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2026年10月3日

なぜ小さい未破裂瘤は破れないのに、くも膜下出血の『破裂瘤』は小さいのか?――破裂瘤仮説の盲点

元
2026  9月  ブラジル


未破裂脳動脈瘤が偶然見つかったとき、それを予防的に治療するべきか、それとも経過観察でよいのかは難しい問題である。

とくに5mm未満の小さな脳動脈瘤については、破裂リスクが低いとする研究がある一方、治療すべきかどうかを判断するための十分なデータは少なく、施設や医師によって方針が異なる「グレーゾーン」となっている。

そこで、5mm未満の未破裂脳動脈瘤をあえて治療せずに経過観察し、5年間でどの程度大きくなるのか、縮小・消失することはあるのか、そして実際に破裂するのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月27日

数々の臨床試験で否定されたステント治療――『レスキュー』の名で使われ続ける背景

元
2026  9月  イタリア


頭蓋内動脈狭窄(ICAS)が原因の大きな血管の閉塞では、血栓回収療法(MT)を行ってもうまく血流が戻らなかったり、いったん開いても再び詰まったりすることがある。

そのような場合に、狭くなった血管へステントを入れる「レスキューステント(RS)」が行われることがあるが、どんな患者に有効なのかははっきりしていない。

そこで、実際にどのような患者にRSが選ばれているのか、またその条件によってRSの効果が変わるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月22日

医者も慎重になる『降圧治療』――脳梗塞、院内死亡“爆上がり”の衝撃

元
2026  9月  アメリカ


入院患者では、痛みやストレス、急性疾患などにより一時的に血圧が上昇することが多い。

しかし、症状や臓器障害を伴わない高血圧をどこまで治療すべきかについては質の高いエビデンスが乏しく、降圧薬の追加がむしろ有害となる可能性も指摘されている。

そこで、実際に病院勤務医がどのような基準で治療しているのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月21日

脳がむくんだ可能性は?――くも膜下出血のクラゾセンタンで脳血液量が増加、脳血流は変わらず

元
2026  9月  日本


くも膜下出血後の脳血管攣縮予防にクラゾセンタンが使われているが、脳の細い血管や血流にどのような影響を与えるかは十分わかっていない。

そこで、CT perfusionを使って、ファスジル単独とクラゾセンタン追加時の脳血流の変化を比較してみたそうな。

2026年9月11日

もやもや病、3分の1は脳外科にすら紹介されず――それでも手術群と予後は変わらなかった

元
2019  3月  フィンランド


もやもや病では、脳への血流を補うためにバイパス手術が行われることがある。

しかし、長期的にみて本当に手術した患者のほうが良いのか、データが十分ではなかった。

そこで、フィンランドのもやもや病患者を長期間追跡し、脳卒中再発や機能予後をくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月8日

脳梗塞も脳出血もシロスタゾール?――“血液サラサラ薬”の意外な実力

元
2026  9月  台湾


脳内出血では、血のかたまりである血腫が脳を圧迫するだけでなく、赤血球が壊れたあとの物質も脳を傷つける。そのため、血腫をできるだけ早く片づけることが重要である。

近年、脳脊髄液や老廃物を首のリンパ節へ流す「硬膜リンパ管」が、血腫の除去にも関係していることがわかってきた。

シロスタゾールがこの硬膜リンパ管を増やし、脳内の赤血球の除去を促すことがわかっている。ただしシロスタゾールは抗血小板薬でもあるため、脳出血を悪化させる心配がある。

そこで、通常の臨床に近い量のシロスタゾールを飲ませたとき、血腫の除去と回復を助けながら、出血を悪化させないかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月7日

くも膜下出血にニモジピンを使えない日本――クラゾセンタンは「ファスジルよりマシ」なのか

元
2026  9月  日本


動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)では、再出血を防ぐためにクリッピング術または血管内治療(EVT)が行われる。その後の回復を悪くする原因のひとつが、脳血管攣縮や遅発性脳虚血(DCI)である。

