~ 5000超の記事をシンプルな単語で検索するよ!

検索キーワード「デュアルタスク OR 二重課題」に一致する投稿を日付順に表示しています。 関連性の高い順 すべての投稿を表示
検索キーワード「デュアルタスク OR 二重課題」に一致する投稿を日付順に表示しています。 関連性の高い順 すべての投稿を表示

2026年1月15日

脳卒中後の“考えながら動く”が記憶と注意を救う ― 4週間で差が出たデュアルタスク訓練の衝撃

2025  12月  中国


脳卒中のあとには約4割の人に認知機能の低下が起こり、リハビリの進みや日常生活の自立を大きく妨げる要因となっている。

これまでの認知訓練や運動療法は効果が限定的で、磁気刺激やVRなどの新しい方法も費用や設備の問題がある。近年、運動しながら同時に考える課題を行う「デュアルタスク訓練」が注目されているが、本当に通常のリハビリや単一課題訓練より認知機能に良いのか、どれくらいの期間続ければ効果が出るのかははっきりしていなかった。

そこで、脳卒中患者におけるデュアルタスク訓練の効果を、多数の臨床試験をまとめて解析してみたそうな。

2025年8月22日

くも膜下出血治療に異変?クラゾセンタンが効く“隠れた患者層”とは

2025  8月  日本


くも膜下出血(aSAH)では、脳血管れん縮(スパズム)が遅れて起きて脳梗塞や機能障害につながることが大きな問題である。

クラゾセンタン(エンドセリン受容体拮抗薬)は、過去の臨床試験で「血管れん縮を減らす」効果は見せてきた。
しかし「最終的な生活の自立度(mRSなどの機能予後)」の改善は一貫して示されず、国際的には効果が疑問視されてきた。

一方で日本の実臨床では「効いているのでは?」と感じられる症例もあり、なぜRCTと現場の感覚が食い違うのかが課題であった。
そこで、従来の平均値比較ではなく「一人ひとりの予後予測と実際の転帰を比べる」という新しい枠組み(PAOE)を用い、クラゾセンタンが本当に役立つ患者層を明らかにしようとしてみたそうな。

2025年8月21日

脳卒中リハビリにおける音楽療法とバイノウラルビート

はじめに

脳卒中は運動機能や認知機能の障害に加え、情動面(うつや不安)や睡眠障害など様々な問題を引き起こします。近年、音楽療法がこうした脳卒中後のリハビリに有益であることが報告されており、飲み込み障害や失語症の改善、認知・運動機能の向上、気分の改善、神経学的回復の促進につながるとされています。音楽は脳の情動・認知・記憶・運動に関わる領域を広範囲に活性化しうるため、リハビリ治療への応用が期待されています。

本稿では、バイノウラルビート(binaural beats)を用いた音楽療法に注目し、その脳卒中後リハビリへの活用可能性を医学論文に基づき検討します。バイノウラルビートは左右の耳にわずかに異なる周波数の音を聞かせることで脳内に特定周波数の拍動音を知覚させ、脳波を誘導・同期させる方法です。この手法は聴覚的ニューロモジュレーション(音刺激による神経調整)の一種で、非侵襲かつ簡便に脳活動へ影響を及ぼせる点が注目されています。以下、バイノウラルビートが脳卒中患者の認知機能、運動機能、神経可塑性(脳の柔軟な適応能力)、睡眠、情動調整に与える可能性について、関連研究や音楽療法全般の知見も踏まえて整理します。

2025年8月12日

笑いも泣きも止まらない──橋脳卒中が壊す“右脳ネットワーク”と、その立て直し方

2025  7月  韓国


病的笑い・泣き(Pathological Laughing and Crying:PLC)は、脳卒中のあとに突然こらえきれない笑いや泣きが出てしまう症状である。感情そのものがおかしくなるわけではなく、その出し方を調節する仕組みが壊れることで起きる。

なかでも橋(pons)という脳幹の一部を傷めた脳卒中では、PLCが比較的よく見られることが知られている。しかし、橋の損傷がなぜPLCにつながるのか、特に脳のどこに代謝の異常が出ているのかははっきりしていなかった。

そこで、橋脳卒中患者を対象に、脳の糖代謝を調べるPET検査を使ってPLCの背景をくわしくしらべてみたそうな。

2025年7月21日

音楽療法と脳卒中リハビリ – 聴く音楽がもたらす驚きの回復効果

脳卒中からのリハビリテーションに「音楽療法」が注目されています。音楽療法(特に音楽を聴くリスニング療法)は、クラシック音楽や自然音、患者さんの好きな曲、さらにはバイノウラルビートなど幅広い音を活用し、脳と心身にポジティブな刺激を与えるアプローチです。実は近年の医学論文で、音楽を取り入れることで運動機能や認知機能の回復、感情面の安定、睡眠の質向上、疼痛(痛み)緩和など様々な効果が報告されています。ここではエビデンスに基づき、音楽療法が脳卒中患者にもたらす驚きの効果を前向きな論調で解説します。

