元2023 8月 デンマーク
一過性脳虚血発作(TIA)後3ヶ月以内の脳梗塞発生率は3-20%と報告されているが、長期の発生率はほとんどあきらかになっていないので、くわしくしらべてみたそうな。
元2023 8月 デンマーク
元
Long-Term Stroke Recurrence after Transient Ischemic Attack- Implications of Etiology
2019 4月 スペイン
・17.7%に再発がみられ、率は年間100人あたり3.6人だった。
・原因は、複数要因が絡むケースと主幹動脈のアテローム硬化(large-artery atherosclerosis:LAA)が主だった。
・再発の70.4%はTIAの原因と同じもので、LAAが83.9%を占めていた。
・原因不明のTIAのばあい、その再発の62.5%は心原性の塞栓症(cardioaortic embolism )だった。
・再発の59.2%はおなじ位置でおきていた。
・再発の65.6%は、mRSスコアが1以上増えるほどの障害を残すもので、原因によらなかった。
日本人のTIA再発原因1位は
元
One-Year Outcomes After Minor Stroke or High-Risk Transient Ischemic Attack
2017 9月 韓国
・退院時、95.2%が抗血栓薬(抗血小板薬37.1%、抗凝固薬15.3%)を、86.2%がスタチンを処方された。韓国人を対象にした軽症脳梗塞やTIA後の再発率は これまで報告のあった値よりも低かった。抗血栓療法のおかげだろう、
・3ヶ月後、脳卒中の再発は4.3%、死亡は2.0%だった。1年後はそれぞれ、6.1%、4.1%だった。
・抗血栓療法をうけていない患者の再発率はアスピリン単剤の1.5倍だった。
元
Small vessel occlusion is a high-risk etiology for early recurrent stroke after transient ischemic attack
2019 3月 日本
・TIA 1320人の原因として、SVOが322人、LAA 259人、CE(cardioembolism:心原性脳塞栓)231人、その他 508人と推定された。ラクナ梗塞タイプのTIA患者で脳の深部にそれがあるばあい、まもなく脳卒中を起こすリスクが他のTIAよりも高かった、
・そして61人(4.6%)が30日以内に再発し脳卒中になった。
・その再発率は、SVOタイプが7.8%ともっとも高く、ついでLAA 5.4%だった。
・再発脳卒中にあきらかに関連する要因として、SVOタイプのTIAの経験、収縮期血圧、3時間以内の入院、が確認でき、
・とくに脳の深部にラクナ梗塞がある場合に再発リスクが非常に高かった。
急いで病院に行くと脳卒中でもないのに血栓溶解治療されてしまう危険性について
元2025 2月 サウジアラビア
元2025 11月 イギリス
元2025 11月 トルコ
元
Long-Term Risk of Myocardial Infarction Compared to Recurrent Stroke After Transient Ischemic Attack and Ischemic Stroke: Systematic Review and Meta-Analysis.
2018 1月 フランス
・131299人の脳梗塞/TIA患者を含む58の研究が見つかった。
・心筋梗塞は年間1.67%で、近年(1970-2010)低下傾向にあるが発症から10年間のリスク変化はなかった。
・いっぽう脳卒中再発率は年間4.26%で、近年 変化はないものの発症からの年数にしたがいおおきく低下した。
・致命的心筋梗塞のリスクは再発脳卒中による死亡リスクの半分だった。
元2025 3月 カナダ
元2021 2月 中国
元2023 4月 カナダ
元2024 1月 アメリカ
元
Incidence and Etiologies of Stroke Mimics After Incident Stroke or Transient Ischemic Attack
2019 ノルウェー
・この間に339人で480回の脳卒中類似症状イベントが確認された。
・その頻度は年間1000人あたり58.7回で、再発の頻度34.0回を上回った。
・脳卒中類似症状と再発のリスクは初回脳卒中後1年間がもっとも高かった。
・脳卒中類似症状でもっともおおかった原因は、脳梗塞の後遺症(19.8%)、脳血管障害を疑わせる観察結果(15.6%)、感染症(14.0%)、けいれん発作(9.6%)、めまい(8.3%)、頭痛 片頭痛(7.7%)、失神(7.1%)だった。
・とくに上位2つの原因は初回脳卒中後の1ヶ月間に集中していた。
じつは脳卒中でなかった割合 in Japan
元
Altered Functional Connectivity within Default Mode Network in Patients with Transient Ischemic Attack- A Resting-State Functional Magnetic Resonance Imaging Study
2019 9月 中国
・左の中側頭回(MTG) 角回(AG)と 内側前頭前皮質(mPFC)および後帯状皮質(PCC) 楔前部(Pcu)との機能結合性が健常者にくらべあきらかに低下していて、
・さらにmPFCと右Pcu,左PCC,左AG, および右Pcuと左PCCの結合性の低下も見られた。
・1年後までに次の虚血イベントを経験した患者では、mPFCと左PCCとの結合性が有意に低下していた。
・臨床症状、生理学的、生化学的マーカーと機能結合性との関連は確認できなかった。
安静時fMRIでみたTIA脳の異常
nature.com:急性期の脳機能結合と予後
感覚障害の機能的ネットワーク結合
脳幹梗塞のデフォルト・モード・ネットワーク
心房細動患者のデフォルトモードネットワークに異常
脳卒中後うつ患者の脳内ネットワーク
脳卒中後うつのfALFF解析
脳卒中後のうつ不安とデフォルトモードネットワーク
メンタルプラクティス+理学療法の効果を脳のネットワーク的に見ると、、
脳卒中患者のデフォルト・モード・ネットワークは…
元2020 12月 オーストラリア
元2024 10月 インド
元2022 5月 アメリカ
元2021 7月 アメリカ
元2020 9月 日本
元
Smoking cessation and outcome after ischemic stroke or TIA
2017 9月 アメリカ
・発症時、28%が現在喫煙者だった。
・その後 42%が禁煙した。
・禁煙者のうち5年間に再発または死亡したケースは15.7%で、禁煙しなかった場合は22.6%だった。
禁煙で脳動脈瘤の破裂を防げるのか?