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2026年10月10日

未破裂脳動脈瘤、治療しなければ元気だった?――術後合併症8.4%の現実

元
2026  10月  アメリカ


直径3mm以下の非常に小さな未破裂脳動脈瘤は、破裂する危険性がきわめて低いと考えられている。

それにもかかわらず、破裂予防のために治療されることが少なくない。

そこで、こうした小さな動脈瘤の治療で、どの程度の合併症が起きるのか、また、どのような場合に危険性が高まるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年10月5日

血栓溶解も血栓回収もなし、それでも65%がほぼ自立――経口エダラボンの衝撃

元
2026  9月  中国


急性期脳梗塞では、血栓を溶かす血栓溶解療法や、カテーテルで血栓を取り除く血栓回収療法が広く行われている。

しかし、こうした再灌流治療を受けられない患者は少なくない。また、血流を再開できても、十分な回復が得られない患者もいる。

そこで注目されているのが、脳梗塞によって傷んだ脳組織を守る「脳保護療法」である。

エダラボンは、脳梗塞後に発生する活性酸素を抑える薬で、日本では以前から急性期脳梗塞の治療に使われてきた。過去の研究では、発症後72時間以内に点滴を開始し、14日間投与することで機能予後が改善することが報告されている。

一方、脳梗塞後の酸化ストレスは数週間続く可能性がある。

そこで、「もっと早くエダラボンを始めて、もっと長く続ければ、さらに回復を促せるのではないか」と考え、経口エダラボン製剤TTYP01を発症24時間以内に開始し、28日間続けることで、脳梗塞後の回復が改善するかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年10月4日

くも膜下出血予防のはずが、院内死亡3%――動脈瘤治療の根拠を問い直す

元
2026  9月  ウルグアイ


5mm以下の小さな脳動脈瘤には、破裂してくも膜下出血を起こしたものと、まだ破裂していない未破裂瘤が含まれる。

しかし、この両者では治療後の早期の転帰が大きく異なるにもかかわらず、小さな脳動脈瘤全体について院内死亡率を調べたデータは十分ではない。特にラテンアメリカからの報告は限られていた。

そこで、5mm以下の脳動脈瘤患者について、破裂の有無によって院内死亡率がどのように異なるのか、さらにどのような因子が死亡と関連しているのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年10月3日

なぜ小さい未破裂瘤は破れないのに、くも膜下出血の『破裂瘤』は小さいのか?――破裂瘤仮説の盲点

元
2026  9月  ブラジル


未破裂脳動脈瘤が偶然見つかったとき、それを予防的に治療するべきか、それとも経過観察でよいのかは難しい問題である。

とくに5mm未満の小さな脳動脈瘤については、破裂リスクが低いとする研究がある一方、治療すべきかどうかを判断するための十分なデータは少なく、施設や医師によって方針が異なる「グレーゾーン」となっている。

そこで、5mm未満の未破裂脳動脈瘤をあえて治療せずに経過観察し、5年間でどの程度大きくなるのか、縮小・消失することはあるのか、そして実際に破裂するのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月30日

くも膜下出血、瘤発見、即手術――その流れに根拠はあるのか

元
2026  8月  アメリカ


くも膜下出血(SAH)が疑われても、最初のCTで出血が見つからないことがある。

その場合、従来は腰椎穿刺(LP)で髄液に血液が混じっていないかを調べてきたが、近年はCT血管造影(CTA)で動脈瘤を探す方法も使われている。

ただしLPは「本当に出血したのか」を調べる検査であり、CTAは「動脈瘤などの血管病変があるか」を調べる検査である。似ているようで、見ているものは違う。

そこで、CTで異常が見つからなかったSAH疑い患者に対し、LPとCTAをどう使い分けるべきかを整理してみたそうな。

2026年9月26日

予後を悲観し、臓器提供へ――くも膜下出血医療に潜む利益相反

元
2026  9月  ベルギー


重い脳の病気で亡くなる患者のなかには、医学的には臓器提供ができる可能性があっても、移植コーディネーターに紹介されないまま亡くなる人がいる。

そこで、低酸素性虚血性脳症、外傷性脳損傷、くも膜下出血(SAH)でICUに入院し、その後亡くなった患者を対象に、「臓器提供候補なのに紹介されなかった患者」がどのくらいいるのか、また、どのような患者で紹介漏れが起こりやすいのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月23日