2025年5月17日

検査では“正常”でも… 二重課題であらわれる半側空間無視の正体

2025  5月  イタリア


脳卒中のあとに起きる認知の問題は人によってさまざまであり、脳の損傷部位と症状の重さが必ずしも一致しない。このギャップは、従来「脳の予備力(リザーブ)」がうまく働くことで、見かけ上は軽く済んでいると説明されてきた。

しかし、そのような説明だけではすべてのケースを理解するには不十分である。とくに、日常生活では問題が生じているにもかかわらず、標準的な検査では「異常なし」と判断される患者が少なくない。そこで本研究では、「見かけ上は問題がないが、実際には潜在的な障害がある」状態に着目した。

そこで、マルチタスク(二重課題)のように脳にとって負荷の大きい状況をつくり出すことで、普段は見えない認知障害、特に左右の空間への注意のかたより(=半側空間無視に類似した症状)があらわれるのではないかという仮説を立て、くわしくしらべてみたそうな。

2025年1月28日

歩行だけじゃ足りない!身体認識が鍵を握る脳卒中回復

2025  1月  イタリア


脳卒中後のリハビリでは、歩行やバランスの回復に重点が置かれることが多いが、「身体認識(Body Awareness: BA)」という重要な要素が見過ごされがちである。

BAとは、自分の体の位置や動き、バランスを感じる能力や、自分の体を自分のものとして認識する感覚を指す。これには感覚入力(触覚、視覚、内受容感覚)とそれらの統合、さらには認知的な側面も含まれる。

脳卒中によりこの能力が損なわれると、麻痺した部分を「自分のもの」と認識できなくなったり、体の動きを適切に制御できなくなったりする。その結果、日常生活や社会復帰に大きな影響を与える。

そこで、BAリハビリの現状とその課題について最新の研究レビューをこころみたそうな。

2025年1月6日

脳卒中リハビリ革命?幹細胞治療の現在地と未来の展望

2024  12月  アメリカ


脳卒中は世界中で成人の障害と死亡の主要な原因である。急性期(発症直後)の治療法として、血栓溶解療法(tPA: tissue Plasminogen Activator)や血栓回収療法(thrombectomy)が存在するが、これらの治療を受けられるのは一部の患者のみである。

そのため、脳卒中から回復を目指す患者にとって、新たな治療法の開発が急務である。

幹細胞治療は、脳の損傷を修復し、機能を回復させる可能性を持つ先端医療技術であり、近年、多くの臨床試験が実施されているので現状をくわしくしらべてみたそうな。

2024年8月30日

脳卒中リハビリの未来がここに!最新技術で回復が加速する理由とは?

2024  8月  中国


脳卒中後のリハビリテーションは、回復のために非常に重要なプロセスであり、様々な新しいアプローチが導入されている。

最新の研究では、リハビリ方法を個々のニーズに合わせることで、回復の効果を向上させる可能性があることが示唆されている。

技術の進歩により、リハビリテーションの選択肢は広がり、これらの新しいアプローチは、早期の回復と生活の質の向上に寄与する可能性がある。

そこで、脳卒中リハビリテーションの各側面に関する最新情報をまとめてみたそうな。

2024年7月26日

加齢を超える上肢機能への影響!脳卒中の二重課題干渉の真実

2024  7月  フランス


上肢の二重課題干渉に関する研究は、脳卒中患者のリハビリテーションにおいて重要な洞察を提供する。

二重課題干渉とは、同時に行われる運動課題と認知課題の両方に対するパフォーマンスの低下を指し、日常生活の多くの場面で発生する。

そこで、脳卒中患者の上肢運動中の二重課題干渉が加齢による影響を超えるかどうかをくわしくしらべてみたそうな。

2023年11月1日

デュアルタスク歩行より有酸素運動が効果的?

