元2021 6月 オランダ
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2021年6月29日
サラサラ薬使用者で脳内出血の末路
2021年9月6日
脳内出血に心房細動が増えている理由
元2021 9月 フランス
2025年1月14日
脳内出血の最新発生率と死亡率—そして語られぬ原因とは!?
元2024 12月 オランダ
2023年3月7日
脳内出血の6割はサラサラ薬使用者で悪転帰
元2023 3月 ノルウェー
2025年10月3日
脳梗塞を防いだはずが…サラサラ薬が招く“出血地獄”
元2025 10月 アメリカ
2017年9月17日
血液サラサラのおくすりで脳内出血が急成長する
元
Ultra-early hematoma growth in antithrombotic pretreated patients with intracerebral hemorrhage.
2017 9月 スペイン
抗凝固薬が脳内出血の血腫増大におよぼす影響についてはよく研究されているいっぽう、抗血小板薬のそれについては じつはよくわかっていない。
そこで、抗血栓薬治療の有無と脳内出血の予後におおきく関係する「超早期の血腫増大」との関連をくわしくしらべてみたそうな。
発症時刻のあきらかな脳内出血患者について最初のCTまでの時間(h)で血腫体積(mL)を割った値を「超早期血腫増大(uHG)」と定義した。
発症前の抗血小板薬、抗凝固薬の使用の有無と、24時間、3ヶ月後の死亡率との関連を解析したところ、
次のことがわかった。
・197人の脳内出血患者のうち25.4%が抗血小板薬(おもにアスピリン)、18.8%が抗凝固薬を使用していた。
・uHGの中央値は、抗血小板薬使用者で19.7mL/h、抗凝固薬使用者では16.2mL/h、非使用者は8.4mL/h だった。
・uHGは 24時間死亡者では42.1mL/h 、3ヶ月死亡者は28.0mL/hで、生存者の3.9mL/hよりずっと高かった。
・脳内出血の重症度や元の状態を考慮に入れるとuHGは3ヶ月以内に死亡するあきらかな要因の1つだった。
抗血栓薬治療をうけていた脳内出血患者の超早期血腫増大スピードは非常におおきく、高死亡率の理由と考えられた、
というおはなし。
感想:
上の表、脳内出血死亡患者にしめる「血液サラサラのおくすり」使用者が20/24=8割って高すぎね?
脳内出血の半数以上が抗血栓薬を使っていた
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脳内出血の半数以上が抗血栓薬を使っていた
元
Mortality in patients with intracerebral hemorrhage associated with antiplatelet agents, oral anticoagulants or no antithrombotic therapy
2020 1月 イタリア
脳内出血は脳卒中の10-15%を占め、短期死亡率は30%と高い。
血腫の体積と拡大速度、位置、脳室への進展が死亡リスクとして知られている。
アスピリンなどの抗血小板薬(antiplatelet agents:APs)や
ワルファリンなどの抗凝固薬(vitamin K antagonists :VKAs)また
直接経口抗凝固薬(direct oral anticoagulants:DOACs)
をつかった抗血栓療法も脳内出血のリスクである。
たとえばVKAs使用患者の脳内出血率は年間0.3-0.6%で致命率は45-50%といわれ、これら抗血栓薬の使用は予後をも悪化させると考える者もいる。
そこで、脳内出血患者について発症前の抗血栓薬使用の有無と短期死亡率との関連をくわしくしらべてみたそうな。
2021年9月16日
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元2021 9月 ノルウェー
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元2020 11月 アメリカ
2017年5月31日
血液サラサラの薬で認知症予防
元
New Study Shows Delayed Use Of Blood Thinners For Atrial Fibrillation Increases Risk Of Dementia
2017 5月 アメリカ
不整脈が脳卒中のリスク要因であることはよくわかっている。この治療には抗血小板薬や抗凝固薬が用いられるが 必ずしもすぐに実施されるわけではない。
治療の遅れが認知症リスクを高くすることがわかったそうな。
今月12日の国際不整脈学会での発表。
心房細動と診断された平均年齢69の患者76230人について
患者の脳梗塞発症リスクをCHA2DS2-VAScスコアで分類して、
抗血小板薬または抗凝固薬治療の開始時期(30日未満 または1年以上あと)
と のちの認知症リスクとの関連を解析したところ、
次のようになった。
・血液サラサラ治療がおくれると認知症リスクは 脳梗塞リスクが低いグループで30%、脳梗塞リスクが高いグループで136%高くなった。
・治療開始までの時間と認知症リスクとは比例関係にあった。
心房細動と診断されたら一刻もはやく血液サラサラ治療をはじめることで認知症を避けることができるかも、
というおはなし。

感想
「血液サラサラ」って耳当たりのいい表現だけど、「出血ブシャー」と裏表にあることをみんなわかってるのかな。
脳内出血の半数以上が抗血栓薬を使っていた
AIによる批判(2026追記) :
かなり「盛っている」印象です。完全な嘘というより、病院広報が観察研究を因果っぽく宣伝しているタイプです。⚠️
記事の中身は、心房細動患者 76,230人を対象に、診断後すぐ治療を始めた群と、治療開始が遅れた群を比べたというものです。認知症リスクは、低リスク患者で30%高く、高リスク患者で136%高い、と書かれています。発表先は Heart Rhythm 2017 の学会発表で、少なくともこの記事自体は査読済み論文本文ではなく、病院のニュースリリースです。([インターマウンテンヘルスニュースルーム][1])