血圧は『高いから下げる』で正しいのか――入院中の降圧薬で脳梗塞8.5倍、死亡2.36倍

元
2021  7月  アメリカ


入院中は、血圧が高くなると「必要時(PRN)」に降圧薬を追加することがよくある。

しかし、高血圧緊急症でもない患者の血圧を、その場の数字だけを見て下げることが本当に安全なのかは、よくわかっていなかった。

そこで、こうした降圧が血圧を急に下げすぎて、腎障害や脳梗塞などにつながる可能性をくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月15日

ARUBA後も手術を続けた脳外科医たち――選び抜いたAVM手術の成績は良好?

元
2026  9月  アメリカ


未破裂脳動静脈奇形(AVM)では、ARUBA試験により保存的治療が介入治療より安全とされた。

一方、ARUBAでは手術・塞栓術・放射線治療がまとめて評価され、顕微鏡手術単独の成績は十分に検討されていなかった。

そこで、現代の顕微鏡手術が保存的治療より良い成績を示すかを検証してみたそうな。

2026年9月14日

くも膜下出血の「速攻鎮静」に根拠はあるのか――患者が話せるうちに眠らせ、自己決定権を奪っていないか

元
2026  9月  インド


デクスメデトミジンは、動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)の鎮静薬として使われる機会が増えている。

しかし、患者の機能予後を改善するのか、遅発性脳虚血(DCI)や血管攣縮を防ぐのかについては明らかではない。

そこで、これまでのランダム化比較試験(RCT)と観察研究を系統的に集め、その効果を検討してみたそうな。

2026年9月13日

心房細動アブレーション後、なぜ抗凝固薬を続けるのか――中止しても脳卒中は増えず、大出血は3分の1

元
2026  9月  アメリカ


心房細動に対するカテーテルアブレーション後も、脳卒中リスクに応じて抗凝固薬を続けることがガイドラインで推奨されている。

しかし、アブレーション後に心房細動の再発がない患者でも抗凝固薬を続けるべきかは、RCTで十分に検証されていなかったのでこれまでの研究を統合してみたそうな。

2026年9月12日

くも膜下出血の動脈瘤は本当に塞ぐべきなのか――「早期治療ほど良い」が崩れた系統的レビュー

元
2026  9月  ブラジル


動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)では、動脈瘤を「できるだけ早く」クリップやコイルで閉鎖することが推奨されている。

しかし、発症から治療までの時間が本当に死亡や機能予後を改善するのかは、はっきりしていない。

そこで、治療時期と臨床転帰の関係を系統的に検討してみたそうな。

2026年9月11日

もやもや病、3分の1は脳外科にすら紹介されず――それでも手術群と予後は変わらなかった

元
2019  3月  フィンランド


もやもや病では、脳への血流を補うためにバイパス手術が行われることがある。

しかし、長期的にみて本当に手術した患者のほうが良いのか、データが十分ではなかった。

そこで、フィンランドのもやもや病患者を長期間追跡し、脳卒中再発や機能予後をくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月9日

もやもや病の再建術は本当に効くのか――『成功率99%』の裏にRCTなし

元
2026  8月  イラン


小児もやもや病は、脳の主幹動脈が徐々に狭くなり、TIAや脳梗塞を繰り返す病気である。特に幼い子どもでは進行が速く、認知機能低下も問題になる。

現在は血行再建術が標準治療とされているが、間接バイパス、直接バイパス、両者を組み合わせた手術のどれが最適なのか、また誰をいつ手術すべきかについては議論が続いている。

