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2026年6月22日

クラゾセンタンは本当に効いたのか?『RECOVER研究』の正体は“後ろ向き解析”

2026  6月  日本


動脈瘤が破れて起こるくも膜下出血では、その後に脳の血管が細くなる「脳血管攣縮」や、それに続く脳の血流不足が問題になる。

クラゾセンタンは、この血管攣縮を防ぐ目的で使われる薬である。しかし、どの患者にも同じように役立つとは限らない。

そこで、クラゾセンタンの効果が患者の体格や重症度によって違うのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月21日

脳出血を起こしたのに、また血液サラサラ薬? 小規模試験が投げた重い疑問

2026  6月  ノルウェー


脳内出血を経験した患者では、再び出血を起こす危険がある一方で、脳梗塞や一過性脳虚血発作などの虚血性イベントを起こす危険もある。

そのため、脳内出血後に抗血小板薬を再開すべきか、避けるべきかは判断が難しい。

STATICH試験で、この問題について抗血小板薬の長期使用の安全性と有効性をくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月20日

4.5時間を超えた脳梗塞に血栓溶解薬を使う危うい理屈

2026  6月  ブラジル


急性期脳梗塞に対する静脈血栓溶解療法は、発症または最終健常確認から4.5時間以内に行う治療として確立している。

しかし、この時間制限のために治療対象となる患者は限られる。そこで、4.5時間を超えた時間帯でも、テネクテプラーゼが有効かつ安全に使えるかを、メタ解析でくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月19日

「医師が言うから正しい」のか――ショート動画時代の脳梗塞情報

2026  6月  中国


脳梗塞では、症状に早く気づき、すばやく医療につなげることが重要である。治療には時間窓があり、対応が遅れるほど死亡や後遺症の危険が高くなる。

いまではTikTokやBilibiliのようなショート動画で、脳梗塞について知る人も多い。しかし、そうした動画が本当に役に立つ情報を含んでいるのか、人気のある動画ほど信頼できるのかはよくわかっていなかった。

そこで、脳梗塞に関するショート動画の内容、信頼性、情報の質をくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月18日

片手リハビリはもう古い? 脳卒中後の両手練習が示した意外な限界

2026  5月  アメリカ


日常生活の多くは、片手だけでなく両手を協調させて行う。

食事、調理、着替え、物の持ち運びなどでは、左右の手が別々の役割を持ちながら同時に働く。しかし脳卒中後は、麻痺側の運動障害だけでなく、両手を時間的・空間的に合わせる能力も低下する。

両手練習は脳卒中リハビリで重要と考えられているが、実際に1回の両手課題練習で、動作や脳の興奮性がどう変わるのかは十分にわかっていなかったのでくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月17日

ミューズリーで脳卒中リスク8割減?メンデルランダム化が示した「朝食の摂り方」

2026  6月  中国


食事は脳卒中を予防するうえで重要な生活習慣の一つと考えられている。

しかし、従来の観察研究では、健康意識、所得、運動習慣、喫煙などの影響を完全に取り除くことが難しい。たとえば、ある食品をよく食べる人が脳卒中になりにくかったとしても、その食品そのものが効いているのか、もともと健康的な生活をしている人がその食品を選んでいるだけなのかは区別しにくい。

そこで、メンデルランダム化という方法を用いて、32種類の食習慣が虚血性脳卒中の発症リスクと、発症後の機能予後に因果的に関係するかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月16日

「心理的フレイル」が高い人は脳卒中リスク3倍――心のもろさは脳血管の警報か

2026  6月  中国


脳卒中、心疾患、糖尿病などの心血管代謝疾患は、中高年以降の健康を大きく左右する。

従来は高血圧、肥満、脂質異常、喫煙などが主要な危険因子とされてきた。しかし、それだけでは発症リスクを十分に説明できない。

近年、身体的なフレイルだけでなく、気分の落ち込み、不安、孤独感、記憶力低下、主観的な体力低下などを含む「心理的フレイル」が注目されている。そこで、心理的フレイルが将来の脳卒中を含む心血管代謝疾患と関連するかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月15日

くも膜下出血薬クラゾセンタンの不都合な現実――予後を改善せず、重い副作用

2026  6月  サウジアラビア


くも膜下出血では、発症後に脳の血管が細くなる「血管攣縮」が問題になる。血管が細くなれば脳に血が届きにくくなり、脳梗塞や後遺症につながる可能性がある。クラゾセンタンは、この血管攣縮を防ぐ目的で使われる薬である。