2023  10月  ポルトガル


脳卒中患者の認知機能の回復には、認知課題と歩行を同時におこなうデュアルタスク運動と同様に、有酸素運動が用いられていることが報告されている。

認知機能の回復において、有酸素運動とデュアルタスク歩行のどちらがよりおおきな改善をもたらすものか、くわしくしらべてみたそうな。

2023年3月9日

二重課題歩行の前頭前野 n-バックのときは

2023  2月  中国


脳卒中患者はマルチタスクが困難である。

歩行に認知課題を重ねるデュアルタスク(二重課題)歩行をさせると脳卒中患者の日常生活での歩行能力を推し量ることができる。

二重課題によっていずれかいっぽうの課題パフォーマンスが低下することがある。その背景としてCapacity理論、Bottleneck理論、Multiple resource理論などが提唱されている。

脳の前頭前野が二重課題の実行にかかわるとされ、おおくの研究がなされているので、二重課題内容と前頭前野についての研究の体系的レビューをこころみたそうな。

2022年11月15日

二重課題トレーニングの認知障害への効果

2022  10月  中国


脳卒中後の認知障害への運動と認知の二重課題トレーニングの有効性とそのメカニズムについての理解は充分でないので、ランダム化比較試験をやってみたそうな。

2021年2月17日

認知障害のある脳卒中患者のバランス能力

2021  1月  中国


脳卒中患者の60%は入院中に転倒を経験し、その73%は発症から6ヶ月以内に起きるという。

脳内の認知-運動ネットワークが動作の正確性に関与すると考えられるので、脳卒中患者の認知機能とバランス能力との関連をくわしくしらべてみたそうな。

2020年9月19日

nature.com:不安とデュアルタスク下での上肢機能

2020  9月  イラン


不安症は脳卒中患者の24%にみられるという。

また特定課題に認知課題を重ねるデュアルタスクは、注意リソースを要する運動能力の評価に用いられるが上肢機能についての調査はすくない。

そこで、慢性期脳卒中患者のリーチ把持動作(reach and grasp)におよぼす不安とデュアルタスクの影響をくわしくしらべてみたそうな。

2019年7月12日

二重課題エクサゲームで転倒予防訓練


Cognitive-motor exergaming for reducing fall risk in people with chronic stroke- A randomized controlled trial
2019  6月  アメリカ

脳卒中患者の40-70%は転倒を経験するという。脳卒中患者は認知と運動の二重課題下でいずれかもしくは両方のパフォーマンスが低下することがわかっていて、転倒のリスク要因と考えられる。

VRゲームをつかった運動訓練(エクサゲーム:exergaming)に認知課題を重ねることでバランス能力をより改善できるものか実験してみたそうな。



慢性期脳卒中で自立歩行のできる片麻痺患者24人を、

認知-エクサゲームグループと通常バランス訓練グループにわけて6週間の訓練をおこなった。

エクサゲームにはNinteno Wii fit を使用し、ゲームソフト Bub-ble Balance, Table Tilt, Tight-Rope Walking, SoccerHead, Basic Run, Basic Step について認知課題を与えながらプレイさせた。



次のようになった。

・床がいきなり動き出す状況での二重課題下では エクサゲームグループは運動能力および認知能力が改善し、通常訓練グループは、運動能力のみ改善した。

・自分の意思で重心移動をする状況での二重課題下ではエクサゲームグループでのみ運動能力の改善がみられた。
エクサゲームを使った認知-運動訓練はバランスと認知コントロールの改善に効果的かも、


といういおはなし。

図:脳卒中のエクサゲーミング


感想:

完全没入型VRで高層ビルの屋上の縁を歩かせれば(←動画リンク)バランス鍛えられるとおもうよ。
完全没入型バーチャルリアリティ上肢リハビリ

2019年5月26日

じつは治っていない空間無視を見つける方法


Increased Cognitive Load Reveals Unilateral Neglect and Altitudinal Extinction in Chronic Stroke
2019  5月  ベルギー

半側空間無視は脳卒中で右脳を損傷した患者の13-82%にみられる。かれらの60-90%は3-12ヶ月のうちに回復するという。

急性期では頭部と両目の向きが脳の損傷側へ偏っているので半側空間無視に気づきやすい。

つうじょう診断には紙と鉛筆をつかったテストが用いられるが その感度の低さとテストへの慣れが問題視されている。

そしてじゅうぶんに時間が経ち無視症状がなおったようにみえる患者でも、左右同時に視覚刺激をあたえたときに対側のターゲットを消失(extinction)することがよくある。

