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2026年7月10日

脳卒中の常識が崩れる? 病巣と同じ側に麻痺が出る“同側性片麻痺”の謎

2026  7月  スイス


脳卒中による片麻痺は、通常、脳病変の反対側に出る。これは皮質脊髄路が延髄錐体で交叉するためである。

しかし、ごくまれに、脳病変と同じ側に片麻痺が出ることがある。これを同側性片麻痺という。

そこで、このまれな現象がどのくらい起こるのか、どのような患者に多いのか、背景にどのような神経解剖学的メカニズムがあるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月26日

4Hz・5Hzのバイノウラルビートは、脳卒中後の脳を再調律するのか

2026  6月  イラン


多発性硬化症では、ストレスへの反応や、自律神経の回復が乱れやすいと考えられている。ストレスがかかると、体内ではコルチゾールというホルモンが変化し、心拍や自律神経にも影響が出る。

バイノウラルビートは、左右の耳に少し違う周波数の音を聴かせることで、脳や体の反応を変える可能性がある音刺激である。安全で、体に傷をつけない方法なので、ストレスをやわらげる手段として注目されている。

そこで、多発性硬化症の人で効果があるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年6月18日

片手リハビリはもう古い? 脳卒中後の両手練習が示した意外な限界

2026  5月  アメリカ


日常生活の多くは、片手だけでなく両手を協調させて行う。

食事、調理、着替え、物の持ち運びなどでは、左右の手が別々の役割を持ちながら同時に働く。しかし脳卒中後は、麻痺側の運動障害だけでなく、両手を時間的・空間的に合わせる能力も低下する。

両手練習は脳卒中リハビリで重要と考えられているが、実際に1回の両手課題練習で、動作や脳の興奮性がどう変わるのかは十分にわかっていなかったのでくわしくしらべてみたそうな。

2026年4月26日

脳卒中リハビリ神話に一撃:発症早期に3倍訓練しても比例回復則は破れなかった

2026  3月  ニュージーランド


脳卒中のあと、麻痺した腕や手は、発症してから早い時期に大きく回復することがある。この回復には、リハビリだけでなく、脳そのものに備わった「自然に回復しようとする力」が大きく関わると考えられている。

しかし、発症早期にリハビリをたくさん行えば、この自然回復をさらに強められるのかは、まだよくわかっていない。そこで、発症2週間以内に、通常より多めで集中的な上肢リハビリを行うことで、腕や手の回復がより良くなるのかをくわしくしらべてみたそうな。

2026年1月16日

“もう動かない”とされた手が動き出す ― 重度麻痺の1割に隠れていた真の回復者たち

2026  1月  シンガポール


脳卒中後の上肢麻痺は患者の自立度と介護負担を大きく左右する重要な後遺症である。とくに「どこまで手が回復するのか」「実用的に使える手になる可能性はどの程度か」という予後の見通しは、患者本人だけでなく家族にとっても切実な関心事である。

しかし、重度麻痺例を含めた現実的な回復確率を、入院リハビリ後の機能レベルと日常生活動作(ADL)の両面から定量的に示したデータは多くない。

そこで、入院リハビリを受けた脳卒中患者において、上肢機能の回復度とADLとの関係、関連する臨床因子をくわしくしらべてみたそうな。

2025年6月30日

「脳卒中後の機能障害における比例回復則――早期のリハビリは要らないのか?

脳卒中後の機能回復に関して、「比例回復則(proportional recovery rule, PRR)」と呼ばれる経験則が報告されています。これは、多くの脳卒中生存者において失われた機能の約70%が数か月以内に自然回復するというもので、初期障害の程度から最終的な回復量を高い精度で予測できる可能性を示唆しています

本レビューでは、この法則が成立する領域と限界、神経学的根拠、反証や批判、リハビリ介入の影響、および自然回復に関する議論について、信頼性の高い英語論文をもとに整理します。

