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2026年9月5日

脳出血死の3割が抗凝固薬使用者――その7割は『不適切な抗凝固』だった

2026  8月  イギリス


心房細動患者では脳梗塞予防のため抗凝固薬が使われるが、致死的な頭蓋内出血が大きな問題となる。

特に高血圧は重要な修正可能リスク因子である。

そこで、抗凝固薬を服用中に頭蓋内出血で死亡した心房細動患者について、高血圧性血管障害がどの程度関与していたのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月3日

ランセット:脳梗塞は防げ、、? QOLも改善しない?――心房細動アブレーションは詐欺か!

2026  8月  ドイツ


心房細動に対するカテーテルアブレーションは、症状やQOLを改善する目的で推奨されている。

しかし従来の多くの試験は非盲検であり、「治療を受けた」という期待によるプラセボ効果を十分に除外できていなかった。

そこで、アブレーションが偽手術(シャム)を上回ってQOLを改善するのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月1日

脳梗塞を防ぐ手術じゃなかった!?――日本の心房細動アブレーション41万件の闇」

2026  8月  日本


心房細動アブレーションは、心房細動による症状を改善するために広く行われている。

しかし、治療件数や実施する病院が急速に増えるなかで、安全性が保たれているのかははっきりしていなかった。

これまでの臨床研究では死亡率は約0.05~0.06%と低い一方、米国の行政データでは0.46%という約10倍高い数字も報告されている。

そこで、日本の全国規模データを使って、予定入院で行われる心房細動アブレーションの死亡リスクをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月21日

長生きできる脳内出血、再発する脳内出血――そして語られない危険因子

2026  8月  台湾


脳内出血はひとまとめにされがちだが、原因や出血する場所によって、その後の経過はかなり違う可能性がある。

たとえば、高血圧による深い場所の脳内出血と、脳動静脈奇形や動脈瘤などが関係する非高血圧性の脳内出血では、長期の生存率や死因も異なるかもしれない。

そこで、脳内出血を原因や再発の有無で分け、その後の生存率や死因を最長15年間くわしくしらべてみたそうな。 

2026年8月9日

脳内出血を吸い出しても効果は不明――STICH後も続く日本の外科介入

2026  8月  日本


自然発症の脳内出血では、血腫による圧迫を減らす目的で外科的血腫除去が行われることがある。

近年は開頭術より低侵襲とされる内視鏡的血腫除去術が普及しているが、高齢者、抗血栓薬使用者、さまざまな出血部位を含む実臨床でのデータは十分ではない。

そこで、一施設で行ってきた内視鏡的血腫除去術の治療成績をまとめ、その安全性、血腫除去率、90日後の機能予後などをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月6日

「血栓溶解で死亡半減?」――“治療を受けられなかった患者”と比べた研究

2026  7月  パキスタン


急性虚血性脳卒中では、静注血栓溶解療法による早期再灌流が機能予後を改善するとされている。

しかし、パキスタンなど医療資源が限られた地域では、血栓溶解療法を受けた患者と受けなかった患者の実臨床データが少ない。

そこで、両群の退院時の機能回復、院内死亡、合併症、入院期間を比較してみたそうな。

2026年7月31日

製薬企業寄りのモデルで評価してなお――高リスク心房細動における抗凝固薬の利益はわずかだった

2026  7月  イギリス


心房細動では脳梗塞予防のために抗凝固薬が推奨されるが、高齢、腎機能低下、出血歴、フレイルなどを理由に治療されていない患者も多い。

そこで、脳卒中リスクが高いにもかかわらず抗凝固薬を使用していない患者について、非使用の理由と転帰をくわしくしらべてみたそうな。

2026年7月22日

血圧計が心房細動をあおる時代――日本人を待つ「受診と投薬」の連鎖

2026  7月  日本


心房細動は脳梗塞の重要な原因であり、早期発見と治療が重視されている。

近年、心電図機能を備えた家庭用血圧計が普及しているが、「心房細動の可能性」と警告された人が、その後どの程度医療機関を受診するのかは明らかでなかった。

そこで、警告後の受診率、受診までの期間、受診に関連する要因をくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月21日

