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2022年2月8日

心房細動あると認知障害なの?

2022  1月  オーストラリア


心房細動と認知障害との関連およびそのメカニズムについてメタアナリシスをこころみたそうな。

2026年1月11日

日本人心房細動患者の8割が抗凝固薬使用中―それでも起きた認知機能低下

2025  12月  日本


心房細動は脳梗塞の大きな原因のひとつであり、現在では抗凝固薬によって脳梗塞の発症はかなり防げるようになってきた。

しかし最近、脳梗塞を起こしていない心房細動患者でも、認知機能が低下しやすいことが報告されている。
その理由として、無症候性脳梗塞や微小出血など、MRIで見える脳の傷が関係しているのか、それとも別の仕組みがあるのかははっきりしていない。

そこで、心房細動患者の認知機能低下が、脳MRIで確認できる脳病変と関係しているのかどうかをくわしくしらべてみたそうな。

2019年12月8日

心房細動と認知症 メタアナリシス


Association Between Atrial Fibrillation and Dementia- A Meta-Analysis
2019  11月  台湾
心房細動は不整脈の原因の1つでその有病率は上昇傾向にある。

心房細動と認知障害との関連は数多く報告されているが、これまで想定されていた以上に複雑で、たとえばライフスタイル(運動 喫煙 アルコール)、心臓代謝(肥満 高血圧 糖尿)、病態生理学的(全身性炎症 小血管病 脳低灌流)要因や血栓形成が関わってくる。

心房細動と認知症との関連をあきらかにするべくメタアナリシスを試みたそうな。

2019年9月22日

脳梗塞のあとに心房細動がみつかると認知症


Atrial fibrillation diagnosed after stroke and dementia risk- cohort study of first-ever ischaemic stroke patients aged 65 or older
2019  9月  カナダ

高齢化がすすむにつれ心房細動(AF)の患者も増加傾向にある。かれらの認知障害や認知症のリスクは「AFなし」の2倍以上といわれている。

脳卒中の診断の後に心房細動がみつかる(atrial fibrillation diagnosed after stroke:AFDAS)は急性脳梗塞の24%にみられるという。

脳卒中になるまえから心房細動がわかっている場合(known atrial fibrillation:KAF)にくらべてAFDASは神経性の原因も加わりメカニズムはことなると考えられる。

AFDASは不整脈が30秒以上続かないことがおおいのでKAFよりも認知症リスクは低いと予想できる。しかしその関連はわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。



65歳以上9791人の脳梗塞患者をつぎのグループに分類した。

AFなし:5195人
KAF:脳梗塞まえにAFがみつかる 3162人
iAFDAS:脳梗塞で入院中にAFがみつかる 492人
oAFDAS:退院後にAFがみつかる 942人

認知症の発生を5年半ほどフォローして関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・認知症リスクは「AFなし」にくらべて KAFで1.26倍、AFDASは1.73倍だった。

・iAFDASはoAFDASよりも認知症リスクがやや高かった。

・経口抗凝固薬を使用するAFDAS患者の認知症リスクはAFなしの0.6倍だった。

脳梗塞のあとに心房細動がみつかった患者の認知症リスクはかなり高かった。かれらのうち経口抗凝固薬使用者の認知症リスクは低かった、


というおはなし。

図:脳卒中後の心房細動の認知症リスク



感想:

これ↓思い出した。
心房細動で認知症はほんとうか?

心房細動だけで認知症になることがあきらかに

2022年12月10日

あらたに心房細動の認知症率

2022  11月  インド


心房細動は不整脈が持続する状態をさし、発生率は高齢者ほど高い。

心房細動があると認知症リスクが2-3倍高くなることがわかっている。

新規に心房細動と診断された脳卒中歴のない患者での認知症の有病率と予測因子をくわしくわしくしらべてみたそうな。

2018年3月10日

心房細動患者のデフォルトモードネットワークに異常


Default Mode Network Disruption in Stroke-Free Patients with Atrial Fibrillation.
2018  3月  ブラジル

