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2026年3月11日

巨大AVMを積極治療しないほうがましな証拠

2026  3月  中国


脳動静脈奇形 AVM は、若い世代でも起こりうる脳出血の原因として重要である。そのなかでも 6cm を超える巨大AVM はまれで、脳の大事な部位に広がっていることが多く、治療がとても難しい。

手術、塞栓術、放射線治療などの方法はあるが、どれも簡単ではなく、かえって合併症を招くこともある。そのため、巨大AVMでは「積極的に治療したほうがよいのか、それとも慎重に経過をみたほうがよいのか」が大きな問題になってきた。

しかし、これまで巨大AVMにしぼって、自然経過と治療後の成績をしっかり比べた研究は多くなかった。そこで、巨大AVMの出血リスクや長期経過を調べたうえで、介入治療と保存的管理の成績をくわしくしらべてみたそうな。

2026年3月10日

症状がない頸動脈狭窄にステントを急ぐべきでない理由

2026  1月  ブラジル


頸動脈狭窄は、脳梗塞の大きな原因のひとつである。これまで、首の動脈の詰まりのもとを直接取り除く頸動脈内膜剥離術(CEA)は、脳卒中予防の代表的な治療として広く行われてきた。

ところが近年は、頸動脈ステント留置術(CAS)が広がったことに加え、スタチン、抗血小板薬、血圧管理などの内科治療もかなり進歩してきた。そのため、「いまでも手術は本当に必要なのか」「どんな人に治療の上乗せ効果があるのか」を改めて見直す必要が出てきた。

特に、まだ症状のない無症候性頸動脈狭窄では、それらの点が大きな問題になっている。そこで、現在の治療環境の中でCEAの役割を整理しなおしてみたそうな。

2026年3月9日

未破裂脳動脈瘤の診断後、追い詰められた患者たち 不安・うつで破裂と死亡が増えた衝撃データ

2026  2月  アメリカ


未破裂脳動脈瘤が見つかったあと、不安やうつを発症する人は少なくない。しかし、そうした診断後の不安・うつが、その後の治療の受け方や病気の経過にどう関わるのかは、これまであまりよくわかっていなかった。

そこで、大規模な多施設データベースを使って、未破裂脳動脈瘤の患者における診断後の不安・うつと、治療パターンや転帰との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2026年3月8日

めまいで病院へ行っただけなのに血栓溶解薬? 増え続ける“脳卒中ではない患者”への過剰治療

2026  2月  ノルウェー


めまいは救急外来でよくある症状である。しかし、その多くは良性である一方で、3〜5%ほどは後方循環の脳卒中であり、しかも後方循環脳卒中の最大20%は「めまいだけ」で始まることがある。そのため、良性の前庭障害と脳卒中を見分けることが非常に重要である。

ところが、急性期のCTやMRIは、めまい患者の脳卒中診断では十分に見つけきれないことがあり、HINTSやSTANDINGといったベッドサイド診察のほうが高い診断精度を示すとされている。

一方で、血栓溶解療法をできるだけ早く始めようとする流れは、脳卒中ではない患者にまで治療してしまう危険もある。そこで、めまい患者への血栓溶解療法(IVT)の実態をくわしくしらべてみたそうな。
  

2026年3月7日

ヘッドホンで脳が目覚める?10Hzバイノウラルビートが認知テストを動かした

2026  2月  パキスタン


アルツハイマー病では、記憶や考える力がだんだん落ちていく。薬だけでは限界があったり、副作用が気になることもある。

そこで、ヘッドホンで聞くタイプの「バイノウラルビート」という音刺激で、認知機能や作業記憶が良くなる可能性があるのか、さらに脳波(EEG)で脳のどこが反応するのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年3月6日

忘れているのに気づかない:脳卒中と展望記憶の危ういズレ

2026  2月  イタリア


脳卒中のあと、「やる予定だったことを思い出して実行する力」は、生活の自立に直結する。たとえば、薬を飲む、受診日を忘れない、約束の時間に行動する、といったことである。