脳出血を起こしたのに、また血液サラサラ薬? 小規模試験が投げた重い疑問

2026  6月  ノルウェー


脳内出血を経験した患者では、再び出血を起こす危険がある一方で、脳梗塞や一過性脳虚血発作などの虚血性イベントを起こす危険もある。

そのため、脳内出血後に抗血小板薬を再開すべきか、避けるべきかは判断が難しい。

STATICH試験で、この問題について抗血小板薬の長期使用の安全性と有効性をくわしくしらべてみたそうな。

2026年5月19日

脳内出血の再発リスク、血圧160未満では大差なし?――ただし死亡と脳梗塞は別問題か

2026  5月  韓国


脳内出血を起こしたあと、再発を防ぐために血圧管理が大事であることはよく知られている。しかし、血圧をどのくらいまで下げればよいのかは、まだはっきりしていない。

血圧は低いほどよいと思われがちだが、低すぎると低血圧や腎機能の悪化などの問題も起こりうる。

そこで脳内出血後に生き残った人たちについて、その後の血圧と、死亡、脳梗塞、脳内出血の再発との関係をくわしくしらべてみたそうな。

2026年5月16日

新たなサラサラ薬への布石か? 脳梗塞再発と出血リスクの不都合な現実

2026  5月  日本


非心原性脳梗塞やTIAでは、再発を防ぐために抗血小板薬などの抗血栓薬が使われる。しかし、実際の日本の医療現場で、初回発症後にどのくらい再発するのか、死亡や出血、心臓の病気がどのくらい起きるのかは、十分にはわかっていなかった。

そこで、一度再発した後に、次にどんな問題が起きやすいのかについて日本での実態をくわしくしらべてみたそうな。

2026年5月7日

心房細動を見つけすぎる時代:薬を出す前に考えるべきヤバい盲点

2026  4月  イギリス


心房細動は、脳梗塞の原因として知られている。だから心房細動が見つかれば、抗凝固薬で血栓を防ぐ、という考え方は一見わかりやすい。

しかし近年、ペースメーカー、植込み型心電計、スマートウォッチなどによって、ごく短時間の心房細動らしきエピソードが大量に見つかるようになった。問題は、それを従来の心房細動と同じように扱ってよいのか、という点である。

心房細動の「持続時間」だけを見て、抗凝固薬を始める時代の限界を、とくにNOAH-AFNET 6とARTESiAという最近の臨床試験からまとめてみたそうな。

2026年4月15日

脳内出血は血圧を下げれば救えるのか? 深部出血でも葉性出血でも有意な利益なし

2026  4月  アメリカ


急性期の脳内出血では、血圧をしっかり下げることで、その後の重い後遺症を減らせる可能性があると考えられてきた。

しかし、脳内出血には深部出血と葉性出血という、生物学的にも臨床的にも性質の異なる2つの主なタイプがある。この降圧治療の効果が、両者で同じように現れるのかどうかは、はっきりしていなかった。

そこで、集中的な降圧治療が機能予後に与える影響が、出血部位によって異なるかどうかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月13日

脳出血の治療中止は本当に妥当か 24時間以内の判断を問う

2026  4月  スペイン


脳出血は死亡率が高く、発症してすぐの段階で「これ以上の積極的な治療は広げない」という判断が入ることが少なくない。

しかし、その判断が早すぎると、本当は回復の余地がある人まで見込みなしと判断してしまうおそれがある。近年は、脳出血でも急性期治療によって転帰が改善する可能性が示されているので、入院24時間以内の治療制限と、24〜72時間での治療制限とで、何が違うのかをくわしくしらべてみたそうな。  

2026年4月10日

心房細動と診断された人の6割超が多剤併用だった

2026  4月  フィンランド


心房細動は、脳卒中、とくに心原性脳塞栓症の大きな原因になる不整脈である。しかも心房細動のある人は、高血圧、糖尿病、心不全、脂質異常症などをいくつも抱えていることが多く、どうしても飲む薬が増えやすい。

