元
Association of Lipids With Ischemic and Hemorrhagic Stroke
2019 10月 中国
中国では依然として脳卒中が死亡原因の1位をしめている。
改善可能なリスク要因の1つとして総コレステロールについての報告がいくつかあるがそのほかの脂質であるLDLコレステロールやHDLコレステロール、中性脂肪についての報告はおおくない。
そこで脂質と脳卒中の種類別の関連を大規模にしらべてみたそうな。
元
Association of Lipids With Ischemic and Hemorrhagic Stroke
2019 10月 中国
元2022 9月 中国
元
Lipid levels and the risk of hemorrhagic stroke among women
2019 4月 アメリカ
・この間に137人が脳出血を起こした。
・LDLコレステロールは、100-129.9 mg/dLにくらべ 70未満だと脳出血リスクが2.17倍だった。
・LDLコレステロールが130-159.9 mg/dL や70-99.9 mg/dL のグループでは脳出血のあきらかなリスク上昇はみられなかった。
・中性脂肪がもっとも低いグループはもっとも高いグループにくらべ脳出血リスクが2.00倍だった。
・総コレステロールやHDLコレステロールと脳出血との有意な関連はみられなかった。
元
Association Between Low-Density Lipoprotein Cholesterol (LDL-C) Level and Unfavorable Outcomes in Participants of Ischemic Stroke without Diabetes: A Multi-Center Retrospective Study
2019 8月 中国
元2022 12月 シンガポール
元2023 2月 中国
元2020 10月 中国
元2022 7月 日本
元
Low-density Lipoprotein Cholesterol and Risk of Intracerebral Hemorrhage- A Prospective Study, Systematic Review, and Meta-analysis (P18-029-19)
2019 6月 アメリカ
・この間に753の脳内出血がおきた。
・脳内出血リスクはコレステロール値70-99mg/dLと100mg/dL以上の範囲とでは同程度に低かった。
・70-99mg/dLにくらべ70mg/dL未満だと脳内出血リスクがあきらかに高かく、
・50-69mg/dLではリスク1.65倍、50mg/dL未満ではリスク2.69倍だった。
・過去の11の関連研究とあわせてメタアナリシスすると、LDLコレステロール値が10mg/dL減るごとに脳内出血リスクが1.03倍になった。
コレステロールと中性脂肪を下げてはいけない理由
再発予防にベストなLDLコレステロール値は
元
Correlation between of small dense low-density lipoprotein cholesterol with acute cerebral infarction and carotid atherosclerotic plaque stability
2019 4月 中国
・急性脳梗塞のsdLDLコレステロールは、その量およびLDLコレステロールとの比においてあきらかに健常者よりも高く、独立したリスク要因と考えられた。
・sdLDLコレステロールの量は、不安定プラーク>安定プラーク>プラークなし、の順におおかった。
・sdLDLコレステロールを変数として不安定プラークを予測するROCカーブでは曲線下面積は0.695で、36.80 mg/dLを超えると不安定プラークと考えられた。
元2021 12月 フランス
元
Role of Blood Lipids in the Development of Ischemic Stroke and its Subtypes
2018 3月 スウェーデン
・18万人あまりのデータから16851の脳梗塞と、アテローム血管性2410、小動脈閉塞3186、心原性3427 の脳梗塞がみつかった。LDLコレステロールを下げるとアテローム血栓性脳梗塞の予防になる。HDLコレステロールを増やすとラクナ梗塞予防になる。しかし中性脂肪をさげても脳梗塞に影響はない、
・LDLコレステロールの増加は脳梗塞全体のリスク上昇と相関していて、
・種類別にはアテローム血栓性で、小動脈閉塞と心原性とは相関しなかった。
・HDLコレステロールの増加は小動脈閉塞リスクの減少と相関していた。
・中性脂肪の増加は脳梗塞全体といずれの種類にも相関しなかった。
元
Significant reduction in the LDL cholesterol increases the risk of intracerebral hemorrhage- a systematic review and meta-analysis of 33 randomized controlled trials
2020 2月 中国
元2021 11月 中国
元
Desirable Low-Density Lipoprotein Cholesterol Levels for Preventing Stroke Recurrence
2018 3月 日本
・LDLコレステロールレベルの平均はスタチングループで104mg/dL,比較グループで126mg/dLだった。
・脳卒中とTIAはLDLコレステロールが80-100mg/dL の範囲のときリスクが低下した。
・アテローム血栓性脳梗塞でのみスタチン使用グループであきらかなリスクの低下があった。
・脳内出血リスクはアテローム血栓性脳梗塞と同パターンで、スタチン使用でリスクが高くなるわけではなかった。
・ラクナ梗塞は100-120mg/dL の範囲でリスクが低かった。
脳卒中患者が医師のアドバイスを無視するとき
元
Higher low-density lipoprotein cholesterol levels are associated with decreased mortality in patients with intracerebral hemorrhage.
2017 12月 アメリカ
・発症前のスタチンの使用は回復程度に関連がなかった。
・LDLコレステロール値は血腫体積の三乗根と逆相関にあり、
・入院時にLDLコレステロールが高かったというだけで患者の血腫拡大スピードは遅く、
・院内死亡率も低く、10mg/dl増えるごとにオッズ比が0.68倍になった。
元2021 10月 アメリカ
元
Low level of low-density lipoprotein cholesterol is related with increased hemorrhagic transformation after acute ischemic cerebral infarction.
2016 2月 中国
・35人に出血性変化が確認できた。
・出血性変化のなかった313人に比べ出血性変化のあったグループでは 総コレステロール、HDL LDLコレステロールが低くかった、
・一方 神経症状は重く、糖尿病、心房細動、血栓溶解剤使用者は多かった。
・心原性や原因不明の脳梗塞と出血性変化との関連が強く、
・特にLDLコレステロールは出血性変化に対する保護因子だった。

元
Intra-individual variability of total cholesterol is associated with cardiovascular disease mortality- A cohort study
2019 7月 中国
元2020 5月 イタリア