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2026年10月6日

脳内出血3,461例、抗血栓薬はわずか10%?――滋賀県論文が記載しなかった重要データ

元
2026  10月  日本


脳内出血は死亡や重い後遺症につながりやすく、日本を含む東アジアでは発症率が高いとされている。

そこで、滋賀県の大規模な脳卒中登録を使い、現在の日本で脳内出血がどのくらい起きているのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年10月2日

照明でいびきが半減? 脳梗塞病棟で起きた意外な変化

元
2026  9月  ポーランド


脳卒中患者では、睡眠時無呼吸などの睡眠呼吸障害がよくみられ、急性期では50~70%に達するとされる。こうした睡眠の問題は、回復の遅れや再発、死亡率の上昇とも関係する。

一般的な病棟では、昼も夜も同じような白い照明が使われることが多い。しかし夜まで明るい光を浴びると、体内時計が乱れ、睡眠にも悪影響を与える可能性がある。

そこで、時間帯に合わせて照明の色を変えることで、脳梗塞患者の「いびき」が減るかどうかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月27日

数々の臨床試験で否定されたステント治療――『レスキュー』の名で使われ続ける背景

元
2026  9月  イタリア


頭蓋内動脈狭窄(ICAS)が原因の大きな血管の閉塞では、血栓回収療法(MT)を行ってもうまく血流が戻らなかったり、いったん開いても再び詰まったりすることがある。

そのような場合に、狭くなった血管へステントを入れる「レスキューステント(RS)」が行われることがあるが、どんな患者に有効なのかははっきりしていない。

そこで、実際にどのような患者にRSが選ばれているのか、またその条件によってRSの効果が変わるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年9月16日

血小板は正常だった――コロナワクチン接種後に41歳女性が致死的脳出血

元
2026  8月  モロッコ


COVID-19ワクチン接種後には、まれに脳血管障害が報告されている。とくにアストラゼネカ製ChAdOx1では、VITT(ワクチンによって起こる特殊な血栓症)に伴う脳内出血が知られている。

一方、ChAdOx1接種後に、血小板減少や凝固異常を伴わず脳内出血を起こす症例は極めてまれであるが、そのような非典型的症例があったそうな。

2026年9月14日

くも膜下出血の「速攻鎮静」に根拠はあるのか――患者が話せるうちに眠らせ、自己決定権を奪っていないか

元
2026  9月  インド


デクスメデトミジンは、動脈瘤性くも膜下出血(aSAH)の鎮静薬として使われる機会が増えている。

しかし、患者の機能予後を改善するのか、遅発性脳虚血(DCI)や血管攣縮を防ぐのかについては明らかではない。

そこで、これまでのランダム化比較試験(RCT)と観察研究を系統的に集め、その効果を検討してみたそうな。

2026年9月5日

脳出血死の3割が抗凝固薬使用者――その7割は『不適切な抗凝固』だった

元
2026  8月  イギリス


心房細動患者では脳梗塞予防のため抗凝固薬が使われるが、致死的な頭蓋内出血が大きな問題となる。

特に高血圧は重要な修正可能リスク因子である。

そこで、抗凝固薬を服用中に頭蓋内出血で死亡した心房細動患者について、高血圧性血管障害がどの程度関与していたのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月28日

軽症患者を速攻で眠らせる――『死亡72%減』をうたう日本発くも膜下出血研究の危うさ

元
2023  10月  日本


動脈瘤性くも膜下出血では、破裂した動脈瘤からの再出血が致命的となることがある。

そこで、患者が救急室に到着した直後に全身麻酔を行う「即時全身麻酔(iGA)」によって、入院後の再出血や死亡を減らせるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月25日

意識清明で搬送された42歳日本人女性が3か月後に死亡――ステントが血管壁を突き破っていた

元
2026  7月  日本


内頸動脈のblood blister-like aneurysm(BBA:血豆状動脈瘤)は、血管壁が非常にもろく、くも膜下出血を起こしやすい特殊な病変である。

近年はステント併用コイル塞栓術などの血管内治療が行われるようになったが、重篤な合併症も問題となる。

こんかい、治療後しばらくしてステント端から致死的な血管破裂を起こした症例を、剖検所見からくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月24日

脂っこい食事で脳梗塞後の炎症が悪化――腸内細菌を整える食事とは?