しかし、重要なのは「血管が広がったように見えること」と「患者がよくなること」は同じではない、という点である。血管の画像が改善しても、死亡率が下がらず、後遺症も減らないなら、それは本当に患者のための治療なのか、という疑問が残る。

また日本では、世界標準薬であるニモジピンではなく、ファスジルやクラゾセンタンという独自色の強い薬物療法が使われている。こういった治療の進め方が、本当に患者利益に結びついているのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月14日

コーヒー健康説に落とし穴? 飲んだ直後に若年「原因不明脳梗塞」のリスク爆上がり

2026  6月  イギリス


若年者の虚血性脳卒中は増加しており、その中でも原因を特定できない「原因不明脳梗塞」が重要な問題になっている。通常の危険因子だけでは説明できない場合、発症直前の行動や状態が「引き金」として関与している可能性がある。

そこで、世界中で広く飲まれているコーヒー、紅茶、コーラなどの非アルコール性カフェイン飲料が、若年者の原因不明脳梗塞の急性トリガーになりうるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月13日

脳卒中リハに「貼るだけ革命」? キネシオテープは補助具か、おまじないか

2026  5月  パキスタン


脳卒中後には、下肢の感覚障害や片麻痺の影響により、立位や歩行時のバランスが崩れやすくなる。バランス障害は日常生活動作を制限し、転倒リスクを高める重要な問題である。

脳卒中リハビリではバランス訓練が広く行われているが、キネシオテーピングを併用することで、足関節まわりの感覚入力や支持性が高まり、よりよい改善が得られる可能性がある。

そこで、バランス訓練のみの場合と、テーピングを併用した場合とで、脳卒中患者のバランス改善に差があるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月12日

注意欠如・多動症(ADHD)は脳梗塞の原因だった?

2026  6月  中国


精神疾患と脳卒中の関連は、これまでの観察研究でたびたび報告されてきた。しかし、精神疾患そのものが脳卒中を増やすのか、それとも生活習慣・薬剤・併存疾患などの影響なのかははっきりしていなかった。

そこで、統合失調症、双極性障害、うつ病、自閉スペクトラム症、ADHD、アルツハイマー病、パーキンソン病の7つの精神・神経疾患について、脳卒中およびその病型との因果関係を遺伝学的にくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月11日

事前同意なしの脳卒中研究、日本人の6割が「受け入れる」と回答

2026  6月  日本


脳梗塞の超急性期では、治療開始が数分単位で予後に影響することがある。しかし患者本人は意識障害や失語などで判断できず、家族もすぐには見つからない場合もある。

このような状況では、通常どおり事前に詳しい説明を行い、書面で同意を得てから研究に参加してもらうことが難しい。とくに新しい治療法を検証するRCTでは、同意手続きのために治療開始が遅れれば、研究そのものが現実的に成り立たなくなる。

そのため海外では、一定の条件を満たす緊急研究について、事前同意なしで登録し、あとから本人や家族に説明する仕組みが認められる場合がある。

しかし日本では、超急性期脳梗塞に対するこのような研究手続きは明確には整っていない。そこで、日本の一般市民が「事前同意なしの緊急脳卒中研究」をどの程度受け入れるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月10日

5Hzは左脳、15Hzは右脳? 音で言語ネットワークを揺さぶる研究

2026  6月  イラン


脳のリハビリでは、損傷部位だけでなく、脳内ネットワークのつながり方が重要である。発達性ディスレクシア(失読症)でも、音を言葉として扱う音韻意識の低下と、皮質ネットワークの結合異常が関係すると考えられている。

この研究では、左右の耳にわずかに異なる音を聞かせて脳内に特定のリズムを生じさせるバイノウラルビートが、音韻意識とEEGコヒーレンスに影響するかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月9日

脳卒中後の肩の痛み、なぜ理学療法の根拠はこんなに弱いのか?

2026  6月  イタリア


脳卒中後の片麻痺肩痛は、よくみられる合併症であり、痛みだけでなく上肢機能、リハビリ参加、生活の質にも影響する。

電気刺激、衝撃波、レーザーなどの物理療法は臨床で用いられているが、その有効性については一貫した結論が得られていなかった。

そこで、脳卒中後の片麻痺肩痛に対する物理療法の効果と安全性を、ランダム化比較試験にしぼって検討してみたそうな。

2026年6月8日

脳卒中患者の経腸栄養、半数近くが下痢…原因は「病棟システム」か?