日本ではこれまでファスジルが広く使われてきたが、2022年から脳血管攣縮を抑えるクラゾセンタンが使えるようになった。

そこで、クラゾセンタン導入の前後で、クリッピングとEVTの治療成績がどう変わったのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月1日

脳梗塞を防ぐ手術じゃなかった!?――日本の心房細動アブレーション41万件の闇」

元
2026  8月  日本


心房細動アブレーションは、心房細動による症状を改善するために広く行われている。

しかし、治療件数や実施する病院が急速に増えるなかで、安全性が保たれているのかははっきりしていなかった。

これまでの臨床研究では死亡率は約0.05~0.06%と低い一方、米国の行政データでは0.46%という約10倍高い数字も報告されている。

そこで、日本の全国規模データを使って、予定入院で行われる心房細動アブレーションの死亡リスクをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月29日

やりすぎ血栓回収?――『血栓が取れる』と『患者が助かる』は別だった

元
2026  8月  中国


血栓回収術(EVT/MT)は、大きな脳血管が詰まるタイプの急性期脳梗塞に対する重要な治療である。

近年、その対象は発症早期の患者だけでなく、発症から時間がたった患者、大きな脳梗塞、脳底動脈閉塞などへ広がってきた。

しかし問題は、「血栓を取れるか」ではない。「血栓を取ることで、その患者のその後の生活が本当に良くなるのか」である。

そこで、血栓回収術の患者選び、治療方法、追加治療について、最近の研究結果を整理してみたそうな。

2026年8月27日

「治療しないと92%死亡」の正体――くも膜下出血“非治療群”のカラクリ

元
2026  8月  デンマーク


動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)の院内死亡率は、これまで7.1~24.1%と報告されてきた。しかし「院内死亡」の定義や観察期間は研究ごとに異なり、治療を受けた患者だけを対象とした研究も多いため、実際の死亡率を評価することは難しい。

そこで、デンマーク全国のほぼすべてのaSAH患者が登録されるデータベースを用いて、脳神経外科への初回入院中の死亡率と、その関連因子をくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月25日

意識清明で搬送された42歳日本人女性が3か月後に死亡――ステントが血管壁を突き破っていた

元
2026  7月  日本


内頸動脈のblood blister-like aneurysm(BBA:血豆状動脈瘤)は、血管壁が非常にもろく、くも膜下出血を起こしやすい特殊な病変である。

近年はステント併用コイル塞栓術などの血管内治療が行われるようになったが、重篤な合併症も問題となる。

こんかい、治療後しばらくしてステント端から致死的な血管破裂を起こした症例を、剖検所見からくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月19日

ランセット誌:くも膜下出血の手術に効果はなかった!――日本が無視する1965年のRCT

元
1965  4月  イギリス


くも膜下出血の原因となった脳動脈瘤は、手術で治療したほうがよいのだろうか。

現在では「破裂した動脈瘤は治療する」という考え方が当たり前になっているが、1960年代には、そもそも手術によって患者の予後が本当に良くなるのかが問題になっていた。

英国の脳神経外科医McKissockらは、治療の価値を判断するには、手術を受けた患者の成績を見るだけでは不十分だと考えた。

患者の状態によって治療成績は大きく変わるためである。そこで、破裂した前交通動脈瘤の患者を、手術する群と手術しない群に無作為に分けて直接比較したそうな。

2026年8月17日

血栓回収を疑うことは「非倫理的」?――科学の上に立ちはじめた専門医たち

元
2026  7月  アメリカ


脳梗塞に対する血管内血栓回収術は、2015年以降の複数の臨床試験によって急速に標準治療となった。

しかし、治療効果が明らかになっていく途中で、「それでも治療を受けない対照群を設けて試験を続けてよいのか」という倫理的な問題が生じた。
また、重症脳卒中では患者本人が同意できないことも多く、研究参加の同意をどう扱うかも大きな課題である。