これら隠れた注意障害をあぶりだすために認知負荷のかかる二重課題下におく方法がいくつか報告されている。

そこで かつて半側空間無視があった2人の患者についてこれを確かめてみたそうな。




右脳の脳卒中で3年以上経ち、当初あった半側空間無視の症状が通常のテストではすでにみられない患者2人について、

視野の中心部に現れるターゲットの形状 および
視野周辺部(左右、上下)のターゲットを認識させるテストを、
個別または同時に(二重課題)おこなった。




次のようになった。

・患者#1について、二重課題時に左方の無視と上方の消失があきらかになった。

・患者#2は左右方向の無視症状は示さなかったが、二重課題時にターゲットを上下同時表示した際に 下方ターゲットを試行回数の半数以上で見落とした。

・このとき上下ターゲットを別個に表示した場合には 見落としはなかったことから、水平性消失(altitudinal extinction)と考えられた。

通常の検査ではもはや半側空間無視がみとめられない慢性期の脳卒中経験者にたいして、二重課題を与えることで空間的注意障害をあらたに確認することができた、


というおはなし。

図:水平性消失



感想:

刺激が1つずつ提示されているのに見落としてしまうことを無視(neglect)、2つ同時提示したときにいっぽうを見落としてしまうことを消失(extinction)という。

ようするに注意がいっぱいいっぱいなときには思わぬ見落としがおきる。左方にかぎらず。
同側への無視が起きる条件

刺激密度が高いときの半側空間無視

2018年12月20日

Stroke誌:デュアルタスクで転倒を防ぐ


Dual-Task Exercise Reduces Cognitive-Motor Interference in Walking and Falls After Stroke
2018  12月  香港

脳卒中経験者では運動と認知機能が同時要求される二重課題のパフォーマンスが低下することがわかっていて、転倒との関連も指摘されている。

つまり脳卒中経験者の転倒はバランス能力の問題ではなく二重課題下での注意リソースの配分に原因がある可能性がある。

二重課題訓練が歩行パフォーマンスを改善するとするこれまでの研究のおおくは運動機能に重点をおいたものがおおく、歩行バランス能力が向上したのか単に注意の優先度を変えたのか区別がつかないうえにサンプル数も少なかった。

そこで、二重課題訓練による歩行および認知機能の両方を評価して おおくの被験者でくらべてみたそうな。


軽中程度の運動麻痺のある慢性期の脳卒中経験者84人をつぎの3グループに分けた。

*単一課題訓練(通常の歩行リハビリ)
*二重課題訓練(注意配分しながらの歩行)
*比較グループ(上肢訓練)

これを1回60分x週3回x8週間おこない、

この前後および8週間後に

歩行課題テスト:前方歩行、タイムアップアンドゴー、障害物ありの前方歩行および

認知課題テスト:言語流暢性テスト、連続引き算 、

の各組み合わせをおこなった。

歩行時間短縮効果と、単位時間あたりの正答率を評価 比較した。
その後6ヶ月間の転倒回数や社会参加、QoLも調査した。


次のようになった。

・二重課題訓練グループでのみ歩行タイムの短縮があった。とくに前方歩行+流暢性テストで9.5%、前方歩行+連続引き算で9.6%、TUG+流暢性テストで16.8% 改善した。

・この改善効果は8週間後も続いていた。

・認知機能テストは二重課題訓練による正答率のあきらかな変化はなかった。

・二重課題訓練により転倒数が22.2%減少し、25.0%の転倒リスク低下につながった。

・社会参加やQoLに変化はなかった。

歩行中の注意配分をうながす訓練により、二重課題時の移動能力および転倒数が減少した、


というおはなし。

図:転倒の原因
転倒の原因


感想:

すでにこの事実に気づいていたので、外出時には常にスマホONにしてポケモンを狩りながら歩くようにしている。そのおかげで現在トレーナーレベル32 まできた。
[二重課題]の関連記事

2018年10月14日

考え事をしながら散歩する効果


A randomised controlled trial of a walking training with simultaneous cognitive demand (dual task) in chronic stroke
2018  10月  イギリス

脳卒中経験者が地域で安全かつ目的をもって生活するためには単に歩けるだけではなく、歩行中の視覚や聴覚からの複雑な状況変化を判断しながら移動できることが必要である。

しかし脳卒中経験者は運動と認知課題を並行して処理する「二重課題能力」が低下していることがわかっている。

二重課題処理能力を鍛えることで脳卒中経験者の身体活動量が増えたとする報告がわずかながらある。

これをたしかめるべく、10週間の二重課題訓練プログラムを実験してみたそうな。

2018年7月30日

手の周りには意識が集中している 脳卒中患者では?


Time-dependent decline of body-specific attention to the paretic limb in chronic stroke patients
2018  7月  日本

手のひらに近い位置ではつづく握り動作にそなえて注意力が高まっていて、この付近からの視覚刺激への反応が遠い位置からよりも速くなる現象が報告されている。

これをつかって脳卒中患者の麻痺側への注意力の低下を定量化できれば学習性不使用や空間無視の理解につながるかもしれないので実験してみたそうな。

ご意見 ご感想はこちら

名前

メール *

メッセージ *