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2026年4月8日

心原性か動脈硬化かで違うはずなのに…血栓回収後の結末はなぜ同じなのか

2026  4月  中国


脳底動脈閉塞は脳梗塞全体の約1%だが、重い後遺症や死亡につながりやすい重症の脳卒中である。

近年、脳底動脈閉塞に対する血栓回収療法の有効性は示されてきたが、治療後の回復には大きな差がある。後方循環の脳梗塞では、主な原因として心原性塞栓と大血管アテローム血栓性があるものの、この2つで治療成績に差があるのかははっきりしていなかった。

そこで、ATTENTION registry を用いて、病因の違いが血栓回収療法後の転帰に影響するかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月7日

くも膜下出血の部位別死亡率 なぜその場所だと助からないのか?

2026  4月  フィンランド


くも膜下出血のうち、破裂脳動脈瘤によるものでは、動脈瘤がどこにあるかによって死亡率が違う可能性が、これまで地域ごとの病院ベース研究で示されてきた。

しかし、病院に到着する前に死亡した症例まで含めた住民ベース研究では、破裂脳動脈瘤の部位によって致死率が異なるのかどうかは、ほとんど分かっていなかった。

そこで、フィンランドとニュージーランドの全人口データを用いて、破裂脳動脈瘤の部位ごとに、くも膜下出血の致死率およびその経時的変化に違いがあるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月6日

脳卒中後の運転事故は「反応の遅さ」ではなかった 見落とされる本当の危険因子

2026  3月  アメリカ


脳卒中のあとでも、運転を再開する人は少なくない。実際には、脳卒中後1年以内にかなりの人が運転に戻る一方で、正式な運転評価を受けずに再開している人も多い。

そこで、脳卒中後の運転の危なさに、左脳と右脳のどちらの損傷か、注意障害、実行機能低下、失語がどう関わるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月5日

脳卒中後の認知コントロールの低下は前頭シータが弱いせい?

2026  3月  ドイツ


脳卒中では、まひだけでなく、注意や我慢、切り替えといった実行機能の低下が慢性期まで残ることがある。こうした認知コントロールの障害を客観的にとらえることは、リハビリを考えるうえで重要である。 

前頭正中シータ波 FMΘ は、反応抑制などの認知コントロールに関わる脳活動の指標とされる。一方、脳卒中後にこのFMΘが課題中にどう変化するかは、十分にわかっていなかった。そこで、慢性期脳梗塞患者でFMΘの変化をくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月4日

脳卒中後の肩の痛み、骨や筋肉のせいだけではなかった

2026  3月  トルコ


脳卒中のあとに起こる肩の痛みはよくある問題であり、リハビリの進み方や日常生活のしやすさを大きく左右する。これまでは、痙縮、肩の亜脱臼、関節のこわばり、腱板のはさまりこみなど、肩そのもののトラブルが主な原因と考えられてきた。

だが最近は、それだけでは説明しきれず、神経そのものの痛みや、脳や脊髄が痛みに敏感になっている状態も関係しているのではないかと考えられている。そこで、脳卒中後に肩の痛みがある人とない人を比べて、その違いをくわしくしらべてみたそうな。 

2026年4月3日

ワクチン後の脳出血はなぜ問題なしとされたのか

2026  3月  香港


新型コロナのmRNAワクチンのあとに脳出血が起きることがあるのかについては、これまでの研究でも結論が分かれている。リスクが上がるとする報告もあれば、変わらない、あるいは下がるとする報告もある。

そこで、「もしワクチンに関係した特別な仕組みで脳出血が起きているなら、その後の経過も普通の脳出血とは違うのではないか」と考え、 

ワクチン接種後に起きた脳出血と、ふつうに起きた脳出血とで、その後の死亡や体の不調の増え方に違いがあるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月2日

脳卒中の回復は3か月で決まるのか? 論文が示した意外な6か月後

2026  3月  インド


脳卒中のあと、体の動きや日常生活の力がどのように戻っていくかはとても重要である。ところがインドでは、脳卒中後の回復を mRS という指標で追い、時間とともにどう変わるのか、何が回復の差を生むのかを詳しく見たデータは少なかった。