2025年3月27日

MEPで患者を選ぶな!脳卒中リハビリの常識が崩壊

2025  3月  アメリカ


新しい補助技術やリハビリの開発が進められる中、その効果を予測する指標として「MEPステータス」に注目が集まっている。

運動誘発電位 MEP (Motor Evoked Potential) は TMS (経頭蓋磁気刺激) により誘発された神紳シグナルが、筋肉に電気的応答として現れるものであり、比較的非侵撃的な方法で「皮質脊髄路の健全性」を評価する指標として期待されていた。

しかし、特に中等度から重度の上肢麻痺を有する慢性期の脳卒中後の患者において、MEPが有用な指標として成立するかどうかは、いまだ明確ではない。そこで、慢性期の麻痺を有する脳卒中後の患者において、MEPの有無が上肢治療の効果を予測する指標となりうるかどうかをくわしくしらべてみたそうな。

2025年2月1日

脳内出血リハビリの新戦力?非侵襲的脳刺激(NIBS)の真価と落とし穴

2025  1月  イタリア


脳内出血(ICH)は、脳卒中の中でも死亡や後遺症のリスクが高いタイプである。回復には時間がかかり、効果的なリハビリ方法の開発が求められている。

非侵襲的脳刺激(NIBS) は、脳の活動を調整することで機能回復を促し、ICH後の予後を予測する手法として注目されている。しかし、NIBSの刺激方法や対象患者の特徴が異なるため、その効果にはばらつきがあり、臨床応用には課題が残る。

そこで、ICHへのNIBSの有効性について最新の研究をくわしくしらべてみたそうな。

2024年10月15日

30時間のリハビリが奇跡を生む!脳卒中後の上肢回復に必要な条件とは?

2024  8月  イタリア


脳卒中後のリハビリテーションにおいて、上肢(腕や手)の回復は多くの患者にとって大きな課題である。

これまで、リハビリに反応しやすい要因はある程度知られていたが、具体的にどのような臨床的特徴がリハビリの効果を予測するかについては十分に解明されていなかった。

そこで、どの要因がリハビリに対する患者(Responders)を見極める手がかりになるか、さらに、リハビリの方法や時間が回復にどのように影響するかをメタアナリシスでしらべてみたそうな。

2023年12月12日

下肢装具3時間が脳に与える衝撃的な影響!

2023  12月  日本


短下肢装具(AFO)は、怪我や脳卒中後の歩行機能回復に広く用いられているが、その効果に関する情報は限られているのが現状である。

そこで、健常ボランティアを対象に、AFOによる3時間の固定が皮質脊髄路の興奮性と歩行中の足関節の動きにおよぼす影響をくわしくしらべてみたそうな。

2021年7月2日

脳梗塞の位置と生活の質

2021  6月  ドイツ


脳卒中は生活の質(QoL)に悪影響を及ぼす。

しかし、脳の損傷位置とQoL低下との関連についてはわかっていないので、病変-症状マッピングでくわしくしらべてみたそうな。

2021年3月27日

nature.com:機能的結合性と脳梗塞の運動回復

2021  3月  中国


脳卒中後の運動リハビリテーション方法を開発してゆくうえで、小児脳梗塞での神経可塑性と運動機能回復の知見は重要である。

そこで、小児脳梗塞患者のうち回復の良かった者と片麻痺の残った者、および健常者とで脳の機能的結合性をくらべてみたそうな。

2020年10月27日

Neurology誌:テレリハビリのほうがずっと効果的

2020  10月  中国


脳卒中患者への12週間の在宅テレリハビリテーションの効果をMRIでの解析もふくめてくわしく検証してみたそうな。

2020年5月9日

被殻出血での血腫量と運動障害


Relationship between Hematoma Volume and Motor Impairment in Putaminal Hemorrhage.
2020  4月  日本

脳卒中が疑われる患者の初期評価にはCTが用いられる。
CT画像を用いた運動転帰の予測は,臨床リハビリテーションのために重要である。
しかし,被殻出血患者の血腫量と運動転帰に関する数少ない論文の報告には一貫性がない。

そこで、発症時CT画像を用いて被殻出血患者における血腫の方向と血腫量と運動転帰の関係を明らかにするために、患者170人をくわしくしらべてみたそうな。

2020年5月6日

Stroke誌:デルタ脳波は回復のあかし


Low-Frequency Oscillations Are a Biomarker of Injury and Recovery After Stroke
2020  4月  アメリカ