元
2026  8月  中国


肥満や高脂肪食は脳卒中の予後を悪化させることが知られているが、その仕組みは十分には分かっていない。

そこで、高脂肪食による腸内細菌叢の乱れが、ストレス反応を調節するHPA軸(視床下部―下垂体―副腎系)を介して、脳梗塞後の炎症や神経障害に影響する可能性をくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月18日

くも膜下出血はなぜ脳死ドナーになりやすいのか?――“重症度”は入院後につくられる

元
2025  7月  韓国


韓国では臓器移植の需要に対して脳死ドナーが不足しており、生体ドナーへの依存度が高い。

重症頭部外傷、脳出血、くも膜下出血などは脳死に至る代表的な疾患であり、これらを日常的に診療する脳外科医は脳死臓器提供において重要な位置にいる。

そこで、韓国における脳死臓器提供の現状と、脳外科医および韓国臓器提供機関(KODA)の役割を整理してみたそうな。

2026年8月17日

血栓回収を疑うことは「非倫理的」?――科学の上に立ちはじめた専門医たち

元
2026  7月  アメリカ


脳梗塞に対する血管内血栓回収術は、2015年以降の複数の臨床試験によって急速に標準治療となった。

しかし、治療効果が明らかになっていく途中で、「それでも治療を受けない対照群を設けて試験を続けてよいのか」という倫理的な問題が生じた。
また、重症脳卒中では患者本人が同意できないことも多く、研究参加の同意をどう扱うかも大きな課題である。

そこで過去の研究倫理に関する文献をくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月16日

左側が見えないのではない?――半側空間無視は『脳の処理落ち』かもしれない

元
2026  8月  イタリア


半側空間無視(unilateral spatial neglect:USN)は、脳卒中後に起こる神経心理学的な障害である。典型的には、脳の損傷した側とは反対側の空間にあるものに気づきにくくなったり、注意を向けにくくなったりする。

特に右半球の脳卒中後に多く、右半球損傷者の約38%、左半球損傷者の約18%に認められるとされる。右脳卒中では発症1週間以内の約45%にみられ、1年以上経過しても約20%に残存するという報告もある。

半側空間無視がある患者では、脳卒中そのものが重症であることが多いだけでなく、入院期間が長く、退院時の障害や依存度が高く、死亡率や施設入所率も高い。ところが、その臨床的重要性に比べて、発症早期には見逃されることも多い。

そこで、脳卒中後の半側空間無視について、どのように評価すればよいのか、そして現在どのようなリハビリ方法があり、どこまで効果が期待できるのかを整理してみたそうな。

2026年8月14日

血栓溶解「4.5時間ルール」を壊して大丈夫?――画像で選べば安全という新常識

元
2026  8月  アメリカ


脳梗塞に対する静注血栓溶解療法(IVT)は、原則として発症4.5時間以内が標準的な治療時間枠である。

しかし、発症から時間がたっていても、画像検査でまだ救済可能な脳組織が残っている患者がいる。

そこで、4.5時間を超えてIVTを行った場合でも、機能予後を改善できるのか、安全性に問題はないのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月13日

昏睡状態でも『耳』は生きている?――音楽で意識障害の覚醒率が42%から73%に

元
2026  7月  中国


重い脳損傷のあとには、昏睡、無反応覚醒症候群、最小意識状態などの意識障害が生じることがある。

原因には外傷性脳損傷だけでなく、脳出血や脳梗塞などの脳卒中も含まれる。

音楽刺激には覚醒や意識回復を促す可能性が報告されてきたが、研究方法や評価指標がばらばらで、十分な根拠は得られていなかった。そこで、ランダム化比較試験(RCT)に限定して音楽介入の効果を検証してみたそうな。