歳をかさねると心房細動がおきやすくなり脳卒中のリスクが高まる。たとえ脳卒中にならなくても心房細動が認知障害のリスクを上げるという報告が増えている。しかしそのメカニズムはよくわかっていない。

いっぽう安静時の脳活動パターンである "デフォルトモードネットワーク"(DMN)がアルツハイマー病やパーキンソン病、てんかんの患者で異常をしめすことがわかっている。

そこで脳卒中でない心房細動患者にDMNの異常がないかしらべてみたそうな。


脳卒中や認知症でない心房細動患者21人と同年齢の健常者21人について、
安静時のfMRI検査をおこないDMNを評価した。


次のことがわかった。

・健常者にくらべ心房細動患者のDMNは、前頭葉(左中前頭回、左上前頭回、前帯状皮質)と左角回、両側楔前部のコネクティビティ(接続性)が減少していた。

脳卒中でない心房細動患者のデフォルトモードネットワークの接続性はふつうではなかった。これをみれば将来の認知障害を予測できるかも、、


というおはなし。
図:脳卒中のデフォルトモードネットワーク

感想:

高度なIT技術を脳科学に活かしたかのようなネーミングと、目を閉じて寝ているだけでデータ取得できるシンプルさがウケているんだとおもう。

なにを意味しているのかはよくわからないけど、、

[デフォルトモードネットワーク]の関連記事

2022年1月15日

「ささやき脳卒中」と心房細動

2022  1月  アメリカ


脳卒中の診断には至らないけれど、臨床的に問題にならない程度の脳卒中様症状、たとえば 突然の視野欠損や脱力、認知障害、コミュニケーション障害などが経験されることがあり、
「ささやき脳卒中」(whispering strokes)と言われることがある。

これが、心塞栓症の兆候である可能性については確認がされていない。

そこで、TIAや脳卒中歴のない心房細動患者について、ささやき脳卒中症状との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2023年12月25日

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2023  12月  ドイツ


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 そこで、脳卒中後認知障害(PSCI)と認知症(PSD)の危険因子について、年齢や脳卒中の重症度といった確立された危険因子を超えてくわしくしらべてみたそうな。

2022年6月15日

脳梗塞になる心房細動患者の血液型は

2022  5月  韓国


心房細動は脳梗塞や認知障害の原因となる心塞栓症リスクの上昇と関連している。

CHA2DS2-VASスコアを用いて心塞栓症のリスクを評価して抗凝固療法の適用を決めることができるものの、血栓形成のメカニズムがよくわかっているわけではない。

とくに心房細動患者の血液型と血栓形成傾向との関連については研究がないので、くわしくしらべてみたそうな。

2020年8月7日

ビタミンB1と脳卒中後の認知障害

2020  8月  中国


脳卒中後の認知障害は血管性認知障害と考えられ、脳卒中患者の3分の1におきる。

糖尿病や心房細動などいくつかのリスク因子はアルツハイマー病と共通している。

そしてチアミン(ビタミンB1)の欠乏はアルツハイマー病に見られる特徴の1つであり、ウェルニッケ脳症やコルサコフ症候群の原因でもある。

そこで、脳梗塞後の認知障害とチアミンとの関連をくわしくしらべてみたそうな。

2025年12月21日

130/80を信じすぎると危ない? 脳卒中後「下げすぎ血圧」と認知機能の意外な関係

2025  12月  中国


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しかし、脳卒中後の血圧管理については「再発を防ぐこと」が重視される一方で、認知機能との関係はあまり注目されてこなかった。

とくに、拡張期血圧(下の血圧)が低すぎることが、回復期の脳にどのような影響を与えるのかについては、はっきりしたデータが少なかった。

そこで、脳卒中後のリハビリ期間における拡張期血圧と、認知機能障害との関係を、実際の診療データを使ってくわしくしらべてみたそうな。

2022年5月6日

ボケかけの血圧をさらに下げると脳卒中予防になる

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軽い認知障害にある者は脳卒中を発症する可能性が高いと考えられる。