2026  5月  中国


脳卒中のあとには、十分に食べられなくなり栄養不足になる人が少なくない。栄養不足は、回復の遅れ、合併症、入院期間の長期化につながる。

このとき使われるのが、鼻から管を入れるなどして栄養を届ける経腸栄養である。経腸栄養は便利な方法だが、下痢が起きることがある。下痢が続くと、水分や電解質が乱れ、皮膚トラブルや感染、栄養不足につながる可能性がある。さらに、下痢のために経腸栄養を中止すると、必要なエネルギーやタンパク質が入らなくなり、回復にも影響する。

そこで、脳卒中患者の経腸栄養による下痢について、理想的な予防・管理と、実際の医療現場とのズレをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月7日

脳梗塞の2剤サラサラ薬、効くのは最初の1週間だけ?

2026  5月  ブラジル


軽い脳梗塞や、脳梗塞の前ぶれとされる高リスクTIAのあとには、再発を防ぐためにアスピリンなどの抗血小板薬が使われる。最近では、抗血小板薬を1種類だけではなく、2種類組み合わせて使うDAPTも広く行われている。

しかし、DAPTの効果がどのくらい続くのか、また出血の危険と比べて本当に得なのかは、まだはっきりしていなかった。

そこで、DAPTの効果と出血リスクを「週ごと」に分けてくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月6日

くも膜下出血の薬クラゾセンタン、「効かない理由」は髄液に届かないから?

2026  6月  日本


くも膜下出血のあとには、いったん治療が終わったように見えても、数日後に脳の血流が悪くなることがある。これを遅発性脳虚血 DCI という。DCIは、その後の回復や生活の質に大きく関わる重要な合併症である。

クラゾセンタンは、血管を縮ませる働きに関わるエンドセリンA受容体をブロックする薬である。日本では、くも膜下出血後の脳血管攣縮やDCIを防ぐ目的で使われている。

しかし、この薬が血液の中にあるだけでよいのか、それとも脳の周囲を満たす髄液の中まで届くことが重要なのかは、よくわかっていなかった。

そこで、クラゾセンタンを使った患者で、血液中と髄液中の薬の濃度を測り、DCIを起こした患者と起こさなかった患者で違いがあるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月5日

脳卒中リハビリ、最強は「歩く練習」ではなく体幹だった

2026  6月  中国


脳卒中のあとには、手足の動かしにくさだけでなく、立つ・歩く・体を支えるといったバランスの問題が起こりやすい。こうした問題は、日常生活のしづらさにもつながる。

リハビリではいろいろな運動療法が行われている。たとえば、ロボットを使った歩行訓練、トレッドミル、体幹安定化トレーニング、筋力トレーニング、水中療法、地上での歩行訓練などである。しかし、どの運動がより効果的なのかは、はっきり整理されていなかった。

そこで、脳卒中後のバランス能力と活動能力を改善するには、どの運動療法が有望なのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月4日

症状のない脳動脈瘤を治療して、1年後も10人に1人が悪化:日本の高齢者397例の研究

2026  5月  日本


高齢者では、検査でたまたま未破裂脳動脈瘤が見つかることが増えている。未破裂脳動脈瘤は、破裂すると重いくも膜下出血につながることがある。

一方で、高齢者では体力の低下や持病があるため、治療したほうがよいのか、慎重に見守ったほうがよいのかの判断が難しい。

そこで、高齢者の未破裂脳動脈瘤治療において、体の弱り具合であるフレイルや、脳MRIで見える白質病変が、治療後の経過に関係するかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月3日

運動イメージ訓練でも「両手>片手」だった!脳卒中リハビリにヒント

2026  5月  日本


運動を頭の中でくり返しイメージするメンタルプラクティスは、実際の運動能力を高める方法として知られている。脳卒中後の上肢リハビリでも、比較的簡便で低コストな方法として注目されている。

一方で、片手だけをイメージする練習と、両手を同時にイメージする練習のどちらがよいのか、またそれらをどの順番で行うべきかは十分にわかっていない。そこで、両手イメージと片手イメージの組み合わせが、実際の運動成績と脳波指標であるERDにどのような影響を与えるかをくわしくしらべてみたそうな。

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