2019年8月30日

Stroke誌:脳梗塞後の脳卒中類似症状の頻度と原因


Incidence and Etiologies of Stroke Mimics After Incident Stroke or Transient Ischemic Attack
2019  ノルウェー

脳卒中類似症状(stroke mimics)は脳虚血を原因としない神経症状で、脳卒中とのくべつがむつかしい。

また脳梗塞は再発のリスクが高い。

脳梗塞やTIAのあとの脳卒中類似症状の頻度とその特徴についての調査はまだないので再発の頻度や時系列パターンもふくめてくわしくしらべてみたそうな。



2007-2013 ノルウェーのハウケラン大学病院の脳梗塞とTIAの患者1872人について脳卒中類似症状と再発を5年前後フォローしたところ、



次のことがわかった。

・この間に339人で480回の脳卒中類似症状イベントが確認された。

・その頻度は年間1000人あたり58.7回で、再発の頻度34.0回を上回った。

・脳卒中類似症状と再発のリスクは初回脳卒中後1年間がもっとも高かった。

・脳卒中類似症状でもっともおおかった原因は、脳梗塞の後遺症(19.8%)、脳血管障害を疑わせる観察結果(15.6%)、感染症(14.0%)、けいれん発作(9.6%)、めまい(8.3%)、頭痛 片頭痛(7.7%)、失神(7.1%)だった。

・とくに上位2つの原因は初回脳卒中後の1ヶ月間に集中していた。

脳梗塞後の脳卒中類似症状の頻度は脳卒中の再発頻度よりも高かった。脳卒中類似症状には複数の原因がからんでいて、とくに初回脳卒中後はやい時期に集中していた、


というおはなし。
図:脳卒中類似症状と再発



感想:

初回脳卒中の直後はみなが異変に敏感になっているからなんでもないことをおおげさにあつかうのは仕方がない。
じつは脳卒中でなかった割合 in Japan

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