脳卒中後の運動機能の障害程度は、梗塞の大きさや皮質脊髄路への損傷の大きさをみると予想がつく。

さらに最近の研究では脳波の低周波成分(デルタ周波数)が脳の損傷を反映すると同時に、正常時の活動にも特徴的に見られるという。

そこで デルタ周波数帯の脳波と、脳卒中後の脳の損傷程度と運動機能回復との関連についてくわしくしらべてみたそうな。

2019年6月28日

周産期脳卒中に特徴的な疲労の神経メカニズム


Fatigue in children with perinatal stroke- clinical and neurophysiological associations
2019  6月  カナダ

周産期(妊娠22週~出産後7日)に脳卒中を経験した子供の疲労(fatigue)および運動パフォーマンスと皮質脊髄路の興奮性との関連について、とくに同側性投射(ipsilateral corticospinal projections)についてしらべてみたそうな。



周産期に脳卒中を経験して片麻痺の 6-18歳の45人について、

疲労スコア PedsQL(Pediatric Quality of Life Inventory)
運動パフォーマンス(Assisting Hand Assessment [AHA], Box and Blocks Test, grip strength)そして

TMSをつかった両手への運動誘発電位MEP(Motor evoked potentials)
を測定し 関連を解析したところ、



次のことがわかった。

・およそ半数がいまだに疲労を経験していた。

・麻痺のない方の手の運動パフォーマンス(Box and Blocks Test, grip strength)が麻痺手よりもつよく疲労スコアと関連していた。

・損傷脳と対側の脳半球から麻痺手への同側性投射が残存するばあい、その経路の興奮性が疲労度の低さに関連していた。

・疲労スコアは年齢、性別、AHAスコアと関連がなかった。
疲労は周産期脳卒中を経験したこどもに珍しくなく、麻痺のない側の手の運動パフォーマンスにつよく影響していた。また対側脳半球からの同側性投射の興奮性と疲労が関連していた、


というおはなし。
図:周産期脳卒中とMEPと疲労スコア



感想:

同側性投射は成長の早い時期にほとんど消えてしまい交差性投射に代わるという。脳卒中からの回復過程で皮質脊髄路への可塑的適応に失敗すると同側性投射が残り、スペシャルな疲労パターンになるのではないか、、、といいたいようだ。

2019年1月26日

磁気刺激治療 30年間の論文傾向


Publication trends in transcranial magnetic stimulation- a 30-year panorama
2019  1月  ドイツ

TMS(経頭蓋磁気刺激)は非侵襲的に脳を刺激できる方法として1985年に考案された。当初は脳の運動野から末梢神経への皮質脊髄路の健全性を調べるための診断機器として使用された。

のちに疼痛や痙縮、脳卒中、パーキンソン病の治療に用いられるようになり、さらに最近ではうつやPTSDといった精神疾患にも応用されている。

TMSが世にでてからおよそ30年間の論文を書誌計量学的に解析してみたそうな。


引用文献データベースをつかって1988-2017までのTMS関連論文を抽出し、

もっとも論文数のおおい研究者、研究所、国、掲載誌、そして対象になる病気名、について調べたところ、


次のことがわかった。

・17492件の研究論文がみつかった。

・年間出版数の傾向は、他のテーマが横ばいなのに対し、TMSは劇的に増加していた。

・研究がもっともかっぱつな国はイギリス、アメリカ、カナダで、

・脳卒中、うつ、パーキンソン病についての研究がおおかった。

TMSの研究論文はこの30年間で激増しており、脳卒中、うつ、パーキンソン病への応用がおおい、


というおはなし。

図:TMS研究でおおい病気テーマ

感想:

論文の数ばかりおおくてあまり成果がでない分野でもある印象。
[結論] rTMSの上肢リハビリ効果について

その他 [磁気刺激]の関連記事

2018年7月16日

感覚障害も比例回復則するの?