そこで、近年の小児もやもや病の手術成績を整理し、治療選択の考え方をまとめてみたそうな。

2026年9月8日

脳梗塞も脳出血もシロスタゾール?――“血液サラサラ薬”の意外な実力

元
2026  9月  台湾


脳内出血では、血のかたまりである血腫が脳を圧迫するだけでなく、赤血球が壊れたあとの物質も脳を傷つける。そのため、血腫をできるだけ早く片づけることが重要である。

近年、脳脊髄液や老廃物を首のリンパ節へ流す「硬膜リンパ管」が、血腫の除去にも関係していることがわかってきた。

シロスタゾールがこの硬膜リンパ管を増やし、脳内の赤血球の除去を促すことがわかっている。ただしシロスタゾールは抗血小板薬でもあるため、脳出血を悪化させる心配がある。

そこで、通常の臨床に近い量のシロスタゾールを飲ませたとき、血腫の除去と回復を助けながら、出血を悪化させないかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月6日

動脈瘤は本当に塞ぐべきなのか?――『瘤なしSAH』が突きつける不都合な事実

元
2026  9月  ブラジル


くも膜下出血(SAH)の約15%では、血管撮影を行っても動脈瘤などの原因血管病変が見つからない。

こうした非動脈瘤性SAHには、中脳周囲に限局するPSAHと、動脈瘤性SAHに似たびまん性出血を示すNPSAHがある。

そこで、この2群で重症度、合併症、転帰がどのように異なるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月3日

ランセット:脳梗塞は防げ、、? QOLも改善しない?――心房細動アブレーションは詐欺か!

元
2026  8月  ドイツ


心房細動に対するカテーテルアブレーションは、症状やQOLを改善する目的で推奨されている。

しかし従来の多くの試験は非盲検であり、「治療を受けた」という期待によるプラセボ効果を十分に除外できていなかった。

そこで、アブレーションが偽手術(シャム)を上回ってQOLを改善するのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月2日

動脈瘤を治しても終わらない?――40年で3割に新たな脳動脈瘤

元
2026  8月  スウェーデン


くも膜下出血を若くして経験した人では、その後に新しい脳動脈瘤(de novo aneurysm)ができることが知られている。

しかし、生涯にわたってどの程度のリスクが続くのか、また禁煙などによってそのリスクを下げられるのかは十分にわかっていなかった。

そこで、若年のくも膜下出血経験者を最長57年間追跡し、新たな脳動脈瘤ができるリスクとその危険因子をくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月1日

脳梗塞を防ぐ手術じゃなかった!?――日本の心房細動アブレーション41万件の闇」

元
2026  8月  日本


心房細動アブレーションは、心房細動による症状を改善するために広く行われている。

しかし、治療件数や実施する病院が急速に増えるなかで、安全性が保たれているのかははっきりしていなかった。

これまでの臨床研究では死亡率は約0.05~0.06%と低い一方、米国の行政データでは0.46%という約10倍高い数字も報告されている。

そこで、日本の全国規模データを使って、予定入院で行われる心房細動アブレーションの死亡リスクをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月30日

クラゾセンタン治療中のくも膜下出血患者が悪化?――ファスジル追加の本当の理由

元
2026  8月  日本


くも膜下出血では、発症後の脳血管攣縮が脳梗塞や転帰悪化につながる。

日本では従来ファスジルが広く使われてきたが、2022年からクラゾセンタンも使用可能になった。両者は作用機序が異なるため、実臨床ではクラゾセンタンにファスジルを追加することがある。

そこで、この併用に本当に上乗せ効果があるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月28日

軽症患者を速攻で眠らせる――『死亡72%減』をうたう日本発くも膜下出血研究の危うさ

元
2023  10月  日本


動脈瘤性くも膜下出血では、破裂した動脈瘤からの再出血が致命的となることがある。

そこで、患者が救急室に到着した直後に全身麻酔を行う「即時全身麻酔(iGA)」によって、入院後の再出血や死亡を減らせるかをくわしくしらべてみたそうな。

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