transformation after acute ischemic cerebral infarction.
2016  2月  中国

脳梗塞のあと脳出血を起こす出血性変化はめずらしくない。

その関連要因を調べてみたそうな。


脳梗塞患者348人について 入院翌日に空腹時血液検査を行った。1週間後脳の断層像を撮り 出血の有無を調べ関連を解析したところ、


次のことがわかった。

・35人に出血性変化が確認できた。

・出血性変化のなかった313人に比べ出血性変化のあったグループでは 総コレステロール、HDL LDLコレステロールが低くかった、

・一方 神経症状は重く、糖尿病、心房細動、血栓溶解剤使用者は多かった。

・心原性や原因不明の脳梗塞と出血性変化との関連が強く、

・特にLDLコレステロールは出血性変化に対する保護因子だった。

脳梗塞のあとLDLコレステロール値が低いと出血性変化が起きやすかった。このような患者への脂質低下指導は注意が必要だろう、


というおはなし。
 
図:出血性変化因子


感想:

コレステロールは悪みたいな風潮があって、健康診断すると下限近くでもA判定。オレは健康なんだぁ、、、と 得意になってたら脳に血が漏れた。

2019年8月11日

脳卒中予防に適した総コレステロール値


Intra-individual variability of total cholesterol is associated with cardiovascular disease mortality- A cohort study
2019  7月  中国

血中のコレステロール値が高いと動脈硬化リスクも高まると考えられている。

いっぽう総コレステロール値と死亡率が逆相関またはU字関係にあるとする報告もある。

そこで中国人12万人の調査記録をつかってコレステロールと死亡リスクとの関連をしらべてみたそうな。

2020年5月30日

コレステロール値と脳梗塞後の感染症

2020  5月  イタリア

いくつかの疾患の急性期においてコレステロールが免疫システムとの間で調節機能を担っているとの報告がある。

脳梗塞では感染性の合併症が予後におおきく影響する。

脳梗塞患者でのコレステロールと感染症との関連についての研究はほとんどないのでくわしくしらべてみたそうな。

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