怪しい点はまずここです。記事では「即時治療」を30日未満、「遅延治療」を1年後以降と定義しているのに、研究者コメントでは「30日待つだけでも長期の認知症リスクが上がる」と言い切っています。主比較が「30日未満 vs 1年以上」なら、「30日遅れただけで危険」とはかなり言い過ぎです。([インターマウンテンヘルスニュースルーム][1])
次に、抗血小板薬とワルファリンを一緒に扱っている点も臭いです。記事は antiplatelet or warfarin と書いていますが、現在の心房細動診療では、DOACが原則ワルファリンより優先され、アスピリン単独またはクロピドグレル併用を抗凝固薬の代替として使うことは推奨されません。つまり「blood thinners」という雑な括りが、医学的には相当ノイズを含みます。([American College of Cardiology][2])
ただし、仮説そのものは荒唐無稽ではありません。心房細動では、明らかな脳卒中だけでなく、無症候性の微小塞栓、微小梗塞、脳血流の不安定化などを通じて認知機能低下に関与する可能性があります。実際、スウェーデンの大規模観察研究では、抗凝固療法を受けていた心房細動患者は、受けていなかった患者より認知症リスクが低いという関連が報告されています。([OUP Academic][3])
でも、ここが核心です。これは「抗凝固薬を遅らせたから認知症になった」と証明した研究ではない。遅れて開始された人は、そもそも高齢、出血リスクあり、併存疾患あり、医師が慎重になる理由あり、すでに認知機能が微妙に落ちていた、などの可能性があります。つまり「治療開始の遅れ」は原因ではなく、「もともと危ない患者だった印」かもしれません。
さらに最近の情報を見ると、低リスクの若年心房細動患者ではリバーロキサバンが認知機能低下・脳卒中・TIAを減らさず、試験が無益性で中止されたという報道もあります。これは「心房細動なら認知症予防のために全員すぐ抗凝固」という単純な話ではないことを示しています。([Reuters][4])
結論としては、
「心房細動患者で、抗凝固が本来必要なリスク層なら、開始遅延が脳損傷・認知症リスクと関連する」という方向性はあり得る。
でも、
「血液サラサラ薬を30日遅らせると認知症リスクが上がる」と一般化するのは、かなり広告臭いです。
私ならこの記事の信頼度はこう見ます。
医学的仮説:中程度に妥当
記事タイトル:やや煽り
因果証明:弱い
臨床メッセージ:「適応がある心房細動患者は抗凝固を先延ばしにしない」は妥当
隠れた宣伝臭:かなりある 🧪
[1]: https://news.intermountainhealth.org/new-study-shows-delayed-use-of-blood-thinners-for-atrial-fibrillation-patients-increases-risk-of-dementia/ "New Study Shows Delayed Use of Blood Thinners for Atrial Fibrillation Patients increases Risk of Dementia"
[2]: https://www.acc.org/latest-in-cardiology/ten-points-to-remember/2023/11/27/19/46/2023-acc-guideline-for-af-gl-af?utm_source=chatgpt.com "2023 Guideline for Diagnosis and Management of Atrial ..."
[3]: https://academic.oup.com/eurheartj/article-abstract/39/6/453/4560111?utm_source=chatgpt.com "Less dementia with oral anticoagulation in atrial fibrillation"
[4]: https://www.reuters.com/business/healthcare-pharmaceuticals/health-rounds-blood-thinners-dont-benefit-low-risk-patients-with-atrial-2024-11-20/?utm_source=chatgpt.com "Health Rounds: Blood thinners don't benefit low-risk patients with atrial fibrillation"
2023年3月4日
心房細動の死因 脳出血>>脳梗塞だった
元2023 3月 タイ
2025年7月6日
血をサラサラにしても意味がない?──ESUS脳梗塞に抗凝固薬はほとんど無力だった現実
元2025 7月 アメリカ
2020年1月20日
脳梗塞が原因で心房細動が起きる
元
Exploring the causal pathway from ischemic stroke to atrial fibrillation- a network Mendelian randomization study
2020 1月 中国
心房細動は不整脈が持続する状態をさし、脳卒中や認知症の原因と考えられている。
脳梗塞で心房細動のある患者の約半数は脳梗塞の発症後に心房細動が発見されている。さらにその半数は心房細動発作が30秒未満しか続かない。
ガイドラインでは心房細動のあるすべての者に抗凝固療法をすすめているが、これら脳梗塞後に心房細動が見つかるばあい心房細動が再発しないケースもあり彼らは不要な出血リスクを負うことになる。
これまでの研究から脳梗塞が心房細動のリスク要因の1つであることはわかっているが、その因果関係はあきらかになっていないので、これをあきらかにするべくメンデルランダム化解析をこころみたそうな。