元2020 11月 ノルウェー
座りっぱなし(Sedentary behaviour)は血管疾患のリスク因子であり、脳卒中患者はとくに座位の時間が長い。
座位行動の結果としての血糖値との関連はあきらかになっていないので、脳卒中経験者について長期の関連性をしらべてみたそうな。
元2020 11月 ノルウェー
元2022 9月 中国
元
Characterizing energy expenditure during sedentary behavior after stroke.
2015 9月 オランダ
・背もたれありの座位 1.04METs、
・背もたれなしの座位 1.09METs、
・立位 1.31METs、
・車いす漕ぎ 1.91METs、
・歩行 2.52METs だった。
・歩行能力にかかわらず、座位活動に相当する1.5METs以上のエネルギー消費は車椅子漕ぎと歩行時のみだった。
・例外的に、歩行不可能患者の立位が 1.6METsだった。
元2021 5月 オーストラリア
元
Early Sitting in Ischemic Stroke Patients (SEVEL): A Randomized Controlled Trial.
2016 3月 フランス
・3ヶ月後の生活自立度が軽度障害レベルの患者割合は 76.2% vs. 77.3% で有意な差はなかった。
・合併症や入院日数にも違いはなかった。

ランセット誌:超早期リハビリぜんぜん効果ない
元
Breaking up sitting time after stroke (BUST-stroke)
2018 9月 オーストラリア
・血糖値変動曲線下の面積に、座位、立位、歩行での有意な差はなかった。
・インスリンについても同様だった。
元
Association of body flexibility and carotid atherosclerosis in Japanese middle-aged men: a cross-sectional study.
2018 1月 日本
・腕伸展性テストで腕を伸ばしきれた者は55.0%で、37.8%にプラーク形成が確認できた。
・腕の完全伸展ができた者の内膜厚とプラークはあきらかに小さく、座位リーチ距離は大きかった。
・プラーク形成があった者の完全伸展者割合と座位リーチ距離はあきらかに小さく、内膜厚は有意に大きかった。
元
Influence of positional changes on spasticity of the upper extremity in poststroke hemiplegic patients
2019 9月 中国
元
"Go home, sit less: The impact of home versus hospital rehabilitation environment on activity levels of stroke survivors"
2018 5月 オーストラリア
元
Walking function at 1-year after stroke rehabilitation: a multicenter study.
2014 1月 タイ
・そのうち59%(192人)について調査を完了することができた。
・1年後、歩行が改善した者45%、変わらぬ者45%、悪くなった者10%だった。
・44%が歩けない状態から再び歩けるようになった。
・退院直後、歩行可能者は68%だったが1年後には78%になった。
・逆に 7%の者は歩けなくなっていた。
・1年後の歩行と関連のあった項目は、
*退院時の麻痺足を動かす力、
*糖尿病でないこと、
*結婚していること、
*入院時、仰向けに寝た状態から座位に移れること
だった。
元2023 12月 イギリス
元
2020 5月 ノルウェー
元2024 2月 スウェーデン
元
Impact of eliminating visual input on sitting posture and head position in a patient with spatial neglect following cerebral hemorrhage- a case report
2019 8月 アメリカ
・右脳の基底核と前頭葉に出血をおこした53歳の女性がリハビリ入院してきた。
・左側の麻痺と、視線の右方への強い偏り および姿勢の右方へのきつい傾きをしめしリハビリの実行が困難だった。
・首の可動域は正常。コミュニケーションと認知機能に障害があり視覚検査ができなかったが日常生活の観察から「半側空間無視」と診断された。
・両目遮蔽(binocular occlusion)の直後、頭部位置および体重分布が自発的に左方へもどり、座位での臀部の接地対称性も改善した。
・両目遮蔽を取り除くと3分後には頭部、体重分布、臀部の右方への偏りが戻ってしまった。
・その後は、両目遮蔽をしているほうがリハビリに積極的に参加してくれた。
刺激密度が高いときの半側空間無視
元2022 9月 台湾
元2023 1月 中国
元
Physical inactivity post-stroke: a 3-year longitudinal study.
2014 5月 イギリス
・入院中、94%の時間は座るか寝た状態で過ごし、立位の時間は4%、歩行時間は2%だった。
・時間が経つにつれ座位、臥位の時間は減り歩数が増えた。
・3年後、立位の時間が18%、歩行時間が9%になった。
・ウツや左脳損傷、空間無視があると身体活動レベルが依然低かった。
元2025 6月 中国