しかし彼らへの集中的な血圧コントロール効果についてはよくわかっていないので、SPRINT試験のデータをつかってくわしくしらべてみたそうな。

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その危険因子として、高齢、低学歴、糖尿病、心房細動、脳卒中の再発、脳卒中の重症度、白質病変など、が挙げられている。

これらをスコア化して認知症リスクの高い患者を選別できるよう、くわしくしらべてみたそうな。

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半側空間無視は、脳卒中後の重大な認知障害の一つであるが、その発症率は報告によってばらつきが大きく、実態が把握されていない。

従来の診断法は紙と鉛筆を用いた簡易的なものであり、言語障害や運動障害を伴う患者は評価から除外されやすかった。そこで、視線追跡技術(ビデオオクログラフィー)を用いた高感度評価法により、実際の発症率をより正確かつくわしくしらべてみたそうな。。

2025年11月25日

脳卒中後のうつは再発のガチリスク―甘えではなかった

2025  11月  トルコ


脳卒中のあとに起こるうつ症状(いわゆる脳卒中後うつ:PSD)は多くの患者にみられるものである。

うつが回復や日常生活の質を下げることは以前から知られていたが、うつそのものが脳卒中の再発を引き起こす要因になるのか、また認知機能の低下と直接的な関係を持つのかについては、十分に明らかではなかった。

さらに、脳のどの部位の損傷がうつの発生と関係するのかも不明な点が多かった。
そこで、脳卒中後のうつが再発リスクや認知機能障害にどの程度関わるのか、そして病変部位との関係についてくわしくしらべてみたそうな。

2019年9月25日

TIA患者のデフォルト・モード・ネットワーク


Altered Functional Connectivity within Default Mode Network in Patients with Transient Ischemic Attack- A Resting-State Functional Magnetic Resonance Imaging Study
2019  9月  中国

一過性脳虚血発作(TIA)では神経症状は24時間以内に解消し梗塞も残らない。

しかし認知障害や脳卒中を起こしやすくなることから脳の異常性をあきらかにすることは重要である。

さいきん安静時脳機能MRI(Rs-fMRI)によりデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)の存在を確認できるようになった。

これまでの報告からDMNは認知機能に関連するとされ、脳卒中患者ではDMN内の一部の機能結合性の低下が指摘されている。

TIA患者でのDMNについてはわかっていないのでくわしくしらべてみたそうな。



TIA患者48人と年齢の一致する健常者41人について、
Rs-fMRIを実行し、DMNにについてシードベースの機能結合性評価をおこなった。



次のことがわかった。
・左の中側頭回(MTG) 角回(AG)と 内側前頭前皮質(mPFC)および後帯状皮質(PCC) 楔前部(Pcu)との機能結合性が健常者にくらべあきらかに低下していて、

・さらにmPFCと右Pcu,左PCC,左AG, および右Pcuと左PCCの結合性の低下も見られた。

・1年後までに次の虚血イベントを経験した患者では、mPFCと左PCCとの結合性が有意に低下していた。

・臨床症状、生理学的、生化学的マーカーと機能結合性との関連は確認できなかった。

TIA患者のデフォルト・モード・ネットワークには結合性の異常な箇所がいくつか見られた。そのうち内側前頭前皮質と左の後帯状皮質との結合性低下は虚血イベントの再発と関係がありそうだった、




というおはなし。

図:デフォルト・モード・ネットワーク


感想:

上の図がデフォルト・モード・ネットワークの要所。脳が安静状態のとき、これらの活動が数十秒周期で同期するんだって。
安静時fMRIでみたTIA脳の異常

nature.com:急性期の脳機能結合と予後

感覚障害の機能的ネットワーク結合

脳幹梗塞のデフォルト・モード・ネットワーク

心房細動患者のデフォルトモードネットワークに異常

脳卒中後うつ患者の脳内ネットワーク

脳卒中後うつのfALFF解析

脳卒中後のうつ不安とデフォルトモードネットワーク

メンタルプラクティス+理学療法の効果を脳のネットワーク的に見ると、、

脳卒中患者のデフォルト・モード・ネットワークは…

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