Is There Full or Proportional Somatosensory Recovery in the Upper Limb After Stroke? Investigating Behavioral Outcome and Neural Correlates
2018  7月  ベルギー

近年、脳卒中で麻痺した上肢の運動機能は リハビリの有無にかかわらずその機能低下ぶんの70%が数ヶ月内に自発的に回復することが確認され、比例回復則(proportional recovery rule)と呼ばれている。

しかし皮質脊髄路の健全性に問題がある患者では このルールに則らない(nonFitter)ことがあると考えられている。

今回、上肢の体性感覚機能についても比例回復則があてはまるものかくわしくしらべてみたそうな。


32人の脳卒中患者について発症から4日、7日、6ヶ月後の感覚機能をEm-NSA(Erasmus MC modification of the revised Nottingham Sensory Assessment)で評価した。

Em-NSAでは、体性感覚機能を
1)感覚の有無
2)シャープさや鈍さを受動的に識別する能力(パッシブ処理)
3)感覚を統合して立体物を能動的に識別する能力(アクティブ処理)
にわけて評価した。

また、MRIを使って視床-皮質、島-弁蓋路の病変量を測定し関連を解析したところ、


次のようになった。

・上肢運動機能には比例回復則がみられ、nonFitterグループも確認できた。

・上肢の体性感覚は6ヶ月後にはほぼ全員が回復していた。

・パッシブおよびアクティブ感覚処理には比例回復則が確認でき、それぞれ86%、69%が自発的に回復した。

・4,7日時点で感覚障害のあった患者には視床-皮質、島-弁蓋路の病変量がおおきかった。

今回のサンプルでは全員がはやくに体性感覚を取り戻したが、パッシブおよびアクティブ感覚処理の回復は比例回復則にしたがっていた、


というおはなし。
図:比例回復則 上肢の運動機能と体性感覚

感想:

たしかに今も左腕の感覚は弱いものの、まったくの「ゼロ」だった期間は短く数週間だったよ。

[比例回復則 "proportional recovery rule"]の関連記事

2018年7月11日

MEPが観測されないのに脳卒中患者が歩けるわけ


Absence of a Transcranial Magnetic Stimulation–Induced Lower Limb Corticomotor Response Does Not Affect Walking Speed in Chronic Stroke Survivors
2018  7月  アメリカ

脳卒中で麻痺した上肢が回復する条件として、運動野への磁気刺激(TMS)で生じる運動誘発電位(MEP)が観測されることを挙げる報告は少なくない。

しかし下肢の運動機能についてMEP反応があることを回復の条件とする報告はほとんどない。

これを確かめるべく運動野から下肢筋肉へのMEPの有無と歩行能力との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2018年5月11日

麻痺していない手を鍛える意義


Unilateral wrist extension training after stroke improves strength and neural plasticity in both arms
2018  5月  カナダ

片方の手や脚の筋肉を鍛えた効果が 鍛えていないもういっぽうの手や脚に伝達される「クロスエデュケーション」は重度の片麻痺で訓練のできない脳卒中患者への応用が期待されている。

下肢についての応用例はいくつかあるが上肢のそれはほとんどないので実験してみたそうな。


慢性期の脳卒中で片麻痺の患者24人について、麻痺していないほうの手関節の背屈筋を最大筋力で鍛える訓練を5週間継続した。


次のようになった。

・5週間後 20人が訓練を完遂した。

・非麻痺がわの手関節背屈筋力は42%、麻痺手のそれは35%増加した。

・さらに5週間後のフォローでもこの筋力増加量は維持されていた。

・4人の患者で臨床的に意義あるレベルでの手の機能改善があった。

・皮膚反射や皮質静止期間、脳梁抑制を測定することで脊髄路や皮質路の可塑的変化が生じたことがわかった。

非麻痺側の手を集中的に鍛えることで両手の筋力を改善でき、脊髄や皮質にも可塑的変化が生じた、


というおはなし。
図:脳卒中上肢筋力のクロスエデュケーション効果

感想:

筋繊維が強化されるわけではなくて抑制が外れるってことなんかね。
リハビリにクロスエデュケーションを使うべき理由

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