これまでの研究は病院ごとの小規模なものが多く、回復を左右する要因まで十分に調べられていなかった。そこで、インドの軽症から中等症の脳卒中患者を対象に、回復の流れと、その後の機能予後に関わる要因をくわしくしらべてみたそうな。 

2026年4月1日

脳卒中AI診断は本当に使えるのか? 4大ツール比較で見えた実力差

2026  3月  ポーランド


急性期脳梗塞では、診断や治療が少しでも遅れると、そのぶん脳へのダメージが大きくなる。そのため、非造影CT、CTA、CTP などを使ったすばやい画像評価が重要である。だが実際には、いつでも熟練した神経放射線医が対応できるとは限らず、画像の見落としや判定のばらつきが問題になりうる。 

そこで近年は、Brainomix e-Stroke、Aidoc、RapidAI、Viz.ai などのAI診断支援ツールが使われるようになってきた。これらは大血管閉塞の検出、ASPECTS の自動評価、灌流解析による虚血コアやペナンブラの推定などを行い、診療を早めたり、判断をそろえたりすることが期待されている。とはいえ、企業寄りの報告も少なくなく、製品どうしを公平に比べた研究も十分ではない。

そこで、主要な脳卒中AIツールについて、診断精度、ワークフロー改善、費用対効果を文献ベースでくわしくしらべてみたそうな。

2026年3月31日

脳卒中予防の切り札は牛乳か 日本人で試算された注目の結果

2026  3月  日本


脳卒中は、日本でいまも大きな健康問題のひとつである。死亡原因としても上位にあり、医療費の負担も大きい。食事は脳卒中予防に関わる変えられる要因のひとつであり、そのなかで乳製品は多くの国の食事ガイドラインで勧められている。日本の食事指針でも、乳製品は1日2サービングが推奨されている。 

これまでのメタ解析では、乳製品のなかでも牛乳は脳卒中リスクの低下と関連するとされてきた。日本でも、毎日牛乳を飲むことが脳卒中の発症を遅らせたり、死亡率を下げたりする可能性が報告されている。

一方で、日本人成人の平均的な乳製品摂取量は推奨量より少ない。そこで、牛乳を増やして推奨される乳製品摂取量に達した場合、脳卒中の発症、脳卒中による死亡、医療費にどのような影響が出るかをくわしくしらべてみたそうな。 

2026年3月30日

脳卒中の下肢リハの序列が見えた もちろん標準リハは最下位

2026  3月  中国


脳卒中のあとには、下肢の機能低下や歩行障害がよくみられる。発症後には神経可塑性が高まりやすい時期があり、このタイミングに適切なリハビリを行うことが回復に重要である。 

一方で、脳卒中後のリハビリにはいくつもの方法がある。標準的なリハビリ、有酸素運動、筋力トレーニング、ロボットやVRを使う方法、伝統的中国リハビリ、ニューロモジュレーションなどである。

しかし、これまでの研究では、特定の方法と標準リハビリを比べたものが多く、複数の方法を同時に比べた整理は十分ではなかった。そこで、これら6種類のリハビリをまとめて比較し、どの方法が下肢機能や歩行機能により有利かをくわしくしらべてみたそうな。

2026年3月29日

見かけ倒しの血栓回収 完全再開通でも4人に1人が報われない現実

2026  3月  トルコ


血栓回収療法EVTは、大血管閉塞による急性虚血性脳卒中に対する有力な治療法として広く行われている。しかし実際には、治療で血管を完全に再開通できても、その後の機能回復が思わしくない患者が少なくない。

この「血管は開いたのに、患者の生活機能はあまり改善しない」状態が futile recanalization 無益再開通である。

そこで、EVT後に完全再開通mTICI 3を達成した患者だけを集め、その中でなお予後不良に終わる人の特徴をくわしくしらべてみたそうな。

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