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2025年9月9日

AIリハビリが療法士を超えた日──脳卒中リハの主役交代

2025  8月  韓国


脳卒中のあとには、もの忘れや注意力の低下、段取りがうまくいかないといった「認知の障害」がよく起こる。これは生活の自立や家族の負担に直結するため、大きな問題である。

これまでは病院でセラピストがついて行う認知リハビリが主流だったが、通院の負担や人手不足といった課題があった。コロナ禍をきっかけに遠隔(テレリハビリ)への期待が高まったが、従来のシステムは「一人ひとりに合わせた難易度調整ができない」「きちんと取り組めているか分かりにくい」といった弱点を抱えていた。

そこで、AIが患者の成績を見ながら自動で課題を調整する新しいテレリハビリが、従来のセラピストによるリハビリに劣らないかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年9月8日

偽物では守れない──脳卒中を遠ざけるオリーブオイルの見分けかた

2025  9月  スペイン


地中海食は心血管病を防ぐ食事として有名である。その中心的な食材がオリーブオイルである。

しかし、これまでの研究は「オリーブオイル全般」として扱うことが多く、エクストラバージンオリーブオイル(EVOO)と精製オリーブオイル(COO)を区別したうえでの長期的な影響は十分に検証されていなかった。

そこで、脳卒中や心房細動、末梢動脈疾患など、より幅広い心血管疾患への影響をくわしくしらべてみたそうな。

2025年9月7日

「130が限界」ランセットが示した厳格降圧の落とし穴

2025  8月  中国


高血圧は脳卒中の大きな原因のひとつである。近年は「できるだけ血圧を下げたほうがよい」と言われることが増えてきたが、その一方で腎臓の障害や失神といった副作用が心配されている。

そこで、「血圧を厳しく下げることは本当に利益になるのか、それとも害の方が大きいのか」をくわしくしらべてみたそうな。

2025年9月6日

脳梗塞は防げても、出血で命を落とす──抗凝固薬が突きつける矛盾

2025  9月  アメリカ


脳梗塞(虚血性脳卒中)の場合、「Time is Brain(時間が脳を救う)」という言葉が知られている。tPA点滴や血栓回収といった治療は、分単位で早いほど効果が大きいことが広く認識されている。

一方で、脳内出血(ICH)の治療においては、降圧(血圧を下げること)や抗凝固薬のリバース治療(中和)が基本であるにもかかわらず、「どれだけ早く行うか」が転帰に与える影響については十分に調べられてこなかった。そこで、ICHの初期治療のスピードが死亡率や回復にどう影響するかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年9月5日

療法士なしでも効果あり?脳卒中後の歩行リハは週150分で十分

2025  8月  ブラジル


脳卒中を経験した人にとって、「自分の足で歩けること」は生活の質に直結する大きな目標である。これまでの研究では、病院で療法士に見守られながら、あるいはトレッドミルのような機械を使って歩く練習が効果的とされてきた。


だが、日常生活の中でそれを続けるのは現実的にむずかしいことが多い。そこで「監視なし」で、自分で歩くだけでも同じような効果が得られるのかをたしかめてみたそうな。


2025年9月4日

血栓回収療法が格差を縮めた?──データの裏に潜む落とし穴

2025  9月  アメリカ


新しい治療法が医療の現場に広がるとき、しばしば「お金持ちの地域や大病院だけが得をして、格差が広がるのではないか」という心配がある。急性虚血性脳卒中に対する血栓回収療法(endovascular thrombectomy, EVT)は効果が大きいが、高度な設備と専門医を必要とするため、地域や社会経済の条件によって受けられるかどうかに差が出る可能性がある。

そこで、病院レベルでのEVT導入の進み具合と、脳卒中患者の健康格差との関係をくわしくしらべてみたそうな。

2025年9月3日

高齢者未破裂瘤に手術を勧める日本は正気か

2025  9月  日本


高齢化で脳動脈瘤の破裂(SAH)が増える一方、高齢では破裂後治療の成績が悪いと言われている。

そこで「破裂する前(未破裂)の段階でコイル塞栓術をして安全・有効か」を確かめるべく、ある日本の病院での記録をくわしくしらべてみたそうな。

2025年9月2日

激烈頭痛で救急へ…しかし9割以上は動脈瘤と無関係

2025  8月  オランダ


突然カミナリが落ちたように起こる激しい頭痛は、ときに命に関わる重大な病気のサインである。特にくも膜下出血はその代表で、放置すれば致命的になりうる。

しかし、救急外来には頭痛を訴える患者が数多く訪れ、すべてのケースで命に関わる病気を見分けるのは簡単ではない。これまで「突然の激しい頭痛」で受診した患者の実態や診断の精度については十分な調査がなされていなかった。

そこで、ある病院における実際の症例を振り返り、その全体像をくわしくしらべてみたそうな。

2025年9月1日

食の砂漠に住むということ──心房細動患者に4倍の死のリスク

2025  8月  アメリカ


心房細動(AF)は世界で最も多い不整脈(の原因)であり、脳梗塞の大きな危険因子である。薬や生活習慣で予防することはよく知られているが、実は「住んでいる場所」も健康に影響するのではないかという疑問があった。

とくにアメリカで問題になっているのがフードデザート(food desert)である。これは「新鮮な野菜や果物を売るスーパーが近所になく、コンビニやファストフードに頼らざるを得ない地域」のことを指す。

こうした環境に暮らすと、栄養の偏りや生活習慣病が増えることが知られているが、心房細動患者にどれほど影響するかははっきりしていなかった。そこで、フードデザートに住む心房細動患者の脳梗塞や死亡のリスクをどのくらいなのかくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月31日

出血性脳卒中「半減」──ESPRITが示した“目標120未満”は本物か

2025  8月  中国


脳卒中の大きな危険因子は高い収縮期血圧である。最適な目標を120未満にまで厳しく下げるべきか、140未満で十分かは決着していない。

そこで本研究(ESPRIT二次解析)は、120未満をねらう厳しめ降圧が、脳卒中にどれだけ効くかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年8月30日

日本人は体重より腹囲で決まる──ウエストが示す脳卒中リスク

2025  8月  日本


心臓病や脳卒中といった心血管疾患は、日本人にとっても大きな死亡原因である。肥満がこれらのリスクを高めることはよく知られているが、従来使われてきたBMI(体格指数)だけではリスクを正しくとらえきれない場合がある。

とくに日本人は、体重が重くなくても「お腹だけ出ている」タイプが多く、脳卒中の危険を見逃してしまう可能性がある。そこで、腹囲に基づいた新しい体型指標であるBRI(Body Roundness Index)やWHtR(ウエストと身長の比率)が役立つかどうかを、日本人を対象に長期間追跡してくわしくしらべてみたそうな。

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