そこで過去の研究倫理に関する文献をくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月10日

くも膜下出血の薬が肺の防御反応を邪魔する? クラゾセンタンは副作用の宝庫

元
2026  8月  日本


クラゾセンタンは、くも膜下出血のあとに起こる脳血管攣縮を防ぐための薬である。
しかし、肺水腫や胸水、体液貯留など、肺に関係する副作用も知られている。

肺には、空気が入らなくなった部分への血流を自動的に減らし、血液中の酸素が下がりすぎないようにする仕組みがある。ところがクラゾセンタンは、この仕組みを弱める可能性がある。

こんかい、クラゾセンタン投与中に「肺水腫では説明できない重い低酸素血症」を起こした患者がいたそうな。

2026年8月8日

血栓回収術で血管が破れる――穿孔した患者の半数が90日以内に死亡

元
2026  8月  中国


急性期脳梗塞に対する血栓回収術では、治療器具によって頭蓋内血管が穿孔し、造影剤が血管外へ漏れることがある。

この合併症は90日死亡率が約50%とされるが、発生頻度、起こりやすい操作、止血方法、患者転帰は十分に整理されていなかった。そこで、

これまでの研究を統合して実態をくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月5日

瘤を塞いだはずのコイルが、脳の血管を塞いだ――脳動脈瘤コイル塞栓術の落とし穴

元
2026  7月  ベトナム


脳動脈瘤に対するコイル塞栓術は低侵襲で広く行われているが、まれにコイルが瘤外へ逸脱し、親動脈閉塞、血栓塞栓、脳梗塞を起こすことがある。

特に、治療直後には問題なく見えても、その後にコイルが移動する遅発性逸脱は診断と治療が難しい。

こんかい、破裂脳動脈瘤のコイル塞栓後にコイルが移動し、開頭手術で救済した症例があったそうな。

2026年8月3日

血管内治療は本当に「低侵襲」なのか――見過ごされる造影剤関連腎障害

元
2026  7月  日本


脳血管内治療では造影剤を使用するため、造影剤関連急性腎障害(CA-AKI)が問題となる。

しかし、脳血管内治療後のCA-AKIについては、病気や治療の種類による発生率の違いが十分に調べられていなかった。

そこで、CA-AKIの発生率を病変別に比較し、その危険因子をくわしくしらべてみたそうな。

2026年7月29日

再開通の陰で7割が出血――血栓回収療法の語られない闇

元
2026  7月  中国


血栓回収療法後の出血性変化(HT)は、予後を悪化させる重要な合併症である。

とくに治療直後の単純CTでみられる脳内高吸収域(PCHD)は、造影剤漏出や血液脳関門障害を反映し、HTの手がかりとなる。

しかし、従来の画像評価は手間がかかり、判定者によるばらつきもある。そこで、治療直後のCTと臨床情報からHTを迅速に予測するAIモデルの開発を試みたそうな。

2026年7月27日

脳梗塞の血栓溶解、4.5時間を超えても有効? 出血リスク2倍でも広がる治療時間

元
2026  7月  ギリシャ


急性期脳梗塞に対する静注血栓溶解療法は、通常、最終健常確認時刻から4.5時間以内が標準とされている。

しかし、実際には4.5時間を超えて来院する患者も多い。近年、画像検査などで患者を選別すれば、より遅い時間帯でも治療効果が期待できる可能性が示されている。

そこで、4.5時間を超えて実施する静注血栓溶解療法の有効性と安全性をくわしくしらべてみたそうな。

2026年7月26日

ワイドネック動脈瘤にステント?――日本のくも膜下出血140例を検証

元
2026  7月  日本


破裂ワイドネック動脈瘤に対するステント併用コイル塞栓術(SAC)は治療選択肢を広げる一方、くも膜下出血の急性期には血栓塞栓性合併症や出血性合併症が懸念される。

そこで、日本の単施設における急性期SACの実行可能性と安全性をくわしくしらべてみたそうな。

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