この力は「展望記憶(やるべきことを、適切なタイミングで思い出して実行する力)」と呼ばれる。問題は、展望記憶の評価には、実際にやってもらうテスト(客観テスト)と、本人に「最近どうですか」と尋ねる質問票(自己申告)があり、両者が一致しないことがある点にある。

脳卒中では特に、「できていないのに気づきにくい」可能性があり、そのズレを発症後まもない時期(3か月以内)に確かめてみたそうな。

2026年3月5日

「聴くだけリハ」は本当か:脳卒中×バイノウラルビート最前線

2026  2月  アメリカ


脳卒中や外傷性脳損傷は死亡や後遺症の主要因であり、新しいリハ手段が求められている。

そこで、音楽療法・いわゆるヒーリング周波数・バイノウラルビートといった「聴覚刺激」が脳卒中の回復にどう関与しうるかを、既存研究を幅広く集めて整理してみたそうな。

具体的には、PubMed/MEDLINE/Google Scholarで関連語を組み合わせて検索し、臨床試験から症例報告、理論やレビューまで含めて「運動・認知・情動・生理指標(神経修復や可塑性)」に関する知見を統合する設計である。

2026年3月4日

「血栓溶かし」じゃなかった! 納豆由来ナットウキナーゼが脳梗塞拡大を止めた理由

2026  2月  日本


脳梗塞は、血管が詰まって脳の一部が酸素不足になり、そのまま組織が傷んでしまう病気である。血栓を溶かす薬やカテーテル治療は大きな助けになるが、時間の制限が厳しかったり、出血のリスクがあったりして、すべての人に十分に使えるわけではない。

納豆に含まれるナットウキナーゼ(NK)は、血栓に関係する働きが知られているが、それだけでなく、炎症や酸化ストレスを抑える可能性も報告されている。

そこで、NKが脳梗塞で本当に役立つのかをラットの脳梗塞モデルで、NKを口から与えてくわしくしらべてみたそうな。

2026年3月3日

「頭を切らずに血腫を消す?」パルス超音波で脳内出血の吸収が“約2倍”に加速したラット実験

2026  2月  中国


脳内出血(ICH)は死亡率が高く、助かっても後遺症が残りやすい疾患である。一方で、血腫を手術で取る治療(STICHなど)や、血腫に薬を入れて溶かす治療(MISTIE、CLEARなど)は研究が進んでいるが、決定打になりにくいのが現状である。そこで「頭を切らずに(非侵襲で)血腫が早く片づく方法」が欲しい、という問題意識がある。

超音波は、虚血性脳卒中や外傷などで神経を守ったり炎症を弱めたりする可能性が動物実験で示されてきた。また、超音波には“かたまり”を細かくして排出を助けうる機械的な作用も考えられている。しかしICHに対して「頭の外から当てるパルス超音波」で、血腫の吸収や周囲のむくみ(PHE)が良くなるかはよく分かっていなかった。

そこで、 臨床でよく使われる経頭蓋ドップラー(TCD)の標準周波数2MHzおよびさらに高い8 MHzについて、周波数で効果が変わるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年3月2日

不眠は脳卒中を呼ぶのか?770万人解析で見えた“ガチ不眠”の危険度

2026  2月  ペルー


脳卒中は、命に関わるだけでなく後遺症も残しやすい大きな病気である。

睡眠不良な人ほど脳卒中になりやすいのでは、という話はよくあるが、睡眠時無呼吸(OSA)ほどは「不眠」の証拠がまとまっていなかった。

そこで、不眠が脳卒中のリスクと関係するのかを、これまでの研究をまとめて確認してみたそうな。

2026年3月1日

「tPAを逃して4割が予後不良」って誰の話?軽症をダシにしたミスリード疑惑

2026  2月  アメリカ


tPA(IVT)は、急性期の脳梗塞で使えると回復がよくなることがある治療である。

ただし実際の現場では、「禁忌はない」「時間も間に合う」はずなのに、なぜか使われないケースが一定数あると言われてきた。

そこで、最近のデータを使って「本来使えたはずのtPAが、どれくらい見送られているのか」「見送られる理由は何か」「見送られた人のその後はどうか」をくわしくしらべてみたそうな。 

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