一般に5種類以上の薬を同時に使う状態は多剤併用と呼ばれ、転倒や体の衰え、副作用などとの関連が知られている。

しかし、心房細動の患者で実際にどのくらい多剤併用が多いのか、また年々どう変わってきたのかは、十分にはわかっていなかったので、フィンランド全国規模のデータを使ってくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月3日

ワクチン後の脳出血はなぜ問題なしとされたのか

2026  3月  香港


新型コロナのmRNAワクチンのあとに脳出血が起きることがあるのかについては、これまでの研究でも結論が分かれている。リスクが上がるとする報告もあれば、変わらない、あるいは下がるとする報告もある。

そこで、「もしワクチンに関係した特別な仕組みで脳出血が起きているなら、その後の経過も普通の脳出血とは違うのではないか」と考え、 

ワクチン接種後に起きた脳出血と、ふつうに起きた脳出血とで、その後の死亡や体の不調の増え方に違いがあるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年3月16日

抗凝固薬+抗血小板薬で日本人の脳梗塞は減らず、死亡は増えた」

2026  3月  日本


心房細動のある高齢者では、脳梗塞を防ぐ基本の薬は抗凝固薬である。ところが実際には、心筋梗塞や動脈硬化、過去の脳梗塞などをあわせ持つ人も多く、「抗凝固薬だけでなく抗血小板薬も足したほうが、血管のつまりをもっと防げるのではないか」と考えられることがある。

だがその一方で、薬を重ねれば出血の危険も高まりやすい。特に高齢者では、腎機能の低下、血管のもろさ、多剤併用、転倒しやすさなどが重なり、話が単純ではない。

そこで、75歳以上の心房細動患者で、抗凝固薬だけの場合と、抗凝固薬に抗血小板薬を足した場合とで、実際の成績に差があるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年3月12日

スタチンは本当に無害なのか日本人脳内出血患者で低LDL-Cほど死亡率が高かった理由

2026  3月  日本


LDL-Cは、いわゆる悪玉コレステロールであり、これを下げることで心筋梗塞や脳梗塞などの予防につながることが知られている。

一方で、コレステロールが低すぎると血管がもろくなり、出血しやすくなったり、出血後の修復がうまくいかなくなったりする可能性も指摘されている。これまでにも、脳内出血のあとにLDL-Cが低い患者ほど短期予後が悪いという報告はあったが、出血の場所や原因、スタチンや抗血栓薬の影響まで含めて詳しく調べた研究は多くなかった。

とくに日本人を対象にした大規模データは少なく、日本は脳内出血が比較的多い国でもあるため、この点をはっきりさせるべく自然に起こった脳内出血のあとで、LDL-Cの値が短期予後にどう関係するかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年3月4日

「血栓溶かし」じゃなかった! 納豆由来ナットウキナーゼが脳梗塞拡大を止めた理由

2026  2月  日本


脳梗塞は、血管が詰まって脳の一部が酸素不足になり、そのまま組織が傷んでしまう病気である。血栓を溶かす薬やカテーテル治療は大きな助けになるが、時間の制限が厳しかったり、出血のリスクがあったりして、すべての人に十分に使えるわけではない。

納豆に含まれるナットウキナーゼ(NK)は、血栓に関係する働きが知られているが、それだけでなく、炎症や酸化ストレスを抑える可能性も報告されている。

そこで、NKが脳梗塞で本当に役立つのかをラットの脳梗塞モデルで、NKを口から与えてくわしくしらべてみたそうな。

2026年2月22日

抗凝固薬の脳出血、「リバースできる」は建前か?転送で4時間遅れる現実

2026  2月  アメリカ


抗凝固薬(血液を固まりにくくする薬)を飲んでいる人が脳内出血を起こすと、出血が広がりやすく重くなりやすい。

そこで一般には、薬の作用を打ち消す「リバース(中和)」をできるだけ早く行うのが大事だと言われている。ところが現実には、最初に受診した病院から設備や専門性のある病院へ「転送」されることが多い。

この転送が、リバースの早さや転帰にどう影響しているのかを大規模データで確かめてみたそうな。

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