2026年8月12日

血管攣縮予防はどこへ?――クラゾセンタンを脳に直接投与したくも膜下出血研究

元
2026  8月  日本


くも膜下出血(SAH)では、出血した血液から出るヘモグロビンが脳の組織や血管の周囲に入り込み、炎症や早期脳障害(EBI)を引き起こす。

クラゾセンタンは血管攣縮を防ぐ薬として使われているが、静脈から投与すると脳に届きにくく、肺水腫や低血圧などの全身性副作用も問題となる。

そこで、クラゾセンタンを髄液に直接届ければ、脳の炎症を抑え、ヘモグロビンを脳の外へ排出しやすくできるのではないかと考え実験してみたそうな。

2026年8月11日

動脈瘤治療が無事に終わるかで運命が決まる?――くも膜下出血の新研究

元
2026  8月  スイス


くも膜下出血では、患者の重症度を表す指標としてWFNSグレードがよく使われている。

しかし、いつ評価すると予後をもっともよく予測できるのかははっきりしていない。
発症直後は、水頭症、けいれん、鎮静、挿管、動脈瘤治療などの影響で、患者本来の神経学的な状態がわかりにくくなることがある。

そこで、WFNSを測るタイミングによって、その後の回復の予測精度がどの程度変わるかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月9日

脳内出血を吸い出しても効果は不明――STICH後も続く日本の外科介入

元
2026  8月  日本


自然発症の脳内出血では、血腫による圧迫を減らす目的で外科的血腫除去が行われることがある。

近年は開頭術より低侵襲とされる内視鏡的血腫除去術が普及しているが、高齢者、抗血栓薬使用者、さまざまな出血部位を含む実臨床でのデータは十分ではない。

そこで、一施設で行ってきた内視鏡的血腫除去術の治療成績をまとめ、その安全性、血腫除去率、90日後の機能予後などをくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月8日

血栓回収術で血管が破れる――穿孔した患者の半数が90日以内に死亡

元
2026  8月  中国


急性期脳梗塞に対する血栓回収術では、治療器具によって頭蓋内血管が穿孔し、造影剤が血管外へ漏れることがある。

この合併症は90日死亡率が約50%とされるが、発生頻度、起こりやすい操作、止血方法、患者転帰は十分に整理されていなかった。そこで、

これまでの研究を統合して実態をくわしくしらべてみたそうな。

2026年8月5日

瘤を塞いだはずのコイルが、脳の血管を塞いだ――脳動脈瘤コイル塞栓術の落とし穴

元
2026  7月  ベトナム


脳動脈瘤に対するコイル塞栓術は低侵襲で広く行われているが、まれにコイルが瘤外へ逸脱し、親動脈閉塞、血栓塞栓、脳梗塞を起こすことがある。

特に、治療直後には問題なく見えても、その後にコイルが移動する遅発性逸脱は診断と治療が難しい。

こんかい、破裂脳動脈瘤のコイル塞栓後にコイルが移動し、開頭手術で救済した症例があったそうな。

2026年8月4日

40Hzバイノウラルビートで脳が再起動?――意識障害患者に起きた好ましい変化

元
2026  7月  中国


脳卒中や外傷、低酸素脳症などによる意識障害では、脳内ネットワークの複雑性や機能的結合が低下する。

本人にとって好ましい音楽は感情・記憶に関係する脳回路を刺激する。また、40 Hzのバイノウラルビートは意識に関係するガンマ帯域の脳活動を同調させる可能性がある。

そこで、好みの音楽と40 Hzバイノウラルビート(BBT)を組み合わせることで、意識障害患者の脳活動と意識状態が改善するかをくわしくしらべてみたそうな。

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